2012年01月10日(09:16)
豊かな暮らしを次の世代に引き継ぐために

〈未来への道をつくり続けるのがボクたちのしごと〉
当社は今日、1月10日(火)から始動しました。
小生はここ数年、"豊かな暮らしの実現"を仕事のミッションと考え、そのために暖かい住宅、元気な地域づくり、地場産業の活性化などを、取材を通じて世の中に伝えてきました。
2011年3月11日 東日本大震災。そしてこの巨大地震を引き金にした原発事故。
失って初めてわかったのは、"われわれはすでに充分豊かだ"という事実です。
年末年始に仕事を休み、それでも会社はつぶれないしたぶん給料も払うことができる。そのことに感謝すべきだということに、気がつきました。
ただ、20年、25年後は今の豊かさを維持できているかどうか。
北海道の人口は100万人減るとされています。
電力をはじめとするエネルギーが、安定的に安価で供給されているかどうかは、なんともわかりません。
ボクたちの次の時代を生きる子供たち世代のために、そしてわれわれの老後のために、"持続可能な地域"をつくらなければなりません。
2011年11月17日(18:20)
新宿の路地にて
歩いていて、この理容室が気になったのです。

通り過ぎてから立ち止まり、踵を返して写真を撮った。
気になったのは、モルタルのひび割れのヒビの入り方だった。
見ての通り、主に45度の角度でヒビ(クラック)が入っているのです。
これって、地震で建物が揺すられて、そのときに入ったものでしょうか。北海道でよく見られるクラックとはちょっと違う気がしたのです。
「本日休業」看板の掛かった入口引き戸は1間幅と思われ、その左は境壁です。
2階建てのこの建物、1階の通り側には耐力壁がありません。
でも、なぜかホッとする建物で、建物前の通り(路地)もいい感じでした。
2011年07月01日(10:38)
家がほしいから、「こういう家がほしかった」へ
業界人的な話です。
http://sfc.jp/ie/lineup/mamatolp/?banner_id=613
住友林業のmamato(ママト) という商品。
30坪・40坪を中心にご提案!
ママと家族のハッピーがつまった家、新登場!
メインキャチがこれ。
いや、世の中変わったなと思いました。
ハウスメーカーがこの手の商品を出すようになったのは、2008年のリーマンショック以降です。
リーマンショック以降、「リーズナブルな価格で」という訴求が増えましたが、わかりやすく言えば「お高くないです」という意味。
今回の商品は
規模を抑えている点、
ママが第一である点、
木の家の香りすらしない点
特筆すべきかなと思いました。
商品のつくりかたは、パワービルダーがもっとも進んでいて、次に優秀な工務店、その次にハウスメーカー、の順だと思います。(ただし世の中の認知度はこの順序でない場合のほうが多い。もちろん宣伝力の違いです)
マーケティングしても、それを商品化して「イケーッ」「売ってきまーす」とならなければ、意味がありません。それができるのがパワービルダーと工務店である。そういうことかなと思います。
ハウスメーカーは、何となく家がほしい人を住宅展示場で粗い網ですくうというのが戦略ですから、
「家がほしい」という従来型消費志向の人に対応しているだけでも、やってこられたのでしょう。
むしろ、粗い網からこぼれた需要を狙う企業は、
「こういう家がほしかった」という消費者にこたえなければなりません。
今回のmamato は、「こういう家がほしかった」という層へ訴求する商品です。
あとは現場がこの商品を売ることができるかどうか、でしょうか。
2011年06月05日(11:00)
久しぶりに住宅のことを
先週の日曜日5月29日に、あるオープンハウスを見学に行きました。
ボクは仕事がら、豪華な家を見ても大きな家を見ても、あまり驚くことがありません。
見た目のインパクトにはそうそう影響されない状態になっているのです。
この日の住宅は、驚きました。
「ここまでやったか」
階段を上ってLDKの空間に出たとき、思わず「おおっ」と声を出しましたよ。
率直にパワーと情熱を感じました。とことんやることで、見るものの心を動かすのでしょう。

2011年04月12日(09:53)
仮設住宅の断熱仕様
グラスウール10K 50mm厚(相当) だそうですね。
あくまでも"うわさ"ですが、
被災その他で断熱材の供給が逼迫(ひっぱく)し、「何でも良いから断熱する」という判断もあったようですが、スペックがとても低いところに決まってしまったため、断熱材をかき集める必要もなくなった?
政府の決定って最後の部分で日和るんだな。いつものことだけど。
途中までの理念と結論の落差を、納得しきれない人も多いようですよ。
2011年03月03日(10:21)
おひな様を置けない?
今日はおひな様の日ですね。
わが家はネコがいるので、ヒナ飾りを飾ることができません。
で、ネコがいなくなったらどこに飾るか?
これが難しいのです。
正直、適した場所がない。なぜなら和室がないからです。
今の家、こういうケースが多いと思います。てか、ほとんどか?
住宅事情によって風習が変化するのは避けられない流れでしょうし、北海道民はそれを気にせず受け入れる人が多いと思います。
実家は今年も50年前の檀飾りを出したようです。半世紀!!

で写真は昨日の夕食。
「赤いスープやペースト類はなぜか食欲を増す」
皆さんは感じたことがありませんか?
昨晩はブイヤベースのようなトマトベースでタラが入ったスープに、ポークソテーケチャックソースかけ。
かなり赤い色でした。
〈撮影はニューカメラ。色の調子が今までとは違い、赤の再現性がよくないようです。せっかく赤のことを書いたのに・・・〉
2011年02月23日(18:06)
茨城パッシブハウス


森みわさんとは不思議な縁と申しますか、鎌倉パッシブハウスといい、茨城といい、たまたま白井の出張があるときにイベントがあって、そして取材で話しただけなのに、なぜか縁がある。
というわけで、今回も2月19日(土) に完成見学会があるというので、飛行機の時間を変更して行ってまいりました。
東京駅からバスで1時間半。札幌駅から旭川より近い感じです、茨城県石岡市。
じつは建築中の現場をM副編集長がすでに取材しており、小生は取材というより見学モードでございました。
まず外観。特徴的だなと思ったのは、深い軒天を塗り壁で塗り込めた仕上げ。まあ地元の方にとっては特別ではないのかもしれません。当然のことながら冬は日射を取り込み、夏は日射をさえぎる日射コントロールにはかなり気を使っています。
念のため、電動のスクリーンを外部に取り付けられるように配線しているそう。
(つづく)
2011年01月25日(18:56)
雪庇・巻きだれ その4 専門家から
メールをちょうだいしました。
ここでは仮にTさんとしておきます。
特に仮名を使う必要もないかもしれませんが、何となく。
■雪庇を防止する方法はない。
特に雪止め効果がある屋根材を使った三角屋根。
非滑勾配屋根の屋根勾配は、5寸以下にすべし。
なぜなら、
非滑雪勾配屋根は、残念ながら、雪庇ができやすい欠点があり、何らかの作業をする際に、脚場なしで人間が登れる限界が5寸以下。
雪の積もった6寸は、板金屋さんでもさすがに.....。
Tさんからのメールです。
確かにそうなんです。
スウェーデンは屋根に足場がついているんですよ。これが煙突掃除の足場にもなります。機能が重視されています。
ボクは、そういう配慮をした上で、大屋根の三角屋根が再び北海道に増えるといいなと思っています。
雪が積もった三角屋根って、とても美しいです。

