2015年11月18日(19:59)

温風暖房の可能性

昨日はあったかリフォーム倶楽部主催のセミナー
「暖房熱源と暖房方法の選択」が開かれました。

講師は同会会長で北大名誉教授の繪内正道先生。
繪内先生はじゅうぶんな準備の上に講演内容を組み立ててくださいました。参加者の皆さんにとって、なかなか刺激的な内容だったと思います。

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そのなかで、スライドを1枚、ピックアップしてみました。
断熱性能がうんと高い住宅では、どんな暖房方法が良いのか。
いままでと同じか、それとも変わってくるのか。

繪内先生は、Q値で1.0Wよりも高性能になってくると、温風暖房が有利だ、という見方を示しておられます。
温風暖房の位置づけは、今後の焦点の1つかもしれません。断熱性能が高くならないと、温風だけで家を暖めることは難しいのです。しかし、熱交換換気の給気を加温するだけで暖房できるレベルになると、温風暖房はいままでと全く違ったものになってきます。
エアコンとも違うし、巨大な送風機で空気を回す温風暖房とも違う、気流感のほとんどない暖房になります。

ルームエアコンに押され気味で話題になりにくいですが、熱交換換気+給気加温の可能性を忘れてはいけない、というメッセージでした。

カテゴリ:ie家 |

コメント

床下にエアコンの熱源を送って、いっしょに熱交の給気を持っていき、
加温された給気をパッシブで回せば、気流感は全くありません。
それを330ミリ断熱東川移住住宅でトライしてます。

武部英治(2015-11-19T08:00)

そうですか。おもしろそうですね。
それって暖房換気のイニシャルコスト削減が主目的ですか?

白井康永(2015-11-19T08:25)

つまり暖房換気で浮いた分を、
断熱と窓のグレードアップにまわすということですね。

武部英治(2015-11-19T09:36)

そういうことになりますね。
2階は個別暖房を設置するのですか?

白井康永(2015-11-19T12:05)

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PROFILE

編集長 白井 康永

家づくりを変えたいという野望を持ち、北海道住宅新聞、札幌良い住宅jp を中心に、少子化の激流のなかでわれわれが日本を導きます.時にひょうひょうと(笑).
北海道・札幌市生まれ54歳。血液型O型.新卒1年、専門学校に通う娘たち、高校を卒業した息子あり. 休日にやってること:のろまジョギングとテレマークスキー.

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