2012年01月25日(12:01)

スマートグリッド実証住宅 @青森・六ヶ所村

青森県・六ヶ所村のスマートグリッド実証住宅を外から見学し、ついでに飛び込みで取材を敢行してみました。プラグインハイブリッドのプリウスが目印。
スマートグリッド実証住宅:六ヶ所村の分譲地「尾駮レイクタウン北地区」
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2010/09/0915a.html
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六ヶ所村は青森県の北東部、下北半島の付け根に位置する太平洋側の村です。

大きな地図で見る

スマートグリッドとは。(環境ビジネスHPより)

スマートグリッド(次世代送電網)とは、電力の流れを供給側・需要側の両方から制御し、最適化できる送電網。専用の機器やソフトウェアが、送電網の一部に組み込まれている。ただその定義は曖昧で、いわゆる「スマート=賢い」をどの程度と考えるかは明確ではない。

そもそも、オバマ政権が、米国のグリーン・ニューディール政策の柱として打ち出したことから、一躍注目を浴びることとなった、スマートグリッド。
従来の送電線は、大規模な発電所から一方的に電力を送り出す方式だが、需要のピーク時を基準とした容量設定ではムダが多く、送電網自体が自然災害などに弱く、復旧に手間取るケースもあった。そのため、送電の拠点を分散し、需要家と供給側との双方から電力のやりとりができる、「賢い」送電網が望まれている。


〈以下省略〉
http://www.kankyo-business.jp/topix/smartgrid_01.html


なぜここで、何を目的に実験が行われているか、その背景は日立のホームページに掲載された発表文を見てもわかりません。
ネット上にも情報はありません。
そもそも、送電網を見たところで、小生には何もわからないし、目に見えない情報技術が「見える化」しているわけでもありません。


目で見てわかることは、家の前にトヨタ・プリウスのプラグインハイブリッドカーが止まっている家が6棟あること。
住んでいる方は、社宅として暮らしているようです。プリウスと屋根に設置した太陽光発電以外は、なんの変哲もありません。
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普通の家となにが違うか、スマートハウスらしさは? という質問が、きっと皆さんの心の中だと思います。
家の中に情報端末のモニターが面があり、そこに毎日、「翌日の電気予報」的なメッセージが届くのだそうです。
その内容は、明日の電力料金単価がいくらになるというお知らせで、それを見ながら「明日は洗濯をやめる」など節電したりしているそう。なるほど、これはスマートです。


もう一つ、大震災以降、トヨタも日産も自動車の蓄電池を住宅の蓄電池代わりとして利用する方法が提案されています。例えば太陽光発電を使って昼間にプリウスに充電。夜は充電した電力を住宅内に送り込むことで、ある種の自立エネルギーシステムを構築するというものです。
関連記事です。
http://www.kankyo-business.jp/news2012/20120120_d.html


大手住宅メーカーがPRをはじめたスマートハウスにも、電気自動車などの蓄電池を住宅の電源として利用するイメージ図が使われていたりします。
少々前ふりが長くなりましたが、ここ六ヶ所村の6棟では、それは実現していないようです。


ただし、系統から独立しているためか、昨年3月11日の大地震後の停電は1-2時間程度で回復したそう。

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2012年01月14日(13:17)

スーパーのレジ袋

*このブログはアップするのを忘れていたようで、今そのことに気がつきました。書いたのは1月10日です。

皆さんはエコバッグを忘れずに持っていますか? それともレジ袋にお金を払っていますか?


自分はほとんどの場合、エコバッグを忘れます。リュックには入れてあるのですが、使われるチャンスがありません。
どうしているかといいますと、いつも買ったものを根性で抱えて持ち帰ります。
でも今日はとうてい持ち帰ることのできない量のお買い物をジャ*コでしたので、5円払ってしまいました。


エコバッグを忘れたって、たかだか数円の話です。節約すべきポイントはほかにいくらでもあるのですが、忘れたと気づきお金を払って袋をもらうとき、罰を与えられたようなすごくイヤな気持ちになるのです。


本当は、ポリエチレン袋に対して正しい対価を払っているだけなのかもしれませんが、そうは思えない自分がいます。
罰を与えられた感じがイヤなので、ボクはレジ袋有料化が嫌いです


昨年取材に訪れた佐賀県のスーパーでは、無料でした。

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2011年12月15日(18:21)

すれっからし

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昨日は、当別町で低炭素住宅開発の検証住宅見学会が開かれ、小生も取材で行ってまいりました。
タイトルの通り、この仕事も20数年になると「すれっからし」てきます。この日の内容は、外壁断熱システム、窓、暖房熱源と放熱器、太陽エネルギー利用の応用技術でして、少々厳しく申せば、おもしろいものばかりではありませんでした。


技術はさまざまありますが、商品化の方向は必然の道です。生産コストや流通、販売価格、何より商品の魅力が、販売を決めるからです。
良くても売れない技術は世の中にたくさんあります。売れない事情は、上記の通りです。
その中で、ときどき「目からうろこ」があります。たとえて言えば「iPad」「ウオークマン」のような商品開発です。
昨日は「目からうろこ」があったかと申せば、じつはあるのデス。実現できたらとてもおもしろい技術(商品)があるのデス。太陽熱で室内換気の給気を予熱する。これがうまくいくとおもしろい。

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2011年12月13日(16:29)

札幌版次世代住宅基準

昨年から動き出して、今年の春に基準ができた「札幌版次世代住宅基準」、来春スタートへ向けて準備が進んでいるようだ。
断熱性能が高い住宅に対して札幌市が認定し、認定プレートや場合によっては補助金も出すことになっている。
同基準の最低レベルが、じつは数年前まで「日本最高水準」をうたっていた北方型住宅ECOレベルなのだ。


この基準の影響はすごいですね。身近な自治体が基準を作り、補助金を出すこと、2020年までに全棟基準クリアを目標とすると宣言したこと、そして190万都市の規模の力。これらが相まって、北海道の戸建住宅は、あっという間に最低が北方型住宅ECOレベルになりそうです。
札幌だけでなく全道的に、というのは、大手は札幌の基準に標準仕様をあわせるから、結果として全道基準になるという意味です。


ここまできたのは、多くの先人たちの住宅改善運動、工務店の取り組み、道の制度新設があったからです。
大手メーカーと国の力じゃないですよ。この人たちのほとんどはむしろ抵抗勢力ですから。
断熱強化の運動は、きわめてローカルな運動で、ビジネスとしてなかなか成立しないと言われ続けた分野です。

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2011年11月28日(17:50)

フェイスブックページ

いま、あったかリフォーム倶楽部のフェイスブックページに以下の記事をアップしました。


ご存じかもしれませんが、住宅の耐震改修が全国的にも道内的にもあまり進みません。
耐震の切り口よりは、地震の話と防災のほうがわかりやすいと思っております。
改修は大きな費用がかかります。だから、地震が起きる可能性と規模をある程度把握しないと、費用を投じる気になれないのはすごく普通だと思います。
600年に1度の地震に備えるために・・・
http://www.facebook.com/rifoumu

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2011年10月25日(18:22)

ちょっと感動したことなど

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じつは、新築された円山動物園の「は虫類・両生類館」に行ったことがありませんでした。
日曜日は雨の中、女房と2人、動物園に出かけました。
もしかすると夫婦2人で円山動物園に行くのは、はじめてかもしれません。
子どもが小さいころは年に数度行ったのですが、
小生はここ5年ほど行ってないと思います。


雨の動物園は、ふだん動かないユキヒョウなど動物たちが活発で、なかなかよかったですし、
「は虫類館」は突き抜けていました。
ベーレンパイソンといいます。チョーかっこいいです。えー、ちなみに小生、ヘビは嫌いでございます。
ただ、こういう風に見せられると、好き・嫌いを超越した世界観で「は虫類・両生類」を見学できることがわかりました。
メチャ、フォトジェニックな空間。は虫類・両生類館、恐るべし!!
2人で盛り上がりました。


なお、この「は虫類・両生類館」が外断熱・自然通風利用の最新建築なのですよ!!

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2011年10月21日(09:44)

10月28,29日 札幌市立大学でシンポ

札幌市南区の芸術の森に隣接して、札幌市立大学があります。
緑深い恵まれた環境の中で、来週の金曜と土曜、建築環境のシンポジウムがあります。


テーマが難しそうで、参加費8,000円という少々敷居が高いシンポジウムですが、小生はいつものごとく乱暴に、ピンポイント紹介します。


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興味を持っているのは29日・土曜日の午前の部。
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  • 斉藤雅也先生は、今話題の円山動物園・は虫類・両生類館を中心に、動物とその生活環境について話す予定だそうです。この話はとても面白いです。

  • 「コミュニケーション型HEMSの試み」という発表にも興味を持っています。今日の北海道新聞にもHEMS、スマートハウスの記事が載っていましたが、HEMSってなに? すごいの? 聞いてみたいです。(当社・北海道住宅新聞の記事は、こちらに一部掲載しました>>

  • 「エコ改修された中学校校舎の住まい方」これも、ものすごく興味あります。黒松内中学校は、北海道の最先端技術を適用して建てた断熱建築です。そこでどのような学校生活が行われているか、発表はこの中学の先生です。


白井は29日午前の部に参加します。午後もいるかもしれません。

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2011年10月12日(22:57)

夏を涼しく快適に

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チームネット・甲斐さんというかたのセミナーを取材した。
以前、新聞記事にも書いたのだが、30℃もあれば暑くて当たり前。ところが当たり前という常識は意外と間違いだったりする。


半信半疑、あるいは「ウソ」だと眉にツバ付けながら聞いていただいてけっこう。じっさい自分も一昨年までは信じてなかったし、昨年は少し理解したがそれでも半信半疑だった。


30℃でもそれほど暑くない家ができる。


これまでの自分を含めた北海道の考え方に間違いが1つある。『軒やひさしで窓からの直射日光を遮へいする』というのは、現実はムリです。窓面の日射遮へいは外にすだれ状の遮へい部材を設置すること。できれば窓面から離して。


これができれば、北海道の家では充分涼しい。
方位は、真南を向いた家では、東、南、西面。南東を向いた家では、条件によるが南東、南西、北西または北東でいいと思う。全部やったほうがいいが、北海道ではそこまでの必要はない。
通風も重要だし、排気窓も重要だが、一番重要なのは日射遮へいだ。


そんな話を甲斐さんは順序正しく説明した。
眉唾な話にちょっとだまされてみませんか。

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2011年07月27日(11:39)

窓の外で日射をさえぎるとなぜ涼しいか

先週土曜(7月23日)の夕方から、検証を始めました。
「窓の外で日射をさえぎるとなぜ涼しいか」を数値的に確かめたいと思ったからです。


「カーテン類の遮光では、日射熱を室内に入れてしまい、窓辺や床が加熱して熱源となる。このため、日が落ちて外が涼しくなっても家の中は加熱し続ける」


このことを確かめようと、窓辺に「おんどとり」を置きました。
1つは窓の外で日射をさえぎっている窓。(よしず使用なので、よしずくんと名づける)
1つはレースのカーテンのみの窓。(カーテンさんと名づける)


