日記

2015年11月08日(17:11)

メーカーに開発を促す。掃除しやすい熱交換換気を!!

住宅の断熱が進んでくると、換気によって捨てられる熱が無視できない量になります。
換気の目的は室内の空気をキレイに保つことですが、そのために「大量の熱も捨てているのは何とかならんか」ということで
捨てる熱を回収する仕組みがスウェーデンで開発されました。

回収した熱はどう使ってもいいのですが、仕組みが最も簡単なのが、回収した熱で給気を暖める
「熱交換換気」です。

いいことずくめに見える熱交換換気ですが、
汚れ防止のフィルターが目詰まりすると換気量が極端に減り、「掃除してください」のサインとして、窓の結露が現れます。
住まい手が掃除すれば問題ないのですが、掃除がめんどうだとなるとこの機械はなかなか困った問題を抱えてしまうことになるのです。

こういった熱交換換気の掃除のしやすさを真正面からとらえて、これをわかりやすくポイント化し評価することで、メーカーに製品開発のキッカケにしてもらおうという動きが進んでいます。

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写真はその報告書。まだ完成しておらず、編集中バージョンです。
この取材で先週金曜日、IBEC(アイベック、建築環境・省エネルギー機構)を訪れました。

ボクはツイードのジャケットを着て出張に出かけたのですが、木曜・金曜の東京は日が昇ると半袖でも歩ける陽気。
汗をかきながらJR四谷駅から麹町へ向かいました。

この内容については新聞記事にする予定です。

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2015年11月03日(16:35)

フルマラソンに初参加し、何とか完走してきました

11月3日(火)9時スタートのフルマラソン大会(作.AC真駒内マラソン@札幌)に参加してきました。
 
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市民ランナーの目標は、やはりフルマラソンの完走と自己ベスト更新だと思います。ボクはフルマラソンにあまり興味がなかったのですが、ここ3年ほどは晩秋のこの時期だけ、「いまならフルマラソンを走れる」と思っていたのも事実です。
 
せっかくだからエントリーしてみました。ハーフマラソン(21km)の先(42km)には何があるのか、体験してみたかったこともあります。
 
今日の感想をひと言で言えば、
「ただただつらかった」。
走り始めてすぐあまり調子が良くないことがわかりました。なので最初の10kmはどうやって40km走り抜くかを考えてつらかったし、20km以降はゴールまでの距離を計算し「あと何キロでもう走らなくていい」とか「1時間がんばればいい」とか自分に言い聞かせていました。
ただ、10kmから20kmのあいだは楽しく走ることができました。
 
タイムは4時間44分4秒。
タイムに不満はありません。走り込み不足を実感したので。
 
さて、つらいつらいと言いましたが、走り終えて車で帰宅する途中、とっても爽快だったのです。
いい汗をかいて満足なスポーツをしたあとの感じ。ボクの趣味の中では、山スキーで4時間以上かけて登り、楽しく滑ってきた感じです。
 
とはいえ、人はなぜフルマラソンを走るのか、1回走ってもまだわかりません。

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2015年10月14日(18:05)

雪が仕事や生活の大きな障害となっている

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今日は手づくり・無添加パン店の取材に行ってきました。
仕込みは朝3時30分から。9時にパンを並べるにはこの時間から仕込みが必要だそう。

パン屋さんの朝は早い。
その程度しか想像していなかったのですが、
冬になると家を出る前に除雪、店について除雪。仕込みをしてオープン前に除雪。
いつしかそういう生活に気持ちがまいってしまったそう。
もちろん、いまの店舗は2階が住宅で店舗前はロードヒーティング。断熱もしっかりしているので朝の温度低下もなく、すぐに仕込みに入れるそう。
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もう一つ驚いたのが、札幌市で有料老人ホームの要件に該当しているにもかかわらず、届け出義務を果たしていない「無届けホーム」の数が昨年10月現在で、全国市町村最多の169カ所に上ったという北海道新聞の記事。
本来の設備基準を満たさないため家賃が安く、低所得のお年寄りが入居を希望するほか、市内の特別養護老人ホームの待機者が多くいる事情も背景にあると新聞は伝えています。

