2015年02月23日(16:02)
中標津の暖房技術
2月20日(金)・21日(土)と東北海道の中標津(なかしべつ)町に取材出張に行ってまいりました。
車で約400km、札幌とほぼ同緯度の北緯43度ですが、ここは亜寒帯。その寒さの中で輻射暖房の新しいシステムに取り組んでいる会社があります。
温風暖房にもかかわらず、窓下のダウンドラフトを防止する窓下吹き出し・輻射暖房を可能にする仕組みです。
分かりやすく表現すると、温水パネルヒーターに温水ではなく空気を流す、という説明がわかってもらいやすいと思います。
その実験住宅を兼ねたお試し移住用のログハウスに泊まらせていただきました。
翌朝は気温-17.4℃、中標津空港は-19℃以下に下がったそう。
この状況で窓面の冷気を感じさせない真空ガラスと暖房システム、をして湿度を保った室内の空気が快適でした。
〈写真は初期型ですが、空気暖房パネルとは何かがとても分かりやすい。下のダクトが行きと戻り空気。上部のスリットから暖かい空気がジワリ放出される〉
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