一般

2018年12月29日(11:59)

1年間のお礼を込めて

北海道住宅新聞は、今年も無事に年末を迎えることができました。
思いを同じくする社内外の仲間、ご支援・ご指導くださるお取引先さま、メディアを通じて当社との関係を作ってくださった皆さま、まだ見ぬ新しい顧客の皆さま、そして家族に、心よりお礼申し上げます。
ありがとうございます。

2018年の業務は12月29日(土)に終了し、
新年は1月9日から通常業務となります。

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来年は仕事の整理をしつつ、みんなが働きやすい環境を整え、社会に貢献できる会社であり続けたいと思います。
皆さま、よいお年をお迎えください。

Have a Happy New Year!

白井康永

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2017年08月14日(18:23)

ロコソラーレ北見優勝 どうぎんカーリングクラシック2017 代表戦へ弾み

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半年ぶりにカーリングについて書いてみます。
※カーリングとは、氷の上で行う「おはじき」です。1チーム4人が20kgの石を滑らせて、40m先の縁の真ん中に近い石を持っているチームが得点を挙げるというとてもシンプルなルール。

今年の2月に、アジア大会に行こう的なブログを書きました。こちら。
https://www.iesu.co.jp/column/2017/02/10090057.html

ところが、もたもたしているうちにチケットが売り切れ、偉そうなことを書いたくせに観戦できませんでした。
日本代表のロコソラーレ北見(LS北見)は全力でがんばりましたが、シーズンを象徴するようないまいちの成績で、中国・韓国に次ぐ3位。

苦しい16-17シーズンの最後に再リセット

とにかく苦しいシーズンが終わりました。
そして、シーズン最後ではありますが、最後の海外遠征は新布陣で臨んだようです。
そう、世界選手権で銀メダルを取った布陣に戻したのです。
マリリン(本橋麻里選手)は再び控えに戻り、鈴木夕湖選手が戻ってセカンドに。吉田知那美選手はサード・ヴァイススキップ(副司令塔)に就きました。

2月のブログの通り、ボクはこの布陣を待っていました。
マリリンは本当にスゴイ決断をした。
マリリンが結果を出せなかったわけでは必ずしもないのです。ただ、やっぱり世界戦の布陣がベストなのです。
本橋麻里さんを尊敬します。


そして、マリリンの子どもたち(アイスに乗る4人)はシーズン最後にもう一度リセットして、新シーズンを迎えることになったのです。

アドヴィックスカップは準優勝

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シーズン最初のアドヴィックスカップは7月に北見市常呂町のアドヴィックスカーリングホールで開かれ、ロコは準優勝しました。
このカップ戦は男子も女子も関係なく試合をして優勝者を決めます。今回は4REALという男子チームが優勝、ロコは決勝で負けましたが、なかなか良い試合だったようだし、何より女性チームには無敗で勝ち上がりました。
北海道新聞によると目の肥えた地元の皆さんが「強く明るいロコが戻って来た」と評したようです。
見に行きたかったけどちょっとね。いちおう仕事あるし(笑)。
ちなみに、過去に男子チームを破って北海道銀行フォルティウスが優勝したことがあります。他の競技ほど男女差がないから、こういったカップ戦を実現するのでしょう。


カーリング初観戦!@道銀カーリングスタジアム

そして8月4日(金)。ついに(ようやく)カーリングの観戦に行ってきました。
9月に開かれるオリンピック日本代表決定戦の前哨戦と騒がれている
ロコソラーレ北見(LS北見) vs 中部電力

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どういうことかというと、2016年の世界選手権準優勝で、日本のオリンピック枠は確定しました。あとは来年の平昌オリンピックにどのチームが出るかを決める試合を9月に行うことになったのです。
対戦するのは、2016年の女王・ロコソラーレ北見と、2017年の女王・中部電力です。
ロコの司令塔・スキップ藤澤五月選手にとっては、古巣との対戦となります。
前日、藤澤選手は前哨戦について聞かれ「いやぁ、仕組まれましたね」と笑っていました。
このメンタルが藤澤選手。優等生のコメントなんてしなくていいから、自分らしく、ノビノビとカーリングしてください。
※運営側が話題づくりを仕組んだのは間違いありません。金曜夜の試合に持って来てyoutubeのlive放送も入れたのですから。そりゃみんな楽しみだし、観客集まるし!

