2009年11月11日(18:10)
鶴岡で見つけたボクの気に入った風景を集めました。
ボクは"江戸時代末期の朽ちかけた旅籠"というイメージが好きで、しかしこのイメージを誰とも共有できずにいるのですが、気がつけば鶴岡は自分のイメージの元であるかもしれません。というのも、やはり小説の舞台がここ鶴岡だからでしょう。
今回は普通の家と商店を集めました。
土壁が崩れた蔵が旗竿敷地の奥に住宅部分とともに建っています。この蔵はかなり古いのではないかと思います。失礼ながら、朽ち具合がとてもステキです。
かなりの豪邸に分類できると思いますが、屋根と庇の重なり具合がとても落ちついていて、色合いも抑えた仕上がりが、自分的にはギリギリ許せるかっこよさです。これ以上かっこよくなるとボクはもうダメ。
荒物を扱う商店ですが、店内はややおみやげもの屋さんチックな小物も多かった。商家ならこのくらいごついといいですね。ただ北向きなので冬は店の前が雪と氷でツライかな。
カメラ店とそれに隣接する蔵。いずれも年月を経た重みを感じさせます。
近代的病院を背景にかなり朽ちている感がある(失礼)民家。大屋根は瓦が乗っていますが、下屋は錆びたトタン。それにしてもステキな屋根の構え、そして黒板塀の高さも絶妙です。
一部しっくいがはがれた蔵。ツタが絡んでいますが、なんとも素朴なたたずまい。ところで入口がわかりませんでした。
夜のろうそく店。「ろうそく店」という商店自体が珍しくて写真を撮ったのですが、鶴岡は絵ろうそくと呼ばれる和ろうそくが有名だそう。おみやも買ってまいりました。富樫ろうそく店というかなり有名なお店です。
夜の内川。静かで、ほどよい暗がりで、心が満たされました。
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