2016年03月06日(16:12)

あまりに恥ずかしい札幌の一部の居酒屋

sm_00242.jpg
冬を中心に、札幌には主に東北から住宅視察研修のツアーが訪れます。ボクもご案内役として同行することが多いのですが、訪れる居酒屋のサービスレベルがあまりに恥ずかしい、そして申し訳ないことが多いもので、
あえて実店舗名をあげて、経営者に反省と改善をお願いしたいと思います。

昼の視察が終わると、夜は懇親会になります。懇親会場はツアーを企画した本州の旅行代理店さんなどが札幌の店に予約を入れているはずです。そこにボクもおよばれして、いっしょに一献かたむけるのですが、店員さんのレベルがあまりにひどい。

A店
ここのお店の店員さんは、お客さまが「熱燗1本」とオーダーしたにもかかわらず「ちょっと待ってください」と強い口調で言葉をかぶせてきました。
どうして「かしこまりました。少々お待ちくださいませ」と言えないのでしょうか。
経営者は店員教育をしているのでしょうか。店長はこういう実態を把握しているのでしょうか。

B店。
古民家ふうのインテリアが雰囲気を盛り上げる小上がりでしたが、店員さんの1人が耳をつんざくような音を立ててふすまを閉めるのです。
そこは急ぐ必要がないはずです。同僚は注意しないのでしょうか。店長は把握できているのでしょうか。

また、去年のことですので店名はあげませんが、札幌中央卸売市場の場外市場のある食堂。
海鮮丼の酢飯が箸も刺さらないほど団子状に固まっているのです。厨房は当然酢飯の状態がわかっているはずです。団子状で良しとしているのは誰ですか? 参加者の中にはひとくち食べて店を出た方もいます。


こんなサービスレベル、日本国じゅう見回しても札幌だけではないでしょうか。
ボクらがふだん行く店でこんなひどい店はないです。一部の店のことですが、本当に恥ずかしいです。
経営者とマネージャーは、すぐに店員教育を実施してほしいし、働く側も、「自分はお客さまに喜んでいただいて、給料をもらっている」ということをいま1度肝に銘じていただきたい。

※当初は実名で書きましたが、削除しました。(3月7日)

カテゴリ:辛口 |

2016年02月19日(17:38)

「どっち?」「ぜっち!」というほど話題沸騰のZEH(ゼッチ)

今年は「ZEH」という言葉で年が明けました。
住宅内で使うエネルギーを削減した上で、その全量を自家発電でまかなう住宅=ネットゼロエネルギー住宅。略してゼッチZEHです。
 
2016_0219zeh.jpg
 
住宅内で使うエネルギーは何がどのくらいか。地域によって差があります。
札幌は全エネルギーのうち約6割が暖房、2割が給湯、残り2割が照明や家電、調理です。
そして、暖房が多い分、全国平均と比べると使うエネルギーが1.5倍以上になるので、がんばって省エネしてもたくさん自家発電しなければなりません。
 
意外と誤解されているのが冷房です。冷房は想像以上にエネルギーの使用量が少なく、全国平均では棒グラフの棒が見えないくらいしか使っていないのです。
暖房はマイナス温度から20℃以上まで30度くらい温度を上げるのに対して、冷房は35℃の日でも冷やす温度は10度以下。しかも住宅は間欠冷房なので、常時使うわけではない、ということのようです。
 
寒い地域ほどうんと省エネして、それでもたくさん自家発電しなければいけない。それがネットゼロエネルギー住宅です。
 
昨年末、経済産業省が2020年までにZEHを新築の5割以上にするとぶち上げました。しかも達成度合いをチェックするとも。
 
このことで、年明けから寒冷地北海道は大きな騒ぎになっているのです。
 
国土交通省の2020年度省エネ義務化なんて吹っ飛んでしまいましたね。省庁同士のつばぜり合いというか、どの業界の利益代表なのかというか、まあまあ・・・。

カテゴリ:辛口 |

2015年12月18日(17:19)

宅配新聞が軽減税率適用されるらしいけど、北海道住宅新聞はされない。

皆さんこんにちは。

消費税10%への値上げに向けて、軽減税率の話題がにぎやかになっています。
食品のほか、新聞も軽減税率適用とか。
軽減税率適用の条件が、宅配だとか、週に二回発行だとか北海道新聞に書かれていました。

当社は月3回発行です。

2015_1218shinbun.jpg
 
お客さまと商売のことを考えると、「われわれ定期発行の新聞も軽減税率適用を!」と訴えるべきでしょう。
でもね。なんか腹が立つんです。反抗心がムクムクと大きくなってくるのを抑えることができません。
 
そもそもなぜ新聞に軽減税率を適用しようという話が政府筋で出ているのか。
1.毎日の情報が必要だから?
2.国民みんな取っているから?
3.言論の自由は守られるべきだから?
4.それとも、陰に日向に政府のPRをしてくれる報酬?
 
4択です。
さぁどれでしょう!?

カテゴリ:辛口 |

2015年09月19日(10:42)

大工は必要なのか?

シルバーウィークに突入しましたね。
当社にとりましては、今日からの5日間、ゴールデンウィーク並みの特別体制で新聞をつくることになり、いわゆる連休前シフトで週の前半はなかなか厳しいスケジュールでした。

「公務員のための連休じゃないの?」とぼやいた人もいます。
なかなかに微妙な連休でございます。

さて、今月に入って今日で19日が過ぎましたが、「大工」と「職人」について取材し、話を聞く機会が何度かありました。そして、自分の中で少し考えがまとまってきましたので、ちょっとだけ整理してみたいと思います。

(株)クラレが毎年行っている「新小学一年生が将来就きたい職業」男の子編は、1位スポーツ選手、2位警察官、そして6位に大工職人が入っています(2015年)。
一方、「親が将来就かせたい職業」は、1位公務員、2位スポーツ選手、そして7位に大工職人が入っています(2015年)。
大工はパイロットや建築家を上回り、親からも人気の職業なのです。
 
その夢は一体いつ消えるのでしょうか?
同じくクラレが6年後、すなわち小学校を卒業するときに行った調査があります。
1位スポーツ選手、2位研究者、そして上位10位から大工職人は消えてしまいました。
夢は小学生のうちに消える。
 
2015_0919kuraray.png
クラレホームページから転載
原本はこちら
http://www.kuraray.co.jp/enquete/occupation/2015_s6/boys.html
 
大工のコラムは少し続くかもしれません

カテゴリ:辛口 |

2015年07月21日(16:41)

中古住宅の価値を引き上げることは本当に可能か?

空き家が増えている、若年人口が減っている、今後さらに家があまりそう、などの理由で、中古住宅をもっと売りやすいように、もっと買いやすいようにしよう、という動きが始まっています。
そのためには、まず中古住宅が安心して買えるか検査をしましょう。
耐震性は? 大切な部分に腐れや劣化はないかを調べて、「骨組みは大丈夫だけど、屋根がちょっと傷んでいるからなおしたほうが良いですね」みたいな検査結果を提出する。そうすれば、売り手も買い手も安心して中古住宅を売買できる。

この仕組み、とてもよくできていると思います。中古品を買うときに目ききによるチェックは必要だし、そうでなければ保証がほしいというのが買い手の気持ちですから。

今のところ普及はこれからですが、ボクはぜひ普及してほしいと思っています。


ただ、1つ引っかかることがあります。検査して性能面で問題がないことが確認されれば、不動産価値が高まる、すなわち高く売れるようになるという趣旨のPRが政府からも発信されているのです。

ボク、そうはならないと思います。
中古住宅の価値は、性能だけで決まるわけではないからです。
むしろ、この検査制度が始まり普及することで、性能が現行法に近いレベルにあることが当たり前になる。物件の価値はそこでは決まらず、立地やデザイン、基準を上回る性能などが決定要因になるはずですし、中古市場ではほしい人のニーズに合ってない物件は、たとえデザインがよく高性能でも売れないわけで、そういった市場原理までひっくり返すほどの「検査」があるはずがないと思うのです。
 
もっといえば、検査して性能がOKなら価値は上がる、というのはある種のバブル経済思想であって、"資産インフレを起こせば国民お財布のひもが少しゆるむはず"という下心があるのではないかと勘繰りたくなります。

中古物件の検査は、中古車でいえばディーラー車を買うようなもの。
「何かあったら当然うちがめんどう見ますから」という。
そのことで安心料が上乗せされることはあっても、価値が上がるわけではない。
そこんところはき違えないほうが良いと思うのです。

2015_0721-01.jpg


2015_0721-02.jpg
〈中古住宅市場活性化ラウンドテーブル 報告書から。価値が上がるために何をすべきなのか。そこが問題ですよね。クリックして拡大します〉

カテゴリ:辛口 |

2015年04月17日(09:44)

コンクリート造マンションの40年後

2015_0417famille.jpg

当社は分譲マンションの1室に入っています。
札幌オリンピックの直後に建った、その当時、ボクの家から半径2km圏内で、初めてエレベータが装備された建物でした。
1973年、今から42年前の建物です。

家1戸が60m2程度で小さいのですが、建物規模が大きいこともあって、330戸もある大きなコミュニティです。
これまではほぼ順調に、大規模修繕や配管更新なども進めてきたのですが、ここに来てちょっとたいへんらしいのです。