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まだデータ取りを続けていますが、日曜日におんどとりを見た限り、よしずくんが24-25℃の時、カーテンさんは30℃に達していました。そしてこの時の室温は23-24℃程度。


これを8月5日号の新聞記事としてまとめる予定でございます。
昨年の記事はこちら。
http://www.iesu.co.jp/article/2010/09/20100925-1.html

さて、本日は午後からまたまたセミナー。
そして、魔の食後セミナー。いかに睡魔と戦うか・・・。

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2011年07月05日(13:17)

日本最北です

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北緯45度を越え、日本最北端、国境のまち稚内へ。
今、ソフトバンク・孫社長がぶち上げて一躍知名度アップのメガソーラー発電所と、市の取り組みを取材してきました。
稚内は5メガワットのソーラー発電所があります。
14ヘクタール、東京ドーム3個分だそうです。


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昨日は強風に大粒の雨。残念ながら写真的にはアウトでした。そこで、見慣れた太陽電池モジュールではなく、裏側をどうぞ。
設置の角度、高さ、太陽電池モジュールの種類をいろいろ変えて設置しています。


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ついでに行き帰りによった羽幌のバラ園。

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2011年06月13日(14:57)

今年もソーラーデカスロンが開かれる

2年に1度のこのイベントが、今年9月23日から10月2日(日)まで、アメリカワシントンDCのウェストポトマックパーク?で開かれます。前回の様子はこちら>>>


世界から集まった学生チームが、費用対効果に優れた、省エネで魅力的なソーラー・ハウスを競う競技で、過去2回は連続してドイツのチームが優勝しています。
今年のエントリーを見ると、ドイツは来ないのかな。そして、ついにアジアから参戦。わが日本かと思いきや、Chinaでした。
http://solardecathlon.tongji.edu.cn/

1度見てみたいなと思っております。でも今年はちょっといけないな。誰か行ってレポートしてください。

公式ホームページはこちら

〈写真は中国チームのモデルです〉5367944166_e2d1dce37a.jpg

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2011年04月27日(19:01)

冷房と第3種換気

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いま、東京にいます。
夏の冷房と換気について取材してきました。
これまで、夏場は湿気対策の面でも熱交換換気、それも全熱タイプと言われる換気がいいと言われていた気がします。しかし、そうではないようなのです。


原発事故によって、東京・関東地方は電力供給が不足気味で、夏場を乗り切るために節電、冷房抑制などなどがすでに実行されています。当然、家庭の冷房も「節約しようね」という話になるのですが、これについては「無理をしないでね・ガマンせずに冷房を入れましょう」ということも言われています。
そして、換気との組み合わせでは、第三種換気を0.5回/h以上、できるなら1.0回程度行い、エアコンを使うのがもっとも省エネなのだそうです。


いろんな意味でフェーズが変わる年になるかもしれません。

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2011年04月12日(09:53)

仮設住宅の断熱仕様

グラスウール10K 50mm厚(相当) だそうですね。


あくまでも"うわさ"ですが、
被災その他で断熱材の供給が逼迫(ひっぱく)し、「何でも良いから断熱する」という判断もあったようですが、スペックがとても低いところに決まってしまったため、断熱材をかき集める必要もなくなった?


政府の決定って最後の部分で日和るんだな。いつものことだけど。
途中までの理念と結論の落差を、納得しきれない人も多いようですよ。

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2011年03月09日(16:24)

住宅換気フォーラム 最終打ち合わせ

司会をお願いしている鈴木大隆さん、そして福島明さんを訪ねて、昨日夕方、旭川の北方建築総合研究所に行ってまいりました。


討論では、発言が終わってから次の方の発言、というやり方ではなく、常識の範囲で、すなわち日常のやりとりのように話をかぶせて議論しよう。そのために全員がマイクを持とう、ということになりました。


とにかくわかりやすく。シンプルに議論を進めよう、課題に対して寄り道せずにアプローチしよう。そんなことが福島さんから提案されました。
お2人とも遅くまでありがとうございました。そして当日よろしくお願いいたします。


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さて、写真は旭川へ向かう途中の道央道・砂川SAでゲット。
最初はポッキーを手に取ったのですが、棚に戻して2つ購入しました。


食に興味のない小生の、鈍感な舌に耐えられるのかっ・・・。
何かもさっとした食感で、デンプンの固まりを食べているよう。でもその感じちょっとなつかしくもありました。
3人でむしゃむしゃ食べましたが、なぜか少しあまりました。
ごめんなさい、☆1つ。


帰りは江別から吹雪に。いうまでもなく、吹雪は雪で乱反射を起こし、視界がいっそう悪くなります。
で、いろいろやってみたのですが、例えば


  • 市内の高速などまわりに明るさがあるときは、ヘッドライトを消した方が良く見える。

  • 完全に暗くなると、路肩を照らすためにヘッドライトが必要。

  • 先行車がいるときは、フォグランプだけ、またはフォグもなしでもOK。


ただし、道路交通法的にはNGかもしれませんし、マネして事故起こさないでくださいね。
また、ヘッドライトを消すと先行車はビックリするようです。追い抜きは必ず点灯する必要がありますね。

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2011年03月05日(17:54)

住宅換気フォーラム開催まで、あと1週間

3月12日(土) 東京・大手町で開催する住宅換気フォーラムまで1週間に迫りました。
登壇いただく先生方から資料を受け取ったり、その資料をもとに進行について打ち合わせをしたり。裏方の仕事では、会場に備品を追加注文したり。
まだまだ参加申し込みをいただいております。
正直、予想以上のお申し込み数です。


110305shitami.jpg
先日下見したときの会場は懇親会のセッティング。青のスクリーン奥が正面になる〉


で今日はちょっと裏方の話を。
参加者の皆さんの前方にスクリーンを配置し、そこに先生方のスライドを投影する予定なのですが、先生方からはスライドがとても見にくい配置になってしまいます。
講師がお一人なら、自由に動いてスクリーンの前でお話しいただくことも可能ですが、何せ5人の先生です。ですので、皆さん着席いただいて、席上でプレゼンしていただくことになります。そうすると首をひねって後ろ向きにならざるを得ない。


このことについ先ほど気がつきました。
そこで会場に増設のテレビモニターをお願いしているところです。
モニターが1台あれば、先生方は前方をみながら話せるし、フォーラムの最中に資料をまとめて、スライドに投影したときも、それを見ながら話ができます。
さてうまくいくか。少々心配です。


3月12日(土) 13:45~17:15@大手町 です。
申込書はこちらをダウンロードください。

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2011年02月25日(19:35)

「みんなすくい上げる」落ちこぼれなしの家

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2月24日(木)、森みわさんが札幌に来られるというので、初めてじっくりお話をする機会ができました。
以前のブログに、森さんの著書を読んでこんなことを書いています。

彼女はなかなかのリアリストであり、世界を変えたいと目標を持っており、わが家ではくつろぎを求めており、そして私たちと同じ日本人です。


昨日は、パッシブハウスジャパンの活動のことなどをお聞きしたり、まあ、多くは雑談でございます。
そのなかで、強く印象に残ったことが1つ。

賃貸を改修によってパッシブハウス(的な家)に変えたい。今どきは誰もが家を持つ時代ではなくなってきたが、一方で賃貸住宅の居住水準はあまりに低いという現実もある。森さんは、戸建てだけでなく、賃貸もよくしたい。そしてみんなが素晴らしい居住環境の家で快適に暮らせるようにしたい。そう思い、行動をはじめようとしている。

小生が心動かされるのはここですね、きっと。彼女なりのアプローチで賃貸改修プロジェクトに挑戦しようとしている。まさに社会を変える活動です。
賃貸へのアクションは、ここまでの20数年ではできなかったが、社会の変化と彼女の新しい発想で、大きく動くかもしれない。


〈エネルギーパスは戸建てだけのものではない。誰もがいい家を!!〉

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2011年02月23日(18:06)

茨城パッシブハウス

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森みわさんとは不思議な縁と申しますか、鎌倉パッシブハウスといい、茨城といい、たまたま白井の出張があるときにイベントがあって、そして取材で話しただけなのに、なぜか縁がある。
というわけで、今回も2月19日(土) に完成見学会があるというので、飛行機の時間を変更して行ってまいりました。


東京駅からバスで1時間半。札幌駅から旭川より近い感じです、茨城県石岡市。
じつは建築中の現場をM副編集長がすでに取材しており、小生は取材というより見学モードでございました。
まず外観。特徴的だなと思ったのは、深い軒天を塗り壁で塗り込めた仕上げ。まあ地元の方にとっては特別ではないのかもしれません。当然のことながら冬は日射を取り込み、夏は日射をさえぎる日射コントロールにはかなり気を使っています。
念のため、電動のスクリーンを外部に取り付けられるように配線しているそう。
(つづく)

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2011年02月16日(17:51)

住宅換気フォーラム 開催決定

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本紙は来たる3月12日(土)、東京大手町のTKP大手町カンファレンスセンターで住宅換気フォーラム「空気質維持と省エネルギーへの新しい視点」を開催します。
ようやく発表できるところまでまいりました。
どんなフォーラム?


 機械換気の義務化を機に、関東以西はダクトレス、北海道・東北を中心とした寒冷地は第3種セントラル換気が定着しましたが、省エネルギーの視点から熱交換換気に対する関心も高まっています。
 今回のフォーラムは、


  1. 0.5回/h換気と省エネの両立をどうするか
    熱交換換気の省エネ性と信頼性はどうか
    そもそも機械換気は働いているか?

といった視点を中心に、室内空気質、機械換気の検証、そして建築とのかかわりを日本の第一人者5名に討論いただくなかで、住宅メーカーや工務店さまが顧客に換気システムをご提案する際の判断材料を提供したいと思っています。


 その5名とは・・・北方建築総合研究所・鈴木大隆研究主幹、国立保健医療科学院建築衛生部・田島昌樹建築物衛生室長、早稲田大学理工学術院創造理工学部建築学科・田辺新一教授、住宅技術評論家・南雄三氏)。


 日時は3月12日(土)13時45分~17時15分。会場:TKP大手町カンファレンスセンター(東京都千代田区大手町1ノ1ノ2りそな・マルハビル18階)。
 参加費は3,000円(当日会場で)。
申し込み用紙はこちらからダウンロードしてください。

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2011年01月27日(09:49)

エコハウス コンテスト いわて

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岩手県でエコハウスコンテストが前身の時代を含め10年近く続いている。
昨年も募集が行われ、審査が行われ、そして表彰式が2月26日に行われる。
この審査というのが気合い入っている。
たいていのコンテストは書類審査で終わるものだが、このコンテストは現地審査も行われるのだ。


実直に、そして継続して行われているのがこのコンテスト。
趣旨はこちらも見てください>>http://eco-con.jp/

2月26日(土)には、市民を交えた住宅・子育てトークも行われる。
小生は参加できませんが、記事にするかもしれませんです。

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2010年12月16日(19:32)

雪を資源に変える技術

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昨日、今日と本当に冷えております。
北海道では、冬に降った雪は融けないことになっておりますが、これをそのまま保存しようとしたら、いつ頃まで持つでしょうか?
7月くらいは行けそうです。
じゃ、夏は越せる? 次の冬まで持つ?


