2019年08月09日(16:24)

札幌の戸建住宅が1,000万円値上がりしている件

明日からお盆休みという方も多いようです。昨日の夕方とうってかわり、今朝の通勤時は車が減っておりました。

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お盆の期間中に机のまわりの片づけをしようと思う白井ですが、徐々に片づけをはじめた数日前に見つけたのが、以下のチラシです。ちょうど4年前の建売住宅チラシ。
北入りが2,590万円、南入りが2,745万円。しかも土地60坪、おうちは約40坪!
今なら、土地40坪、建物30坪で3,700万円でしょうね。たった4年で、札幌の建売価格は1,000万円も上がってしまいました。

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これは建売に限った話ではありません。土地を買って建物を建てる注文住宅や規格系住宅でも同じことが言えます。
札幌の戸建住宅価格は、土地+建物で3,500~4,000万円です。数年前まで3,000万円をコスト売れなくなるといわれていましたが、今そのデッドラインは4,000万円に上がっています。やっぱり1,000万円高額になっているのです。

こんな短期間に購入者の取得能力が上がったのか、といえばそうではありません。超低金利により月次支払額が抑えられていること、それと購入者の年齢上昇で年収が少し上がっていること。これだけで解決しないので、札幌市内の戸建着工戸数は一時期より減少しています。そして、その分は江別市など近隣の街に流れています。

1990年代のバブル崩壊以降、住宅地などの地価は下がり続け、15年ほど前に底値を記録しました。その後はゆるやかに上がってきましたが、ここ1~2年の上昇ぶりはバブルを思わせます。
札幌はオリンピックが開かれるかどうかで今後の地価が左右されるとみられます。ほかの地域は今後、緩やかに価格が低下するでしょう。

一方、住宅価格はそう簡単に下がらない、というか、下がらないかもな、と見ています。
住宅価格も1990年代から10年ほどはほぼ値上がりしませんでした。価格上昇がハッキリしてきたのは、2012年以降です。住宅価格のほうは、木材などの国際取引価格や、石油価格の動向といった世界情勢にかなり影響されるほか、長距離トラックなどに代表される輸送費・人件費の上昇が原因とされます。

今後は、大工さんの賃金見直しも進むのではないかと思います。じつは、大工さんの賃金アップは住宅価格にほとんど反映されていません。

トータルで住宅価格の今後を予測すると、「下がらないだろうね..」という見方が強くなっています。
むしろ、価値ある住宅を購入するという発想が大切になってくると思います。

カテゴリ:ie家 |

2018年12月29日(11:59)

1年間のお礼を込めて

北海道住宅新聞は、今年も無事に年末を迎えることができました。
思いを同じくする社内外の仲間、ご支援・ご指導くださるお取引先さま、メディアを通じて当社との関係を作ってくださった皆さま、まだ見ぬ新しい顧客の皆さま、そして家族に、心よりお礼申し上げます。
ありがとうございます。

2018年の業務は12月29日(土)に終了し、
新年は1月9日から通常業務となります。

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来年は仕事の整理をしつつ、みんなが働きやすい環境を整え、社会に貢献できる会社であり続けたいと思います。
皆さま、よいお年をお迎えください。

Have a Happy New Year!

白井康永

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2018年10月31日(19:13)

この秋から本格的にエアコン+セントラルヒーティング

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昨年の11月にエアコンを買って、暖房用と冷房用に使ってみました。
北海道の皆さん(われわれ)にとってエアコンは、自宅用の空調としてはあまりなじみのありません。
ボクも、自宅用となると大学・新卒時代の首都圏暮らしまでさかのぼります。確か大学3年になるときに、卒業する先輩から窓設置の一体型クーラー!!を譲ってもらい、それを数年使いましたが、その後は無縁でした。

昨年のエアコン・ファーストインプレッションはこちら。
https://www.iesu.co.jp/column/2017/11/

風を感じて、どうもうまくいきません。それと、温水セントラルヒーティングのまったく暖房を感じさせない暖かさに慣れているため、風が少しあって温度が20℃をちょっと超える感じになじめないようでした。

一方冷房はというと、今年の夏は、1週間ほど温度も湿度も高い期間があり、最高の冷房体感環境だったのですが、これまたなんか快適じゃない。冷房温度を低くすると寒い、高くすると湿気が高くて感じ悪い。どうしてかわからず、除湿運転にしてみたら、これがけっこう良かった。
まだ試行錯誤中ですが、なぜこういった不思議な現象が起きたのか、関西の方にうかがって、納得できました。それについては来年の夏にでも報告してみます。