・ベランダを囲っているコンクリート塀の笠木部分・陸屋根のパラペットのコンクリートが崩壊を開始。落下するとたいへんな事故になりかねない。
・外部鋼製部材の腐食。例えば鉄の骨組みでつくった小屋根などが崩壊寸前になり撤去する。そうすると屋上から冬は薄氷が落下したり、これからはコンクリートの落下の危険も。
・建物周囲土壌の地盤沈下。札幌は広い面積の多くが泥炭地域で、大型の建物を建てると建物自体は沈下しないけど、地盤は沈下を続けており、長い年月の中で液状化現象に似た作用で外周基礎のまわりの地盤にぽっかり穴が開く。

いずれも修繕の必要があり、それが設備更新の数倍の費用がかかるようなのです。
330戸入っている当マンションでも、修繕費用が足りない事態になってきました。

大規模修繕のころまでは、「修繕計画に乗ってやっていけばマンションの維持はわりとしっかりできる」と安心していましたが、40年を超すとどうやらそんな甘いものではないようです。

 
札幌はいま、分譲マンションの販売数が少ない数で安定しており、もうあまり増えそうにありません。が、賃貸のコンクリート造マンションはどんどん増えています。

最初の計画がいちばん大切です。
しかし、いい計画を立てても、金額が高くなるのでやれないという現実もあります。
マンションオーナーさん、そしてマンションの購入を検討する皆さん、ここは考えどころです。
〈写真は不動産情報からいただいちゃいました〉

カテゴリ:辛口 |

2015年02月07日(16:05)

自己責任ではない

2015_0207datsui.jpg

気になることを書いてみたいと思います。
後藤健二さんという方を含む2名がイスラム国と呼ばれる組織に拉致され、この2人を人質として日本政府に身代金の要求がありました。
後藤健二さんはフリーのジャーナリストだったそうで、生前の仕事ぶりを私は存じません。
今回の一件がなければ名前を知る機会はなかったかもしれません。

そして今回、「後藤さんは自己責任だ」という言葉が聞かれました。その意味するところはこうだと思います。
『イスラム国が支配する地域に行くという判断は、自分の命にかかわる危険が迫っても、日本政府を含む公権力は何もする必要はない(あるいはちょっと何かしておけばいい)』

じつは、わが家の息子もテレビを見ながら「自己責任だ」と話すので、ボクは自分の考えを伝えました。

「イスラム国という犯罪組織が人質を取って日本政府をゆすった段階で、この問題は日本という国家の問題になっている。後藤さんらの命は日本をゆするための道具であり、個人の行動が自己責任だったか否かという問題ではなくなっている」のだと。

この問題は、ご存じのように2人が殺害される事態となりました。安倍首相は「これから日本人に指一本触れさせない」と述べたといいます。
とても勇ましい発言です。勇気がわきます。
これらの発言を知って、思い出した人物が1人います。9.11テロのあと、アフガン攻撃、さらにイラクに兵を進めたアメリカのブッシュ元大統領です。「ならず者国家」などの発言で知られる人です。

このことに関連するかどうかわかりませんが、ボクは昔から気になることがあります。
浴室事故で死亡する人の数は、交通事故死者数の数倍に上る。
浴室事故を引き起こす原因は、寒さによる血圧の急激な上下にあると、ほぼわかってきました。
これを「ほぼ」わかっていながら対策を打たない日本国は、国民の安全を守る意識に欠けているのではないかと。

最近、ようやく国が動こうとしています。が、まだまだ時間がかかるでしょう。そうしている間にもこの冬、浴室事故死が起きるのです。
--------

話は変わります。
今週はミニセミナーをしたあとに懇親会というセットが2回あり、何となく酒にやられた感じだったので、きのうの夜、健康づくりセンターで走ってきました。ここはランニングマシンのほかにラン&ウオーキングデッキがあります。

冬場のランで腰を痛めてから屋外を走るのが怖くなり、昨年12月からときどき通っています。
寒さで故障することはないので安心ですが、室内がボクにはチト暑い。特にランニングマシンは風をもらうことができないのでへばります。

がおかげで酒は抜け、いい汗かいて寝ることができました。今日はかなり好調!

カテゴリ:辛口 |

2015年01月22日(10:21)

残念ながら、日本の住宅は不動産価値がない現実

9日の編集長コラムに「なぜスウェーデンは高価な建材を使って家を建てられるのか」という疑問に対する答えは、じつは2008年に新聞で連載したスウェーデン在住の中越さんという方のコラムに書かれている、と書きました。
その後、中越さんにメールを送ったら、最近の様子を知らせてくださいました。

以下にそのまま引用してみます。

「なぜスウェーデンは高価な建材を使って家を建てられるのか」

さらに端的に申しますと、建材の価格は品質・性能に裏付けられていて、それによって住宅そのものの性能はもとより資産価値も高くなり、イニシャルコストは割高でも、それは将来への投資だという安心感があります。

利息の支払い能力さえあれば、多少住宅ローンを増やしてでも、住宅の品質・性能を確保するのが普通です。
万が一返済に無理が生ずれば、いつでも元値以上で売却でき、それを資本に手頃な住宅を購入できる訳ですから不安はありません。
中古住宅の流通についてはコラムでも触れました。 

もっとも、新築住宅に関して言えば、価格が高かろうが安かろうが、全て(の新築住宅が)現行の省エネ基準(Max. 55kW/m2/年)を満たしてるので、基本的な性能についての心配はないわけですが。

--引用ここまで--

2015_0122swe.jpg

断熱性能が高い低いは寒さの度合いにもよりますが、資産価値がある住宅か否かは、寒さとは関係なく、住宅に不動産価値があるかどうかという根本的な話になります。
日本は残念ながら住宅に不動産価値がないが、スウェーデンはある。
その違いが購入時のお金のかけ方の違いとなって現れると言ってもいいでしょう。
https://www.iesu.co.jp/column/2015/01/09153620.html
この記事も読んでみてください。

カテゴリ:辛口 |

2015年01月09日(15:36)

なぜスウェーデンは高価な建材を使って家を建てられるのか

久しぶりにコケました

風交じりの湿った雪が降り積もり、8日の夜と9日の朝の除雪でアゴを出した白井です。
除雪を終えてあわてて長靴から通勤のくつに履き替え、家を出て30m。ゴミステーションに缶・瓶を捨てて、手袋をはめようとした瞬間、左足かかとがするっと滑り、残念ながら右足は支えるポジションになりきれず、コケました。
左足を前に出し、右足を外に開いて折り曲げたストレッチの体勢で、雪面に右膝鵜内側を打ち付けました。
 
その後も何度もコケそうになり、ビビりまくり。
 
 
2015_0109sweden_oldhouse.jpgさて、話は変わります。
昨日、ある方と新聞連載の打ち合わせをしていて、その中ででてきたのが、「なぜスウェーデンは高価な建材を使って家を建てられるのか」という疑問。答えは、じつは2008年に新聞で連載したスウェーデン在住の中越さんという方のコラムに書かれています。
そのことを思い出し、当社のホームページを検索したら、連載がアップされておりました。
https://www.iesu.co.jp/shinbun/r_Sverige/
当社の公式サイトを検索すると、ときどき忘れていたコンテンツがでてまいります。
かなりいい内容だと思いますので、読んでみてください。
 
 
〈写真は、人口約5万人のまちの郊外に建つ木造住宅で、今から180年前の1835年の建築、延床面積180㎡。断熱性能や窓は現行基準に合わせてリフォームされている。購入者は1994年に築160年のこの家を2,800万円で購入し、2007年に5,100万円で売却。なお、土地の評価は1,000万円程度という〉

カテゴリ:辛口 |

2014年12月05日(17:45)

日本をおかしくしている法律のひとつが個人情報保護法だと思う

この法律が施行されてから、日本がおかしくなってきたと感じる人はボクだけでしょうか。
平成15年にできたこの法律は、個人情報を保護しますよ、という内容です。
個人情報とは、「生存する個人に関する情報であって、当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述等により特定の個人を識別することができるもの」と規定されています。

この法律ができて以降、「Pマーク」なる制度が出てきました。個人情報保護の体制を整備している事業者を認定する制度だそうです。インターネットでもけっこう目にします。
"当社はお客様の個人情報をみだりに流出させたりしませんよ"という意図が感じられます。

この法律が施行されて以降、「本人確認」とかがずいぶんめんどうになっています。
先週、全国健康保険協会 北海道支部から、「保健師等による無料:特定保健指導のご案内」というA4判の書類が送られてきました。
今年実施した健康診断において、生活習慣の改善が必要な方へ、保健師さんが来て指導してくれるのだそうです。
その訪問日時を仮設定したので、こちら(当社)の都合が大丈夫かどうか教えてくださいという文面なのですが、「なお」と記載してこんなことが書かれています。

なお、対象となる方につきましては、原則、訪問が決まりましたらお伝えしております。

対象が誰なのか伝えず、面談の日程を問い合わせるって、子どものつかいじゃあるまいし。

2014_1205hoken.jpg

会社が金を支出して健康診断をしていますから、その結果に対して会社は知る権利を持っています。健診結果が会社にも送られてくるのは、その現れです。
じゃなぜ、誰が生活習慣の改善が必要な「健康サポートの対象」なのかを会社に伝えないのでしょうか???