妥当な写真が見つかりませんでした。
2011年01月14日(08:50)
雪庇報告

今朝の写真です。
雪庇ができている方位は南東。北西の季節風によって雪が移動し、南東面にできるというのが札幌の普通のパターンです。
- 雪庇(せっぴ):スキー場や近所の雪山にできる庇状のジャンプ台形状が屋根にできたもの。重さや降雪で徐々に庇部分が垂れ下がり、巻きだれ状態となる。
- 巻きだれ:屋根雪のせり出しや雪庇により、屋根の先端部に雪が跳ね出し、垂れ下がって下に巻いた状態。
- せり出し:屋根の勾配によって雪が滑り、軒先に出てくる状態。多くの場合、先端部は凍っており、氷堤やツララがせり出すため危険。
定義としてはこんなところでしょうか。
わが家は雪庇から変化して巻きだれになっています。雨樋を乗り越えて雪が巻き込んだのは初めてです。
この間、札幌の気温は最高でもマイナス3℃台という真冬日、雪は1週間以上降りっぱなしです。
もうちょっと成長を見守りたい気分もありますが、トイを壊すと被害が大きいので、近いうちに雪を落とすつもり。
2010年11月24日(18:20)
衝撃の写真

皆さん、これ何だかわかりますか。
スタッドレスタイヤにとりついたカビ、ですかね?
納豆菌か綿アメみたいです。
こんなこと初めて。
『○○ホームが40棟、床下がヤバイらしい』とか、いろんなうわさが立つほど、今年の床下環境は厳しいものがありました。
この件について、小生も少し考えが変わるかもしれません。
とりあえずわが家の床下から取り出したタイヤはこんなだったというご報告です。
何かで読みましたよ、山あい、山すそは湿気が多いから注意。
湿気が多いのか気温が低いのか、その両方かもしれません。
本当に土間下全面に断熱したらカビを防ぐことができる?
わからん。
2010年09月09日(11:19)
スウェーデン近況


スウェーデン・ウプサラにお住まいの中越さんから久しぶりにお電話をちょうだいしました。ご商売のこと、断熱基準のことなど、日本にいては知ることができない情報を伝えてくださります。
スウェーデンでは2007年のサブプライムショック以降、断熱の標準が壁245mmから265mmにアップしたそうです。これに伴うコストアップは20万円程度ですが市場の混乱はなく、景気は引き続きいいそうです。補助金による雇用拡大の経済効果は大きいようです。
ロシアが酷暑と報じられましたが、スウェーデンも暑い夏だったそう(日本と正反対の天候になることが多いのですが、今年は例外でしょうか)。
断熱住宅は暑い夏にもよく効くことがわかったという話もありました。中越さんの自宅はドレーキップと呼ばれる内開き&内倒しの窓で、内倒しにして朝を迎えると、屋外が20℃まで下がって室内は24℃程度、日中は窓を閉め、屋外が30℃になると室内は27℃くらいで落ちつくということでした。
日射の遮へいもしっかりしているのでしょうね。
この点についてはわが家情報も交え後日また書いてみたいと思います。
〈photo上〉中越さんの自宅。この時期ですからあえて雪の写真を・・・。軒が深いですね。
〈イラスト〉蒸す香さんが設計したモダンな木造住宅。こういうデザインも今、ストックホルムを中心に人気だそうです。
2010年09月01日(17:24)
何とかしのげるのはよしずのおかげか!?
今ごろ思いついて、おんどとり(まあまあ正確な温湿度計)をLDKにおいて出勤してきた。朝7時の室温が27℃。

この時期は太陽様がだいぶ低くなり、日射の遮へいが難しくなるため、よけいに家の中が暑くなる。
しかし今年は南東面の大きな2つの窓によしずを下げたので、ここまでのところは暑い夏にもかかわらず、室内は30℃超えが1度もないというのが女房の報告。
室内が日照りにやられないので、夜になっても照り返すように暑い、ということがない。
34℃だった月曜日もウチに帰ってみると「家の中も暑いね」程度。外より涼しいわけはないが、外より暑くないのはよしずのおかげでしょう。扇風機をかけながら夜飯をいただき、けっこういい感じ。夜はテレビもあまりつけません。テレビつけると暑いから・・・。
涼しい地下との温度差も例年ほどではありません。
わが家、誰も夏バテしないのは1,000円以下で買えるよしずのおかげかも。
今日も32℃近くまで気温が上がったようです。
2010年08月16日(18:56)
ちょっとおたくな温・湿度計測
コンクリートに囲まれた地下室扱いの小生の寝室に、温湿度測定機を2つ置いてみた。
小生の部屋は確認申請上は地下室ですが、実際は完全に地上に露出しており、天井は木造、壁はコンクリート外断熱、床はベタ基礎の上に束を立てて木造という構成です。

とにかく湿気が多い今年、トドマツの床に黄色いカビが発生する。どうしてか理由がわからず、ひどく黄変した床と、その上の棚に温湿度測定機(おんどとり)をおいて、家を3日間ルスにした。
ドアは閉じて、窓は1窓だけ換気ポジションにしておいた。
データを取り出したところ、床面の温度が平均で1.4℃低いことがわかった。湿度は平均で4%違っていた(湿度計は精度が低いためあくまで目安です)。当然、温度が低い床面が高湿度になる。
帰宅後に窓を開けると、温度はやや下がるが湿度が一気に上がることもわかった。
就寝中の呼吸による湿気の増加は、ややある。(2-3%程度)

※右のY軸スケール(湿度・%)がきれていたことに気がつきました。また、温度変化を強調していますが、1日で1℃から1.5℃しかないことに注意してください。これがコンクリート外断熱の特徴です。
湿気の量そのものは床面も棚の上も同じだから、やはり1.4℃も温度が低いこと、そしてその温度低下によって運悪くカビが発生する環境になってしまうことが、この夏の問題であろう。床面の温度低下は、ベタ基礎の床下が低温だからだと思われる。
ちなみに、この2年はまったく問題なく開閉したキッチンの床下収納庫の扉が、お盆前にはまったく開かなくなった(現在も開きません)。湿気で木の床材がふくらんでしまったためだ。
一方、同じ地下室でも脱衣所の棚の上に置いてある寝袋5個は、いずれもいい状態を保っている。フロの湯気で湿気が多いはずだが、これまた不思議。
微妙なバランスの中で生活していることがおもしろくもある。
2010年07月29日(18:48)
四国村