生活保護を受ける人が多いとか、高齢者が札幌に集まるとか、事情はあるでしょうが、もう一つ大きな問題は、郊外のニュータウンなどに住んでいた高齢者が、伴侶の死去や病気、ケガ、その他のきっかけでこういったホームに流れるという北国特有の事情です。
「家が寒い」「除雪負担に耐えかねた」高齢者がんばろうとしても、子ども達がそれを許さない場合もありますね。

住宅改善が進む札幌、とボクは考えていましたが、違う問題を抱えていることがわかりました。
まだまだ、雪と寒さの問題は解決していない。

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2015年09月27日(17:12)

ニューシューズ・アシックスDSトレーナー20

今日は朝16kmほどジョギングしてから朝食をとり、それから自転車で会社に来ました。
シルバーウィークの余波や、明日・月曜日の準備などで、半日仕事をしました。
ちょうどお昼過ぎ、ものすごい雷と同時に目の前で稲妻が光りました。
バケツをひっくり返したような雨が10分ほど降り、その後は晴れるというとても不安定な天気。

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さて、今日は日曜なのでちょっとだけランニングシューズの話しを。
自分は今年、ランニングシューズを新調しました。
それまで履いていたアシックスのシューズに不満はなかったので、新モデルから履いてみたのですが、どうも感じがよくない。
それで迷ったのですが、ナイキに変更し、サイズも0.5cm小さくしました。(前回の購入時にも0.5cm小さくてよいと言われていた)

このシューズなかなかに楽しい(ホントに走ることが楽しくなるシューズです)のですが、どうもしっくりこない。何度か調整をしたのですが、先週23日、30km走をしたところ、20km過ぎからつま先が痛くてたまらなくなりました。
じつはこれまでも、親指の爪が少し変色し、傷みはあったのです。長距離を走り、疲れが出てきたところで下り坂を走ると、足の押さえがきかなくなり、ズルッ、ズルッとかかとからつま先側に滑るようになるのが原因だと思われます。

すごく迷ったのですが、けっきょく、いったん見送ったアシックスの新しいシューズを買いました。今のままではシューズをどう調整しても30km以上の距離はつらいからです。

その新しいシューズで今朝は走りました。
いろいろな味付けの違いがあるのですが、肝心のつま先側は大丈夫でした。

ナイキ・ペガサスNIKE AIR ZOOM PEGASUS 31
VS
アシックスDSトレーナーAsics Gel-DS Trainer 20

つま先の痛みさえなければナイキは楽しいのですが..。だから、ハーフマラソンまではいい感じだと思います。
※あくまでへなちょこランナーのインプレッションです。「そこ違うだろ」とかいう苦情は受け付けません(笑)。

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2015年09月26日(18:04)

家を持つなら早いほうがいい。

家を購入する年齢とそのときの家族構成よって、その大きさが変わる傾向があります。

30歳前後で結婚してすぐ建てる家。
子どもが生まれて建てる家。
子どもが小学生になってから建てる家。
子どもが中学高校になってから建てる家。

そのときそのときに必要な面積と、夫婦の経済力によって、家の広さが変わるわけです。
例えばアメリカは、スターターハウスと言って小さめの家を購入することからスタートし、のちに子育て用の広い家に移り住み、最後はリタイアメント用の小さな家に移るというのがわりと普通の暮らしぶりと言われます。

今のところ日本は一生に1度の買い物なので、最初に買った家で生涯を過ごすことになりそう。
そうすると、どの大きさの家が妥当なのか。

言い方を変えれば、子育て用の広い家か、夫婦2人プラスアルファ程度の家がいいのか、という話です。

40代が家を建てると、わりと広い家になる傾向があります。ところが最近は30代前半で家を持つので、家は小ぶりです。

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写真は今週前半に取材した家です。
子どもが3歳。2人目はまだ、というご夫婦。

ボクは、このくらいで家を建てるのもいいなと思いました。
カビくさい部屋で子育てするのではなく、健康で暖かい家で子育てすることができますし、わが家の体験上、小学校入学前の時期が、いちばんいい環境で過ごすべき時だと思うからです。