こういうおかしなことが、個人情報保護法の施行後にたくさん出てきています。
法律ができたことで萎縮し、過度に自己規制をかけてしまう結果、非常に不便な世の中になってきました。いまや、市民団体の会員名簿を会員内で公開することも自己規制したり、果ては学級名簿をつくらない学校(クラス)まであるのです。

一方で、国は国民の個人情報を知りたいだけ調べることができます。例の特定秘密保護法が施行されれば、ちょっと気に入らない民間人を徹底的に調べ上げることが法的に認められることになります。
個人情報は、国に対しては保護されない。

益は少ないのが個人情報保護法ではないかと、ボクは思います。

カテゴリ:辛口 |

2014年08月22日(20:32)

東北の地場工務店の苦労は、○○で解決できるはず

地域のお客さまにいい住宅を提供するには、断熱性能をしっかりする必要がある。そして、この点をしっかりやれば東北では差別化ができるのですが、しかしその一方で、コストダウンのためには多くの工務店さんが「工法を変えて対応」しておられます。
それはどういうことか。

断熱気密工法と使用建材の標準化がまだ完全にできておらず、例えば「A工法は簡単で断熱性能は良いけどB工法より高い」「B工法でも使う建材をグレードを下げれば性能は低下するけどさらに安くなる」という現実があります。

北海道と比べるとわかりやすいので、比較しながら説明してみます。
北海道でも、割高な工法と割安な工法があります。割安な工法とは、繊維系断熱材を使った新在来木造構法とツーバイフォーの充てん断熱工法です。
そして、この割安工法には、下の断熱グレードが存在しません。低密度ポリエチレンフィルム(防湿・気密シート)、不織布フィルム(透湿・防水シート)、プレカットグラスウール、樹脂サッシアルゴンペアは、北海道の標準工法用断熱・気密建材です。このなかに第3種換気と基礎断熱用押出スチレンフォームを含めてもいいかもしれません。
メーカーは、これらより低位のグレードの商品を在庫し、二重の在庫負担をするより、低位の商品の扱いをやめたほうがいいので、結果として標準品の出荷が増え、価格的にもこなれてきます。

2014_0822AISOME.png

一方、東北はこれらよりも下位の建材がまだ普通に出回っており、標準化が進んでいません。また、断熱はグラスウールがトップシェアでも、グラスウールの充てん断熱・気密工法が標準とは言えない状況に見えます。
下位の製品が一掃されないため、断熱に関心のない会社は最下位の断熱建材を使用します。そのため、依然として工法と建材の標準化が進まないのです。

コストダウンのために工法を変更する必要がある。そうすると、設計も現場も2つのやり方に慣れる必要があります。努力でカバーできる範囲だとは思いますが、しかし、その努力を作業分析などに向けることができたなら、標準工法からさらにコストダウンが可能になるかもしれません。
言いたいことは、慣れることはできるが、その手間や努力をほかに向ければさらに生産性を向上させられる、ということです。

これからは新築着工が激減します。この機会を先取りして、ビルダーと建材メーカーが手を携えて、まずは建材の標準化に乗り出してみてはどうかと思うのです。

それは、いい住宅を建てようとするビルダーさん、そして、地域の皆さんのためになるはずです。

カテゴリ:辛口 |

2014年08月12日(19:28)

「集団的自衛権」について整理してみた

2014_0812heli.jpg当社は明日からお盆休みに入ります。親の世代が高齢になり、今年は新盆の伯母もおります。
休み前ですので、少しだけお盆と最近の政治の話題に関係することを書いてみました。

政府が集団的自衛権の解釈変更を行ってから初めての原爆記念日を迎え、そしてまもなく69回目の終戦記念日がやってきます。

このところ安倍政権に「へいこら」ばかりしていたマスコミが、「集団的自衛権」の行使容認について、一部を残して「暴挙だ」と批判に回りました。対応に迫られた安倍首相は、説明の過程で「戦争をするためではない」などと言質を取られ、それでも批判がやまず、きっと悔しい気持ちでしょう。
しかしその安倍首相も大いに問題があるとボクは思います。そもそも「積極的平和主義」という造語に近い言葉を、国防というきわめて重要な政策を説明するために使うべきではありません。言葉とは相互理解のためのツールであり、例えば、発言者のAさんは「真っ赤」の意味で言っているのに、これを聞いたBさんは「あ、オレンジ色なんだ」と思い、いっしょに聞いていたCさんは「ムラサキ色かしら」と思うような意味がハッキリしない言葉が「積極的平和主義」です。

日本のマスコミの多数と、声を上げない多くの国民がなぜこれほどまでに憲法9条・戦争放棄に固執するのか。もちろん、二度と悲惨な戦争を起こしてはならない、という気持ちが強くきざまれているからだと思いますが、ボクは、第二次世界大戦時の「軍部の暴走」が、今度戦争をするとまた起きるのではないかと心配で不安でならないのではないかと思います。(少なくてもボクはその一人です)
日本はもともと公権力の強い国です。日本のトップである総理大臣と閣僚は国民から選ばれてはいますが、「飾り」に近いことを国民は知っています。もし「公権力」が戦争を起こそうとすれば、国民を欺き、「飾り」をうまくコントロールしながら、国を戦争に導くのではないかと想像してしまう。

ボクは、安倍首相がやろうとしていることは日本の国際貢献の中でも最低限の責任分担であろうと思いますが、国民の不安を取り去るためには、公権力を国民がコントロールできるかたちで行う仕組みを作るのが先だと思います。その流れの中でみると、今回、安倍政権が窮地に陥った原因をつくったのは、政府が国民に知らせたくない情報は事実上未来永劫公開しないことを法律にした「特定秘密保護法」だったと思います。
この法律ができたことで、「ああ、安倍さんはわたしたちに真実を伝えずに戦争に導こうとしているんだな」と多くの国民が思ったのではないでしょうか。

追い打ちをかけるように、広島、長崎平和祈念式でのコピペ朗読。民間人の戦没者慰霊に関心がない首相なんだと、国民には映っていますよ。

ボクの考えでは、安倍首相がやるべきことはハッキリしています。軍隊派遣の決定などきわめて重要な政策決定の情報を30年後にすべて公開する法律を作ること。すなわち、政治家の仕事を歴史研究家に評価してもらう仕組みを作ること。その上で、解釈変更ではなく、憲法改正ですね。

憲法にはこう書かれています。

第九条  日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
○2  前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。


憲法制定当時といまでは、国際情勢がずいぶん変わったことは間違いないのですから、この条文を改正すべきなのです。

それにしても、自衛権とか交戦権とか、難しいです。ちなみに、いつの世も、戦争は「自衛のため」に火ぶたを切るのです。
集団的自衛権は難しい問題ですが、シンプルに考えて、紛争をなくすための派兵(例えば国連平和維持軍)と、紛争解決のための出兵は違う、と整理してみてはどうでしょう。われわれはどっちの派兵・出兵を恐れているのか、終戦の日を前に考えてみてください。

最後までお読みくださり、ありがとうございます。

カテゴリ:辛口 |

2014年07月10日(18:25)

保険に加入していない会社

2014_0710.jpg6月末からの10日ほどで、書きかけのブログをたくさんつくってしまいました。なぜかどれも日の目を見ることなく、お蔵入りの気配です。

今日は、うちの副編集長が昨日取材の中で聞いた話を。
住宅の新築工事を請け負ったり、建売住宅を販売する会社は、引き渡し後の万が一の欠陥発見とその補修工事の費用面の裏付けとして、保険に入らなければならないことになっています。これは義務であり、車を購入したら自賠責保険に入らなければならないのと同じです。

とところが、その保険に入っていない会社があるのだそうです。
うーん。

ボクや社員がおつきあいさせていただいている会社は、ユーザーに真剣に向き合うと同時に、自分たちのプライドにかけて仕事をするタイプの方が多いのですが、住宅会社はさまざまなタイプがある、ということだね、と改めて社員みんなで確認しました。

誰だってミスはありますし、一所懸命やった仕事でも、お客さまから評価いただけない場合があります。そういうときは苦情になったりもしますが、保険に入らない会社は、会社の姿勢として本質的な違いがありますね。

・ルールを守る意識がない
・利益が圧迫されればルール違反も悪びれずにやってしまう
・これらルール違反行為は、注文者・購入者からほとんど見えない

良心にゆだねられるこのような場面では、良心がない人もいることに注意しなければならない。

残念ですが、いまだにそれが現状です。

カテゴリ:辛口 |

2014年06月18日(18:39)

それはクレームなのかクレーマーなのか

2014_0618kujo.jpg

住宅にトラブルがあったとき、つくり手・売り手側にミスがあったのか、それともに買い手・使い手側のわがままなのか、わかりにくいことがときどきあります。もちろん、買い手の立場では売り手が悪いことになるし、逆の立場でももちろん同じです。そもそも、何が悪くて、何がいいかというのは、時代によっても変わるし、国によっても違います。
 
例えば、飲酒運転に対する意識。2014年現在、飲んだら車を運転しないのがまっとうな社会人ですが、10数年前までは、ボクも含めて少しくらいならという気持ちがありました・・・。
人を殺すことの善悪はいつの時代も変わりませんが、飲酒運転そのものが罪かどうかは、時代によって変わってきたのです。まさに法律も変わりました。