さて、話を戻しましょう。
試合開始は19時30分。会場へは少し早く19時過ぎに到着。
500円の入場券を買おうと並んでいたら、2階から降りてきた中部電力のメンバーがいきなり目の前を通過。選手と観客の距離の近さに驚きました。

チケットを購入して上履きを忘れたことに気がつきました。今さらどうしようもないけど、リンク内はきっと寒いだろう。リンクに入ることはできるのだろうか不安・・。

2階に上がると、まだリラックスしたムード。ときどき選手が通ります。これから試合がある女子選手はみんな厳しい表情をしています。
ロコのメンバーでは鈴木夕湖選手が2階のホールに現れました。本当に小さい。鍛えた体はウエアの上からもわかりますが、身長はお子ちゃま並み。145cmというから、一般人に交じっても小さい。北海道銀行フォルティウスの船山選手も小さかった。

試合開始が遅れるとの放送。
2階ホールには女子選手以外にもいろんな人が現れます。日本代表コーチのカナダ人・JDリンドは、風体がそこらのあんちゃん。試合が終わったSC軽井沢の選手や4REALの選手もいます。まりりんも登場。テレビ画面よりもキレイな人でした。

そんなで19時50分から試合が始まります。5シートのうち1シートはテレビカメラが入り、その隣のシートがyoutubeで放送されるロコと中部電力の試合です。それ以外の3シートも試合が始まりました。

ボクはけっきょくガラスを隔てたホールから観戦を開始することにしました。ダウンジャケットの用意もないので、リンク内に長くいられないだろうと思ったから。

LS北見、ピンチのあとのビッグエンドで中部電力を下す


LS北見の後攻で始まった第一エンドは、いきなりピンチとなります。最も円の中心に近い石(ナンバーワン)は赤のロコが持っているようですが、そのまわりを黄色の中部電力が取り囲みつつあり、ちょっとマズイ感じ。
誰のときだったか、吉田知那美選手かな、藤澤五月選手と知那美選手が話をしてまとまらず、吉田夕梨花選手と鈴木選手のフロント2人を呼んで合議。そして守備的戦術にいきました。中部電力の石を好きに置かせないようにガードをおいたのです。

結果的にこの判断は正解でした。そしてガードストーンも正確に配置できました。
これによって、中部電力も攻め手が少なくなり、ロコにとっては1点取らさせる形ですが不安定だった1エンドをスチールされることなくしのぐことができました。

ここまでは「最初から緊張するタフな展開になりそう」と思いました。
ところが第2エンドに大きく動きます。
ロコは円の中・ハウス内に石をどんどん放り込みます。中部電力は途中まで自チームの戦略で試合を進めましたが配置が悪くなり、ロコの石を出しにきました。ところがうまく出ない。一方のロコはどんどんおいてくる。結果、ハウス内に赤の石だけ5コという事態。
中部電力の最後のドローショット。置き場所は難しかったが、攻めてナンバーワンを取りにいった松村千秋選手の石はスルー。結果5点のスチールとなりました。

カーリングの恐ろしさをまざまざと見せつけられました。
ちょっとした歯車の違いから、とてつもない危機が訪れ、そのプレッシャーに負けると5点を失う。5点失った段階でゲームオーバーですよね。

ところが、3エンドも2エンドの再現となったのです。ロコの石はたまり、中部電力は石を出すことができない。結果、4点スチール。
3エンドで10-0
試合としてはここで終わりました。


エグい藤沢五月に戻った

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ロコソラーレ北見のメンバーは、なんと表現したらいいのかわかんないけど、"試合に飢えている、カーリングに飢えている"ような感じでした。今季はカーリングが最高に楽しいのではないかな。
そして、しのぎきった1エンド、攻め達磨の2,3エンド、スキップの藤澤選手はエグかったです。アイスの状態がお互い把握できない中で、いやロコは中部電力より2エンドほど早くアイスをつかんだと思いますが、早い段階から攻め続け、3エンドの最後は中部電力が崩壊した感じでした。
これこそ、世界選手権でスコットランドとカナダを連続コンシードに追い込んだロコソラーレ北見の力だと思いました。
ドSな感じの試合展開と明るい笑顔が藤澤ロコソラーレの特徴。


