2012年12月03日(20:04)

冬の暖房停止に備えられるか!!

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札幌は雪景色に変わりました。
こうなると暖房運転も本格化します。
この冬は節電要請があるほか、登別での大規模停電によって冬に暖房なしの生活が3日続き、北海道民が恐れていたことが現実に起きました。
停電が起きれば、使える暖房器は、というと電気暖房器はNG、FFストーブも灯油ボイラーもNG、古いタイプのガス機器は使えますが、新しいのは電気が必要な場合もある。
ということでおおむねNGなのです。木質材を燃料とするペレットストーブもほとんどがNGです。


大丈夫なのは、薪ストーブ、ポータブルの石油ストーブ、一部のペレットストーブなどに限られます。


住宅業界側から見ると、『とは言え煙突や工事費込みで100万円はする薪ストーブをどう提案するのか』という難問にぶち当たり、そこで思考停止します。
消費者の多くも、『えっ、薪ストーブってそんなにするの』と驚き、その後現実に戻ってあきらめるケースがこれまではほとんどだったのです。


さあ、どうしたら良いのでしょうか。
ここで思考停止せずに、答えを出していきたい。それが住宅産業にかかわる者の使命かもしれません。
もちろん小生にもいま、答えはございません。

カテゴリ:ie家 |

コメント

一応、色々考えて採用したのが、ポータブルの石油ストーブ。
初期費用も安く、手っ取り早い。
ただ、今の時代、電気を全く使わない暖房器具だけで普段生活するのはちょっと非現実的かなと思います。勿論、薪ストーブはありでしょうけどね。
通常のメイン暖房機が有った上で、補助的、緊急用として何かを用意する。それに、もう一つ位付加価値(理由付け)が付けば十分有りかと。
我が家の場合は、それが節電。
あ、それと、手をかざして暖を取れるのは良いですね。これまではパネルヒーターしかないのでそこまで暖かい放熱体は無かったので。

原発の全電源喪失を、有り得る事なのに実際には起こらないだろうと対策を取らなかったのと同じだと思いますね。北海道での真冬の長時間停電への対策の無さ。既に想定外では無いですからね。
先日の停電のニュースで、真っ暗の中懐中電灯で対応をしている役所を見てそう思いました。

なべやん(2012-12-04T21:31)

食材の保存なんてスペースのムダ。コンビニの冷蔵庫がストックスペースだ、と去年の3月10日までは言っていたのが私たちですね。簡単に解決方法が出てくる問題ではないと思います。ただ、心構えは大切ですよね。

白井(2012-12-04T22:14)

そうですね、現実的には簡単ではないのかも知れませんが、一昔前までは当たり前の事だったのだと思います。
もっとシンプルに、もっと割り切って考えれば良いのかなと、私なんかは思っています。

なべやん(2012-12-05T23:02)

見方を変えると、、、
ローコストな住宅はまさかの備えができない。とも言えるのです。
じゃあハイコストな住宅はできる? できるけどほとんどしてない。
多少のコスト余裕がある場合は? リスクとその回避方法を選択肢として建て主に提供する。
 
いまできることはこのあたりまででしょうか・・・。

白井康永(2012-12-06T08:41)

コメント

PROFILE

編集長 白井 康永

家づくりを変えたいという野望を持ち、北海道住宅新聞、札幌良い住宅jp を中心に、少子化の激流のなかでわれわれが日本を導きます.時にひょうひょうと(笑).
北海道・札幌市生まれ54歳。血液型O型.新卒1年、専門学校に通う娘たち、高校を卒業した息子あり. 休日にやってること:のろまジョギングとテレマークスキー.

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