住宅に限らず、サービスを提供する側と提供を受ける側は、同じ目的を目指しているようでまったく相反する立場でもあります。

例えば、天然木の床材にある「節」は、あってはならないものでしょうか?
最高級の床材を使うことを約束し、その費用を払うことを約束しているなら、日本では節はNGでしょう。
では、普通にボクらが手に入れられる家の価格帯で、床に節が多かったら、それは直すべきでしょうか?
「こんなに節が多いとは思わなかった」購入側がそう思ったとして、その主張はクレームとして受け入れられるのか、それともごねているだけのクレーマーなのか。

難しいですネ。
世の中の多くのいさかいは、けっこう難しいものだと思います。
ボクは裁判官でもなければ調停委員でもありませんが、こんなブログを書きたくなる出来事があった今日でした。

〈最近じゃ食品保冷庫が苦情になることもあるとか。「夏はタダの食器棚じゃないですかっ!!」って、そりゃそうだよ、自然エネルギーを使った仕組みだもん、夏は冷えません、あしからず!!〉

カテゴリ:辛口 |

2014年06月07日(16:13)

記事の書き出しができないので、八つ当たりしてみる

次号の新聞、6月15日号の記事書き出しができません。構想段階ではスムーズに行く予定だったのですが、いざパソコンに向かうと、何をつかみにしていいのか・・。
父の日にちなんだテーマは「事業承継」。取材も終わっています。1面もほぼ固まっています。が、本文が・・

というわけでブログに逃げ込んでみました。
日本って、いい面でもあり悪い面でもあるのが、横並び意識です。いい面では、東日本大震災後の日本をつつんだ一体感。しかし、悪い面は、その中で「それちがうんじゃね?」と言えない空気ができあがってしまうことです。
今日の札幌は、
当然「よさこいソーランまつり」に関心あるよね
ワールドカップサッカー楽しみだね
日本ハムにもがんばってほしいね
みたいな空気が上空を覆っていて、
「おれ、興味ない」人を排除しかねない空気になっています。

ボク、個人的には
よさこいには興味ありません。
野球にも興味ありません。
ボク、排除されそうな感じです(笑)。

ブンヤとしての情報収集はもちろん大切ですがね。

2014_0607_IMG_8290.jpg
〈この花は何という名前でしょうか? 6月の花です〉

カテゴリ:辛口 |

2014年02月24日(19:22)

オリンピック報道は、スポーツではなく「スポーツドラマ」仕立て・・

ソチオリンピックが終わりました。
気がつけば、あの大騒ぎはどこへやら。
 
今日のブログは毒々しいです。体調の悪い方は読まないでください。
 
doku.png
 
NHKも含めて、特に冬のオリンピック中継は「ドラマ仕立て」だ。
ふだんスポーツに興味のない、ウィンタースポーツにはもっと興味のない国民の皆さまに、スポーツより、スポーツドラマを見せて視聴率をとろうとしている。
 
・上村愛子選手のカービングターンが評価されない(悲劇のヒロイン仕立て)
・ジャンプ葛西紀明選手はアラフォートップアスリート(人物伝仕立て)
・フィギュア浅田真央選手は、徹底的にドラマ仕立て。
 
 
純粋に競技を見たいボクはげんなりしてくる。
マスコミから、それぞれの競技と、競技選手に対する敬意がまったく感じられない。
人気選手をつくりだすのはいい、ドラマ仕立ても多少は必要だ。でもマスコミは、人気選手をつくってコンテンツを増やすためだけ、ドラマに仕立てて視聴率を採ることだけしか考えていない。
ようにボクには感じられる。
 
日本では、冬季オリンピック中継は、報道ではなくエンタメですわ。
ただその背景には、テレビをエンタメに走らせる国民の好みもあると思う。
 
カービングターンを貫いてオリンピックに挑戦した人をたたえる、判官びいき。
スキーマニアだけでなく、一般国民も「ズラシ」より「カービング」が好きというヲタク志向(しこう)。
興味がなくても、話題の共有はしたい横並び意識。
そもそもウインタースポーツへの興味の低さ。

カテゴリ:辛口 |

2013年10月08日(18:21)

「浮かれている」と重いひと言

札幌圏で50棟近く新築住宅を建てている会社の社長さんが、電話口でおっしゃった言葉。
「うちも含めて中小企業はみんな浮かれている。でも、ジワジワと建材・木材の価格が上がっているんだよ。このままいったらたいへんなことになる。気がついたらユーザーが手に入らない価格帯の商品を自己満足で提供する事態になりかねない」

酸いも甘いもかみ分ける:人生経験を積み、人情に精通し、世の中の裏も表も知り尽くしていることのたとえ。 (故事ことわざ辞典より)

さすがだなと思いました。現状の問題点を鋭くついておられる。たまたま、来春からは住宅価格を1割引き下げる必要がある、という記事を書いていたもので、その意図することがよくわかりました。
「増税後をポジティブにとらえろ。しかし、価格は引き下げるべし」。

2013_1008ki.jpg

カテゴリ:辛口 |

2013年10月05日(14:34)

JR北海道の今後

新聞・テレビを騒がしている、
地元・北海道の鉄道会社・JR北海道について、ボクなりに触れてみたい。

ボクはJR北海道で通勤・通学をしたことがないのですが、新千歳空港の往復はほぼJRオンリーです。今年の冬は電車がよく遅れ、札幌に着いたら乗り継ぎ電車がもういなくなっていた、ということが何度もありました。
エアポートライナーをおりて、プラットホームで乗り継ぎについて車掌や駅員に尋ね、その横柄な応対に何度も不快な思いをしています。彼らはサービスを提供している意識がまるでないのです。

違反の放置や事故については、当然、あってはならないことですし、徹底して改善が必要だと思います。
この点については、改めていうまでもありません。

2013_1005railway.jpg

しかし、JR北海道という会社の今後を考えたときは、ある重大な問題に手をつけざるを得ないのではないかと思うのです。
赤字路線の整理です。

北海道旅客鉄道株式会社の平成25年3月決算公告を見ると、鉄道事業の営業収益(売上とは書かれてないが売上を指すらしい)が776億円、関連事業の営業収益が67億円。これらに対して営業費がそれぞれ次のようにかかっています。
鉄道事業は営業費が1112億円、結果、営業損失335億円。(国が損失補てんしている)
関連事業は営業費が40億円、結果営業利益が26億円。

JR北海道という株式会社が路線を維持することは、ハッキリムリなのです。
しかし、鉄道は地域の足でもある。維持したい。いや、バスならいい。そういう議論を真剣にやっていかない限り、この会社が線路を維持しきれない根本の原因解消にはつながらないと思うのですが、皆さんの考えはいかがですか。

ひとつには、鉄道事業を公益事業と割り切る。実質はいまでも公益法人みたいなもんですが、いちおう株式会社です。そのホンネと建て前の同居がウミを蓄積するのです。だから形式(建前)も公益法人に衣替えする(ある意味国鉄に戻る)。
そのうえで、やはりひどい赤字線は廃線する。

自分の会社に置き換えて考えれば、事業の9割を占めるダントツのメイン事業が、事業高の4割にも達する赤字を出している。しかし、会社はつぶれない。何のための会社か?
一方、事業の1割を占めるに過ぎない部門は粗利が約4割。しかし、この事業は立地など(エキチカ)で赤字部門に依存している面が強い。

社長はいったいどんな舵取りをすればいいの?

カテゴリ:辛口 |

2013年07月08日(18:28)

出張月、そして3年間の活動

2013_0708sendai.jpg
毎週出張が入った出張月が先週で終わりました。
前半の出張については記事にいたしましたが、後半の出張についてはこれから。
ためこまないうちに記事にしたいと思っています。
白井を引き立ててくださる多くのかたに、お世話になり、ご迷惑をおかけしながら楽しくも充実した1ヵ月が送れたことに、この場をお借りして改めてお礼申し上げます。

ありがとうございます。

この間の行程を網羅しているわけではありませんが、フェイスブックに写真を投稿していますので、よろしければご覧くださいませ。
http://www.facebook.com/yasuhisashirai

--------------
さて、今日は息子について触れてみたいと思います。

昨日7月7日(日)、3年間の部活動を締めくくる中体連が終わりました。
尊敬する先輩たちが1年前に引退し、息子が部長を引き受けることになりました。
この1年はバドミントンがもっとうまくなりたいと、学校外のサークルにも参加し、レベル向上を目指してきました。

ただ、いちばんたいへんだったのは、
同級生、下級生をまとめ上げることと、顧問の先生との対応だったでしょう。
どちらも思うようにうまくいかず、投げ出しそうになりながらがんばってきました。
自分なりの正義感が強いあまり、ちょっとズルをするヤツとか、
恐怖支配と命令しかできないスキル不足の人に対し、うまく対応できないのです。
それでもやり遂げたのは立派だったと思います。

2013_0708hiro.jpg
7月6日、7日は夫婦で中体連を応援に行きました。
初日は、しょっぱな、団体戦でこてんぱんにやられました。
しかし、その後の個人戦1回戦は気持ちを切り替え、いい試合運び。2回戦も勝って、はじめて2日目に残りました。
2日目の相手は新人戦の優勝者だそうで、第一セットはいい立ち上がりでしたが、
前日とは違い、要所でポイントを落としました。
結果、残念ながら敗退。