ただし、中部電力は4エンドに何とか立て直しました。折れずにがんばる姿に「さすがだな」と思ったし、そもそも実力差は点数ほど開いているわけではないでしょう。
2月の日本選手権でもよかった中部電力リードの石郷岡選手はこの日もよかったし、4エンド以降はスキップの松村選手もいいショットが出ました。

セカンド鈴木夕湖、サード・バイススキップ吉田知那美の良さ

ラジオ解説が褒めていたのはセカンドの鈴木夕湖選手。投げ手が石を離した次の瞬間にその石がどこに止まるかを判断して(ウエイト判断といいます)スキップ・藤澤選手に伝える。その情報を元にスキップの指示で氷をはく。彼女の正確なウエイトジャッジとスイープで、石が予定通りのところに配置できる。それは日本選手権でセカンドを務めた知那美選手よりかなり優れているように自分にも見えました。

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知那美選手の良さは、奇跡の組み合わせであるスキップ藤澤選手の良さを引き出し試合を安定させること。この日も二人が寄り添って話し、ふざける姿が見られました。20年がかりで最高のパートナーと巡り会ったのだから、これからも、お互いにお互いを大切にしてほしいと思います。
 
ボクはカーリング競技をやったことはありませんが、ロコのみんなは心の内が行動になって現れるので、そのときそのときの気持ちがけっこうわかってしまいます。
典型が、今年2月の日本選手権決勝。難しい場面で当時サード・バイススキップのマリリンと合議し、そのあと藤澤選手はなぜか知那美選手を呼びました。それは、まるで知那美選手に承認を得るかのような行動でした。藤澤選手の横には知那美選手がいる必要があるのだ。そう確信させた場面でした。


吉田夕梨花選手は、昨シーズン序盤の不安定さが全くなく、思うように石を動かし配置していました。ちょっとミスがあっても2回続けない。みんな引きずらずに試合に臨んでいました。

藤澤選手にとってはキツイ場面が少ない試合でした。そのなかでドローはまあまあ決まっていた。スチールされた5エンド最終投の場面でも、石の位置はちょっとの差だったし、何より作戦面はうまくはまっていました。

まりりんは、選手としてこのチームに入るすき間はもうないと思う。あなたが再度リザーブへ下がったことを、4人は強く心に刻んでいるはず。このスゴイチームの創業オーナーで経営者だから、トレーニングを続けながら彼女たちと常呂町の栄冠を目指してマネジメントにほぼ全力を投じてほしいと思います。

栄光を目指し、すべてのチームががんばっています。そのなかで突出するには、チームCONCEPTが重要だと思います。CONCEPTが栄冠に最も近いチームが勝つ。まりりんのチームは最も近いところにいる1つだと思います。


ロコソラーレ北見、優勝の瞬間を現地で! 大会最終日
  

 
8月6日(日)カーリング場へ行ってしまいました。仕事で最初から見ることはできず、2エンド途中から観戦。
相手は、去年のカナダツアー決勝で負けた韓国のジュニアチーム。

どちらのチームもミスがあり、思ったように石を配置できない中、常に先手をとり続けたLS北見。
印象的だったのは、攻めるときに攻め、受けに回ったときにはリスクを早めに処理してダメージを減らす成熟した戦いぶりでした。
アイスが読めないのでミスショットが出る。そのなかで主導権を手放すことなく、寄り切った感じの勝利でした。

決勝シートの両隣はあいており、残り2レーンで3位決定戦と5位決定戦が開かれていましたが、どちらもコンシードで試合が終わったため、終盤はロコの試合だけが行われる状態。
そんななか、7エンド8エンドにヤマ場がきて、ヤングKimチームはロコの寄りとプレッシャーに負けた感じだった。

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この日のMVPは、ボク的には吉田知那美バイススキップ・サードかなと思いました。
受けに回った場面で守備的戦術を進言しているのは、どうやら知那美選手らしい。バランスをとるのが上手なのかな。やはり同学年元ライバルの気安さなのでしょう。遠慮がないのです。
「たられば」はないけれど、もしリスクが生まれた場面でハイリスクなショットを選んでいたら優勝はなかったかもしれない。
また、10エンドだったかタイムアウトを取った場面で(動画の2時間13分53秒あたりから)、チームが選んだダブルテイクアウト(相手の石を2つ出すショット)を決めたショットが、ヤングKimを追い込みました。

