2009年10月14日(18:07)

まるへん教えて~! のコーナー

そんなコーナー、いつできたんですか???
前回、「家全体を暖めるというより、コンクリート造の地下室を暖める感じです。」と書きましたら、Kさまから以下のようなご質問をいただきました。


床上の畜暖ONでどれほど地下室(床下)が暖まるのでしょうか?
熱は上に上がりますので床下を暖めるのはゆっくりゆっくりな気がします。
となると以前、素人発想でコメントした「床下に小さな暖房機器を」はいけてる気がするのですが...


091014BF.jpg
わが家の経験から申しますと、いわゆる基礎断熱した住宅で床下に暖房器を置かないと(熱源がない&床通気口がない)、床下は床上より温度が下がります。どのくらい下がるかは場合によって違いますが、2℃程度のようです。
逆に申しますと、床下を暖めても、床上の温度改善にはならないと想像します。Kさまのご指摘の通りです。


わが家は3層構造で、1階がコンクリート外断熱、2階と3階が木造ですが、確認申請は地下1階・地上2階建てとなっています。
ですので、地下室とはまさに1階全部を指します。外壁のほか、3.6mごとにコンクリートの壁がありますから、すごいコンクリートの量ですよ。コンクリートはすべてむき出しです(いわゆる打ち放し)。
091014myroom.jpg
この地下室にはさらに、木造住宅の基礎断熱とほぼ同じ床下があります。そこは土間コンクリートで、温水暖房の配管や上下水道管が転がっています。
前回の記事に書いた床下点検口とは、この部分に入るハッチです。
地下室は多量のコンクリートのおかげで、外気温やお日様にほとんど影響を受けません。いま時期は熱源がなければジリジリと室温が低下し、とても肌寒いのです。また、木造部分に日が差すと、暖かくなるはずが、その熱をコンクリートが吸収してしまうので、木造の1,2階部分も温度が上がりません。
夏はこの特性が涼しさの原因ですが、この時期は肌寒さの原因となるのです。


ボクは地下室にベッドがあり、横になって天井を見上げると木材の梁と合板が見えます。壁だけ石造り、床は木造という造りなのです。
40歳を越すと、コンクリートのグレー色がやや重い。白く塗ってしまおうと決めてからはや4年・・・。


(電源を入れた電気蓄熱暖房器が左に見える。正面はコンクリートの間仕切壁。)
(マイルーム。床下点検口は手前の部分。天井は木造の梁に一部コンクリート梁がかかる。)

カテゴリ:ie家 |

コメント

まるへんさま
コーナー新設ありがとうございます(笑)

まるへんさん宅は1階がコンクリート外断熱だったのですね。
なっとくしました。

で、床下暖房(小)のことですが...
我が家は床下の換気(排気)装置はありましたが、家を建ててから業者から床下換気のため?付けましょうと言われ、小さなガラリを付けました。
(10cm×20cm位×2カ所)

ごく目立たない所にあるのですが、極寒季に換気扇を回すと下から冷気がピューです。
寒い訳ではないのですが、試しに床下の温度を計ってみると室内(床上)対比-3℃...
で、「床下に小さな暖房機器を」と素人発想が生まれた訳です(笑)

床下は気積も多くないですし、小さな熱源でも床下が暖まって効果があるのでは?と思ってしまいます。
(建築会社に相談したところ「あまり効果はないと思われますよぉ...」とのことで断念したのですが(笑))

実際に設置するとなると、
どうやって?
熱源は?
床下専用畜暖?
電気ボイラー新設?
費用対効果は?
なんて問題にぶち当たるのですが...

どうなんでしょうね?

k(2009-10-14T18:50)

これは第2回のネタですね。
専門家でも意見が分かれるところだと思います。
床下に設置するのは安い電気蓄熱暖房器でいいのですが、
専用品はないはずです。
本体価格と、配線、場合によっては電源工事。
ざっと20万円から30万円でしょうか。
2階の使わない電気蓄熱暖房器があれば、それを床下に入れる手もありますが・・・。
詳しくは新コーナーの第2回で(笑)。

まるへん(2009-10-15T00:02)

まるへんさま

床下に設置する専用畜暖はありますよ。
以前見積もってもらったら、小さくて安いものを設置するとしても30万位していました。

>2階の使わない電気蓄熱暖房器があれば、それを床下に入れる手もありますが・・・
畜暖についてはほぼメンテナンスフリーなのはわかるのですがやはり床下に設置となると、さすがに無理じゃないですかね?

...と言う事で新コーナー第2回、楽しみにしてます!

k(2009-10-15T12:20)

コメント

PROFILE

編集長 白井 康永

家づくりを変えたいという野望を持ち、北海道住宅新聞、札幌良い住宅jp を中心に、少子化の激流のなかでわれわれが日本を導きます.時にひょうひょうと(笑).
北海道・札幌市生まれ54歳。血液型O型.新卒1年、専門学校に通う娘たち、高校を卒業した息子あり. 休日にやってること:のろまジョギングとテレマークスキー.

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