2日間見ていて感心したのは、息子の同級生たちは、それぞれの試合のとき、試合がない仲間がセットの合間にコーチングをしているようなのです。
彼らは3年間の部活で、助け合うことを学んだようでした。
息子の最後の試合は、ギャラリーの1,2年生からも声援が飛びました。女バドの部長の試合も同様でしたが、素晴らしい姿勢を後輩たちに残したと思います。もちろん息子の仲間の試合も素晴らしいものでした。

父としての小言は一つ。下級生に対し、声を出して声援すること、試合をしっかり見ることを教えるのも彼らの役割だったと。

カテゴリ:辛口 |

2012年05月20日(18:09)

家づくりを検討している方へ。「思い通りのプランは良くない」

ボクの知っている情報から家づくりの糸口を。


スウェーデンは、新築住宅を金利だけで手にできる融資制度になっているそうです(乱暴な表現ですが)。だまし商法のように聞こえるかもしれませんが、じつはとても合理的なのです。
まず、高額でも良質な建材を採用することができる。そして良質な建材が採用されれば、家の耐久性が高まり、家の維持費が低減されるので、中古で売り出したときの価値が上がる。なので融資する銀行も良質な建材を採用することをすすめる。その結果いい住宅が建つ、というよい循環になるわけです。
スウェーデンは新築住宅と中古住宅に価格の差がありません。中古でも手入れの行き届いた家は、新築と同じ価格がつけられて販売されています。
残念ながら日本は、今のところ多くの住宅が20年で価格ゼロ円、土地代だけになります。日本人に限らずどこの国の国民だって、価格がゼロになるなら調達コストが安い方がいいと考えるのは至極当然。スウェーデン人が特別に家にお金をかけているわけではありません。


バブル期(1990年)までは日本でもスウェーデンと同じく家の価格上昇が起きていました。それを引き起こしていたのは地価(土地価格)の上昇によるものでしたが。


こういった住宅の価値・価格の仕組みに気がついたら、住宅が20年後も評価される仕組みに沿って家を建てるというのも1つの方法です。そうすれば、日本でも価値・価格が維持できるとボクは思っています。

1.誰がみても美しい家と感じる家であること
2.機能と性能が充実していること
3.妥当な価格であること(ムダに高ければその分は評価されません)

以上がアメリカ基準、そしてこれからはもう1点追加すべきだと思います。
4.立地環境がよいこと。

人口減少が始まっています。20年後にあなたの希望している住宅地は過疎地になるおそれはありませんか。いま土地価格が安くでも20年後にみんなが出ていく地域では、もう住宅地としては価値がなくなります。交通アクセス、地形と自然環境、敷地の広さなどを検討する必要があります。


そうすると、消費者が住宅を建てるときに必要なこととは、
第1に、立地環境を選ぶこと(4番)
第2に、1から3番を満たす業者を選ぶこと。
この2点です。


ただし、将来の価格よりもわがままな家を建てたい、という希望も悪くはありません。注文住宅ですから何でもできるのです。
ただし、あなたのわがままは、とても高くつくかも。


081025-8men_S.jpg

カテゴリ:辛口 |

2011年12月15日(18:21)

すれっからし

20111215teitanso.jpg
昨日は、当別町で低炭素住宅開発の検証住宅見学会が開かれ、小生も取材で行ってまいりました。
タイトルの通り、この仕事も20数年になると「すれっからし」てきます。この日の内容は、外壁断熱システム、窓、暖房熱源と放熱器、太陽エネルギー利用の応用技術でして、少々厳しく申せば、おもしろいものばかりではありませんでした。


技術はさまざまありますが、商品化の方向は必然の道です。生産コストや流通、販売価格、何より商品の魅力が、販売を決めるからです。
良くても売れない技術は世の中にたくさんあります。売れない事情は、上記の通りです。
その中で、ときどき「目からうろこ」があります。たとえて言えば「iPad」「ウオークマン」のような商品開発です。
昨日は「目からうろこ」があったかと申せば、じつはあるのデス。実現できたらとてもおもしろい技術(商品)があるのデス。太陽熱で室内換気の給気を予熱する。これがうまくいくとおもしろい。

カテゴリ:辛口 |

2011年09月29日(17:06)

カレーラーメンは勘弁してください

記事アップがぴたり止まっておりました。
年に数回訪れる、どうしてもブログ更新に気持ちが行かない時期が、今年は9月下旬にやってきたようようです。
ネタはけっこうあったのですが・・・。


そんなわけで9月19日(月)に室蘭で食べたカレーラーメンを。
あらかじめお断りしますが、小生の食べログはまったくつまらない内容ですし、会社のみんなはカレーラーメンに○を出しています。


小生的には、1回食べればいいと思いました。
カレーと麺の相性は、うどんとソバのほうがいいです。何かやっつけ料理を食べさせられたようで、ちょっと残念な気持ちになりました。
室蘭方面の方、およびカレーラーメン好きのかたは気を悪くしないでくださいね。
室蘭焼き鳥はいい意味で裏切られたおいしさですから。あればうまいです。
カレーラーメンは勘弁してください。


110929ramen.jpg
写真加工は一切手抜きなし。蛍光灯かぶりを補正して、なるべくおいしそうな色を出してみました(発言と矛盾するか・・・)

カテゴリ:辛口 |

2011年09月19日(05:28)

朝5時のパソコンから

久しぶりにジャーナリストの端くれっぽい話を。


昨日の19時の某国営放送のニュースをご覧になった方はいらっしゃいますか?
福島県を中心にした東日本の米が安全であることをいろんな切り口から説明する内容でした。
収穫前の検査、収穫後の検査、暫定基準値を超えた割合(確か3%とか)、なぜほとんどの米が暫定基準値をクリアしたかの学者の見解。
これらの話を積み重ねて、「新米の安全性」を必死にPRしておりました。


ぼくは、今マスコミがやるべきことは、暫定基準値がクリアした米が、安全なのかどうかを各社がそれぞれ検証することだと思うのです。
少なくても昨日の国営放送は検証していませんでした。PRにとって都合のいい事実や意見を抜き出しているだけでした。


そのなかでも、個人的に戦慄が走ったのは、京都大だったかな、大学の先生の発言。
新米が(多くの国民の予想に反して)基準クリアした理由をこういう趣旨で説明していましたよ。

「福島などに多い粘土質の土壌だと、植物が土壌に堆積する放射性物質を吸い上げられない」

福島さんの米が売れなくなると、農家の生産意欲の減退につながると話す東京都内の米販売店の店長の話もインタビューされていました。


ま、国営放送がマスコミかどうかは判断の分かれるところですがね。
こういう報道が続くと、安心する人もいる一方で、ますます「自分の身は自分で守る」方向に舵を切る人たちが出てきて、結果として福島県産米が値を下げるのです。
それが福島のためなのかどうか、いま1度考えてほしい。

カテゴリ:辛口 |

2011年07月11日(17:31)

マスゴミの端くれとして

何となく今日まで書かなかったけど、あまりにひどいので書きます。
   *    *
当社はいわゆる業界紙でボクはその編集をやっています。「業界依存」のメディアと言われればそうです。「マスゴミ」の端くれでさえないかもしれません。


しかし、東日本大震災以降の日本の新聞・テレビ、いわゆるマスコミの報道内容はあまりにひどい・役割放棄状態ですよ。
70年前の大平洋戦争で繰り広げられたという「大本営発表&報道統制」と同じ。政府に都合の良い発表をただ垂れ流すだけ。最近では、イラク戦争スタート時のアメリカのマスコミのよう。


曰く「水蒸気爆発」「直ちに危険なレベルではない」
ボクら国民はそういうことを聞きたいんじゃなくて、いま何が起きているかを知りたいんですよね。
危険性評価は専門家にしかわかりませんよ、確かに。
でもその判断のもとになるリアルタイム情報がマスコミ様から入手できない。


きっとこういうことですよ。
お偉いさん:

メルトダウンしたことは、いずれ国民に知らせなければならない。でもいまはダメ。安全だ、危険性は高くないと発表しておこう。

政府が国民の知りたい(知るべき)情報を発表しないなら、なぜそれをマスコミは追求しないのか???