この笑顔が、この日の知那美選手の働きぶりを表している。本人も満足だったと思います。
左からスキップ藤澤、吉田知那美、鈴木、吉田夕梨花、本橋麻里の各選手
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藤澤五月選手は、囲み取材で厳しいコメントをしたようです。ミスが多かったことを反省したのですが、この日の試合運びは堂々たるものでした。いい日ばかりではないから、こういう勝ちが大切だと思います。

それにしても今シーズンは無敵かよ。
昨シーズンあれだけ迷走して、ファンをハラハラさせた彼女たちはもういません。

サードの再交代と鈴木夕湖選手のセカンド復帰など、メンバー構成は確かに昨シーズン中盤以降とは異なるけど、去年のどうぎんカーリングクラシックはいまのメンバーで戦い、モヤッとした結果しか出せなかったのです。
やはり全員が、去年と今年では違うのだと思います。
カーリングを本気で楽しむ姿勢が戻ってきました。

試合が終わり、表彰式を見ずに帰ろうと階段に向かうと、目の前に中部電力のメンバーがいました。気の抜けた感じが気になりました。


さあ、日本代表決定戦まで3週間とちょっと。ロコとしては最高のかたちで決定戦を迎えられることでしょう。応援に行くことはできませんので、テレビで応援します。
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副賞のカルビースナックを前におどける同学年の3人。まったく君たちは・・(笑)
左から鈴木、吉田知那美、藤澤の各選手
https://www.facebook.com/LSkitami/
 
荒れた画像はボクのコンパクトデジカメによる撮影。一眼レフ持ち込もうかと思ったけど追っかけに見られたら恥ずかしいので辞めた。

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2017年07月29日(09:23)

創業者:代表取締役会長、後継者:代表取締役社長-のダブル代表体制は機能しない

創業社長が後継者にバトンを渡し、会長に就任する。非常に多い事業承継のパターンです。その際、代表権は誰が持つか。社長も会長も代表権を持つケースが多いのですが、うまく機能している例をほとんど知りません。
創業社長は会長に退いても経営に口を出す。後継社長は全権を持っているにもかかわらず、それまでのナンバー2のポジションと何ら変わらない。
当然ですよね。創業者が筆頭株主でかつ代表権を持っていれば、後継社長の発言権が会長に及ばないのは当然です。

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かくいう弊社も、代表取締役会長・代表取締役社長の時期がありました。何年あったかは忘れました(笑)。
未来へ向けた重要事項の決定で常に意見が分かれる。何度も何度も意見が異なると、だんだんイヤになってきます。代表権を持った社長にもかかわらず、「オーナーのいうとおりにしたら株の価値が下がるけどわかってんのかな」くらいのさめた気分になったことをよく覚えています。

社長を辞めたら代表権を返上したほうが良い
 
創業者が社長を譲ったら、代表権を手放すほうが良いです。後継者に経営を委ね、どうもうまくいかないようなら筆頭株主として株主総会を開き、社長を降格させればいいのですから。
息子さんを後継の社長に据えて、その後社長を解任した大先輩の経営者がいます。「スゴいことやるな」と当時は思いましたが、今になるとその方法がベストかもな、と思います。いや、解任することがベストという意味ではなく、オーナーとして社長を監視する方がいい、という意味です。

ちなみに再びボクの話ですが、1人代表になってからは背負う責任の重さに、ようやく父を尊敬する気持ちが生まれました。ありがたいことに、父は口を出さなくなりました。感謝しています。

先代社長のアドバイスは必ず生きる
 
それでも、重要案件については相談します。先日、父が代表を辞めてからはじめて、ある事業について「オレは反対だ」と言われました。それでもボクはその事業を推進しましたが、反対されたことも脳裏に焼き付いており、ある場面で「ここで見栄を張るのは間違い。株主の利益を毀損(きそん)しかねないし、社員にも迷惑をかける」と考えを修正したのは、父の反対があったからです。たとえ意見が異なっても、反対意見も重要だと思いました。

うちのような小さな会社の場合、ふだんは経営方針と株主の利益を分けて考えることなどないですが、難しい判断の場面では「株主の利益にかなっているか」を考えることは、代表取締役として大切だと思いました。それこそが創業オーナーの意志を継ぐ後継社長の役割のやるべきことかなと。