お城は殿様であり、支配者たち、今風にいえば官僚の空間ですから、興味ない方もいるでしょう。
ボクは子どものころから城好きですが、30歳を過ぎてからは民家も好きになりました。民家のおもしろさは、(自分的には)時間が止まったような変わらないことの価値にあるような気がしています。
しかしじっさいには、そこには庶民の生活があって、近代から現代で見違えるように生活は改善され、変わらないどころか民家の暮らしは完全に博物館行きになってしまいました。
それでもなお、生活の中の民家が見たいわけですが、今回訪れたのは博物館です。
「四国村」。
歴史好きの方なら、源平合戦の時に那須与一(なすのよいち)が扇を射抜いたというその合戦場が、高松市の屋島といういまは陸続きになっている場所。そこの山すそ傾斜を生かして四国や小豆島などの古民家などが移築されています。
札幌・野幌の開拓の村のような施設といえばわかりやすいと思います。
2010年06月15日(18:18)
庭で春ゼミが鳴く家
6月15日(火曜)
今日も晴天の札幌。おまつりですね。ボクが高校を卒業するまで、小、中、高校ともこの日は2時間授業でした。
さてさて、そんな話をしながら副ヘンと向かった断熱リフォームの完成現場。10数人もの見学者でとてもいい機会になったと思います。
ボクは外で駐車スペースのご案内をしていたのですが、ふと気がつくとセミの声。しかも庭木から聞こえる。近寄ってみるとセミちゃんが飛んでいる姿も。
ここは野幌の原始林近く。森が近いので庭木にもセミが宿るのでしょうか。思いついてケータイでビデオを撮りました。
自宅の庭でセミが鳴くなんていいなあ。
2010年06月14日(18:01)
次世代高性能住宅DVD 宣伝素材
今ごろ? という話なのですが、当社が販売している高断熱・高気密住宅づくりのハウ・トゥ ビデオの宣伝素材ができました。
最高の出来。
もう少ししたらホームページにもアップします。
制作したのは10年近く昔?(いつだったか忘れた) なのですが、内容はバリバリ現役です。販売も地味に売れ続けている大変なロングセラー。
このビデオと施工マニュアルがあれば、初めての業者でも断熱住宅を建てることができますし、消費者は一つの目安になると思います。
とは言っても消費者が購入するにはやや高額な19,800円。
なので、この宣伝素材だけでもご覧いただければと思います。
定価:19,800円(税・送料込)
DVD またはVHSビデオ カラー40分
http://www.iesu.co.jp/publication/video/
〈主な内容〉・基礎断熱とスカート断熱・床断熱・土台、胴差し廻りの先張りシート・軸間断熱と付加断熱・天井断熱と屋根断熱・防湿、気密シートの施工・窓枠廻りの気密・コンセント、点検口、配線の気密処理・暖房、換気システム・気密、換気風量測定と暖房エネルギー消費量計算
2010年06月10日(21:33)
煙突掃除を取材??
屋根に登って煙突掃除を見て写真撮って、チムチムニーチムチムニーチムチムチェリー?
木曜日の午後。ボクは何をしていたのでしょう? ライターのSさん、ごめんなさい、時間使いすぎました。
帰社したら、難題が2つ。どっちもメチャメチャ難しい問題で、ボクには解決できないけれど、それでもがんばってご返事してみました。
これから帰るけど、むちゃ走りしちゃおうかな・・・。
2010年06月07日(15:56)
断熱リフォームの完成見学会
来週の火曜日(2010年6月15日)、札幌市厚別区で断熱リフォームを行った家の完成見学会が開かれます。時間は11:00~12:00。
古材を移築してなつかしい古民家風を再現しているそうです。
興味のある方はこちらへ。当日は白井も行っております。
http://www.hsc.or.jp/rifoumu/
より大きな地図で 北海道札幌市厚別区もみじ台東2丁目3−18 を表示
2010年05月27日(13:20)
住宅新聞版 住宅分野の事業仕分け
5月25日号の北海道住宅新聞・1面に「住宅新聞版事業仕分け」という記事を書きました。
編集会議で
「おおっ、それおもしろいねー。俺書くわ」
ってことで白井が担当したのですが、骨子を考えてみたらけっこう難しい。おまけに書きだしたらちょっと長い記事になってしまい、1本載りませんでした。せっかくだから、ここで披露してみようかと・・・。
1面の掲載記事はホームページにじきにアップされます。
上手な使い方をしたい
〈補助金行政で住宅が第2の公共工事に〉
長期優良住宅を推し進めるために住宅購入に対して補助金が投入され、エコポイント制度も始まった。補助金に対する消費者の感度は大きく二極化しているとも言われ、まったく執着しない消費者がいる一方で、「補助金受付が始まるまで請負契約しない」消費者もいる。また、補助金を活用すればするほど、住宅会社は事実上、資金回収が遅れる。
給付コストがかかるうえに、建築時期や土地購入のタイミングによっては給付を受けられないケースもあるなど、機会が均等ではない。おまけにここに来て、補助金に振り回される住宅会社も現れてきて、このままではせっかくの補助金が消費者にも業界にも生かされない心配も出てきている。補助金の出し方を再度見直す必要があると思う。
給付は直接消費者へ。そうすれば機会の不平等は起きないし、住宅会社は右往左往しなくて済む。補助金とエコポイントという二重の助成金制度を1本化することで給付コストも圧縮できるはずだ。
2010年03月21日(07:49)
3/26 断熱リフォームのセミナー
今週の金曜日、
26日に札幌で断熱リフォームを推進するセミナーを開催します。
既存住宅の性能改善は、いろいろな意味で重要です。しかし消費者は家にあまり金をかけたくないと思っているし、性能改善が可能であることを知らない。また業者側も、水回り交換や外壁改修などの仕事があるなら、面倒な断熱改修などやりたくない。
昨年まではそんな状況だったと思います。
しかし、今年に入って少しだけ状況が変わっています。国がエコポイントというかたちで既存住宅の性能改善に補助を始めたからです。業界側も、リフォーム仕事の減少のなかで、新しい分野の開拓に迫られています。
主催は環境省の登録団体である「北海道住宅高性能リフォーム普及推進協議会(長くてごめんなさい)」という団体で、当社が昨年12月から事務局を引き受けました。
この団体では、リフォーム事業者向けに技術支援(現場指導含む)と消費者向けセミナーを主催します。
4月には手稲区民センターで市民セミナーも開催します。
3月26日(今週)のセミナーは定員に達していますが、まだ席に余裕があるので、申込書をダウンロードしてください(こちら)。
当日はリフォームビジネスの取り組み事例と技術の概要について、会のアドバイザーと幹事が講演します。
会のホームページ:http://www.hsc.or.jp/rifoumu/
2010年02月05日(12:55)
住宅版エコポイントについて
先日、当社ホームページをご覧になったという方からお電話をちょうだいしました。
最初の質問は「エコポイントをもらえない住宅はどのくらいの比率ですか?」とたずねられましたが、ご質問の趣旨は
「今計画中の家がエコポイントをもらえないと住宅会社から聞かされた」
という相談内容でした。10年前に制定された省エネ基準をクリアできない住宅と、それを設計し受注しようとしている住宅会社に対し、心底不安を感じたようでした。
小生はいつ、誰からたずねられてもこう答えています。
新築住宅のエコポイントは、『液晶テレビを買ったらエコポイントがついてくる』と同じです。エコポイントがつかない住宅は、ちょっとあり得ないと言い切っていいでしょう。と。
家を建てたら全員もらえるプレゼントです。
でも、国はエコポイント取得を義務化しているわけではありませんから、最終的に選ぶのは消費者です。
ただし、問題は30万円だけではなく、毎年続く光熱費のほうが深刻かもしれません。
お電話の方にこうお話ししたら、「そうなんです」とおっしゃっておりました。
いずれにしても、住宅エコポイントは省エネ誘導という国の政策目標のために働いたことは確かです。
2010年01月04日(17:05)
今年最初の問題提起は、われわれがなすべきミッションについて
平成22年1月4日(月)、ニトリに行ってきた。男性にとってはそう足繁く通う場所でもあるまい。まあ新年の買い物ということで女房どのにつきあったわけだ。
安い、とにかく安い。マグカップ120円。しかもオシャレな柄で2色。あまりに安くて笑ってしまった。