小学校から上になると、家ではあまり遊ばなくなります。幼稚園までが子どもが家と深く関わる時期であり、わが家では子ども達に聞いてもそのころの家がいちばん印象に残っているようです。

家を持つなら早いほうがいい。
それがこの日思ったことでした。

ちなみにボクの年代は、
まず中古のマンションを買え。それを頭金にして戸建てを買え。
と教えられました。
時代背景も違ってきたと思います。

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P.S.ブログのいまのタイトルバックは、最近のものです。
うちの子ども達はわりあい家で遊ぶ方だと思います。
屋根にすわって楽しかったらしいです。
 

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2015年09月19日(10:42)

大工は必要なのか?

シルバーウィークに突入しましたね。
当社にとりましては、今日からの5日間、ゴールデンウィーク並みの特別体制で新聞をつくることになり、いわゆる連休前シフトで週の前半はなかなか厳しいスケジュールでした。

「公務員のための連休じゃないの?」とぼやいた人もいます。
なかなかに微妙な連休でございます。

さて、今月に入って今日で19日が過ぎましたが、「大工」と「職人」について取材し、話を聞く機会が何度かありました。そして、自分の中で少し考えがまとまってきましたので、ちょっとだけ整理してみたいと思います。

(株)クラレが毎年行っている「新小学一年生が将来就きたい職業」男の子編は、1位スポーツ選手、2位警察官、そして6位に大工職人が入っています(2015年)。
一方、「親が将来就かせたい職業」は、1位公務員、2位スポーツ選手、そして7位に大工職人が入っています(2015年)。
大工はパイロットや建築家を上回り、親からも人気の職業なのです。
 
その夢は一体いつ消えるのでしょうか?
同じくクラレが6年後、すなわち小学校を卒業するときに行った調査があります。
1位スポーツ選手、2位研究者、そして上位10位から大工職人は消えてしまいました。
夢は小学生のうちに消える。
 
2015_0919kuraray.png
クラレホームページから転載
原本はこちら
http://www.kuraray.co.jp/enquete/occupation/2015_s6/boys.html
 
大工のコラムは少し続くかもしれません

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2015年09月12日(14:47)

台風で出張キャンセル、そして床下浸水

台風の影響で名古屋便が欠航になり、水・木・金の出張をキャンセルしました。残念だったけどおかげでたまっていた仕事がかなり終わり、少しだけよかったなと振り返っています。

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台風などで住宅が床下・床上浸水すると、工務店さんの仕事が増えます。いったん床下に入った水はポンプか人力かで排出しないと捨てられません。排水したあとも乾燥を早めるための大型扇風機とかが必要になり、やはり工務店さんの力が必要になるのです。

写真はわが家が床下浸水した2年半前の写真です。
ここは最も水につかった部分で5cmの水深になりました。
床下に置いてあったスリッパがプカプカ浮いています。
排水したあと、写真の扇風機で乾燥を促しました。

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2015年09月02日(20:14)

第60回記念展「新道展」を見る。

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雨の中、新北海道美術協会の第60回記念展「新道展」を見てきました。
ふだん、ほとんど美術から遠い生活を送っているため、こういった展示会を見るのははじめて。でも北海道にゆかりのある作家で、自分が好きな方はいるんですよ。ときどきは美術館も訪れます。

新北海道美術協会とは、全道規模の団体公募展の中で名高い3つのうちの1つだそうです。
詳しくはこちら。
http://blog.goo.ne.jp/h-art_2005/e/a31814fc806983a385a571078c589d90

出品は300を超え、そのなかで初の出展で入選したのが齊藤健太君です。

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齊藤 健太>今回の道展に入選した若き作家・けんちゃん。屋号はDECO。油絵が多い中、半紙に筆で絵を描きそれを障子に仕立てた作品です。
けんちゃんの作品は、あたたかくて、それでいてちょっとなまめかしい。作品をカメラに収めている人も多かったです。

