2011年03月03日(09:40)

北の屋台 坂本和昭さんの話から

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北海道・帯広で北の屋台を実現した坂本さん。
街おこしとしてはじめた北の屋台。しっかり続いて10年。商売としても定着してきているそう。
坂本さんはすでに北の屋台の運営を「卒業」され、次世代への取り組みをはじめている。


問題の原点は、中心市街地の空洞化です。
坂本さんを動かす動機は、商店街が夢を持てなくなっているなかで、大切なのは地域に喜んでもらうことで商売もうまくいくというまちづくり(公共性)のアプローチ。
これは昨年取材した香川県高松市の丸亀町商店街と同じ。


そしてその話をする坂本さんの声が素晴らしい。説得力のある内容ときれいな声。天賦の才能に磨きがかかっている。
そう思いました。


ボクは、中心市街地の空洞化問題は、微妙に住宅業界とからむ予感がします。
市街地活性化事業としては「住まい」が事業の一端をになうので大きくからむのですが、住宅はコンクリート造(RC造)になるケースがほとんどなので、工務店とは関係しないようにも見えます。
でも、これからはそうじゃないような・・・。
高断熱・高気密化の推進で公益のためにがんばってきたように、これからはまちづくりと地域振興のために、まちづくりに「コミット」するべきではないかと思います。
いわば坂本さんと同じ視点です。


とは言え、書いている自分も模索中ではあります。

カテゴリ:ひと |

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PROFILE

編集長 白井 康永

家づくりを変えたいという野望を持ち、北海道住宅新聞、札幌良い住宅jp を中心に、少子化の激流のなかでわれわれが日本を導きます.時にひょうひょうと(笑).
北海道・札幌市生まれ54歳。血液型O型.新卒1年、専門学校に通う娘たち、高校を卒業した息子あり. 休日にやってること:のろまジョギングとテレマークスキー.

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