ここ2-3年の技術開発により、春先に集めた雪は、特殊なシートをかぶせることで6-7割、次の冬まで持たせることができるのだそうです。


これによっていろいろな可能性が出てきます。
まず、夏の観光客に真冬の雪を提供できる。
スキー場のオープン時期をコントロールできる。


もともとは雪冷房用に雪山を融かさず保存するための技術。
そしてその雪冷房もすごい技術革新があって、
エアコン(チラー)とまったく同じ性能が出せるようになったのだそうです。
その最大規模の適用例が、新千歳空港にこの春から導入された雪冷房です。
暑かったこの8月に、冷房負荷の2割を雪がまかなったそうです。

こういう話を聞くと、ボクはワクワクしてしまうんです。
特に、雪と暮らしにはすごく関心があって、この話題は今日の朝から、とてもうれしくなりました。

観光振興にも、コストダウンにも、結果としてのCO2削減にもつながる。
用途はもっともっとあるんだそうですよ。

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2010年12月03日(14:35)

ふらっとホーム 2010 in 西区

今日・2010年12月3日です。


市民と市長の2時間談義。
午後6時から出席してまいります。


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2010年11月30日(18:08)

雪が降っていますが「扇風機」

札幌に大雪が降りました。
11月30日ですし、今日は雪にちなんだ話題を・・・。
(ウソです)


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今の夏大いに活躍した扇風機。
わが家の扇風機は、実家からがめて来た(黙って持ち去ったという意味です)40年近く昔の「東京芝浦電気」製。東芝じゃないんです。


扇風機の風で感じる快適温度って、きっとあると思うんです。温度が低いと風が寒いし、逆に高いと気持ち悪い風になる。ちょうどいい感じが今年の夏かも・・・。そう思いながらラーメンを食べた記憶があります。


ところで・・・。
発火の危険ありかっ!! という心配があり、わが家でこの扇風機はイマイチ評判が悪うございました。でも、家族は「いくら言っても買い換えないだろな」と正しい読みをしていました。
首を振りながらまわっているのを見て「けっこう電気くってそうだな」と思いました。


そういえば、今年は羽根のない扇風機がブームでしたね。出張中に店頭にあった展示品を食い入るように見た・真ん中に手を入れた覚えがあります。

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2010年09月09日(11:31)

懲りずにインプレ

「最近のブログ、チャリの話題が多くてからめない」
ある方から言われたにもかかわらず、もう一度だけ? 引っ張ります。


9月7日(火)
出勤時間になると雨が上がり、今日もチャリツーしました。が路面はタイヤチェンジ後初のウエット。
まずは驚きました。メチャメチャよくはねる。よって、走行中は顔に水が直撃。
へそのあたりからヘルメットまで一直線に濡れる。さらに両手両足に砂や小石がはねる。
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ちょっとツライです・・・。


一方、走りながら気がついたことがあります。
『昨日よりペダルが軽いのではなかろうか?』
路面温度が低いからか、雨による摩擦低下か?
気のせいかもしれませんが・・・。

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2010年09月01日(17:24)

何とかしのげるのはよしずのおかげか!?

今ごろ思いついて、おんどとり(まあまあ正確な温湿度計)をLDKにおいて出勤してきた。朝7時の室温が27℃。


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この時期は太陽様がだいぶ低くなり、日射の遮へいが難しくなるため、よけいに家の中が暑くなる。
しかし今年は南東面の大きな2つの窓によしずを下げたので、ここまでのところは暑い夏にもかかわらず、室内は30℃超えが1度もないというのが女房の報告。
室内が日照りにやられないので、夜になっても照り返すように暑い、ということがない。
34℃だった月曜日もウチに帰ってみると「家の中も暑いね」程度。外より涼しいわけはないが、外より暑くないのはよしずのおかげでしょう。扇風機をかけながら夜飯をいただき、けっこういい感じ。夜はテレビもあまりつけません。テレビつけると暑いから・・・。


涼しい地下との温度差も例年ほどではありません。
わが家、誰も夏バテしないのは1,000円以下で買えるよしずのおかげかも。


今日も32℃近くまで気温が上がったようです。

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2010年08月03日(20:51)

よしず設置、2窓め

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女房どのから「隣りの窓にもつけて」とご要望がありすぐさま工事完了。
図面があるので仕事が速い。しかし仕事が速いと失敗もある。小さな失敗だから目をつぶった。うで木に使ったベニアに竹を通す穴を開けるとき、うっかりインパクトドライバーで打ち抜いてしまった。ベニアが1枚はがれる。発泡スチロールを敷いておいて打ち抜いたあと受けるか、打ち抜く前に裏返すかしないといけなかったのだ。


ホ*マックで竹が90円。よしずもと思ったが、あまりにものが悪かったので(カビカビ、デッドストックか?)、ジョ*フルAKへ。648円。50円高かったけどものは全然いい。ただ、同じ長さがなかったのと、シュロ縄の端部が短くて、竹に結びつけるのに苦労した。(とは言え前回と同じく女房どのの仕事)


南東面2ヵ所が直射日光を避けられるのは大きいと思います。


買った「よしず」は6尺×6尺。この寸法だと「すだれ」も売っている。どっちがいいかだが、小生的には「よしず」がいいと思った。屋外で雨がかりになるので、繊細な「すだれ」より、やや目が荒々しい「よしず」のほうが好みだ。

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2010年07月06日(17:57)

夏へ向け、すだれ(よしず)を設置してみた

7月4日(日)
このところの暑さには間に合わなかったが、それでも効果は絶大。今年もエアコンナシ!!


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10年近く前に西日対策としてホ*マックあたりで買ったよしずを、窓の外につり下げてみた。
窓の外側にすだれ(よしず)を下げるウデ(腕木)をビスで止め付け、その間に竹を渡し、よしずをつった。
材料費は竹(ホ*マック)とステンレスビス(ちょっとこだわったのでジョ*フルAK)で、1,000円以下。ウデ(カラマツ合板です)とよしずは家にあったもの。


できあがってみると、これがじつにいい。
まず雰囲気がgood。
これまでは外の視線を避けるために食事中はロールスクリーンを下げっぱなしだったが、必要なし。そうすると室内がとても開放的になったのだ。木の窓枠や窓の外によしずが見えるだけで、なぜか和風のいい感じ。
カーテン類でこんなにも雰囲気が変わる、ということですね。


次に遮熱効果もかなりいい。
外で日射をさえぎっているので、建物が加熱しない感じ。冷えている。それでいて光はロールスクリーンより入り明るい。


外からの見た目も悪くない(と思う)。夜になって食卓のペンダント照明をつけても、室内が丸見えにならない。


取り付けと取り外しはすべて室内側からやるほうがいいことがわかった。
回転窓を開いて90度回転させ、竹によしずのひもを結びつけた。この作業は半分以上女房どのに任せる。小生小回りがきかずいまいち不器用。
腕木のビスうちもけっきょく室内から。
おそらく夏が終わるころに撤去すると思う。


ちなみにすだれは下げるもの、よしずは立てかけるものらしいです。いまいち定義がわかってないのです・・・。

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2010年06月24日(17:55)

環境省チャレンジ25 日本縦断キャラバン に参加して吠える

6月23日(水)、札幌パークホテルで開かれた環境省のイベントに参加してきた。

◆エコビジネスマッチングセミナー
◆エコビジネスマッチングミーティング
◆地球温暖化対策に関する国民対話


という内容で、白井はセミナーの後半から参加した。セミナーでは金融機関が環境格付という仕組みによって格付けし、環境分野の取り組みに融資をしているという話が紹介された。地元・北海道銀行と日本政策投資銀行の2行。


100624_01.jpgミーティング
集まった人たちがひと通り自分の仕事と環境とのかかわりを説明し、お互いにマッチングをする機会だったが、残念ながら時間が短かった。1時間30分はほしかったなあ。


100624_02.jpg最後に国民対話。
環境省より、地球温暖化の影響、「地球温暖化対策に係る中長期ロードマップの提案」、キャップ・アンド・トレード方式による国内排出量取引制度の在り方を含めた今後の温暖化対策について説明。
そのあと質疑応答。


終了予定の19:30をオーバーしたが、盛り上がったわけではない。


このイベントに参加して、改めて強く感じたことがある。
が、その前に印象を。

道内企業はおしなべてみんな自虐的かつ弱音ばかり。「もうかってないから環境のために投資できない」とか、「環境貢献は本州企業ばかり。北海道の企業は感度が低い」とか。
環境省への意見は、「北海道は移動距離が長く寒冷でもあり、温暖化対策の負担が大きい」とか「経済が回復しておらず不安」とか「地域性を配慮してほしい」とか。


白井ももちろん同じ思いです。
しかし、こういう弱音ばかりでは国は配慮してくれないし、何よりバカにされ相手にされなくなる恐れがある。
しっかり理論武装し、国に交渉相手として認められるだけのロジックを展開する必要があると思う。
仮にわれわれのロジックが国に受け入れられなくても、バカにはされないだけの組み立てである必要がある。


小生はこう思う。
いまの日本の温暖化対策は、ナショナルメーカーにとって都合がいいように組み立てられている。それによって、北海道の先進的に取り組んでいる分野は無視されるか過小評価されている。
ナショナルメーカー(中央)がつくったロジックで自分たちを評価することは間違いだし、自虐的になることもない。ボクたちは間違いなく先進的な部分をもっており、自信を持ってそれを展開すべきだと思う。


例えば、車で言えばプリウスなどのハイブリッドカーは、市街地でこそ本来の省エネ性能を発揮できるが、北海道ではHONDA・フィットのほうがむしろいい。
それにもかかわらずハイブリッドカーの導入実績をもって環境貢献を語るのは間違い。


住宅では、第一に省エネルギー基準達成率は全国に誇れるし、今すぐ次世代基準を義務化していいほどなのに、ロードマップでは義務化は2020年だそうだ。この分野の後進性については、本州はなぜ反省しスピードアップしないのか。


ヒートポンプについても同様。高効率型の熱源機は寒冷地では効率が低下することは明らか。これは地域性を配慮してほしいという次元の問題ではなく、差別ではないか?


