2013年09月02日(17:25)
2014年以降、提案型建売とイージーオーダーが増える
注文住宅とは、注文できる能力を持った注文主と、それを実現できる能力を持った受注側がいて、初めて成り立ちます。
日本では、
「本格注文住宅」とか
「自由設計」とか、
消費者がどのような注文でもできるように宣伝する会社がありますが、そういう会社に限って注文は事実上できなかったりします。
一方、工務店・地場住宅会社は自由設計・本格注文住宅を売りにするケースが多いですが、果たして消費者側は本当に注文できる知識・見識を持っているのでしょうか。
厳しい言い方ですが、そういう消費者はほとんどいないと思います。
しかし、それも当然です。家を建てた経験がなければ、見識を持つことは難しいし、知識を得るための勉強の場も断片的で限られています。
そのことをわかっていて、工務店側も上手に誘導しながら理想の家づくりに近づくことはできます。しかし、それは時間がかかるのです。時間がかかるとその分だけコストが上がってしまいます。
もし、工務店・住宅会社側の提案で家を建てて、8割がた満足できたら、コストを抑えながら内容のある家を手にすることができます。これからは、こういった家づくりの方向が北海道での中心になってくると、ボクは予想しています。
もちろん、そういう家づくりはお仕着せである、とも言えます。もっととんがった家、もっと自分たちのライフスタイルに合った家がほしい、そう考える方は本格注文住宅を選べばよいのです。
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