皆さんはT社の今後をどう見てますか。
株主総会時の株主に対する経営陣の対応について、マスコミはずいぶん批判的に取り上げていました。
でも、ホントはそんな話じゃなく、補償とか考えるとこの会社はもう存続できないというの話なのではないかと思うのです。
でも、それを政府が今言い出すとマズイからとりあえず責任論だけ言っておこう、という意図がお偉いさん側に隠れていたのではないか。
原発の状況発表と同じやり口ではないかと強く疑われます。
なのに、どのマスコミもその点を追求しないし、取材しない。


このまま放っておいたら、補償は国民が広く負担しつつ、あとは泣き寝入りじゃないですか。
被災者だって、早く新しい一歩を歩み始めるべきで、そのためにもじゅうぶんな情報が提供されるべきです。
情緒面から取材するのはワイドショーだけで十分。
ニュースや新聞は実際の部分を重視して取材してほしい。
言葉は悪いかもしれませんが「功利」「実利」という発想で取材しないと・・・。
「利」とは国民の利益ですよ。


ストレステストを言い出した菅首相の批判はけっこうですが、実利という視点で原発再開の条件について論陣をはったマスコミはあったのでしょうか?
政局だけ追っていてもダメです。
けっきょく、政府が用意した再開へのロードマップを順序よく追っていただけではないのかと批判したくなります。


白井 康永

カテゴリ:辛口 |

2011年06月03日(11:33)

「バカ」と「ズル」、そして「ワル」

もし、会社のトップ、組織のトップに迎えるとしたら、どれがいいでしょうか。
小生の気分はこんな。



  • バカ:友愛とか言い出して、悪い人じゃないんだけど、気がついたら会社がつぶれそう。これは避けたい。

  • ズル:いけないよね。トップがズルだと組織がガタガタになる。バカよりたち悪い。

  • ワル:当然すねに傷だらけ。部下であるわれわれがツライよ。最後は奴隷にされるかもしれないし・・・。でも、究極の三択なら、ワルしかないかな。

かんべえの不規則発言 6月1日
http://tameike.net/comments.htm#new

カテゴリ:辛口 |

2011年04月12日(09:53)

仮設住宅の断熱仕様

グラスウール10K 50mm厚(相当) だそうですね。


あくまでも"うわさ"ですが、
被災その他で断熱材の供給が逼迫(ひっぱく)し、「何でも良いから断熱する」という判断もあったようですが、スペックがとても低いところに決まってしまったため、断熱材をかき集める必要もなくなった?


政府の決定って最後の部分で日和るんだな。いつものことだけど。
途中までの理念と結論の落差を、納得しきれない人も多いようですよ。

カテゴリ:辛口 |

2011年01月28日(13:56)

雨もり相談

 完成した当初から雨もりし、かれこれ20年近くも直らない。この間、建築会社もずっと修繕をしているのだが、結果を出せないでいる。そもそも、今まで行ってきた修繕工事がすべて間違っていたのではないか、というのが相談者の判断で、第1に本当の専門家に見てもらい、対策を教えてほしい。第2に優れた防水材料があれば教えてほしい、ということだった。


相談者は、防水材料で家全体を包み、その外側に屋根と壁を取り付けるというやり方がもっとも確実ではないかと考えているそうだが、当然費用もかかる。


ボクは、こういった場面に登場する本当の専門家はごく少数しかいない現状を知っているので、ある方を紹介することしかできなかった。住宅や建築物のこの手の欠陥紛争では、裁判所で専門家を呼んで調査と評価をする場合があるが、その評価内容がひどかったりする。
例えば、住宅金融公庫(現・住宅金融支援機構)の仕様書に基づいて建てた家が、仕様書通りの施工が行われず、ツララが発生した例。
「すべてが仕様書通りではなくてもいい」的な発言をする専門家もいるそうだ。
↑いやいや、それは契約違反ですよ。建築の問題ではなく、法律問題です。
雨もりの例では、「9割方大丈夫だと思います」。
↑じゃ1割ダメだったときどうしたらいいの?


こういう場に登場する専門家の方って、決して悪人じゃないんです。むしろ紳士だったりいい人だったりします。
なので、人選か、あるいは裁判制度の仕組みが悪いかもしれません。


いずれにしても、欠陥住宅になって、裁判所に行けば納得する案を出してくれるとは限りません。残念ながら・・・。

カテゴリ:辛口 |

2010年08月26日(19:38)

自転車に乗っていて気になること

最近は仕事先にも自転車で出かけることがあります。

駐車場がない、または高すぎる
自転車で行ける距離である

場合です。


img56572795.jpg
お盆前にダブルループ錠という2mのワイヤー錠を購入したので、今までよりも安心して駐輪できるようになりました。
ダブルループとはワイヤーの両端が輪ゴム大の輪になっており、一方の端部をループに通して車体に巻き、さらに電柱と前輪、後輪を巻いて南京錠でロックするという技ができるのです。
〈こんな感じ〉


そんなで、ホテル、オフィスビル、公共施設、マンションと行ってみたのですが、


駐輪場がありません。


モン*レ・エーデルホフのビルでは、×印ステッカーを貼られました。
札幌駅北口のLプ*ザは、札幌市の施設であるにもかかわらず、来訪者用の駐輪場がありません。


非常に冷たい街ですね。(涙)
駐輪場をつくってください。お願いします。

カテゴリ:辛口 |

2010年06月24日(18:33)

官僚は大きな人格者になってほしい

100625_kobore.jpg
6月23日のイベントのこぼれ話です。
といいますか、自分の中でこぼれた話です。


道内企業が自虐的で弱音ばかりなのに対し、応対した環境省の官僚(局長さんだそうです)は真逆。
とにかく早口。それが威圧的に響いて・・・。質問を聞きながらときどき薄ら笑いを浮かべて。


ボクね、こう思います。

日本のトップに立つ人は、人格的にも高等(上級)であるべきです。
ボクらとは違う。
お代官さまレベルじゃないです。
指導者ですから、心技体、すべてにわたって高等である必要がある。
大きな人格者になってほしいと思います。

国民対話の最後の質問者がボクの思いを代弁してくれました。
「局長はいつも話を返してくる(質問者に反論し説き伏せにかかる)。
意見を受け取って(受けとめて)いただけてないのかなあ」
「わたしたちの不安を真摯(しんし)に受け取ってほしい」


札幌パークホテルからの帰り、上がっていた雨が途中から降り始め、マルヤマ クラスのあたりでは完全な本降りに。それでもチャリを止めて雨具を着ることなく、動物園へのゆるやかな上り坂を激こぎしました。
官僚さまがモチベーションになって、雨の中クランク(ペダル)を回しまくりました。


汗とストレスが雨とともに流れていくのを感じました。
高いモチベーションでいい運動ができたことに感謝です。

カテゴリ:辛口 |

2010年06月24日(17:55)

環境省チャレンジ25 日本縦断キャラバン に参加して吠える

6月23日(水)、札幌パークホテルで開かれた環境省のイベントに参加してきた。

◆エコビジネスマッチングセミナー
◆エコビジネスマッチングミーティング
◆地球温暖化対策に関する国民対話


という内容で、白井はセミナーの後半から参加した。セミナーでは金融機関が環境格付という仕組みによって格付けし、環境分野の取り組みに融資をしているという話が紹介された。地元・北海道銀行と日本政策投資銀行の2行。


100624_01.jpgミーティング
集まった人たちがひと通り自分の仕事と環境とのかかわりを説明し、お互いにマッチングをする機会だったが、残念ながら時間が短かった。1時間30分はほしかったなあ。


100624_02.jpg最後に国民対話。
環境省より、地球温暖化の影響、「地球温暖化対策に係る中長期ロードマップの提案」、キャップ・アンド・トレード方式による国内排出量取引制度の在り方を含めた今後の温暖化対策について説明。
そのあと質疑応答。


終了予定の19:30をオーバーしたが、盛り上がったわけではない。


このイベントに参加して、改めて強く感じたことがある。
が、その前に印象を。

道内企業はおしなべてみんな自虐的かつ弱音ばかり。「もうかってないから環境のために投資できない」とか、「環境貢献は本州企業ばかり。北海道の企業は感度が低い」とか。
環境省への意見は、「北海道は移動距離が長く寒冷でもあり、温暖化対策の負担が大きい」とか「経済が回復しておらず不安」とか「地域性を配慮してほしい」とか。


白井ももちろん同じ思いです。
しかし、こういう弱音ばかりでは国は配慮してくれないし、何よりバカにされ相手にされなくなる恐れがある。
しっかり理論武装し、国に交渉相手として認められるだけのロジックを展開する必要があると思う。
仮にわれわれのロジックが国に受け入れられなくても、バカにはされないだけの組み立てである必要がある。


小生はこう思う。
いまの日本の温暖化対策は、ナショナルメーカーにとって都合がいいように組み立てられている。それによって、北海道の先進的に取り組んでいる分野は無視されるか過小評価されている。
ナショナルメーカー(中央)がつくったロジックで自分たちを評価することは間違いだし、自虐的になることもない。ボクたちは間違いなく先進的な部分をもっており、自信を持ってそれを展開すべきだと思う。


例えば、車で言えばプリウスなどのハイブリッドカーは、市街地でこそ本来の省エネ性能を発揮できるが、北海道ではHONDA・フィットのほうがむしろいい。
それにもかかわらずハイブリッドカーの導入実績をもって環境貢献を語るのは間違い。


住宅では、第一に省エネルギー基準達成率は全国に誇れるし、今すぐ次世代基準を義務化していいほどなのに、ロードマップでは義務化は2020年だそうだ。この分野の後進性については、本州はなぜ反省しスピードアップしないのか。


ヒートポンプについても同様。高効率型の熱源機は寒冷地では効率が低下することは明らか。これは地域性を配慮してほしいという次元の問題ではなく、差別ではないか?


