2010年07月27日(19:39)
人は石垣、人は城
この言葉は、戦国時代の武将・武田信玄の残したのだそうです。
ボクはお城がやお寺が好きなので、出張に行くとムリをしてでも見てきます。
写真は丸亀城の石垣。素晴らしい石垣です。当社も必ず立派な石垣を築きます。
城オタなので、興味のない方にはその魅力を説明しようもありませんが、
- 第1には美しさ・力強さといった部分。
- 第2にそういう建造物を造った人のわざと営みの部分。
- 第3には戦国時代から江戸時代初期という興味深い時代への興味。
といったところでしょうか。
四国・香川の丸亀城は、長野の国宝・松本城に匹敵する素晴らしい城郭だと思います。小山にめぐらした堀と石垣。華美を競うことなく実用性を高めただけなのに、美しい。
「扇のこう配」というそうです。上に行くと垂直に立ち上がる、まったくもって美しい石垣です。
四国や小豆島などの地域は、大阪城の石垣も提供したほどの石の産地で、石の文化が確実に歴史の中に刻まれているようです。
それでも400年もたつと石垣が崩れるらしく、丸亀城も高松城も石垣の修復を行っています。
気の遠くなるほどの、人の営みですね。
〈この写真は小山にどう石垣を組んだかがわかりやすいと思います〉
コメント
丸亀城を褒めて貰えると私も嬉しいですね(^^)。
私も、石垣や縄張りが好きな城オタの一人です。
丸亀城は、こじんまりしていますが、威風堂々。良い城だと思います。
私は、
「第3には戦国時代から江戸時代初期という興味深い時代への興味。」
の部分に興味が有ります。
丸亀城も、江戸時代に大幅に増築された城ですが、平時の城とは少し違っていますよね。
前回行った時は石垣の修復工事中で、石垣の内部が良く分かって楽しかったです。
また行きたいなぁ~。
なべやん(2010-07-27T23:01)
戦国時代の後半は、常備軍の編成、それに伴って大切になる能力主義の人材登用、商業の発展、国力の格差発生などまさに近世の入口でした。それが徳川政権によって平和と引き換えにみずみずしい活力が失われていきます。
この時代への興味はそういう部分にある気がします。
一方で、30歳を過ぎてからは、民家にも興味を持つようになりました。民家のほうは、変わらないことの価値でしょうかねえ?
まるへん(2010-07-28T09:10)