けんちゃんは映像もつくりますがイラストが上手です。本紙では10月からけんちゃんの描くイラストを紙面に掲載していく予定です。

2015_08kita35_DSC_0107_R.JPG

けんちゃん以外の出展作もじっくり見てまいりました。
しばし仕事を忘れておりました。
自分の気に入った作品をカメラに収め、いろんな絵を見て満足です。

佳作とかの札がついているのがなぜ佳作かはさっぱりわかりませんでしたが、皆さんの情熱は伝わりました。

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2015年08月25日(20:42)

「ピンピンコロリ(PPK)」で有名な星旦二先生の講演会が8月29日(土)札幌で開かれます

2015_0829flyer.jpg8月17日のコラムで紹介した首都大学東京・星旦二名誉教授。
保健医療福祉の専門家である星先生は、健康に長生きするために何が重要かを楽しい語り口で解説してくれました。

その星先生の講演が8月29日(土)、札幌コンベンションセンターで開かれます。
「集合住宅の温熱環境改善と健康長寿の実現を考えるセミナー」というやや長いタイトルの講演会。
セミナー開始が14時、終了が16時30分で、チラシを見ると星先生は後半の登場かなと思いますが、当日の時間割変更の可能性もあるので、14時には会場に着いていたほうが良いと思います。

星先生の講演は、高齢者だけでなく、何らかの生活習慣病を抱えるボクたち中年にとってもとても勉強になる内容でした。

血圧の薬を飲んでいるボク的には、血圧のことがすごくためになったし、メタボといわれている人にとって、星先生の話はぜひ聞いておいたほうが良いと思います。

参加無料だそうです。
チラシデータはこちら。2015_0829flyer.pdf

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2015年08月23日(16:50)

無農薬・自然栽培農業に取り組む佐々木ファームを通したヒューマンドラマ

8月22日(土)、女房と受験生の娘を連れて「大地の花咲き」という映画を見に、札幌芸術の森アートホールに行ってきました。

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農家を継いだ夫婦が、4歳になったばかりの息子の突然死をきっかけに、いのちの大切さに気づき、野菜という命ある植物を育てている自分の仕事の意味を探す。
葛藤のすえにいのちに感謝しながら仲間や土地、としてすべてのいのちと共存する「自然農法」に取り組み、共感する仲間といっしょに家族、仲間、使命をはぐくんでいくヒューマンドキュメンタリーです。

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身近の人の死をきっかけに生き方が変わった、大病をしたら人が変わった。という話を聞くことがあります。人はそれほどに強いストレスの中でしか変われないという事実を、自分もよくわかります。
まして、それが自分の子の死だったら、その命の意味を問い返す、自分もきっとそうするだろうと思いました。

使命を見つけて、仲間とともに進む姿は、やはり力強いなと思いました。

ちなみに自然農法という農業のあり方をほとんどの方は知らないと思います。ただの無農薬栽培とも違い、雑草と共存しながら畑を作る方法です。

ボクはふだん、映画をほとんど見ません。ドラマも見ません。最後に見た映画は2年前のドキュメンタリーフィルムですね。
そんなボクですから、映画の評価はできませんが、

人が生きるということは、死ぬまで一生懸命走り続けることだな。
あきらめたらそこで終わり(スラムダンクの名せりふですね)だな。

みたいなことを改めて感じました。

娘は芸術の森に行く途中にあるジェラートが狙いだったらしく、帰りはおいしそうに食べていました。
ジェラート・札幌果林樹です。
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生きているから食べられる。
勉強しなくても、健康で生きていればすべて良し、かもしれません(笑)。

このあとの放映予定は9月12日(土)関東、9月21日(月)関西だそうです。

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PROFILE

編集長 白井 康永

家づくりを変えたいという野望を持ち、北海道住宅新聞、札幌良い住宅jp を中心に、少子化の激流のなかでわれわれが日本を導きます.時にひょうひょうと(笑).
北海道・札幌市生まれ54歳。血液型O型.新卒1年、専門学校に通う娘たち、高校を卒業した息子あり. 休日にやってること:のろまジョギングとテレマークスキー.

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