そういうロジックをわれわれが組み立てて、ガンガン主張しまくるという流れをつくるべき。
そんな妄想をしている。
今日はカゲキでした。

カテゴリ:辛口 |

2010年05月27日(13:20)

住宅新聞版 住宅分野の事業仕分け

5月25日号の北海道住宅新聞・1面に「住宅新聞版事業仕分け」という記事を書きました。
編集会議で
「おおっ、それおもしろいねー。俺書くわ」
ってことで白井が担当したのですが、骨子を考えてみたらけっこう難しい。おまけに書きだしたらちょっと長い記事になってしまい、1本載りませんでした。せっかくだから、ここで披露してみようかと・・・。
1面の掲載記事はホームページにじきにアップされます。


上手な使い方をしたい
〈補助金行政で住宅が第2の公共工事に〉
 長期優良住宅を推し進めるために住宅購入に対して補助金が投入され、エコポイント制度も始まった。補助金に対する消費者の感度は大きく二極化しているとも言われ、まったく執着しない消費者がいる一方で、「補助金受付が始まるまで請負契約しない」消費者もいる。また、補助金を活用すればするほど、住宅会社は事実上、資金回収が遅れる。
 給付コストがかかるうえに、建築時期や土地購入のタイミングによっては給付を受けられないケースもあるなど、機会が均等ではない。おまけにここに来て、補助金に振り回される住宅会社も現れてきて、このままではせっかくの補助金が消費者にも業界にも生かされない心配も出てきている。補助金の出し方を再度見直す必要があると思う。
給付は直接消費者へ。そうすれば機会の不平等は起きないし、住宅会社は右往左往しなくて済む。補助金とエコポイントという二重の助成金制度を1本化することで給付コストも圧縮できるはずだ。

カテゴリ:辛口 |

2010年03月21日(07:47)

そもそも2010年度の着工をどう見るのか?

建材メーカーが2010年4月からの販売予測と売上げ予算を作成する時期に来ている。
1月ころまでは悲観的な見方も多かったが、ここへ来て、上方修正する会社も出てきている。これは販売が上向いているからだろう。
というわけで、自画自賛になるが2月の北海道住宅新聞に掲載した予測記事が注目されている。
記事は昨年11月時点の予想を多少上方修正した。
https://www.iesu.co.jp/column/2010/02/01194619.html

こういう展開は予想屋冥利に尽きますね。
「バカ言ってんじゃねえ」と酷評されたのが、
時間とともに一変する。


上方修正した根拠は、エコポイントも少しだけあるのですが、ベースになるのは子ども手当です。
お金持ちであれ誰であれ住むための家はどうにかしなきゃならない。仮に借家でも中古を買うにしても。
住宅事情を改善したい気持ちが新築に向くかどうかは、最も金がかかる子育て期を乗り切れるかどうかにかかっていますし、乗り切れるなら、この時期が新築の最高の時期なのです。子どもが出て行ったら大きな家はいらないし、家族の交流はこの子育て期しかできないのですから。


いまの日本では、子育て世代の使えるお金が少なすぎる。
所得が少ないのではないと思います。学費や住宅費や食費や、要するに生きることにお金がかかりすぎるのです。
やばい。植松電機の専務と同じ発想になっている。いや、ボクは基本的に同じ考えを持っています。


それはともかく、最近申し上げるのは、「まず持家が建つかどうか、建たないとマズイという会社の立場を置いておいて、どんな住宅が必要で売れそうかを考えてみてください」ということです。
仮にそれが賃貸なら、そっちにシフトしなければならないわけで、そのくらい大きく見ないと、これだけ世の中が変化しているのですから、一筋縄ではいきません。


新聞もそういったことを編集の根っこに据えています。

カテゴリ:辛口 |

2009年08月26日(18:15)

報道、そしてマスコミのあり方 われわれも注意して・・・

◆再三にわたって、テレビ等で報道されています。

酒井法子容疑者が「**」と供述していることがわかった。

でもね、これってじつにおかしな話だと思いませんか。酒井容疑者の供述内容って、警察関係者以外にはわかるはずのないことなのです。それをテレビ局などのマスコミは、「わかった」と表現している。これは報道機関として、明らかに禁じ手の表現です。


◆ギリギリ正しいいい方はこうです。
警察関係者が語ったところによると、酒井法子容疑者は「**」と供述している。
べつにいいじゃないか、では済まされない問題があります。
「わかった」と表現することで、われわれは"酒井容疑者は犯罪を犯した"と刷り込まれていくのです。しかし、酒井容疑者が本当に供述したかどうかは確かめようがありません。その結果、容疑段階で社会的には犯罪者扱い(社会的制裁)になるのです。
なぜ正しく報道しないのでしょうか?


◆えん罪だったらどうしますか。えん罪があると、警察や検察、ときに裁判所を責めますが、実はマスコミも加担している可能性が大きい。マスコミは取り調べ段階で思いっきり犯罪者扱いしているのです。最近では足利事件(菅家さん)がえん罪だったことがほぼ確定しています。
もっとも、公権力を責め立てるのは、かつては犯罪者扱いしていたかもしれないマスコミなのですから、"なにをかいわんや"ですが。


◆われわれ見る側も、こういう情報操作に対してだまされてはいけません。そしてマスコミに対し、正しく報道することを要請したい。警察発表をそのまま流すなら、必ず警察発表(場合によってはリーク?)であることを明示するのが、マスコミとしての生命線だと小生は思います。

なお、今日のネット配信TBSニュースでは以下のような少々異なる表現をしていました。

夫の高相容疑者の携帯電話の番号が残っていたことが、警視庁への取材で新たにわかりました。

ニュースソースを明らかにするのはいいのですが、「わかりました」はどうでしょうかねえ。何がどうわかったのか、と問いたい。
ただ、以下の表現は正しいと思います。

酒井法子容疑者は、警視庁の調べに対しては「覚せい剤を抜くための逃走だった」と供述しているということで、警視庁はさらに追及しています。(26日11:27)


◆酒井容疑者に対する報道があまりに続くので、たまりかねて書きました。
ただ、今回の一連の薬物犯罪容疑事件で、いちどやっちゃうと離れられない現実があることなどを知りました。

カテゴリ:辛口 |

2009年08月22日(16:17)

鎌倉パッシブハウス取材記 04

◆第2回の取材記で

大切なのは何か。森さんは「暖房(冷房)燃費の事前表示、世界基準の性能、ローテクの重要性」と語っておられます。

と書きました。


  1. 1.暖房(冷房)燃費の事前表示

  2. 2.世界基準の性能

  3. 3.ローテクの重要性


特に2と3が、世界の先進国と比べてわが国が客観的に見て遅れている、それを知らないまるで鎖国状態に置かれているように思います。


090821_EnEV2002.gif


◆2の基準レベルですが、以前にも触れたことのあるドイツの現行基準(EnEV2002)は、日本でいえば東北程度の寒さのドイツに、北海道の現行省エネ基準程度を義務づけるものです。日本はなんの強制力もない基準という名の指針、ドイツは義務基準です。
聞くところによると、当初はドイツでも「厳しすぎる」という声が多く、リフォームの場合は緩和したという話もあるようです(未確認)。2002年以前の段階では、日本とEU諸国はそんなに離れていなかったのです。
◆ところがその後、EUだけでなく北アメリカも省エネ建築に大きく踏み込みます。この間、欧米は住宅景気がよかったのに対し日本はいまいちだったという経済環境の違いはもちろんあります。しかし、その違いをつくり出したのは、「環境ビジネスで産業を興す」という発想を持った国と持たなかった国の違いでもあると、小生は思っています。
失われた10年・・・。


書いているうちに、取材記ではなく小生の意見発表になってしまいましたね。
(つづく)

<<鎌倉パッシブハウス取材記 03
  鎌倉パッシブハウス取材記 05>>

カテゴリ:辛口 |

2009年08月21日(17:07)

洗濯機購入 番外編

◆洗濯機購入の記事を読んだ方からおもしろいご意見をちょうだいしました。ご本人の了解を得てここに掲載します。

洗濯機購入のブログ面白かったです。 奥様のドラム式にこだわらないのは大正解ではないでしょうか。


我が家は2年程前にドラム式にしたのです。が・・・
節水、とか言うのですがあんまり汚れ落ちないよーな・・・。
で、汚れを落とすために「温水モードで着け置きをお薦めします」とあるのですが、そうなると電気代がエコでもないよーな。

タオルとかゴワゴワめに仕上がります。
で、「ふんわりさせる為には乾燥モードをお薦めします」とあるのですが、そうなると普通に電気代がエコでもないよーな。


最近は改善されているかもしれませんが。


マンションの洗濯機置き場が微妙に狭くて、縦型にしてもおける機種が限られていたので、ドラム型になったのですが、
給水ホースの高さもぎりぎり。排水は真下排水、重たいドラム型洗濯機を簡単にどかせないので、配水管の高圧洗浄が受けられません。

◆主婦の白物家電に対するレビューはやはり厳しい。
それと、マンションにせよ戸建てにせよ、設計者が使い勝手の良しあしを把握せずに洗濯機置き場を設計しているようです。

カテゴリ:辛口 |

2009年08月06日(18:22)

酔うほどに大いに脱線してしまい・・・

長野編の脱線。

090806akakabu.jpg
<赤カブのジュース。食前に食欲を大いに高める>
◆本当に余談です。飲んだ勢いで3人の現役・元職の公務員に向かって、天下り問題、人事評価問題をぶち上げてしまいました。


