2011年06月30日(18:36)

地震予知

 地震の予知ができるのか。この点については意見の相違があるようだが、地震学がこの数十年で大きく進歩していることは疑いない。浜岡原発の停止の時にマスコミで報じられていたように、"その後わかった"危険地帯というのがかなりあるという。


 北海道でいえば奥尻地震(1993年)まで、北海道北部・西部は比較的安全とされていたが、この地震を契機に研究が大きく進み、日本海側も安全とは言えないという。阪神淡路大震災が起きるまで、関西は地震が少ないといわれていた。要するに日本全国安心できる地域はないということなのだ。


 脅しではない。何せ地震はいつ来るかわからない。もしかしたら生きている間にはないかもしれない。しかし、いつか来ることは確からしいというやっかいな天災だ。
 もう1つ大切なことは、古い地震学を元に理論構築され、その後改まっていない技術や建造物があるということだ。例えば、東日本大震災時にすごく揺れたという免震構造の高層建築は"想定外の揺れ"であったかもしれない。


島村先生への取材の続きでした。本当は新聞に使い予定でしたが、掲載スペースがなくなりました。

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編集長 白井 康永

家づくりを変えたいという野望を持ち、北海道住宅新聞、札幌良い住宅jp を中心に、少子化の激流のなかでわれわれが日本を導きます.時にひょうひょうと(笑).
北海道・札幌市生まれ54歳。血液型O型.新卒1年、専門学校に通う娘たち、高校を卒業した息子あり. 休日にやってること:のろまジョギングとテレマークスキー.

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