だから、創業者の皆さん、社長を譲るときは2人で代表権を持たないほうが良いです。社長引退後しばらくは筆頭株主として社長の経営を見守り、安心できたら株式を譲渡するという2段階も検討してみてください。
※融資を受ける都合で創業者が代表権を持つ必要がある場合もありますので、全部がダメだといっているわけではありません。社長を譲ったらオーナーとして見守ってください、といいたいのです。

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2016年08月01日(18:38)

自分の好きを知る「インテリアコラージュ」

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インテリアコラージュセミナーに参加してきました
インターネットで「インテリアコラージュ」と検索すると54万件がヒットします。
インテリアコラージュ:
雑誌やインターネットから自分のお気に入りのものやイメージを切り抜いて、1枚の画用紙に貼り付けること。かなりメジャーらしいです。
そのセミナーに誘われ、女子9名の中に男子1名で参加!

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会場は札幌市の公共施設・ちえりあ。机の上に参加者が持参した切り抜きのほか、インテリア・建材・設備機器のカタログ、壁クロスの見本が並んでいます。
最初に、講師で二級建築士・レジデンシャルオーガナイザーの佐藤直子さんが、目的と作業の概要を説明します。
目的は「自分の好きを知る」こと。
好きなものを集めて画用紙に貼ることで、自分の好きをまず自分自身がわかる。リフォームや新築をするなら、このボードを専門家に渡せば、言葉よりも多くの情報を伝えることができるわけです。

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好きを集めて貼り付ける過程で、いろいろな「好き」を調和させる必要があることに気がつきます。例えば、参加した「和風もナチュラル系のインテリアも好き」という方は、講師のアドバイスで貼り込む「好き」の枚数に多くしたり少なくしたりして調整していました。

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作業はおよそ1時間半。夏休みに入った日曜ということで、子どもや孫と参加する人も。作業が進むとまわりに目が行くようになる。自分以外の仕事を見ると、自分との違いや貼り方のテクニックなどが参考になります。全員がほぼ時間内にコラージュボートを完成させました。

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住み手が「自分の好き」を把握し、住宅会社側は好きを知ることができるインテリアコラージュセミナーはとてもいいと思いました。セミナーの間にコミュニケーションを取ることで、趣味の傾向もわかります。これは建て主にとっても住宅会社側にとっても、ボタンの掛け違いをなくすいい方法だと感じました。

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ちなみにボクは準備不足でしたが、そのなかでも「暗い家が好き」という最近の好みを貼ってみました。

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全員分のお写真がそろわず、申し訳ございませんm(__)m

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2016年04月07日(10:27)

「決めてくれない」のは、お客さまのせいではない

春でございます。今年一月以降、住宅購入予定者から住宅会社さまへのお問い合わせが増えていると感じます。

白井がお手伝いしている会社様のホームページアクセス状況を見ると、今年1月からアクセス数が前月比で20%程度伸びています。そして、ホームページの問い合わせフォームからユーザーが会社に問い合わせる件数はそれまでの1.5倍以上になっているのです。

ホームページのアクセス数は3月に入って落ちついてきましたが、問い合わせはまったく減りません。
この1ヵ月でホームページからの問い合わせが16件に達した会社もあります。
16件のうち資料請求が13件、モデルハウス見学の申し込みが3件。2日に1件以上の問い合わせです。このほかに直接電話で「ホームページを見ました。おじゃましたい」という問い合わせが来るそうです。

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こんな話を先日、ある会合で紹介したら、
「でも決まらないんでしょ。まわりの工務店に聞くと、問い合わせはあるが決まりにくいと聞いている」とおっしゃる方がいました。

ありがたいことに、そんなことはございません。「会社のファンになったうえで問い合わせをくれるので、コミュニケーションが取りやすい」そうです。
その1例が『会社を訪問したい』という電話問い合わせです。

ホームページからの問い合わせももちろん重要ですが、電話くださるお客さまはファンになったから電話くださるのです。

これの違いを生むのは、戦略です。ホームページにどれだけの魅力があるかによって、お客さまの行動が変わるのです。
このことはなかなかわかってもらえないのですが、
「白井が言うのだからだまされてみるか」程度のノリで問い合わせていただければと思います。