そういうロジックをわれわれが組み立てて、ガンガン主張しまくるという流れをつくるべき。
そんな妄想をしている。
今日はカゲキでした。

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2010年06月04日(14:49)

6月3日 エコハウス「美桑」、断熱のこれから、20年ぶり

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誘われて、道北下川町のエコハウス「美桑」>>を設計した札幌の建築家・櫻井百子さんをたずねた。


設計のポイント、苦労話、現場に週1回の割合で通ったことなどをお聞きした。岩手の若手建築家Oさんが熱心に取材していた。


北海道神宮の緑が目の前に広がる事務所の窓。ようやく北海道もいい季節を迎えたようだ。


そのあと、岩手県・盛岡で住宅改善運動に取り組むNさん、この4月に仙台から札幌に転勤してこられたSさんとまさに座談会をした。


これから業界をけん引する「断熱住宅」の伝道師は誰か、断熱リフォームをどのように啓もうするか、北海道の工務店の悩みはどこにあるのか。そんなことを議論しましたが、もちろん結論は出ません。
仙台からきたSさんは、これまで外から見ていた北海道を2ヵ月でざっくり一周し、いろいろショッキングなことがあったようです。
Nさんとは、共感できるところがありました。断熱リフォームを取り巻く現状が北海道と岩手で変わらないこと、どうしたらいいか模索しながらがんばっていること、お互いに情報交換していい方法を取り入れようということで一致しました。


会社に戻ってからはMさんと再来週の打ち合わせ。Mさんとガッチリお仕事をするのはほぼ20年ぶりでして、「一周まわってもどったんだね」と本題が終わってからしみじみ話しました。

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2010年05月23日(08:01)

地域協議会、新住協、パッシブハウスジャパン

5月20日
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札幌で北海道内の地域協議会と環境省・経済産業省の北海道出先機関、北海道、環境財団などによる初めての情報交換会合がありました。
結果から申しますと、有意義でした。小生が事務局を務めるリフォーム協議会は大きな目的があって、その達成のためにどんな連携や協力関係ができるか、どんな支援が受けられるか、考えながら参加しました。
1つはすぐにでもできる連携で、すでに6月11日の交流会にお誘いしました。窓改修を中心に断熱リフォームに取り組む地域協議会です。
もう1つは可能性の話なのでまだ具体的には申し上げられませんが、断熱リフォームによるCO2削減効果を「見える化」する活動です。これによって地域団体が省エネへの取り組む弾みになればと思います。
リフォーム協議会の大きな目的は、地域・個人から断熱リフォームを通じてCO2削減を顕在化させていくこと。そのための方法は、「家が暖かくなる」とかいうかたちの肌で感じられる効果を知ってもらうことなのですが、知ってもらう方法を1つでも増やしたいと思います。


5月21、22日
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は仙台に移動し、松島で新住協の全国総会に参加しました。
ちょっと遅れて到着しましたが、鎌田紀彦先生による基調講演も半分は聴くことができました。
パッシブハウスジャパン、あるいはパッシブハウス、あるいは森みわさんとの関係を前向きに維持していきたい的なことが、鎌田先生から報告されました。
小生はこの点について完全に賛成しております。むしろ将来的にはいっしょに活動することが目的を達成するために最も良い方法ではないかと思います。
パッシブハウスとはドイツから始まった超高断熱住宅の考え方です。Q1.0住宅と同じですよ。
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同室は、三五工務店・田中社長、武部建設・武部社長&専務、リプラン・三木社長というけっこう濃いメンバー。ここに23時過ぎからかな? ニットーボー東岩・河合さん、北海道気密販売・佐藤さんが加わって、24:30ころまで飲んでおりました。
「白井さん、イマイチ活躍していない(武部専務)」
「佐藤さん、・・・・・(全員によるNG発言)」
武部さんは大学の先輩でございます。


いろいろあり、翌日目が覚めたら6:20。散歩する時間はなくなってしまいました。
21日は
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住宅見学で8時からバス移動。その前にとてもおいしいお土産をいただきました。
前日、千歳空港でバッタリ。聞けば東北フォーラムの総会に出席するそう。この春札幌に転勤してこられたアキレスの酒井さん。家が松島の近くで、
「白井さん、明日いいものあげる。ホテルに届けるから」
ということで、8時に持ってきていただいたのがフルーツトマト。
この地域の名産だそうです。さっそくその場で食べてみる。
近くにいらっしゃった芦野組・芦野社長と吉田建設・吉田社長にも振る舞って、あかーいトマトをガブリ。
うまいです。すっぱみと甘みがなかなかいい。


住宅見学
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は、バスの最後部で参議院議員・中村哲治さんといっしょでした。
中村さんがこれまでやってきた住宅分野での取り組みや、最近勉強しているという林業再生、そして目下のお仕事である法務省での担当などを聞きました。断熱化による住環境改善と産業面の効果、CO2削減などについて理解し、政策を真剣に実現しようとされております。


午後から
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は仙台メディアテークという施設を見学に行きました。武部専務や朝日産業・廣岡さん、松尾設計室・松尾さんは、建築に興味があったのですが、小生は図書館機能がこれほどの集客施設になっていることに建築がいい方向で力を発揮した例を見た気分でした。
先例はおそらくアメリカ・シアトルの図書館でしょう(こちらも)。空間が多少似ていました。
http://www.smt.city.sendai.jp/


カフェでおいしいビールを飲み、ゆっくりしすぎて飛行機に遅れそうになり、廣岡さんと勾当台公園の地下鉄駅まで思い切り走りました。たぶん廣岡さんはすごく時間が気になっていたのでしょうが、小生は無頓着でのんびり武部さんと話などしているから、気が気じゃなかったと思います。本当にごめんなさい。重い荷物を持っていたのに・・・。


そんなわけで南国・仙台から無事に帰ってまいりました。
札幌は今日、朝からとてもいい天気です。

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2010年05月13日(11:34)

正直、目を疑いました。日本の省エネ(省CO2)政策

すでに皆さんご存じのとおり、イギリスに連立政権が誕生します。連立する政党は双方とも中道ではありますが左派と右派だそうです。
(イギリスは自民党が左派で、日本とは異なりますね)


今朝のテレビでは党首が43歳という点に注目が集まっていましたが、いかにも視聴率狙いの番組構成。問題は、左派と右派で政策がかみ合わず、厳しい経済環境の中で政権運営はものすごく困難だという点にあるそうです。


1年前の日本を思い出しますね。第1党の民主党に対して、連立を組む社民党と国民新党が何らかの政策を提示して受け入れられたというその結果が、その後半年のごたごたの一因であることは確かです。連立政権とは難しいものなのでしょう。


ところで、
環境省からCO2削減のロードマップなるものが出ているそうです。その内容は陳腐で、官僚と特定業界の巻き返しの結果であるようです。わかりにくいし、真剣に見るほどのものではないと思うのでリンクだけつけておきます。ただ、当社はメディアとしてお伝えすることだけは果たそうと思います。
http://www.env.go.jp/earth/ondanka/domestic.html#a04-3


新省エネ基準の義務化:2012-2013年
次世代基準または改正次世代基準義務化:2020年

断熱基準についてはこんなところです。
新省エネ基準とはH4年の制定ですから、制定後20年を経て義務化?
次世代基準はH11年の制定、こちらも20年を経て義務化?


正直、目を疑いました・・・。

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2010年04月24日(18:36)

第1回の断熱リフォームセミナーが終わりました。

100424kaijo.jpg
本当に参加していただけるか不安でしたが、寒さの中、手稲区にお住まいの方を中心にお越しいただきました。
講演が時間までに終わらず、延長になってしまいました。こんどはこういうことがないように運営したいと思います。


写真は手稲駅に掲示してもらったポスターです。A1判の方が良かったかなあ、とも思いましたが、どうでしょう。
図柄は注意を引くかな?


さて、次回の開催は西区。7月の予定です。
100424keiji.jpg

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2010年04月06日(18:49)

最終原稿を印刷へ。次はツール

最終的には龍馬シルエットになりました。
そして皆さまのアドバイスを思いっきり反映させていただきました。
時間がないので大幅変更はできませんが、
コピーは一部変更。
ほかこまごまと。


本当にありがとうございます。


住宅関係の市民セミナーは、とくに札幌ではまったく人が集まらないのです。
それをわかった上で地道な活動をはじめようという団体です。
「断熱リフォーム」をテーマに区ごとに。かなり地道。
4月24日(土) 午後1時30分から手稲区民センターです。
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さて、こんどは小冊子の制作です・・・。

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2010年04月02日(17:21)

ラフ第1案

悩みに悩んだポスター原稿のラフが1案だけ、上がってきました。Yさんに無理を言って大急ぎで1つつくってもらったのです。


100402_S.jpg


社内からは


  • 「大学の掲示板に貼るならいいけれど・・・」

  • 「住宅がイメージできない」


などなどあまり評判が良くありません。


見てろ、もう1案あるんだゾ。と気色ばむほどの自信はありません。
ある種の狙いがあって、それは達成されているように思うのですが、コピーの直しは必要かもしれません。


ぜひ好きに批判してください。

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2010年03月04日(18:38)

お詫び、取材、そして木質燃料

今回は少々長いので、ゆっくりおつきあいを・・・。


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まずはおわびでございます。

「エコポイントの"おやおや?"」と題した2月25日のエントリーで、
3.掃き出し窓やテラスドアはエコポイントの対象外です。
出入り口にも使われるこれらは、窓とは言えないからです。

国土交通省がこう指針を示しているそうです。


と書きましたが、これは相談窓口の勝手な解釈だったようです。当方の取材に対し、国土交通省では「窓はもちろん対象となる」と回答しました。
よって、修正いたします。


ただ、相談窓口と国土交通省、同じ相談窓口でも回答が違うなど、かなり混乱しています。ようは、はっきりしない部分が多いのです。


つぎに、今日の昼、在札のH*Bテレビから取材されました。このブログや当社のホームページをご覧いただいているそうで、とてもうれしいです。
エコ住宅をテーマに「エコポイントの功罪」的な取材を最初に受けました。
小生は、エコポイントの政策目的は、CO2削減と住宅市場の刺激の2つと聞いているが、このうちCO2削減については省エネルギーへの関心の高まりという意味で機能している。市場刺激にはつながっていないが、半分はうまくいっている。と答えました。
エコ住宅については3月11日夕方6時頃からニュースの中で取り上げられる予定だそうです。


100304maki.jpg


最後に木質燃料、いわゆるカーボンオフセットについてです。

近頃流行の薪やペレットのストーブはCO2排出量は0と見なせるとされている。そこで
1、排出量がゼロとみなせる事について
2、薪やペレットのストーブ(あるいはボイラー)の価値について
どうお考えでしょうか?