しかし、この商品は笑えなかった。いわく「熱を逃がさずカンタン省エネ こたつ敷きやホットカーペットの下に敷いてご使用ください」2畳用で590円。
そしてオシャレなこたつ布団。2m四方で1,900円。
断熱改修に数百万円かけるか、こたつと590円と1,900円でヌクヌクするか。自由に使えるお金があるならともかく、そうでなければお金使い方として、ニトリのほうがいいのではないか・・・。
われわれ住宅の快適生活を提案している者は、断熱改修にはお金だけで計りきれない価値があることを完全に証明しなければならない。できれば経済価値も。
増収増益を続けるニトリに住宅高性能化のアンチテーゼを見た気がした。ニトリは確実にニーズをとらえ、突き抜けた商品展開をしている。そこがスタートだとなると、われわれは中途半端な説得力では消費者にまったく相手にされないだろう。本気で真剣に取り組むべき大きなテーマだ。
2009年11月28日(22:03)
11月27日 とかちで1時間ほど
アース21という有力工務店の勉強会に参加し、朝9時から明日の飯の種にならない話をしてきました。参加者のみなさま、最後まで聞いていただいてありがとうございました。
小生の話は、ひと言でいうと戦後60年にわたって続いてきた持家取得促進政策を変えざるを得ない時期に来ているのではないか、という予測です。
持家取得促進政策とは、多くの国民がマイホームを持てるように政策的支援を行うというものです。60年も続いているので「そんなの当たり前」と思いがちですが、そうでない政策をとっている先進諸国もあります。
ただ、今の日本が単なる政策変更を行おうとしているのではなく、すでに数年前から持家取得を住宅政策の柱に据えるのが困難になっている、すなわち収入面から家が買えない人たちのことを国家として真剣に考えなければならない時期に来ている。そのくらいの変化だということをお話ししたつもりです。
連日テレビで放映されているように、国にはお金がない。国民の収入も多くの人は現状維持か減少。一方で家は7軒に1軒余っているのです。さらにCO2排出量の削減が求められている。
必要な(やるべき)政策は既存住宅の断熱改修と福祉住宅の整備、新築の規制強化-ということになるのではないかと思うのです。
来年からそういう政策が具体的なかたちで動き出します、という情報があるわけではない。ただ、理屈で考えればそうなるのではないかと予測してみたわけです。
多くの方はくらい話だとおっしゃっていました。また、こうなることはわかっていた。現実に合わせるしかないとおっしゃっている方もいました。小生の話がきっかけになればと思っています。
2009年11月11日(18:10)
鶴岡で見つけたボクの気に入った風景を集めました。
ボクは"江戸時代末期の朽ちかけた旅籠"というイメージが好きで、しかしこのイメージを誰とも共有できずにいるのですが、気がつけば鶴岡は自分のイメージの元であるかもしれません。というのも、やはり小説の舞台がここ鶴岡だからでしょう。
今回は普通の家と商店を集めました。

土壁が崩れた蔵が旗竿敷地の奥に住宅部分とともに建っています。この蔵はかなり古いのではないかと思います。失礼ながら、朽ち具合がとてもステキです。

かなりの豪邸に分類できると思いますが、屋根と庇の重なり具合がとても落ちついていて、色合いも抑えた仕上がりが、自分的にはギリギリ許せるかっこよさです。これ以上かっこよくなるとボクはもうダメ。

荒物を扱う商店ですが、店内はややおみやげもの屋さんチックな小物も多かった。商家ならこのくらいごついといいですね。ただ北向きなので冬は店の前が雪と氷でツライかな。

カメラ店とそれに隣接する蔵。いずれも年月を経た重みを感じさせます。

近代的病院を背景にかなり朽ちている感がある(失礼)民家。大屋根は瓦が乗っていますが、下屋は錆びたトタン。それにしてもステキな屋根の構え、そして黒板塀の高さも絶妙です。

一部しっくいがはがれた蔵。ツタが絡んでいますが、なんとも素朴なたたずまい。ところで入口がわかりませんでした。

夜のろうそく店。「ろうそく店」という商店自体が珍しくて写真を撮ったのですが、鶴岡は絵ろうそくと呼ばれる和ろうそくが有名だそう。おみやも買ってまいりました。富樫ろうそく店というかなり有名なお店です。

夜の内川。静かで、ほどよい暗がりで、心が満たされました。
2009年10月27日(18:17)
No1ソーラー住宅(in the world)

CNNニュースサイトで知ったのだが、先ごろアメリカで「ソーラーデカスロン2009」というイベントが開かれ、第1位にチームドイツが輝いた。
アメリカ・エネルギー省が主催するこのイベントは、大学20チームが最も優れたソーラーハウスを競うもの。デカスロンとは陸上の十種競技を意味し、ソーラーハウスを10項目の総合力を決するという意味らしい。
10月の3週間にわたって建設・公開された。建設地はワシントンDCのナショナルモール。残念ながら小生はワシントンDCに行ったことがない...。
参加チームはアメリカ国内を中心に、カナダ、スペイン、そしてドイツ(ダルムシュタット)。細かいことはインターネット上に翻訳情報があるので、そちらにお任せする(小生に翻訳は荷が重いもので)。「ソーラーデカスロン」で検索してみてください。
公式ページの写真を見るとどの住宅もとても魅力的だ。モダン、伝統デザイン、未来デザイン、さまざまなタイプがあるが、総合力を評価されるだけあって、いずれも実際に建設できそうな家ばかり。常設の住宅展示場よりおもしろいかもしれない。
次の開催は2011年秋。通訳同行で訪問するとおもしろいかも!!日本の大学もぜひ参加を。
ステキな写真をたくさん貼り付けました。
CNN:http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200910180002.html
公式ページ:http://www.solardecathlon.org/