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4月21日(木)札幌で、POP広告、営業トーク訓練、そしてホームページ戦略の勉強会を開催します。
今回は懇親会もいっしょにセットして、「話はわかった。で何をしてくれるのさ」という部分にまで踏み込んだセミナー後のお話しができればと考えています。

申込書はこちら。
2016_0421flyer.pdf
心よりお待ち申し上げております。

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2015年12月24日(19:25)

ライフオーガナイザー2級 合格! もっといい家・もっといい暮らしを

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11月29日のコラムでライフオーガナイザーの資格試験に挑戦したことを報告しましたが、このほどめでたく合格の一報が届きました。

家の中を上手に片づけて、リバウンドしない(またゴチャゴチャに戻らない)こと。ライフオーガナイザーの仕事をわかりやすく言うと、こんな感じです。

ここでの学びを2つ
1.片づけ方は人それぞれ。
自分に合った片づけ方がある。だから、安心しなさいという感じに受けとめました。

2.いるものといらないもので分けてはいけない。この点は、まだ身についていません。やはりいらないもの探しをしてしまう。
自分に合った片づけは、これからさらに磨いていきたいと思います。

--------
ボクは、自分の部屋を片づけたいがために受験したわけではありません。ライフスタイルと密接に関わる家の中の整理、そして、そのために収納はどうあるべきか、ということを使い手目線でまず自分が学び、それをいろいろなかたちで皆さんにお伝えしたいと思ったからです。

2016年はそんな発信もできればいいなと思っています。もちろんボクだけの力ではとうていムリですから、専門家のお力を借りて、できればコラボしながら、もっといい家・もっといい暮らしを見つけていきたいと思います。

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2015年11月14日(11:19)

江戸深川と江戸城の距離感

今日は休みの土曜日ですが、ちょっと仕事をしています。
週末なので、仕事から離れて、すこーしだけ江戸時代に思いをはせてみたいと思います。

先週の東京出張で、東京の東部、隅田川沿いのホテルに泊まりました。ほとんど土地勘がないので、少しうろついてみました。

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隅田川を渡ると、東京・深川と呼ばれる新地。ここは江戸時代の埋め立て地ですね。
地形的には、隅田川の河口にできた人工地盤です。
このあたりは、ボクの好きな小説家・亡き藤沢周平の小説によく出てくるエリアでもあり、興味もありました。

そっちの興味は皆さんがついてこれない可能性があるので、目を西に向けて、江戸城を目指してみたいと思います。
江戸・深川には大名の下屋敷がたくさんあり、中でも有名なのは寛政の改革を成し遂げた徳川吉宗の孫、松平定信公のお屋敷。

定信公のような幕府要職の人たちは、ウィークデイは江戸城のすぐそばに住んでいて、
何かの折には下屋敷に下り、のんびりしたそう。

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ところで、この下屋敷から江戸城までどのくらいの距離があると思いますか。
およそ4kmあります。

4kmの距離感とは、歩けば40分ちょっと。近いとは言いがたいけど、遠くはないという微妙な距離です。
ボクは朝、ホテルから皇居までジョギングしてみました。まあまあの距離感です。
ちなみに現在の道路は、昔の水路であったケースが多いようです。なので、道筋は当時とさほど変わりないといえそう。

定信公はこの距離をかごに乗って移動したのでしょう。徒歩より少し遅い速度でしょうから、1時間程度かかったのではないでしょうか。
「えーっずいぶんかかるなぁ」とボクは思ったのですが、当時の人の感覚としてはそう遠くもなかったのかもしれません。

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藤沢周平の小説の中では、深川から神田、そして江戸城の西・新宿へと歩いて移動する様子が描写されています。
はや歩きで1時間半から2時間でしょうか。

昔の人は健脚です。江戸市内の移動手段は徒歩しかないわけで、普通に山手線の外側を半周回っていたわけです。
ちなみに山手線1周は38km弱だそう。

もうひとつヒマ人話を。
深川は埋め立て地ですから標高が低い。
大潮や津波で水をかぶったことはなかったのかなぁ、という疑問もありました。
大火はあったけど、それはなかったそうです。

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〈裏店を再現した建物。軒に手が届く低さにも驚き〉

日本の木造住宅の3大欠点の1つ、火に弱い。
このころの賃貸住宅(長屋または裏店)には炊事の設備がなかったそうです。火事を出すと困るから。
すなわち、毎日外食または店屋物です!!