そういうご質問でした。
白井の考えはこんなです。
1.
地球温暖化、温室効果ガスの問題は、突き詰めれば『石油』の問題だとヨーロッパは考えており、白井も同様に考えています。
ですから燃料・エネルギーという点では同じでも、木質系燃料は温暖化や温室効果ガスと関係していない、というのが本当の意味であり、『CO2が排出しない、あるいはゼロと見なす』カーボン・オフセットという考え方は、説明のための理屈だと思います。
ですから、木質燃料はCO2が排出しないのではなく、問題の外にあるというのが正しいと思っています。
※石油燃焼によって発生したCO2と熱を地中に戻すことができたら、問題の1つは解決することになります。が、言うまでもなく世の中はそんなに単純ではないです。『石油資源』の奪い合いという面があるからです。エネルギーが安定して確保されること、すなわちエネルギー安全保障から見たとき、環境問題というのはとても便利な言葉である、という面もありますね。エゴを包み込むきれいなパッケージがエコであり温室効果ガス削減目標であるという見方もできます。


2.
薪ストーブの価値については、まさに価値観の問題ですから、主観的意見になります。
白井は、個人レベルのエネルギー安全保障の面から、暖房設備のほかに薪ストーブを備えた方がいい、と考えています。石油起源のエネルギーが手に入らない価格になっても、ボクのうちは暖かいので心配無用。いやあ、これってすごいエゴですね。
ただし、課題があります。都会には燃料となる薪がないことです。


そこで薬のカプセルみたいなお手軽燃料のペレットが出てまいります。ペレットは購入できる木質燃料だし、何より手軽です。
しかしですねえ、ペレットには2つほど課題があります。1つは、多くのペレットストーブが電気を使う点です。電気を使う理由は、石油ストーブのようにお手軽にするためですが、エネルギー安全保障の面からはNGです。木質燃料だけで暖をとれないと、意味がないからです。
もう1つは、「ペレットストーブが寒い」という声があることです。原因はわかっておりませんが、複数の方から聞きました。ので、使い方によっては何らかの課題が発生するのだろうと想像しています。石油ストーブに替えたら暖かくなったという声もあるので、燃やし方の上手下手が発生しやすいのか・・・。


ボクは薪ストーブに価値を感じます。しかし、今の生活で薪ストーブに熱源を頼ることは現実的ではありません。よって、自分の中で薪ストーブはあったらすごくいいね、という設備です。


(写真)ふわふわの雪。大きな結晶の形をした雪があったので、思わず撮影しました。早朝だけのドラマです。
薪ストーブだけで暖房する住宅。薪の投入量・ひと冬の必要量なども計算した上で無理のない範囲で火の面倒をみられるよう、断熱を強化して燃費をうんとよくしている。

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2010年03月02日(17:50)

将軍様よりぜいたくな暮らし。かも

「安い石油を手にした現代人は150年前の将軍様より湯水のようにエネルギーを使い、やりたい放題の生活をしている、という見方もできなくはない」

これを読んで衝撃を受けた人は、感性豊かでかつエコに関心の高い人だと思います。
これを読んで『ふむふむ』と納得した人は、知的な方でしょう。
これを読んでとくに何も感じない人は、・・・。


この文章は岩見沢在住の建築家・中村欣嗣さんのホームページに掲載されたものです。
http://www17.ocn.ne.jp/~nyk/chap8_1top.htm 直リンク
http://www17.ocn.ne.jp/~nyk/ topページ


われわれは石油なしで暮らすことなど、もはや不可能です。しかし、その結果どういう生活になっているかといえば、本人は自覚がなくても、エネルギー的にはものすごいぜいたくな暮らしぶりだったりするのですね。
自動車を運転し、飛行機に乗って旅をし、温室育ちの野菜を食べている。野菜だって石油なしではできません。


すべての快適生活をリセットすることはできなくても、一部を思い切って捨てることならできそうです。

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2010年02月25日(12:50)

エコポイントの"おやおや?"

ヘンな話が出てきました。


1.新築でもらう予定のエコポイントをその新築に使うとき、別の契約書になっていなければならない。
別になっていればキッチンでもいいそう。すなわち、本体工事からキッチンをはずした契約書と、キッチンの契約書が必要。


2.エコポイントを断熱には使えない。
断熱に対して評価する制度なので、得たポイントを付加断熱などには使えません。


3.掃き出し窓やテラスドアはエコポイントの対象外です。
出入り口にも使われるこれらは、窓とは言えないからです。


国土交通省がこう指針を示しているそうです。
皆さんはどう思いますか?

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2010年02月24日(13:34)

住宅コストをトータルで1/10に!!

しばらくブログを放置プレイしていまいました。
いつものように"そのとき"はとつぜんやってまいります。
順調に書いてきたのですが・・・。


この1週間では、20日、21日の2日間、定山渓温泉で北海道と東北の工務店が集まる「北方圏住宅サミット」が開かれました。主催者によると150人ほどが集まったそうですから、たいしたものです。


さてさて、もっとも印象的だったのは、22日・月曜日に取材に訪問した植松電機@赤平市の植松努専務。『住宅コストを10分の1に引き下げる研究を始めているらしい』
そう教えてくれたのは由仁町の伊藤さん。小生とは予備校の同期なのです。


100224uematsu.jpg
約1時間半、植松さんの構想を取材しました。いや、構想ではなくすでに動き出しています。今年の夏に要素技術を集合させ、来年には実際に建設するそう。


住宅から排出されるエネルギーのムダをなくしていくプロセスは、じつにおもしろい。しかもハイテクは使わずに。
ポイントは建設コストの引き下げ、断熱と熱回収によるエネルギー効率の引き上げ、そして高耐久化。トータルで1/10にめどはついたそうです。


植松さんはすごいです。北海道知事にすべきかもしれません。


ちなみに植松さんとは、民間でロケットをつくっちゃった人です。「思うは招く」。ムリと思った瞬間に脳が固まる。北海道の"いなか"で宇宙開発を本気でやっているすごい人です。


「1/10が実現したら仕事がなくなる」的発想から「仕事をつくりみんなが豊かに」へ。

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2010年02月05日(12:55)

住宅版エコポイントについて

100205-6.jpg先日、当社ホームページをご覧になったという方からお電話をちょうだいしました。
最初の質問は「エコポイントをもらえない住宅はどのくらいの比率ですか?」とたずねられましたが、ご質問の趣旨は


「今計画中の家がエコポイントをもらえないと住宅会社から聞かされた」

という相談内容でした。10年前に制定された省エネ基準をクリアできない住宅と、それを設計し受注しようとしている住宅会社に対し、心底不安を感じたようでした。


小生はいつ、誰からたずねられてもこう答えています。
新築住宅のエコポイントは、『液晶テレビを買ったらエコポイントがついてくる』と同じです。エコポイントがつかない住宅は、ちょっとあり得ないと言い切っていいでしょう。と。
家を建てたら全員もらえるプレゼントです。


でも、国はエコポイント取得を義務化しているわけではありませんから、最終的に選ぶのは消費者です。
ただし、問題は30万円だけではなく、毎年続く光熱費のほうが深刻かもしれません。
お電話の方にこうお話ししたら、「そうなんです」とおっしゃっておりました。


いずれにしても、住宅エコポイントは省エネ誘導という国の政策目標のために働いたことは確かです。

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2010年01月22日(13:47)

小宮山宏先生

100122_komiyama.jpg東京大学の元総長で三菱総研理事長の小宮山宏氏が10年も前に提唱した小宮山ビジョン2050が再び注目を集めている。これまでも政府委員などを務めてきた同氏の主張に変化があったのではない。世の中が変化したのだ。CO2削減をめぐる議論に大きな変化が現れたのは、同氏の主張に政府が注目したからだとの見方が出ている。


その主張とは。今を去ること10年も前、岩波書店から「地球持続の技術」という新書が発行された。恥ずかしながら、小生もこの本をごく最近知った。はじめにという前書きが6ページある。その3ページまで読み進めて、胸が熱くなった。


「いま必要なことは、未来のある時点で社会がこういう状況になっていれば地球は持続できるというマクロなビジョンを共有した上で、その中にリサイクルや太陽電池といった個別の活動や技術を位置づけて評価することである。現在欠けているのは、そうしたマクロなビジョンなのではないだろうか」と語りかける。


こういう視点で地球温暖化について書かれた本を読んだのははじめて。例えば『太陽光発電はこれだけすごい』的な話はたくさんあるが、われわれが目指すべき方向を定め、自画自賛状態の技術(商品・サービス群)を整理し、それぞれの立ち位置を明解にしたことがすごい。しかも文章がシロウトにもわかりやすく平易。なにより、日本人が失いつつある自信、それは技術立国としての将来の不安だと思うが、そういった不安を一掃し、自信が回復する。


この1冊は必読だ。
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2009年12月30日(22:28)

今年一年、お世話になりました。

今日の夕方、今年最後の打ち合わせが終わりました。ふだんはなかなかお会いする機会のない方で、無理を申し上げてこの時期に時間をとっていただきました。
2時間ほど、いろいろなお話をしました。ちょうど、太陽が山に落ち、光の色が青くなっていく時間でした。そして気がつけば窓の外はすでに漆黒。冬至を過ぎたとはいえ、まだ昼が極端に短い12月です。


雪の季節になると、真っ白いはずの雪がいろいろな色に見えるから不思議です。真っ青だったり、証明に照らされてオレンジ色だったり。


そして今年もあと1日。皆さん良いお年をお迎えください。
天気が良ければ、小生は初日の出スキーに出かけるつもりです。


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今日訪れたスーパー。冷凍庫の前に立つと、とつぜん庫内の照明がついた。「おやっ」と思ってジロジロ観察した結果、すごいことがわかった。この冷凍庫は三菱電機製で、照明はセンサー感知のLED、ガラスはなんとトリプル仕様・触っても冷たくない。超高断熱・省エネ冷凍庫なのであった。手前が照明ON、奥がOFFの状態。

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2009年12月17日(18:29)

断熱改修にエコポイント

091217_IMG_4579.jpg091217_IMG_4592.jpgつきそうですよ、断熱改修にエコポイント。確定情報は来週のクリスマス・イブまでにはリリースされそう。


エコポイントで新築住宅が増えるということは、あまり期待できない。まあ、テレビを買い換えたらポイントがもらえるわけですから、家を建てたらポイントがもらえる、というレベルで理解しましょう。


改修については、エコポイントが大きな後押しになるのではないでしょうか。ただのリフォームなら何ももらえない。でも断熱改修するとポイントがもらえるうえに、暖かく快適になる。断熱材のお代は国が出してくれる。


機器に対してではなく断熱に対するエコポイント。
これは一歩前進かもしれません。


(旭川の雪景色と小生のくさそうな足。踏みしめているものについてはまた改めて。)

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2009年12月13日(06:38)

自然エネルギーと日本の進路

SBSH0036.jpg12月12日土曜日
午後から副編とシンポジウムに参加した。お題は「25%削減と自然エネルギー社会への道筋」。
事業仕分け人を務めた飯田哲也さん、北海道選出衆議院議員の逢坂誠二さん、そして今やベンチャー企業の社長でもある大友詔雄先生などといったパネラーの顔ぶれ。主催は北海道グリーンファンド。


お題からもわかるように、鳩山総理が宣言した温室効果ガス削減の目標を達成するために、日本の全産業と主に電力エネルギー、そして政策はどうあるべきか、というかなり難しい議論です。


なにせ午後1時から終了は時間延長して5時半までという長丁場。収穫がありました。


主催者は、市民が出資して発電所(風力)を建設し電気を作っちゃうという取り組みをやってきたNPO。その成り立ちからいえば市民活動家のグループで、平たい言葉で言えば「左」のよう(パンフを見て知りました)。
パネラーの一人にはほくでんの偉い方。コーディネーターは日経新聞の編集委員ということで、そういう意味での議論に深入りしないバランスと、日経にしては突っ込んだコメントもあり(失礼)、いいコーディネートだったと思います。


