日本スティーベル(株)は2月19日の札幌を皮切りに5日仙台までの5会場で「暖房用ヒートポンプ発表会」を開催。札幌会場では定員の50名を上回る参加者が集まった。
最初に同社ヒートポンププロジェクトアドバイザーの西郷徹也氏が日本のヒートポンプ事情について解説。そのあと、同社平山竜三次長が新製品について紹介した。
日本スティーベルはこれまでもドイツ・スティーベル社のヒートポンプ暖房システムなどを国内販売してきたが、今回の新型は空気熱源の暖房専用ヒートポンプ。日本市場の要望と優れた技術を吸収し、日本製のコンプレッサーを採用している。
平山氏は「暖房機器は住宅部品のひとつ。しかし窓の配置や間取りなどと深く関わるため、住宅性能とのマッチングや、個別プランへの柔軟な対応力などがとても大切になる。今回の新型では、その点を特に大切にして、しっかりとした個別対応ができるシステム構成を考えた。
これまで札幌で3年間の試験運転の実績があり、道央以南に自信を持って薦めることができる。外気温はマイナス20℃まで対応。冷媒はCO2である点も特徴だ。
断熱性能をじゅうぶんに高めた上で、高効率機器でさらに省エネを考える本物志向の住宅会社に使っていただきたい」と紹介した。
外形寸法は高さ650×幅820×奥行300ミリ。定格消費電力は1.7kW、COPは3.0。貯湯モジュールは高さ1878×幅600×奥行650ミリ、容積200リットル。
問い合わせは同社本社などへ(Tel.03・3436・4649)。
(写真上...あいさつする藤城勇一社長、写真下...ヒートポンプWPL-5N室外機と貯湯モジュール)
新聞記事
2009年03月05日号から
新型HP暖房を発表/日本スティーベル
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