2009年10月26日(16:24)
まるへん教えて~! 第2回
2009年10月14日のエントリーにいただいたコメント・Kさんからのご質問の続きです。
http://www.iesu.co.jp/column/2009/10/14180722.html
話題は基礎断熱。床下を暖房するか必要ないか、というけっこう難しい質問です。
以下引用。
我が家は床下の換気装置(排気端末)はありましたが、家を建ててから業者から床下換気のため?付けましょうと言われ、小さなガラリを付けました。(10cm×20cm位が2カ所)ごく目立たない所にあるのですが、極寒季に換気扇を回すと下から冷気がピューです。
寒い訳ではないのですが、試しに床下の温度を計ってみると室内(床上)対比-3℃...
で、「床下に小さな暖房機器を」と素人発想が生まれた訳です(笑)床下は気積も多くないですし、小さな熱源でも床下が暖まって効果があるのでは?と思ってしまいます。
(建築会社に相談したところ「あまり効果はないと思われますよぉ...」とのことで断念したのですが(笑)
少々問題を整理したいと思います。
Kさん宅の場合、どういう対応がいいか。
そもそも床下を暖房したほうがいいか。

基本的には、「床下に第三種換気システムの排気グリルを1つ設置して、常に運転しておく。床下は特に暖める必要なし」という答えになると思います。この場合、床ガラリも不要です。あれば逆にKさんのように寒い思いをします。
また温水暖房の場合は、配管を断熱被覆せずに取り付けるとちょうど良い放熱量になるともいわれています。
ではそれ以上に積極的に床下を暖めると快適性が向上するか? おそらく燃費があまり上がらずに、燃費がかさむでしょう。なぜなら、新しい暖房空間ができるからです。
「床下から冷気がピュー」をどうする?
人間は想像以上に敏感にできています。だから、温風ならいいのですが、同じ温度以下なら空気を動かすだけで寒く感じます(扇風機がいい例)。
ですので、床ガラリは寒いときは閉じたほうがいいです。2つあるうち、少なくても1つは床上への給気側になっているようなので、閉じて問題ないはずです。
「床下が暖まって効果があるのでは?」
室内環境の面では、あまり効果がないと思います。掃き出し窓の下にガラリをつけて熱を出しダウンドラフトを防止する方法がありますが、この場合もガラリ直下に熱源を置かないと熱量不足でむしろ寒くなってしまいます。
エネルギー的には、暖房エリアが拡大するので、その分燃費がかさむことになります。
それでは実際どうしたらいいのか。
整理すると次のようになると思います。
- 1.床下を暖房してもかなり暖めないと床面は暖かくならないし、ガラリから暖気も出ない。中途半端に暖房するのはエネルギーのムダっぽい。
- 2.床ガラリからの冷気流は閉じることで対応すべき。
- 3.暖房しなくでも冬場の床下の温度低下は2~3℃程度。特に不具合もなく収納として使うには十分。
- 4.ただし、床下を給気の経路に使うパッシブ換気などは、床下を暖める意味がある。
- 5.カビ対策が問題になっているときは、暖房よりむしろ床下空気を動かしておくことが大切。そのために床下換気する。
- 6.建築初年度のカビを防ぐには、コンクリート温度を上げるための対策が必要になる場合があります。
床ガラリが南北についている場合は、南側から空気が上がるはずです。それは日射などで南面の空気が暖かいため床下空気が引っ張られるからです。夜になるとこの冷気は歓迎されませんね。
以下のページで床ガラリについて触れています。
http://www.iesu.co.jp/shinbun/2006/18-9-5.htm
http://www.iesu.co.jp/shinbun/2008/20-2-15.htm
2009年10月18日(10:31)
「冬の灯油消費20年間で倍増」(ママ)
秋田県大館市で高断熱・高気密住宅を建て続けている「知的オオタホーム」という会社があります。ちょっと変わった社名ですね。その会社の中心になって働くタケちゃんのブログに、2009年10月1日「冬の灯油消費20年間で倍増」という気になるエントリーがありました。
以下引用です。
今朝のさきがけ新聞に掲載されてた見出しです。 かいつまんで転載すれば二酸化炭素削減が叫ばれてるにも関わらず住宅から排出される量は年々増えており、増加の大きな要因となっているのは暖房用の灯油。 紙面によれば秋田県(主に秋田市と旧本庄市の比較的暖かい地域データ)の冬場の灯油消費量(平均)は1980年代からの20年間で倍増し、札幌市の消費量を追い抜いたことが報じられています。2002年の本県の平均消費量は1356リットルで1982年に比べて倍増し逆に札幌市は2423リットルから半減し1308リットルに秋田県より寒い地域なのに下回っています。 〈中略〉 秋田は持ち家率が8割と高いが築30年以上経過している住宅が25パーセントを占め、断熱性を高める改修も進んでおらず「各部屋からの放熱も多い」と話す。一方で長谷川准教授は「北海道は住宅メーカーが高断熱、省エネを売りにした住宅を積極的に販売してきた為に20年間で46パーセントの灯油削減に結びついた」と言います。〈以下省略〉 原文はこちら>>
これは驚きました。そして、暖房をあまり使わなかった本州でも、生活スタイルの変化や快適性の追求によって、全室暖房へ移行し、それがそのまま暖房エネルギーの増加につながっているようなのです。
北海道も秋田市と同じく全室暖房へ移行しましたが、「部分暖房と同じエネルギーで全室暖房」のキャッチフレーズで高断熱・高気密住宅が徐々に広がり、結果として暖房エネルギーの増加を抑えることができたのです。このことが持つ意味は計り知れないと小生は思っています。
もし、断熱住宅が普及しなければ、北海道は依然として多くの家庭が部分暖房で背中を丸めて生活し、裕福な人だけが2,000リッター以上の灯油を燃やして全室暖房を行っていたでしょう。
秋田市は実はさほど寒くありません。しかし冬の日本海側は日差しがないため、どうしても暖房に頼ってしまうのです。そのことを神奈川県に6年、それ以外は札幌に暮らす自分はよくわかります。
ただ、札幌の灯油消費が半減しているというデータには、ちょっと違和感がありますね。延床面積が同じなら20年前といまで半分には減っていないと思うのですが・・・。
2009年10月14日(18:07)
まるへん教えて~! のコーナー
そんなコーナー、いつできたんですか???
前回、「家全体を暖めるというより、コンクリート造の地下室を暖める感じです。」と書きましたら、Kさまから以下のようなご質問をいただきました。
床上の畜暖ONでどれほど地下室(床下)が暖まるのでしょうか?
熱は上に上がりますので床下を暖めるのはゆっくりゆっくりな気がします。
となると以前、素人発想でコメントした「床下に小さな暖房機器を」はいけてる気がするのですが...