飯田さんはものすごく物事をはっきり言う人でした。事業仕分けで、太陽光発電への補助を切った理由も語っていましたが、考え方が一貫している。その理由はここで書くと長くなりそうなので、割愛(http://www.isep.or.jp/ に12/3づけでpdfの資料あり)。


ボクが興味を持ったのは、自然エネルギー、原子力、エネルギー安全保障という大きなテーマについて、これまで国に近い人たちからいっさい語られなかったことが出てきたという点です。


CO2削減を考えるとき、自然エネルギーと原子力が代替として出てきます。この2つは同時に推し進めるものか、補完関係か、補完関係としたらどういう補完関係か。コストはどうなのか。
自然エネルギー関係は世界的に見ればこの10年ですでに一大産業となっており、そこに日本の企業が加わっていないこと。それは政策の後押しがないから育たなかったことなど、まあまあ、でるわでるわ。

もう一つ。政府雇い(お抱え?)の学者のことにも飯田さんが触れていました。政権(本当は省庁?)のために都合のいい資料を作る学者がいて、ヘタをするとだまされる。
「悪魔は細部に宿る」(飯田)
いい言葉ですねえ。感心しました。もちろんこれは「神は細部に宿る」という言葉をもじったものです。


ボクは、以前も書いたことがあるのですが、2006年のスウェーデン・ドイツ視察のあと、原発は必要だという考えになりました。
http://www.iesu.co.jp/cgi-bin/ediblog/ec/ec_0.htm 3月のエントリー)
コーディネーターも似た趣旨の話をしていましたが、ボクは2006年の視察を終えてから、温室効果ガス削減問題を「エネルギーの安全保障問題」ととらえています。石油や天然ガス価格が高騰する、出荷停止される、そのようなことが起きる前にも問題があります。エネルギーを餌に、おどしやゆすりまがいの外交に屈してしまう(ロシアがウクライナへのガスパイプラインを止めたことがありましたね)。


省益や一部の人たちの利益ということではなく、われわれの生活の将来にわたる安全を考えて、タブーとか対立なくオープンに話し合うべきだと思います。
シンポジウムはそういう空気を持っていたように感じました。
(写真は休み時間です)


12月11日金曜日の夜は、北島さんの送別会を兼ねた忘年会でした。
北島さんは今年、ある会社の社長を退任して会長になり、その会長職もこの年末で辞して非常勤となり、3月末で長かった仕事人の生活を終えるそうです。
67歳。まだお若いですが、この潔さは北島さんのお人柄。20人近くが集まったのも、北島さんのお人柄。
8時で終わったあと、9時前のJRで帰る伊藤さんと30分だけの二次会。伊藤さんの大仕事、12日の結婚式での祝辞はうまくいったでしょうか???

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2009年12月09日(19:27)

今日もエルプラザ

091209_kawamoto.jpg「性能向上リフォーム技術セミナー」が開かれ、遅刻しましたが参加&取材しました。


全国各地にたくさんの住宅が建っています。そのうちほとんどは断熱・気密化されていない。耐震性もかなり怪しい。
これらの住宅を改修して、当然住み心地が良くなり、暖房費も少なくなる。


こんないいことがあることをまずは知ってもらわねばなりません。
そして技術の裏付けも必要です。
当然、納得できる価格でこれらが実現できなければ広がりません。


今日のセミナーは、かなり究極の性能追求型です。断熱・気密性能は新築と同じ。費用は既存の基礎と構造体を使うので、手間を差し引きしてもおよそ7割で収まると講師の方がおっしゃっていました。
新築で1,600万円とすると、1,200万円程度。
これを松竹梅の松とすると、梅は300万円くらいで暖かい住宅ができることでしょうか。


帰りはまた3km歩きました。今日は道クセせずにスタスタ・小走り。昨日より暖かかったのか、北18条でかなりの汗でした。

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2009年12月02日(19:40)

住宅版エコポイントが話題になっております。

今の段階では細かいことがわからないのですが、これまで真剣に高断熱・高気密住宅を推進してきたつもりの小生としては、心配な気持ちもあります。いや、現時点はまったく高断熱・高気密への推進政策がありませんので、何かやれば今よりは良くなるでしょう。


「景気が悪いのだから、わざわざ国民が望んでもいない性能(断熱性能のこと)を引き上げるためにコストをかけるなんて、景気を冷やすだけ。」
という考え方もあります。


いろいろな考えがある中で、どちらかに進まないといけないんです。みんなに気を配った中途半端な政策にならないことを願います。


ところで小生の大好きなスキーですが、温暖化が進んだ世界では真っ先にやめるべきレジャーとして、どこかのホームページに紹介されていました。だから、そうなる前に何とかしたいんですよ・・・。

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2009年10月27日(18:17)

No1ソーラー住宅(in the world)

photo_daily1008_1.jpg
CNNニュースサイトで知ったのだが、先ごろアメリカで「ソーラーデカスロン2009」というイベントが開かれ、第1位にチームドイツが輝いた。


photo_gallery_germany.jpgアメリカ・エネルギー省が主催するこのイベントは、大学20チームが最も優れたソーラーハウスを競うもの。デカスロンとは陸上の十種競技を意味し、ソーラーハウスを10項目の総合力を決するという意味らしい。
10月の3週間にわたって建設・公開された。建設地はワシントンDCのナショナルモール。残念ながら小生はワシントンDCに行ったことがない...。
参加チームはアメリカ国内を中心に、カナダ、スペイン、そしてドイツ(ダルムシュタット)。細かいことはインターネット上に翻訳情報があるので、そちらにお任せする(小生に翻訳は荷が重いもので)。「ソーラーデカスロン」で検索してみてください。


公式ページの写真を見るとどの住宅もとても魅力的だ。モダン、伝統デザイン、未来デザイン、さまざまなタイプがあるが、総合力を評価されるだけあって、いずれも実際に建設できそうな家ばかり。常設の住宅展示場よりおもしろいかもしれない。
次の開催は2011年秋。通訳同行で訪問するとおもしろいかも!!日本の大学もぜひ参加を。


ステキな写真をたくさん貼り付けました。
CNN:http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200910180002.html
公式ページ:http://www.solardecathlon.org/

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photo_gallery_louisiana.jpg
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2009年10月18日(10:31)

「冬の灯油消費20年間で倍増」(ママ)

秋田県大館市で高断熱・高気密住宅を建て続けている「知的オオタホーム」という会社があります。ちょっと変わった社名ですね。その会社の中心になって働くタケちゃんのブログに、2009年10月1日「冬の灯油消費20年間で倍増」という気になるエントリーがありました。
以下引用です。

今朝のさきがけ新聞に掲載されてた見出しです。 かいつまんで転載すれば二酸化炭素削減が叫ばれてるにも関わらず住宅から排出される量は年々増えており、増加の大きな要因となっているのは暖房用の灯油。  紙面によれば秋田県(主に秋田市と旧本庄市の比較的暖かい地域データ)の冬場の灯油消費量(平均)は1980年代からの20年間で倍増し、札幌市の消費量を追い抜いたことが報じられています。2002年の本県の平均消費量は1356リットルで1982年に比べて倍増し逆に札幌市は2423リットルから半減し1308リットルに秋田県より寒い地域なのに下回っています。 〈中略〉 秋田は持ち家率が8割と高いが築30年以上経過している住宅が25パーセントを占め、断熱性を高める改修も進んでおらず「各部屋からの放熱も多い」と話す。一方で長谷川准教授は「北海道は住宅メーカーが高断熱、省エネを売りにした住宅を積極的に販売してきた為に20年間で46パーセントの灯油削減に結びついた」と言います。
〈以下省略〉 原文はこちら>>


091018_old.jpgこれは驚きました。そして、暖房をあまり使わなかった本州でも、生活スタイルの変化や快適性の追求によって、全室暖房へ移行し、それがそのまま暖房エネルギーの増加につながっているようなのです。
北海道も秋田市と同じく全室暖房へ移行しましたが、「部分暖房と同じエネルギーで全室暖房」のキャッチフレーズで高断熱・高気密住宅が徐々に広がり、結果として暖房エネルギーの増加を抑えることができたのです。このことが持つ意味は計り知れないと小生は思っています。
もし、断熱住宅が普及しなければ、北海道は依然として多くの家庭が部分暖房で背中を丸めて生活し、裕福な人だけが2,000リッター以上の灯油を燃やして全室暖房を行っていたでしょう。


秋田市は実はさほど寒くありません。しかし冬の日本海側は日差しがないため、どうしても暖房に頼ってしまうのです。そのことを神奈川県に6年、それ以外は札幌に暮らす自分はよくわかります。


ただ、札幌の灯油消費が半減しているというデータには、ちょっと違和感がありますね。延床面積が同じなら20年前といまで半分には減っていないと思うのですが・・・。

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2009年09月11日(18:08)

鎌倉パッシブハウス取材記 05

またまた大きく時間があきました。この間に民主党が政権を取り、なんとエネルギー証明書(エネルギーパス)の普及が政策に盛り込まれています。
もしかすると、日本の省エネ政策は大きく様変わりするかもしれません。願わくは、意味のある税金の投入になってほしいと思います。


さて前回は森さんが大切だと思っている3点を挙げました。
1.暖房(冷房)燃費の事前表示
2.世界基準の性能
3.ローテクの重要性


1については、「自己申告制の省エネ性能に終わりを」というキャッチフレーズを使っていました。
日本の省エネルギー基準はQ値という建物の断熱性能で規定されていますが、実は期間暖冷房負荷基準という物差しもあります。しかし、それは指針であって、例えばボクの家がどのくらいの暖房を使うのかは、基準からはわかりません。
それをわかるようにしようというのがQ1.0住宅でもあるのですが、では太陽光発電を載せるとどうなるの、という質問にはちょっと困ってしまいます。さらに、ふつーの断熱で太陽光発電システムを載せたときはどうなの、エコキュートを入れるとどう?
こうなるともうわかりませんね。
「自己申告制の省エネ性能に終わりを」
まさしくその通り。あまりにいろいろある省エネ手法を評価する「仕組み」が必要なのです。


2=北海道の性能基準についてみると、現行の省エネルギー基準(もちろん義務化されていません)が108kWh/m2です。一方、パッシブハウスは15kWh/m2。パッシブハウスが厳しすぎるという立場に立っても、世界基準は現行基準の半分、すなわちQ1.0住宅基準ということになるでしょう。


090911berlin.jpg
3=あまりにいろいろある省エネ手法のなかで、ローテク(すなわち断熱)は重要なのか。断熱は建物が寿命を全うするまで効果を発揮し続ける最も安上がりな省エネ手法だ、というのがヨーロッパの認識です。暖房の熱源が変わっても影響ない、機械でないから壊れない、維持管理費はほとんどかからない。こういうローテクの上に、ハイテク装備をそのときの必要に応じて行う。


