2014年09月22日(17:55)

昨日はたいへんなことがありました。

飛び石連休ですね。

昨日の日曜日(9月21日)、食と農を楽しむ市民団体「るるるキッチンガーデンくらぶ」の石狩・厚田バスツアーを開催し、50人ほどの参加者にお越しいただきました。
大型バス1台が満席。不安定な天候もこの日だけは朝からずっと快晴。雨にぬれた畑ではトラクターが入れずに、イモ掘りができなくなったりと農業の難しさをちょっとだけ感じられる場面もありましたが、おおむね予定通りに終えることができました。

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ただひとつだけ、われわれ運営側を震え上がらせる出来事がありました。
迷子です。

海に面した見晴らしのいい施設で昼食をとり、少し時間の余裕があったのです。手打ちそばを食べながらそば打ちの体験や見学をする人、参加者同士会話を楽しむ人、晴天の屋外芝生で遊ぶ子どもたち。
そんなのんびりした空気を切り裂いたのは、「子どもが2人見当たらない」というおかあさんの声でした。
見通しのよい場所なのです。ここで迷子が発生するなど思ってもみなかったのです。
しかし、現実には迷子が発生しました。

事務局長を務める当社Kくんが、1.5kmほど離れた海岸で2人を発見。確保しました。迷子騒動から戻るまで、時間にして30分弱でした。

昨日は、ただ単に『子どもは想像もできないことをする』という結果以上に考えが深まりませんでしたが、1日たって、少し頭が整理できてきました。

1.畑や田んぼ、牧場ではこちらもかなり目を光らせている。
2.同時に、子どもたちも見通しのきかないところではあまり遠くには行かない。
3.見通しのきく場所は安心感がある。気がついたら遠くに来てしまった、という子どもの行動をまったく予測できなかった。
4.加えてこの日は細部のマネジメントがいまいち甘かった。

見通しのきかない場所は当然注意しなければなりませんが、見通しのきく場所こそ危険が潜んでいることを学びました。
参加者に「あれをしないで、これはやめて」と行動規制を強いるのは市民団体としてベストな方法ではないと思います。一方、出発が遅れればほかの参加者にとっての時間ロスが大きな問題になります。
答えはひとつではないでしょうが、注意の勘どころを間違っていたことは素直に反省し、マネジメントを常に最高レベルにできるように気合いを入れる必要があると感じました。

ちなみに、春の田植えイベントでは、車のキーをなくされた方がいて、当事者の家族はイベントを楽しむ余裕を失ってしまいました。すべてのハプニングをなくすことはできませんが、ハプニングから学ぶべきことはあります。
 
〈写真は、畑の状態を説明する有機栽培農家・長さんと、話を聞くくらぶ主催者のみーやん(木村光江さん)〉

カテゴリ:日記 |

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PROFILE

編集長 白井 康永

家づくりを変えたいという野望を持ち、北海道住宅新聞、札幌良い住宅jp を中心に、少子化の激流のなかでわれわれが日本を導きます.時にひょうひょうと(笑).
北海道・札幌市生まれ54歳。血液型O型.新卒1年、専門学校に通う娘たち、高校を卒業した息子あり. 休日にやってること:のろまジョギングとテレマークスキー.

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