わが家の経験から申しますと、いわゆる基礎断熱した住宅で床下に暖房器を置かないと(熱源がない&床通気口がない)、床下は床上より温度が下がります。どのくらい下がるかは場合によって違いますが、2℃程度のようです。
逆に申しますと、床下を暖めても、床上の温度改善にはならないと想像します。Kさまのご指摘の通りです。
わが家は3層構造で、1階がコンクリート外断熱、2階と3階が木造ですが、確認申請は地下1階・地上2階建てとなっています。
ですので、地下室とはまさに1階全部を指します。外壁のほか、3.6mごとにコンクリートの壁がありますから、すごいコンクリートの量ですよ。コンクリートはすべてむき出しです(いわゆる打ち放し)。

この地下室にはさらに、木造住宅の基礎断熱とほぼ同じ床下があります。そこは土間コンクリートで、温水暖房の配管や上下水道管が転がっています。
前回の記事に書いた床下点検口とは、この部分に入るハッチです。
地下室は多量のコンクリートのおかげで、外気温やお日様にほとんど影響を受けません。いま時期は熱源がなければジリジリと室温が低下し、とても肌寒いのです。また、木造部分に日が差すと、暖かくなるはずが、その熱をコンクリートが吸収してしまうので、木造の1,2階部分も温度が上がりません。
夏はこの特性が涼しさの原因ですが、この時期は肌寒さの原因となるのです。
ボクは地下室にベッドがあり、横になって天井を見上げると木材の梁と合板が見えます。壁だけ石造り、床は木造という造りなのです。
40歳を越すと、コンクリートのグレー色がやや重い。白く塗ってしまおうと決めてからはや4年・・・。
(電源を入れた電気蓄熱暖房器が左に見える。正面はコンクリートの間仕切壁。)
(マイルーム。床下点検口は手前の部分。天井は木造の梁に一部コンクリート梁がかかる。)
2009年08月18日(17:44)
洗濯機購入 03
◆わが家が購入したのは日立のビートウォッシュという洗濯機の8kgタイプです。Kジマのとても親切な店員さんによると、ビートウォッシュはほかの縦型洗濯機とまったく違う洗濯機だと考えてもらいたいということ。
「洗濯機はいま、従来の縦型、人気のワンドラム、そしてビートウォッシュの3タイプがあるんです」
-ほお、わかりやすい説明じゃ。しかし小生は激安の洗濯機Sでいいと思うがの?
「そうですね、モデル末期の商品が激安なので、それをお選びになっても満足いただけると思います」
-ほうほう、そうかの(自分の主張が認められたことでそれ以上の追求をやめた。完全に店員さんの勝利)
「わたしは乾燥を使わないと思うんです。あれば使うのかもしれませんが・・・」(女房)
「なるほど。洗濯の機能ではビートウォッシュのほうが高いです。乾燥をしないならワンドラムを買う意味がなくなります」(無理にワンドラムを勧めず客の選択を後押しする)
「わかりました。勝手にわかりました。価格を出してまいります。激安S、ビートウォッシュの7kgと8kg、ワンドラムTの4種類で」(クロージングですね)
「お待たせいたしました。ワンドラムですが○×万円、処理費はご相談ということで。ビートウォッシュ7kgは○×万円、8kgタイプは7.5万円だそうです。プラス3,000ポイントで処理費も出ます。7.5万円だそうです(価格を繰り返す)。いいんですかね、新製品ですが」
こんなことで見事に1台ご購入です>>。
初日のインプレ。
選択時間が短い。10分程度短縮。
音が静か。
いい感じだそうです。何せ女性は洗濯のプロ。彼女たちの目に、くるいはないわけです。そのプロを納得させるトークとは、1求める機能のレベルがどのくらいなのかの解説、あればいい機能の必要性判断のための材料提供、付加価値機能の切り離し、価格とのバランス、そんな感じでしょうか。Kジマのプロ販売マンを見ていて思ったことです。

ブロックを敷いてこんな感じに納まりました。まあ足元を気にするのも最初だけだと思いますが・・・。
2009年08月13日(06:38)
洗濯機購入 02
◆今どきとはちょっと違う、昔ながらの洗濯機を買いました。多くの方は、「今度買うならワンドラム」と考えていらっしゃると思います。わが家では、女房がワンドラムにあまり興味がありませんでした。
(格子の壁につけると排水がちょうど真下に来る)
インプレは女房に任せて、小生は排水取り回しについてひと言。写真のようにやはり真下排水は取り回しができませんでした。ゲタを履かせて足を上げるまで、排水を避けて設置した状態になっています。
前回も触れたとおり、建築やさんは気を利かせて真下排水にしてくれるのだと思いますが、家電の取り付けやさんは絶対に避けたいようです。というのも、脱水時などの振動で排水パイプが接触し、亀裂が入るなどのトラブルがあるからだそうです。そうなると、見えない場所だけにたちが悪い。
◆この問題はぜひ、考えてもらいたいものです。建築(元請)、給排水設備業者、家電(電気屋さんでいいと思います)が相談したら、どういう取り回しが将来的にもいいか、答えが出るはずです。そういう連携のいい仕事をいろんな場面でしてもらえると、住む側にとってはとても気が利いたうれしい家になると思います。
2009年08月10日(17:41)
披露宴と洗濯機の関係ない関係
◆昨日はKuくんの結婚披露宴でした。披露宴はとても和やかに楽しく進行しました。ブルーベリーアイスやブルーベリーソース、冷凍のブルーベリーと、お父さんの経営するブルーベリー農園から、気持ちがこもったおもてなしをいただきました。もう一つは花、花、花。新婦はフラワーショップの店長さんだったこともあり、お花に囲まれた新郎新婦。本当にお花がきれいでした。
小生はこの日初体験。祝辞を申し述べてまいりました。緊張というか、自分に与えられたミッションの重圧を感じました。勉強になりました。
◆午前中は洗濯機を買いにYマダからKジマへはしご。けっきょくワンドラムではなく、今まで通りの縦型全自動洗濯機になりました。納品は明日なので、使ってみてどうかはそれからレポートします(もちろん女房の声をヒアリングするのですが)。
◆それより驚いたのが、排水口の位置です。わが家は洗濯機の真下に排水があるのですが、ワンドラムの場合、真下排水はかなりの確率で別売り部品が必要になるそうです。なぜか。洗濯機の本体真下にスペースがないため、排水ホースの取り回しができないからだそうです。
◆思い出してみると、マンションをリフォームしたとき、それまでの横出し排水から真下排水に変更になっていました。今の家も真下に排水があります。おそらく、建築会社サンが気を利かせて、じゃまにならない位置に排水を設置してくれるのだと思いますが、ワンドラムではこれがあだとなるのです。
◆昔ながらに防水パンを敷き、横出しで排水するのが意外といいかもしれませんが、かっこわるいことも事実です。
2009年08月08日(15:36)
40代後半からは暖かい住宅
◆べつに40代後半が高齢者の入口で、体が冷えて困るからというわけではありません。8月15日号の新聞にも「編集長の目」として書いてみたのですが(もうちょっとお待ちください)、どうも断熱改修が進まない。まあ業界目線での話ですがね。ただ、いち北海道住民としても、戸建ての賃貸に入った経験から、家が暖かく変身したらうれしい気持ちがあります。
◆なぜ断熱改修が進まないのか、もっとも身近なM副編集長に取材先に向かう車中でインタビューしました。