<ドイツは日本と同じ物づくりが得意なハイテク技術国。もちろんいろいろあります。写真は太陽熱温水器。>

<<鎌倉パッシブハウス取材記 04

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2009年08月22日(16:17)

鎌倉パッシブハウス取材記 04

◆第2回の取材記で

大切なのは何か。森さんは「暖房(冷房)燃費の事前表示、世界基準の性能、ローテクの重要性」と語っておられます。

と書きました。


  1. 1.暖房(冷房)燃費の事前表示

  2. 2.世界基準の性能

  3. 3.ローテクの重要性


特に2と3が、世界の先進国と比べてわが国が客観的に見て遅れている、それを知らないまるで鎖国状態に置かれているように思います。


090821_EnEV2002.gif


◆2の基準レベルですが、以前にも触れたことのあるドイツの現行基準(EnEV2002)は、日本でいえば東北程度の寒さのドイツに、北海道の現行省エネ基準程度を義務づけるものです。日本はなんの強制力もない基準という名の指針、ドイツは義務基準です。
聞くところによると、当初はドイツでも「厳しすぎる」という声が多く、リフォームの場合は緩和したという話もあるようです(未確認)。2002年以前の段階では、日本とEU諸国はそんなに離れていなかったのです。
◆ところがその後、EUだけでなく北アメリカも省エネ建築に大きく踏み込みます。この間、欧米は住宅景気がよかったのに対し日本はいまいちだったという経済環境の違いはもちろんあります。しかし、その違いをつくり出したのは、「環境ビジネスで産業を興す」という発想を持った国と持たなかった国の違いでもあると、小生は思っています。
失われた10年・・・。


書いているうちに、取材記ではなく小生の意見発表になってしまいましたね。
(つづく)

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  鎌倉パッシブハウス取材記 05>>

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2009年08月14日(06:11)

鎌倉パッシブハウス取材記 03

32278910.JPG
◆いま、森みわさんの本を読み終えました。そして書籍紹介をここと北海道住宅新聞、そして札幌良い住宅jpの3ヵ所にすることにしました。


  1. 1.消費者向けとしては少々難しい部分のあるけれど、これから家を建てる人にぜひ読んでもらいたい。家を建てる前の投資としては、1,365円はとても安いと思います。

  2. 2.住宅に関わる専門家もぜひ読んでみてほしい。彼女の総合的・全体最適を目指す考え方、なぜ省エネ建築を目指すのかという理由の部分に加え、省エネ住宅を推進する皆さんにとって、消費者啓もうの最適書と思われるからです。

  3. 3.しかし、それだけで語りきれない奥の深さがこの本にはあります。ブログでは、著者の奥の深さの部分について、少し紹介してみたいと思います。


◆世界基準の「いい家」を建てる というタイトルは、あまりいいタイトルとは思いません。おそらく編集者が一般受けを狙ってつけたのでしょうから、それはそれで受け入れましょう。
しかし、中身は世界基準を語るだけの上滑りなものではないことを、断言いたします。ここに語られているのは、地球環境の保護であり、省エネ建築(ローテク部分での)の重要性であり、快適な室内を求めることが決して女子更衣室をのぞくがごとき禁断の行為ではないこと-などなどですが、その根本の理由が最後の章で触れられています。
◆すべてを紹介してはネタバレで読むおもしろさがなくなってしまいます。彼女はなかなかのリアリストであり、世界を変えたいと目標を持っており、わが家ではくつろぎを求めており、そして私たちと同じ日本人です。
◆多少の誤解と説明不足についてはご愛敬と言っていいのではないかと思います。


セブンアンドワイへ


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  鎌倉パッシブハウス取材記 04>>

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2009年08月12日(05:41)

鎌倉パッシブハウス取材記 02

◆2009年7月9日に第1回を書いてから、なんと1ヵ月以上もたっておりました。前回は建築現場に着く前で終わっています。要するに何も書いていない・・・。この間、わりと忙しかったので、それを言い訳にして2回目が登場しませんでした。すでに新聞記事をアップし、森みわさんから著書もいただき(読み始めました)、記事についてのお問い合わせも何本かちょうだいしました。


090811_passive02-01.jpg(訪問者と森さん)
◆パッシブハウスはドイツの省エネ基準みたいなものですが、日本と違って熱損失係数(Q値)ではなく、エネルギー使用量で規定されているようです。暖房の基準は15kWh/m2以下。これを実現するために温暖な鎌倉で240mm断熱を施しています。
この基準値そのものにはあまり意味がないというのが小生の考えです。なぜなら、これはドイツの基準であって緯度がずっと低く南北に長い日本全体で、基準の妥当性を考えることにほとんど意味はありません。
大切なのは何か。森さんは「暖房(冷房)燃費の事前表示、世界基準の性能、ローテクの重要性」と語っておられます。小生、まったく同感です。森さんがいっぺんで好きになりました。日本で断熱オタクなんて存在は超マイナーです。しかし、森さんは何とかメジャーにしようと頑張るつもりです。それなら応援したくなるというものです。


090811_passive02-02.jpg(天井の配線シール部)
◆今回は、気になった点がひとつありました。気密層のつくり方です。写真のように調湿系のシート(INTELLOインテロ)で気密層を造り、その室内側に胴縁を施工して配線などを引き回せるようにした上で、内装下地のボードを張る予定になっています。
この室内側胴縁が重要なのはわかります。これがないと、コンセント位置を変えるたびに気密層破壊、ということになりかねないからです。しかし、もう一つ大切なことがあると思います。
◆この段階で気密性能はかなりの数値が出たそうですが、大切なのは気密性能の長期にわたる耐久性です。気密層は常にボードで押さえるべし。この納まりで気密層が動かないように固定できるかが心配なのです。なぜなら


  1. 1.シートだけでは風によって断熱層内に外の冷気(夏の湿った暖気)を吸い込んでしまう危険性がある

  2. 2.台風などで風圧がかかったときにテープ類がはがれてしまう危険性がある

  3. 3.ボード押さえをすることによって、万が一、気密シート材が劣化で破れても気密性能の低下をうんと小さくできる。

1と2については、外壁側の面材によってリスクは低くなるものの、3の問題は完全に解決しないのではないかな。
室内側の空気層に断熱材を充てんするなどして、間接的にボード押さえが効くようになればいいかもしれません。(そういう納まりになるのかどうか、確認をしておりません)


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2009年08月08日(15:36)

40代後半からは暖かい住宅

◆べつに40代後半が高齢者の入口で、体が冷えて困るからというわけではありません。8月15日号の新聞にも「編集長の目」として書いてみたのですが(もうちょっとお待ちください)、どうも断熱改修が進まない。まあ業界目線での話ですがね。ただ、いち北海道住民としても、戸建ての賃貸に入った経験から、家が暖かく変身したらうれしい気持ちがあります。
◆なぜ断熱改修が進まないのか、もっとも身近なM副編集長に取材先に向かう車中でインタビューしました。
090808kaisyu_NG.jpg
<屋根形状を変えて窓を交換して。ここまでやるなら断熱改修もやればいいと思うのだが、不動産屋が「フルリフォーム」で売る物件のほとんどは、見た目だけで断熱性能は低い。>


-戸建ての中古住宅を買う気ある?
「ありますよー」
-買ったら断熱改修する?
「うーん、しないでしょうねえ」
-えっ、どうして・・・?
「だってどのくらい暖かくなるかわからないじゃないですかぁ。それにどのくらい寒いかもひと冬越さないとわからないし」
-ええっ、どのくらい暖かくなるかわからないの・・・。そうか、じゃひと冬過ぎたらやる?
「うーん、やらないでしょうねー」
-あぁそう・・・。どうして?
「だってそれにお金かけるのはどうかなぁ」


-じゃあいくらまでなら出す? 100万円は?
「100万円は出しませんね。50万までかなあ」


090808kaisyu_OK.jpg
<似た内容のリフォームでもこちらは断熱改修をやっている。外壁や屋根をいじるなら、割安にできるし確実に暖かくなるのだが・・・。>


結論:M副編集長の断熱改修に対する付加価値は50万円。専門紙の記者にしてBIS資格者であるMくんがこうだから、消費者の判断は推して知るべしか・・・。
Mくん曰く、「家だけにお金はかけられない。寒くても死ぬほどじゃないしガマンできると思う」


◆でも年をとると寒さがこたえる。40代後半、子供たちの教育が一段落ついたら、終の棲家(すいのすみか)へ向けて家を直すのもいいと思います。

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2009年07月17日(17:31)

一次エネルギーで見るべきではない

◆今日は新聞の割付日。原稿も書き終わっておらず、朝から机に貼りついておりましたが、先が見えてきました。
◆なべやんさんからご意見をちょうだいしました。以下引用。〈実は、なんとなくなんですが、省エネレベルを全て一次エネルギー換算でって言う事に違和感を持っていたのですが、この辺に付いて・・・もう少し解説願えませんでしょうか?
一次エネルギー換算で言うと、オール電化ってのは意外と省エネでは無いと言う考え方もあって、「この辺ってどう考えれば良いのかなぁ」と思ってたんですが。〉


◆国と国との約束事が地球温暖化防止分野で「炭素換算」だったり「一次エネルギー換算」だったりすることに異議を唱える気はありません。
問題は国際間のルールを国内の私人間ルール、とくにエンドユーザーが契約の一方であるときに、そのまま当てはめるのはムリであろうという点。さらに選ぶ側のエンドユーザーに、実は選択肢がないにもかかわらず選択結果に責任を負わせることは間違っている点。そしてこういった状況は政府の無策の結果なのに、あたかも国民のぜいたくや浪費の結果であるかのように刷り込もうとするのは大きな間違いである点。そういう国を信じて消費行動をとった国民が、多大な費用負担をしながらなんのメリットもない不合理。
◆小生は住宅の省エネルギーを一次エネルギーで見るべきではないと思っています。その理由は、第1に難しすぎること、第2に熱源を選べないのに結果責任をとることはできないこと-の2点です。
1の難しいという点については、これは消費者や建築業者が手を出すレベルではなく、エネルギーの専門家がやるか、計算ソフトに組み込まれているべきレベルだと思うのです。
2については、灯油はいいとして、天然ガスはどの地域でも手に入るでしょうか? 電気については発電源を選べるでしょうか? 生活者には一次エネルギーを選ぶことができないのです。それなのに結果責任を負うのは明らかに間違った制度です。
◆消費者や住宅会社に対して、国はエネルギーの使用量を規制すべきです。あとは国が一次エネルギー換算を行えばいいのです。
◆逆に、一次エネルギーで見るにはどういう環境が整っているべきか。小生は天然ガスの普及率が少なくても携帯電話の通話エリアカバー率に近づくこと、電気については、発電源を選んで購入できること、そして電力会社がもっと自然エネルギーを購入する制度を国が整備するとともに、ペレットなどバイオマス燃料の普及を進めること。これらが実現すれば、消費者にエネルギー選択の自由とともに選択したエネルギーの使用量について責任を持たせることもあっていいと思います。