エアコン暖房2シーズン目


肝心のエアコンによる暖房は、10日ほど前から使うようになりました。自分より家にいる時間が長い女房がいろいろ工夫した結果、暖房温度をセントラルヒーティング時よりも1℃上げて20℃にすること、吹き出し口を上下にあおること。これによってけっこう快適に暖房できることがわかりました。
いつもよりは少し室温が高いので、ついつい19℃に下げてしまいたくなりますが、そうすると風を感じて不快なので、20℃設定キープというのがコツのようです。そのときの室温は、20.3℃とかです。温水セントラルヒーティングより1℃高いでしょう。

たぶん、0.5℃刻みに設定できればもっと快適でしょうが、日本国内で壁掛けエアコンをそこまで正確な温度設定で使いこなせる高断熱・高気密住宅があまりに少ないので、メーカーは上級機種にしか設定がないのでしょうか? よくわかりません。知っているかたは教えてください。

そして気温が下がったここ2~3日は、セントラルヒーティングとの併用を開始しました。
再び女房による体感的調査の結果、エアコンからいちばん遠いトイレも含めパネルヒーターのサーモバルブを「0」にすると、室温が上がりすぎないことがわかりました。エアコンはセンサーで温度制御しているのになぜ過昇温するのかはまだわかっていません。

エアコンのないフロアは、普通にパネルヒーターを使っています。
これで、暖房機の使い分けができている状態になりました。

コスト面の試算では、わが家は時間帯別電灯契約なので、昼間は1kWh40円10銭、夜間は14円13銭です。この時期だと、暖房効率COPは3くらいになっているでしょうから、昼間は1kWh13.4円、夜間が4.7円くらい。トータルで8円くらいでしょう。これに付加金と燃調の調整がかかります。

真冬になるとCOPが落ちるので、あまりエアコンの出番がなくなります。11月から12月初旬までがエアコンの旬かと思います。
もう少し調査を進めます。

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2018年09月22日(17:18)

厚真町の被災住宅に大工ボランティアが入りました

北海道胆振東部地震から半月が経過し、北海道民の生活は徐々に普通に戻って来ました。しかし、これから冬を迎えるには、あまりにも厳しい被災住宅もあります。
今日・9月22日(土)は、厚真町内の住宅地で、被害の大きい家の修繕に向かう北海道ビルダーズ協会の大工ボランティアを取材しました。

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被災状況はひととおりではありませんが、この住宅はドアや窓が閉まらなくなっています。また、屋外の薪小屋が倒壊。その他数え上げれば切りがない被害です。
写真は、閉まらなくなったドアの修理をするボランティアグループ。建物のゆがみは元に戻らないので、応急処置として、ドアをはずして閉まるように加工します。

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札幌でもありましたが、ここも外部ブロック積み煙突が倒壊していました。

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2018年09月07日(07:20)

北海道胆振東部地震、それに続く北海道大停電

9月6日(木)朝3時ころに発生した北海道胆振東部地震、それに続く北海道大停電では、皆さまにご心配をおかけしました。幸い、当社および社員一同は全員無事です。

社内の被害も今のところほとんどございませんが、いまだ電力が回復しておりません。
このため、今日(9月7日)は臨時休業いたします。
 
まずはお見舞いのお礼とご報告申し上げます。
 

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写真は会社の近く、テレビでも報道されている札幌市北区北34条から37条付近の道路陥没です。
このあたり、雪どけ時期も水はけが悪いんです。
けっきょく地盤なんですね。

近所の家は、ブロック積みの集合煙突が崩壊。
リフォームの際は集合煙突の除去が必要と言われる理由が分かりました。

カテゴリ:北海道・札幌 |

PROFILE

編集長 白井 康永

家づくりを変えたいという野望を持ち、北海道住宅新聞、札幌良い住宅jp を中心に、少子化の激流のなかでわれわれが日本を導きます.時にひょうひょうと(笑).
北海道・札幌市生まれ54歳。血液型O型.新卒1年、専門学校に通う娘たち、高校を卒業した息子あり. 休日にやってること:のろまジョギングとテレマークスキー.

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