2017年11月26日(19:55)

レンガ壁の団地が消え、地元の風景が変わった

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ボクが生まれ育ったころ、地域にはたくさんの団地がありました。それがひとつひとつ消えて、もうだいぶなくなったのですが、
地元の風景のひとつでもあった団地で「北27条商店街」という地域のなじみのお店が入った建物が、この夏から秋にかけてなくなりました。

樺太引き揚げ者が住んでいる団地。
ボクにとってはレンガ壁のしゃれた商店街。

8月に解体が始まり、10月いっぱいで更地になりました。
驚いたのは、どうやら建物の下・地中に丸太の杭が入っていたことです。

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団地は3階建て。鉄筋コンクリート造だったと思われます。鉄筋コンクリートの構造体の間に、レンガ壁が入る構造だったのではないかな。ちょっとわからないけど、そんな感じ。
で、重たいコンクリート造に木杭なんて、いまの常識では考えられないわけですが、当時はそんな感じで作っていたんですね。

また、よく言われるように酸素のない地中では、丸太は腐ることなく建物を支え続けていたようです。

この団地の前の道路は、春になるとプールになることもあるくらいで、地盤がやや低く水位が高い地域です。
丸太の杭はよく頑張ったなと思いました。

カテゴリ:北海道・札幌 |

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PROFILE

編集長 白井 康永

家づくりを変えたいという野望を持ち、北海道住宅新聞、札幌良い住宅jp を中心に、少子化の激流のなかでわれわれが日本を導きます.時にひょうひょうと(笑).
北海道・札幌市生まれ54歳。血液型O型.新卒1年、専門学校に通う娘たち、高校を卒業した息子あり. 休日にやってること:のろまジョギングとテレマークスキー.

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