◆一気に書き込みました。間違いなどありましたらご指摘ください。

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2009年07月09日(18:57)

鎌倉パッシブハウス取材記 01

090709_passive01.jpg 090709_passive02.jpg
090709_passive03.jpg◆鎌倉駅に降り立ったのは久しぶりだ。しかも梅雨時となると、20年以上も前の昔話の世界だ。地図によると鎌倉パッシブハウスは、駅から鶴岡八幡宮に向かい、突きあたった道を右に折れてそのまま道なり、さらにちょっと入るということになっており、歩いて行こうと決めていた。
◆記憶の中では小町通りはまっすぐ歩けないほどの人出のはずだが・・・。海外からの観光客がとても多いのに驚くが、人出はさほどでもない。時間が早かったので、八幡宮にお参り。ここもガイジンさんが多いこと。皆さん、日本の伝統にとても関心があるよう。
◆時計を見るとそろそろいい時間。ボチボチ現場へ向けて歩き出そう。細い道をいく。それにしても蒸し暑い。車は渋滞気味。それでも真夏と違いエアコンからの熱で路面が死ぬほど暑い、ということにはならない。通りからそれて川を渡り、ちょっと進むと見えてきた。「日本初 パッシブハウス誕生へ」
(つづく)


鎌倉は梅雨空が似合う街だと思う。八幡宮遠景。
七夕まつりと重なり、神社やお寺はにぎやか。
飛び込んできたパッシブハウス。建築中でまだ外観はわからない。


鎌倉パッシブハウス取材記 02>>

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2009年06月30日(18:12)

鎌倉パッシブハウス

090630passive-house.jpg◆今度の日曜日、神奈川県の鎌倉市に取材に行くことになりました。ドイツの超高断熱住宅基準であるパッシブハウス基準で建てられている「鎌倉パッシブハウス」の現場見学会です。
◆パッシブハウスとは暖房にほとんどエネルギーを使わなくて良い住宅、というのがざっくりとした定義です。それを鎌倉で建てるというのですから、さすがに日本は広いというかふところが深い。住宅業界得意のQ値(熱損失係数)にするとおよそ0.7Wだといいます。


◆北海道からもこのプロジェクトに何人か参加しております。中でも注目は「木の繊維」でしょうか。北海道のカラマツやトドマツから断熱材を作る、というベンチャープロジェクトは来週、生産工場が竣工を迎えます。鎌倉の物件には道産が間に合わず、ドイツ製の木の繊維・断熱材が使われているはず。また熱交換換気は、平山さん(日本スティーベル)が担当しています。

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2009年05月31日(08:09)

D&DEPARTMENT

D&DEPARTMENT SAPPORO というお店に行ってきました。久しくこういった感性で商売しているショップに行くことを忘れていましたが、「日用品にロングライフデザインを」「いい物掘り起こし」「リユース」あたりのコンセプトが伝わってきて、かといってお仕着せるほどのいやらしさもなく、いい感じだと思いました。お値段のほうも比較的リーズナブル。シンプル&モダンデザインの物たちがそこにはおります。
090531_DD.jpg◆小生が買ってきたのは、そう、テレビや病院で見かけるアレです。会社の打ち合わせ机にペンやクリップを置いておこうかなと思いまして。そのトレーです。ちなみにお買い物をすると、リユースの紙袋に入れてくれます。こういった感覚が、『時代かな』などと感心しました。◆まあボクがあまり評論するより、ショップに行ってみてください。そこで感じるほうがボクの説教くさい文章より刺激的で、心に届くはずです。

http://d-department.kgkgkg.com/

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2009年05月11日(18:30)

5~6月にオーバーヒートする家、肌寒い家

◆北海道の5~6月のこの時期、暖房を切ると肌寒い家と、窓を開けて「暑い暑い」と悲鳴を上げる家があります。いったいどう違うのか、という質問をいただいています。これは難しくてとても興味深い問題です。


◆小生は最近まで、主に熱を蓄えることができるかどうか(熱容量)の問題だろうと思っていました。基礎断熱やコンクリート系の建物は、暖房を止めるとヒンヤリしてくるのは確かです。ところがそれだけではなさそう。西日の影響か、通風か、その他か。


◆札幌は先月4月26日夕方から雪が降りました。このためわが家はしばらく蓄熱暖房を入れていたのですが、その後ゴールデンウィークは好天続き。はじめてオーバーヒートを起こしました。蓄熱量はたいしたことなくても、日中に熱源があるとあっさりオーバーヒートすることがわかりました。
◆オーバーヒートを起こしたことのないわが家で起きたゴールデンウィークの出来事から、オーバーヒートをおこす家は「居住者が気がつかない何らかの熱源」が家の中にあるのではないかと想像しはじめています。それはつけっぱなしの『テレビ』かもしれません。<わが家のテレビ。シャープさんの資料を勝手にいただきました。>

090511_aquos.jpg◆というのも小生はコンクリートのマンション、木造の古家、現住宅と経験して、オーバーヒートを経験したことがほとんどないのです。高断熱・高気密住宅に住む知人も「うちは暖房を切ると冷え切っているからさあ」とおっしゃいます。他方、高断熱・高気密の実家はほぼ年中オーバーヒートを起こしています。うちの子供たちはリンゴ病のようにほっぺが赤くなり、小生は息苦しいくらい。暑さの違いを暖房設定や窓の大きさ、方位だけで説明できないのです。ライフスタイルの問題なのではないか、というのが小生の最新の説です。
◆小生の試算が正しければ、300~500Wもあれば十分にオーバーヒート熱源になりそう。1フロアだけならその半分以下です。いまどきの家で熱源になりやすいのは、テレビ。その他の家電製品。デスクトップ型のパソコン。


090511_atsusa.jpg◆7月以降は日差しをさえぎる工夫や風通しがとても重要になりますが、8月下旬になるとこれらも役に立ちません。暑さ対策で最後まで役に立つのは、北側の低所を開けて冷気を取り入れ、2階の高所を開放して排出する温度差換気だけのような気がします。もちろん日差しをさえぎることは、どうしようもない暑さの期間を短くする効果があるので、重要であることに変わりはないのですが。

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2009年04月23日(20:45)

高断熱化の提案に慎重になりすぎているのかもしれません。

◆住宅の新しい省エネルギー基準をどう思うかのアンケートを北海道住宅新聞の読者様を対象に実施しています。その回答が200通近く返ってまいりました。集計内容に、率直に言ってボクは驚いています。


◆改正された省エネ基準値は、10年前の旧基準と同じ。気密性能基準を廃止するなど、省エネ強化には向かっていません。こんなことで全国的に省エネ化が進むはずはない。しかし一方で、この基準さえクリアできない住宅がたくさんあるのだから、底上げは必要、という考えもあります。


◆昭和年代にスタートした高断熱・高気密化は、コストアップほとんどなし・断熱材の性能を引き出すことで省エネ・快適・高耐久の家をつくるというものでした。
ここでは断熱と、断熱性能を引き出すための気密は切っても切れない関係でした。
大きなコストアップなし、技術だけで実現できるのが良さでした。


いま、住宅会社は現状の断熱水準でさほどの不満がないと感じていますし、現状を超える高断熱化はお金がかかるため、簡単には薦められないのです。


しかし、理解あるお客さまが見つかれば、高断熱化を提案したい。意外と多くの住宅会社はそう思っているのではないかと、アンケート結果から想像しています。回答してくださったすべての方が省エネというテーマに関心を持ち、ほとんどの方が気密性能基準の廃止によって悪影響が出ることを心配している。そして過半数の方がより高い断熱基準を設定すべきだと考えています。


◆住宅会社側が高断熱化の提案に慎重になりすぎているのかもしれません。わかりやすい言葉で伝えれば、関心のある消費者は想像以上に多いのではないでしょうか。

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2009年02月25日(13:08)

太陽光発電がたいへんなことに

◆当社も今のところはニュースが伝える範囲でしかわかりませんが、太陽光発電に思い切った優遇政策が実施されることになりそうです。倍額購入。道南での試算によると、4kWを装備して年間約24万円の電力販売。取り付け費が240万円だとすると、10年で償却とも言えますし、利回り10%の投資対象でもある。アパートよりいいし、貯金より投資信託よりいい? 朝から当社の打ち合わせはこれで盛り上がりました。◆正確に申しますと盛り上がった人間と、ピンと来ていない人間がおります。そしてそのことを記事にしようと決まりました。ピンと来た人たちは、これを宣伝に使わないわけはありません。集客に、住宅販売に、もしかすると訪問販売も、いきすぎて独禁法違反の会社も出てくる?◆一方、盛り上がらない人間は「10年でパワーコンディショナー交換でしょ。10年じゃペイしないんじゃないの?」これもまた、冷静な意見。両方の意見があって、会社の議論は深まるものだと思います。

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2009年02月18日(17:38)

寒冷地での太陽光発電

◆新ブログに移行して、Kさんから「太陽光発電パネルにのった雪が落ちない(旭川近郊)」というコメントをいただいてから、そのことが気になっていました。札幌はあまり事例がありませんが、十勝では雪は落ちると聞いていました。
雪降りの翌日は必ず晴れます。だから午前中にパネル面が融けだして落ちてしまうという説明に、完全に納得していたのですが、Kさんに「落ちないことは確認済」と念押しされたので、かなり引っかかっていたのです。


そんななか・・・


090217yuki.jpg090218solar.jpg


◆ある研究者の方とお話ししているときにそのことを尋ねてみました。すると「落ちないんだよ」とひと言。この方は北見工業大学で環境技術を研究しておられた方で、寒冷地気象の専門家です。ご存じの方もいると思いますが、北見は晴天率が高く、ソーラーカーレースを開くなど太陽エネルギーの活用に熱心な地域です。
◆その北見で、住宅分野で太陽エネルギーを活用しようと研究を続け、最終的にあきらめた理由が「雪が落ちない」ためだったそうです。「かね勾配(10分の10、45度)なら別なんだけどね」。つまり、10分の6,7勾配程度ではダメなんだそうです。


◆小生はここで断定的表現はいたしません。ただし、「北海道は雪があって不利というイメージがありますが、そんなに不利ではない」とするメーカーの最近のPRは、検証が必要かもしれません。


札幌はこの冬はじめて、断続的に2日間、雪が降り続きました。2日程度なら、2日/365でたいして問題ではありませんが・・・。

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PROFILE

編集長 白井 康永

北海道住宅新聞、札幌良い住宅jp を中心に、“豊かな暮らし” を実現するために発信を続ける。地域の崩壊、高齢化、地球温暖化というかつてない激流の中で、自分自身も豊かな生き方を目指したい。 1963年生まれ(48歳)、北海道・札幌市出身。血液型O型。
2女1男の父としては、果たして合格か?? 夫としてはNG? 休みの日にやってること:スキーとジョギング(いずれもヘタレ)。

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