090806saladbaar.jpg
<サラダバーには生産者のお名前。地産地消のお店>
◆前回のブログでも触れましたが、ボクは天下りが悪いとは思いません。公務員をしていたことで得られた技術や知識が民間に生かされれば、違ったかたちで社会に還元されるはずで、それは素晴らしいことです。天下りに問題があるのではなく、利権をつくっておいて、そこに天下るから利益誘導が発生する。すなわち利権をなくさなければ、この問題は絶対に解決しない。
利権とは何か。1つは各種規制です。わかりやすい例では、食品や姉歯事件のように消費者問題が起きると、それを人質にとって規制をたくさん作る。役人は規制に絡む仕事をみずからの手で増やした上でそこに天下るという仕組み。もう1つは各種役所発注の仕事。ガチンコならいいのですが、そうでないと利益誘導になりかねません。


090806menchi.jpg
<高級ブランド豚-幻豚のメンチカツ。デミグラスソースが本格的おあじ>
◆もう一つの人事評価システム。人事評価なんていつの時代も試行錯誤の連続ですよね。公務員組織の本当の問題は、評価の仕方ではなく、仕事ができるのに上に上がれないノンキャリアがいる一方で、仕事ができないのに上司になってしまう"キャリア"がいることです。仕事ができる人が上に立つべき。ただそれだけのことですが、役所とそれに近い組織はそうならない。だから人事評価で不満が出るのだと思います。
イギリスや古代ローマはちょっと違いますね。家柄は重要。だから貴族階級や騎士階級は教育を受けて人徳を身につけ、有事には死にものぐるいで戦い、そして戦死もします。彼らはまさにリーダーなのです。

090806tessin.jpg
<写真はすべてランチ(Natural Kitchen TESSHIN)。飲んだのは近くの萬房というお店。幻豚の焼き肉がうまかった>
一緒に飲んだ3人は、利権や老後のための昇進に関心がない方です。それはお話ししていればわかるし、そのくらいは見る目があるつもりです。それはそれとして、ボクは、ノンキャリアがトップに近いところまで昇進できるシステムがぜひ必要だと思います。"大佐"になるつもりで仕事をしてきたわけではなくても、大佐になったらできることもあるからです。

カテゴリ:辛口 |

2009年06月04日(19:14)

拝啓 札幌市長様 真意をうかがいたい

◆6月4日、今朝の北海道新聞・札幌面に市長のインタビュー記事が掲載されておりました。その中で大いに引っかかったコメントがあったので、ぜひ真意をうかがいたいと思います。


以下引用。
「官製談合の再発防止に向けて、OBの再就職を厳しく規制した。姑息(こそく)な利益を求めてOBを受け入れる企業側の動機はつぶすことができたと思う。・・・」


◆このコメントがただ単に道新の客観報道?の結果なのか、意図があるのかも大きな疑問ですが、そのことより小生が知りたいのは、この発言からうかがわれる市長のお考えです。「市役所職員は神聖・聖職、民間は利益を求める姑息(こそく)な集団」と読めます。
◆天下りによる弊害は、役所側だけの問題でないことはよくわかります。むしろ、退職後、そのスキルが生かされる職に就くことは社会のために有益なはずなのに、とも思います。◆ただ、民間はこの問題の本質がそういうきれいごとではない部分にあることを知っています。その本質とは、許認可権限を持つ役所がその地位を利用し、または新たに許認可事業を増やすことで天下り先を確保しようとしていることにあるのです。これは札幌市さんに限らず、むしろ官僚を筆頭とした我が国の制度の問題でもありますが、市長は民間出身だからこそ、問題の本質に切り込み、公益の観点から必要のない許認可を整理することができるのではないかと期待しておりました。(こちらの平成15年6月17日記事)


◆市長は2期目も「市民の目線」をかかげて当選されたはずですが、この発言は役所目線そのものです。


小生は市民税を払う一市民として、この発言の真意を問いたい。


北海道新聞の切り抜きを用意しましたが、著作権上まずそうなので載せません。

カテゴリ:辛口 |

2009年04月07日(20:04)

どこかずれている

◆燃費がいい車に対して減税したり、税を免除する制度が4月から始まって話題になっている。例えばプリウスは自動車重量税に加え取得税も免除になり、合計15万円から20万円安くなるそうだ。この話題で驚いていたら、今度は省エネ家電とエコカーへの買い換えで購入補助制度だそうだ。大盤振る舞いではないか。それでは住宅はどうなのか。燃費の良い住宅に対する減税や購入補助制度はないのだろうか。◆政府に2つの問題を指摘したい。1つは巨大なパワーを持つ自動車と電機産業への配慮はするが、住宅の購入促進策はなぜ行わないか、という点。もう1点は住宅政策は本来、底辺への購入補助と省エネ促進のための誘導策の2本立てであるべきなのに、なぜ富裕層に手厚い減税策などしか出てこないのかという点。◆人が生きている以上、住居費は必ずかかるものだ。それがマイホーム購入の支払いでも、家賃でも、どういう形であれ住むための費用はかかる。そして日本は戦後一貫してマイホーム取得促進政策を推し進めてきた。ところがここ数年、マイホームの夢が遠のいている。では賃貸で住み続けるか、中古のマンションでも買うか。戸建てに関しては居住水準がかなり上がったものの、賃貸は狭くカビなどで不衛生。中古のマンションも賃貸よりはいいがやはり狭い。早い話、日本は戸建て以外の住宅は、居住環境が低いのだ。◆そういう現状でわれわれはどんどんマイホームから遠のいてしまう政策を目の当たりにしている。家を建てれば家電も場合によっては車も買い換えるのに、車と家電の買い換え促進だけではすそ野が広がらない。家電や自動車については物知り顔で燃費やエコを語るのに、住宅の燃費への関心の低さはどうだ。まあ住宅ローン減税があるにはあるが、違うんだよなあ。国の住宅政策はずれている。

カテゴリ:辛口 |

2009年03月30日(18:11)

1月の暖房費7万円超え

◆前の記事のコメントに、長々とテキストを入れました。「気がつかない危険が身の回りにごろごろある。実は住宅も同じで、気がつかないと寒い家をつかまされるかもしれない。本当は住宅も食品も、消費者が気がつかなくても安全・安心な商品が提供されるべきだと思います。しかし現状がそうでないことを消費者は知らない。この問題はとても大きな問題だと思うのです。」この一例を紹介します。
◆多くの消費者は住宅性能はどこの会社も同じで、変わりはそんなにないと思っているようです。では、今年1月の暖房費が7万円を超える新築住宅があることをご存じでしょうか? 5万円超えはいまや珍しくないという声もあります。正直言ってひどい現状が一方であるのに、そんなことを知らずに消費者は家を買って(建てて)いたりする。建築業者も建てたもの勝ち、受注したもの勝ちの無責任さ。

カテゴリ:辛口 |

2009年02月06日(15:19)

道庁というお役所

◆今日は午前中、北海道庁・建築指導課に取材に行ってきました。北方型住宅ECO(国から200万円もらえる補助金事業)がらみ。「21年度もやりますよー」みたいなことを言っていたにもかかわらず、やめるとおっしゃる。新しく民間に動きが出てきたからだという。国の補助金をもらうために、2年目以降も道庁が中心となって動く必要があるとは思わない。それこそ民間の甘えであり、2年目以降は自立すればいいとも言える。ならば、「2年目以降はやめます」と宣言した上で、新しい受け皿を募集すればいいのではないかと思うが、今回の話はそうではない。「民間で動きがあり、相談を受けている。もしそちらが動くならどうは2年目以降はやめます」とおっしゃる。がその民間団体は、「道からの要請を受け」というとても重い意味の一文を入れて発起人会への参加を住宅会社に文書で促した。◆小生はこういうやり方がどうしても好きになれない。だから道に取材に行った。取材を受けている担当の主幹は歯切れが悪い。揚げ句の果てに「何か責められているようですねえ」とおっしゃる。小生は「そうですねえ、苦しいそうですねえ、どうしてですか」とたずねた。◆道は「要請」していないという。じゃあ「道からの要請を受け」という参加依頼文書はいいのですか? ダメならどうするんですか。放置しておくのですか、それとも何かするのですか?-とたずねました。道が推進する「北方型住宅」という枠組みを使う以上、一定の指導は行う。担当主幹は明言しました。◆こういう裏取引があるのではないか、出来レースではないかと疑わせる出来事が、道庁と民間との間でときどきある。当社はそのたびに取材に行く。当社が行政のチェック機能を失ったら、もう誰もチェックしなくなる。そう思っているのだが、今どき時代遅れだろうか? 少なくとも自分と当社の生き方として、使命は果たしたいと思っている。

カテゴリ:辛口 |

PROFILE

編集長 白井 康永

家づくりを変えたいという野望を持ち、北海道住宅新聞、札幌良い住宅jp を中心に、少子化の激流のなかでわれわれが日本を導きます.時にひょうひょうと(笑).
北海道・札幌市生まれ53歳。血液型O型.大学4年、専門学校に通う娘たち、高校3年の息子あり. 休日にやってること:のろまジョギングとテレマークスキー.

最新記事

カテゴリ

月別アーカイブ

リンク

このページの先頭へ

運営サイト

株式会社北海道住宅新聞社
〒001-0029 札幌市北区北29条西4丁目2-1-201
tel.011-736-9811 fax.011-717-1770

当サイトで使用している写真およびテキストの無断転載を禁止します。

Copyright (c) 北海道住宅新聞社. All Rights Reserved.