2017年02月15日(15:59)
3社の相見積もりでも電気パネルヒーターしか選べない
バレンタインデーのお昼に、東北海道にお住まいのこれから家を新築するかたからお電話がまいりました。
1.高性能グラスウール105mm+ウレタンボード20mm
2.フェノールフォーム50mm外張り
3.ウレタンパネル
これらの中でどの工法(業者)に任せるか、これらの断熱水準でいいのかを迷っているとのことでした。もし断熱強化するとしたら、窓か断熱か。
お住まいの地域は、冬は晴天が多く、強風が吹きつけるものの気温は道東としては温暖な地域。そこで白井は、窓をトリプルにするよりも、以下の断熱強化をおすすめしました。
高性能グラスウール105mm+ウレタンボードまたはフェノールフォーム50mm
こうすれば、6月に暖房を使う日が少なくなると考えたのです。
この話はもうちょっと続くのですが、そこははしょって暖房設備の話。
3社が3社とも電気パネルヒーターなのだそうです。1社がリビングにはエアコンをつけるそう。
これには正直ショックでしたね。
お客さまには事実上選択肢がないわけです。
1や2の断熱仕様は省エネ基準ギリギリです。電気パネルヒーターだけで暖房したら、一体いくらかかるのでしょうか。提案している会社は真剣に光熱費を吟味・試算したことがあるのでしょうか。
しかも電気パネルヒーターに適したホットタイム22ロングの新規加入はこの3月末で終わります。
どうするの?
ボクは、エアコンをつけたほうが良いです、とお答えしましたが、この地域で新築する多くのかたは、いまでも電気パネルヒーターを選んでいる(選ばざるを得ない)のでしょうか。
これから家を建てる北海道の皆さん、断熱も重要ですが、暖房もよく検討してくださいね。
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