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2015年10月18日(16:18)

ライフオーガナイザー岩崎美乃さん

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昨日は夕方、札幌パークホテルで、Kさんにご紹介いただいたライフオーガナイザーの岩崎美乃さんにお会いしました。

ライフオーガナイザーって何?
そういう人が多いと思います。自分もKさんに教えてもらうまで知りませんでしたが、アメリカで始まって日本に入ってきて8年ほど。端的に言うと家のお片付けのプロです。
「整理収納アドバイザーか」というと、それもひとつですが、じつは目的自体がもうすこし大きく、家の片付けから頭の中の片付け、そして終活と、いわば「人生の棚卸し」を上手にやりましょうという目的のビジネス、というふうに、白井は理解しました。

岩崎さんは、じつは一級建築士で、これまで住宅設計をやってこられましたが、ライフオーガナイザーを知って、建築設計とともに人生設計のアドバイスを仕事にしようと思ったそう。
道南・七飯町の在住です。

お話をうかがっている間は、どういうふうに住宅の仕事につなげることができるかを考えていましたが、
ひと晩眠って朝になり、白井は、自分で勉強してみようかと思いました。
ほとんどが女性らしいなので勇気がいりますが(笑)、11月のセミナーを受講することにします。
興味ある方、いっしょにうけませんか!?
http://jalo.jp/

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2015年09月02日(20:14)

第60回記念展「新道展」を見る。

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雨の中、新北海道美術協会の第60回記念展「新道展」を見てきました。
ふだん、ほとんど美術から遠い生活を送っているため、こういった展示会を見るのははじめて。でも北海道にゆかりのある作家で、自分が好きな方はいるんですよ。ときどきは美術館も訪れます。

新北海道美術協会とは、全道規模の団体公募展の中で名高い3つのうちの1つだそうです。
詳しくはこちら。
http://blog.goo.ne.jp/h-art_2005/e/a31814fc806983a385a571078c589d90

出品は300を超え、そのなかで初の出展で入選したのが齊藤健太君です。

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齊藤 健太>今回の道展に入選した若き作家・けんちゃん。屋号はDECO。油絵が多い中、半紙に筆で絵を描きそれを障子に仕立てた作品です。
けんちゃんの作品は、あたたかくて、それでいてちょっとなまめかしい。作品をカメラに収めている人も多かったです。

けんちゃんは映像もつくりますがイラストが上手です。本紙では10月からけんちゃんの描くイラストを紙面に掲載していく予定です。

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けんちゃん以外の出展作もじっくり見てまいりました。
しばし仕事を忘れておりました。
自分の気に入った作品をカメラに収め、いろんな絵を見て満足です。

佳作とかの札がついているのがなぜ佳作かはさっぱりわかりませんでしたが、皆さんの情熱は伝わりました。

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2015年08月18日(20:01)

子ども達の成長と家

3月に誕生日を迎えてからずっとウソの年齢のままだったプロフィールを更新しました。ついでに文章もちょっと変更。

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この夏は成人した娘とビアガーデンに行ったり、もう1人の娘の三者懇談に行ったり、息子が1泊で自転車の旅に出たりと、子ども達が大人に近づいたことを実感する夏になりました。

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あと数年すると、3人ともいなくなるかもしれません。夫婦そろってそれを望んでいますが、5人の家族生活はもうそう長くないと思うと、珍しくおセンチになったりします。
ん、おセンチって死語かな??

家を建てるときに、家族5人で暮らすのもせいぜい10数年と想定しましたが、その日が徐々に近づくと、ああ、この家大きいなと思ったり。

若いうちに建てれば、20年は子どもと暮らせるでしょう。いつ家を建てるかによって、その家は家族のどのステージを見守るのかが違ってきます。

札幌は今日、肌寒いほどの冷たい雨。そろそろ夏も終わったようです。

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PROFILE

編集長 白井 康永

家づくりを変えたいという野望を持ち、北海道住宅新聞、札幌良い住宅jp を中心に、少子化の激流のなかでわれわれが日本を導きます.時にひょうひょうと(笑).
北海道・札幌市生まれ54歳。血液型O型.新卒1年、専門学校に通う娘たち、高校を卒業した息子あり. 休日にやってること:のろまジョギングとテレマークスキー.

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