<屋根形状を変えて窓を交換して。ここまでやるなら断熱改修もやればいいと思うのだが、不動産屋が「フルリフォーム」で売る物件のほとんどは、見た目だけで断熱性能は低い。>
-戸建ての中古住宅を買う気ある?
「ありますよー」
-買ったら断熱改修する?
「うーん、しないでしょうねえ」
-えっ、どうして・・・?
「だってどのくらい暖かくなるかわからないじゃないですかぁ。それにどのくらい寒いかもひと冬越さないとわからないし」
-ええっ、どのくらい暖かくなるかわからないの・・・。そうか、じゃひと冬過ぎたらやる?
「うーん、やらないでしょうねー」
-あぁそう・・・。どうして?
「だってそれにお金かけるのはどうかなぁ」
-じゃあいくらまでなら出す? 100万円は?
「100万円は出しませんね。50万までかなあ」

<似た内容のリフォームでもこちらは断熱改修をやっている。外壁や屋根をいじるなら、割安にできるし確実に暖かくなるのだが・・・。>
結論:M副編集長の断熱改修に対する付加価値は50万円。専門紙の記者にしてBIS資格者であるMくんがこうだから、消費者の判断は推して知るべしか・・・。
Mくん曰く、「家だけにお金はかけられない。寒くても死ぬほどじゃないしガマンできると思う」
◆でも年をとると寒さがこたえる。40代後半、子供たちの教育が一段落ついたら、終の棲家(すいのすみか)へ向けて家を直すのもいいと思います。
2009年06月09日(14:01)
長期優良住宅制度の始まりに当たって
◆長期優良住宅という新しい制度が始まった(こちらに記事あり)。その普及のために100万円と200万円の補助金も開始している。予算に余裕のある層にとっては確かに「おトク」だ。沈んだ住宅業界にとっての突破口であってほしいと思う。
◆しかし、現状の問題は、住宅がほしくても建てられない層が増えてきていることにある。ローンの門前払いだ。着工を増やすためには、ゆとりのない層に対する条件緩和、職業差別などのない融資審査が行われなければならない。10割融資復活によってフラット35がその役割を担えるか、ここが正念場だ。
◆そもそも、「長期優良住宅以外は優良ではないのか」という自然な疑問に対して明確な説明ができない制度に、ギリギリで住宅を取得する層は投資すべきではない。お墨付きは確認申請でじゅうぶんなのだ。住宅会社側は常に消費者側に立って、ソンのない住宅取得をアドバイスする存在であってほしい。
長期とか優良とか言わずに、100年、200年住宅が建っている国がスウェーデン。そしてそれらが中古住宅として普通に取引されている。背景には当然住宅政策があるのだが、官僚が「長期」とか「優良」とかのお墨付きを出しているわけではない。
こういうお墨付きが天下りを生むのだ。
スウェーデン・人口約5万人のまちの郊外に建つ木造住宅。1835年の建築というから、築174年!!
延床面積180m2。断熱性能や窓は現行基準に合わせてリフォームされている。購入者は1994年に2,800万円で購入し、2007年に5,100万円で売却。なお、土地の評価価格は1,000万円程度。
2009年05月29日(19:51)
今どきは誰でも持家、ではない。
◆今年はぜんぜん家が建っていないのだが、そんなことを女房に話したら「そうらしいね。でも自分のまわりは家を建てようとしている人や建てている人がとても多くて、そういうふうには思えない」という答えが返ってきた。確かになあ。身の回りに起きている出来事がすべて、といえばそうだし、それにしても統計上、家は建っていない。4月の持家着工は前年比21%のマイナスだ。◆身の回りがすべて、ということで思うのが、「そんなお金はない」という言葉。小生がこう言うときは正真正銘お金がないとき。だいたいサイフに6~7,000円になるとこういう発言になる。しかし世の中には2万円程度でもこういう人もいるし、家計について言えば、生活が大きくなってお金がないのも、慎ましやかに暮らしてお金がないのも、言葉の上では同じだ。◆そんなことをつらつら書いたのは、安定した職種の方は生活が大きくなりがちで、家を建てるときに意外と支払い可能額を小さく見る場合があるからだ。なので「あの人、お金がないとか払えるわけないとか言ってたのに、さっさと家を建てて出ていった」という話が出てくる。また、家に興味があるかどうかでかける額が変わってくる面もある。今どきは誰もが持ち家志向、というわけではない。
DIYで建てている家もある。左は練習のために建てた小屋
2009年05月20日(11:28)
自転車ブームと家
新聞用にコラムを書きましたが、スペースがなくて載らず。ブログにまわってきたもらわれっ子記事です。一部を変更しました。
◆今年は去年以上に自転車通勤が増えている。それにつれてスポーツ用品量販店でもいわゆるスポーツ車と呼ばれる軽量で分解可能な自転車が売られるようになってきた。17日の日曜日にのぞいた量販店は、入口入ってすぐに自転車、その奥にキャンプ・アウトドア商品という売り場展開だった。去年の自転車売り場はキャンプ用品の奥だったのに。
◆子供用の自転車とともに、日曜日の午後に売れていたのは大人用のスポーツ車だった。買った方の年齢は40前後かな。
◆車は今や一家に2台ではなくなっている。部屋数も減っている。ただ、自転車置き場は大切になっているように思う。スポーツ車は安くても4万円弱。雨ざらしにはできない。キャンプブームも拍車がかかっているようで、こういう季節ものこそ納戸にしまいたい。そういう生活の変化に敏感に反応する住宅会社は、いまとても業績がいい。
〈写真〉マイチャリ。購入して3年目ですが、買ったときより好きになったのは、やや通ウケするフレームデザインとシルバー色からかも。もちろん室内保管です。
2009年04月19日(06:58)
コメントに代えて
◆4月上旬はどうも更新がままならず。
◆なべやんさんから以下のようなコメントをちょうだいしました。
>そう言う意味では、断熱材ってのは優れているなぁ~って思ったりしました。最初にプロがきちんと施工すれば、何十年と基本的にメンテフリーですもんね。
暖房とか換気扇なんかもそうなんないかぁ~。
◆断熱力はメンテフリーで長持ちする、しっかりした工事がされていれば家を壊すまで持つので、じつは最も安上がりな省エネ、というのは、計算上確かですし、北ヨーロッパでは市民レベルでそういう認識が広がっていると言われています。
◆さて機械はどうか。言わずもがな、機械には寿命がありますが、いいものを選べば温水パネル暖房も換気システムも(熱交換ですら)20年以上、楽勝で持つことがわかっています。ただ、発売元がそれを言わないのは、保証まではできないからですね。ユーザーの使い方・掃除などの頻度もありますが、機械には「不出来な商品」が必ずあります。1,000コ作れば何個、という一定割合で。それは不良品ではないけれど寿命が短いわけで、そういう製造上の宿命も含め、「20年は持ちます」と言えない背景があるようです。
◆もう一つ大切な問題として、長持ちする機械としない機械、それを見分けるのは難しいし、白物家電のように消耗品になってしまうと、長持ちする機械はもう作られていないという商品もあります(ミーレ・mieleは長持ちする機械の唯一の例外と聞いていますが)。住宅会社が消費者に「同じ換気でも違う」ことを説明できれば、関心を持つ方はいるでしょう。また消費者が高耐久性を求めれば、住宅会社は必死で探すでしょうが・・・。「メーカーはもっとPRすべき」という考え方もありますが、概してメーカー(発売元)は遠慮がちです。
2009年03月30日(18:11)
1月の暖房費7万円超え
◆前の記事のコメントに、長々とテキストを入れました。「気がつかない危険が身の回りにごろごろある。実は住宅も同じで、気がつかないと寒い家をつかまされるかもしれない。本当は住宅も食品も、消費者が気がつかなくても安全・安心な商品が提供されるべきだと思います。しかし現状がそうでないことを消費者は知らない。この問題はとても大きな問題だと思うのです。」この一例を紹介します。
◆多くの消費者は住宅性能はどこの会社も同じで、変わりはそんなにないと思っているようです。では、今年1月の暖房費が7万円を超える新築住宅があることをご存じでしょうか? 5万円超えはいまや珍しくないという声もあります。正直言ってひどい現状が一方であるのに、そんなことを知らずに消費者は家を買って(建てて)いたりする。建築業者も建てたもの勝ち、受注したもの勝ちの無責任さ。
2009年02月26日(19:48)
家とは家族とは・・・。
◆インターネットで調べものをしていたら、このページにヒットし、ついつい読んでしまいました。
皆さんはどう考えていますか、子育てと住宅、家族と住宅の関係。子供室の要・不要、そして広さ/居間階段か否か/くつろぎはリビングかダイニングか。◆わが家はこれらの選択肢の中から、ひとつひとつ選んでいきました。それが正しかったかどうかはまだ答えが出ていないのですが、自分自身の考えが少し変わった点があります。それは上のコラムの方と同じく、完全個室主義からいまはゆるやかな個室主義に傾いている点です。◆ボクは、個人は狭い個室を持つべきだと考えていました。広い個室はいりません。しかし、1人になる個室は、子どもにとっても親にとっても必要だと考えたのです。ところが、中2になる娘は自室のドアを開けたまま勉強し、小5の次女と小4の長男はいまだに仕切らずに部屋を使っている。女房の部屋にはみんなが侵入して怒られ、それでも女房はカギをつけずにいる。自分自身も個室で仕事をしていてもドアを閉めない。1時間もすると4人が遊びに来る。追い出すこともあるが、多くはなりゆきに任せている。◆ゆるやかな個室とは、ドアというより障子かついたて程度の仕切りという意味。らんまは解放され、音は筒抜け。日本人である自分はやはり自立しきれないのかな。◆ボクは今でも、みんなでテレビを見るのが団らんだとは思っていない。かといって何かの話題で家族が談笑するという場面も普通はない。そういう場面は、旅行中のホテルだったり、キャンプだったり、レジャーの車中だったりする。わが家ではない。家とはもっと緩やかにバラバラでありながら、家族がいることに安心する、そういう空間のように、最近は思っています。
2009年02月10日(17:43)
家探し、土地探し
◆知人Kさんが社宅を出ることになり、大雪の日曜日に相談にいらっしゃいました。賃貸は考えておらず、選択肢は1.新築戸建て、2.新築マンション、3.中古戸建て、4.中古マンション-ですが、このうち新築マンションはめっぽう高く、「これはないね」。中古はどう? と聞かれ、小生は「マンションなら各部屋に暖房器がついていること。そうでないと結露がひどいし、結露対策で暖房すると電気代が高い」「中古の戸建ては、どの家も寒いと思っていたほうがいい。見た目がどれだけきれいでも、暖かさと関係ない」という話をしました。◆マンションは10年も経たずに大きく値段が下がるので、巡り合わせがよければ値段的にもいい家に巡り会えるかもしれません。それは戸建ても同じですね。希望のエリアに土地が見つからなければ、家は建ちません。『不動産は縁』といわれるゆえんでしょう。◆ニュータウンなら選びようがありますが、住宅地は売りに出た土地が気に入るかどうかです。そうすると、広さとか間口とか前面道路の幅とかはすでに決まってしまっているのです。最初の段階での区画割や区画整理事業がどれだけ大切か、Kさんとお話ししながら思いました。◆こういったことはすべて都市計画の分野です。目先ではなく100年の計。わが家のまわりでは札幌市が実施した容積率緩和(土地面積に対してそれだけの大きさの家が建てられるか。これが60%から80%になり、例えば100m2の土地に80m2の家が建つようになった)の影響が早くも見られます。それまで建たなかった大きな家が小さな土地に建つ。これをもって土地の価値上昇と見るか、環境の劣化と見るか。立場によって異なるでしょう。



