2009年08月14日(06:11)
鎌倉パッシブハウス取材記 03
◆いま、森みわさんの本を読み終えました。そして書籍紹介をここと北海道住宅新聞、そして札幌良い住宅jpの3ヵ所にすることにしました。
- 1.消費者向けとしては少々難しい部分のあるけれど、これから家を建てる人にぜひ読んでもらいたい。家を建てる前の投資としては、1,365円はとても安いと思います。
- 2.住宅に関わる専門家もぜひ読んでみてほしい。彼女の総合的・全体最適を目指す考え方、なぜ省エネ建築を目指すのかという理由の部分に加え、省エネ住宅を推進する皆さんにとって、消費者啓もうの最適書と思われるからです。
- 3.しかし、それだけで語りきれない奥の深さがこの本にはあります。ブログでは、著者の奥の深さの部分について、少し紹介してみたいと思います。
◆世界基準の「いい家」を建てる というタイトルは、あまりいいタイトルとは思いません。おそらく編集者が一般受けを狙ってつけたのでしょうから、それはそれで受け入れましょう。
しかし、中身は世界基準を語るだけの上滑りなものではないことを、断言いたします。ここに語られているのは、地球環境の保護であり、省エネ建築(ローテク部分での)の重要性であり、快適な室内を求めることが決して女子更衣室をのぞくがごとき禁断の行為ではないこと-などなどですが、その根本の理由が最後の章で触れられています。
◆すべてを紹介してはネタバレで読むおもしろさがなくなってしまいます。彼女はなかなかのリアリストであり、世界を変えたいと目標を持っており、わが家ではくつろぎを求めており、そして私たちと同じ日本人です。
◆多少の誤解と説明不足についてはご愛敬と言っていいのではないかと思います。
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