2014年11月05日(08:38)
函館・元町の古民家群(和洋折衷を中心に)
今回の函館訪問は雨が降ったりやんだり。突風の吹き荒れる天気で、あまり町をブラつくには向いていませんでしたが、宿泊地が元町地域だったので、11月3日の朝、1時間ほどぶらつきました。
公会堂などの有名な建築ではなく、普通の家、主に和洋折衷を中心に少し紹介したいと思います。
函館山を背にした坂の途中、長屋風の一群ですが、正面の家の右手前に蔵がならんでいます。板張りの外壁が味わい深く、ボク的にはかなり気に入ったタウンハウスです。アルミサッシを交換したら、印象かかなり変わる気がする。
朱色が印象的な和洋折衷の家。オーナーはこの家がとても好きなんでしょうね。手入れがよく現役で使われていて、外装色と1階の和風窓・面格子すごく印象的。建物は奥の平屋につながっています。和洋中華といった感じです。
五葉松とれんがの蔵がある家。このあたりは蔵がよく残っています。中でもめずらしい窯変色のレンガ。母屋、庭とセットで和風のおもむきです。
蔵が2棟。どちらも現役で使われています。手前が薬局、奥はホテルです!! 元町地区の蔵は、道路に面した間口方向がわりと短い点が共通しています。どの蔵もさほど大きくはないですが、洋風の要素が取り入れられていてかなりレベルが高いデザインだと思います。
白い枠が印象的な建物は、改修されてホテルとして使われています。軒天や窓の装飾がいいですねえ。センスも技術もよい。これもかなり好きです。
函館は古民家の集積がハンパないですし、それが現役で使われています。元町地区だけでなく、ベイエリアに行くとまた違った古民家があります。建物好きにはタマラン町です。
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