小生はお城好きでして、先日の弘前出張で撮ってきた。かなり気に入っています。写真は東門と天守。雪燈籠まつりが始まる前で、準備が行われていた。卍(まんじ)は弘前市の市章。
2009年01月22日(19:38)
冬のキッチン
◆昨日、打ち合わせでおじゃましたお宅の奥さまは移住の方で、「北海道の主婦ってよく家に集まる。特に冬は。これは地域文化だと思います」とおっしゃる。それを聞いて、わが家も冬になると主婦がよく集まっているという話を思い出しました。冬は井戸端会議が盛んになる。ただし、今どきは井戸端ではなくキッチン。住宅にかかわっていながら、小生は知りませんでした。◆そんな話を取り上げたのも、人が集まる家、場所についてちょっと考えていたからです。住宅の中心はキッチンなのかどうかはともかくとして、主婦が中心にいることは間違いなく、多くの場合は指揮官でもあるでしょう。◆小生は昔から食卓テーブルに着いて女房と話すのが習慣です。ソファに座っている時間はとても短い。でもわが家の場合はみんなが食事終了後も食卓テーブルに着いているわけではないですから、中心はどこなのでしょうか? 女房の部屋だったりして。
わが家のキッチンちょい見せ、でございます。
2009年01月20日(19:29)
現場はしびれる
◆写真は函館の現場で見つけたラジオ。久しぶりにしびれました。同行していたKuくんに「写真、写真!!」と頼んだのですが、いまいち魅力が伝わっていないらしく、ポカンとしている。こんなにかっこいいのに。◆住宅の現場には男がしびれるmonoがあふれています。まずはインパクトドライバー。「ダッダッダッダッダッ」とビスを打ち込むアレです。小生は日立が好きですが、makitaもシブい。このラジオはmakitaです。知りませんでしたよ、このラジオ。音もなかなかの迫力。◆地味に光るのが巻き尺(コンベックスともいう)。かっちょええコンベックスをさりげなく出し、高所の木材を指したりされると、「嗚呼、プロだなあ」としびれます。◆つまらない話でスタートした「編集長コラム」。今後ともごひいきにお願いします。


