新聞記事

2011年07月15日号から

高級薪ストーブ 栄興

高温燃焼でススがつかない

 気密化資材や木材保護着色塗料を扱う(株)栄興はこのほど、フィンランドの天然高級石材を使用した薪ストーブ「ヌナウーニ暖炉」の扱いを開始した。設置費用込みで300万円程度と高額だが、都市部の富裕層やリゾート別荘向けに需要を掘り起こせるとみている。
 ヌナウーニ暖炉は耐熱性・耐久性に優れたフィンランド産の高級ソープストーン※を使用。1200℃の高温燃焼に耐える特性と特許燃焼技術により薪をガス化して完全燃焼させることができ、10年使っても煙突掃除が必要ないほどススや煙をほとんど排出しない。
 また鋳鉄や鋼板に比べて蓄熱容量が大きいため、高断熱住宅なら薪の投入は1日1回でいいという。火室内は高温燃焼するが、石材の特性により室内側表面温度は70℃程度で維持されるため、安心して使える。
 石材独特の素材感と温かみが人気で、北海道を含む全国各地に設置例がある。
20110715_04_01.jpg 商品ラインナップは一般の暖炉から料理用暖炉、オーブン付きなど豊富。このうちAURAは新型で、スリムでコンパクトな形状。高さ1506×幅754×奥行627mm。重量は770kg。価格の目安は150万円(搬入・組立・設置工事など別)。
 EVA1は料理用ストーブで、高さ1015×幅1120×奥行700mm。重量は1880kg。価格の目安は210万円(同)。
 栄興では、特別な暖かさを希望されるお客さまに対して、商品提案の幅を提供できる商品なので、まずは問い合わせてほしいと語っている。
 問い合わせは同社へ(北広島市白樺町1ノ8ノ5、℡011・373・4031)。

※ソープストーン:石けんのような肌触りの天然鉱石。耐熱性、蓄熱性が高いため、ストーブのほか冷やしてオンザロックの氷代わりにも使われる。なかでもヌナウーニ暖炉のソープストーンは特に耐熱性に優れており、高温に強い一方で、遮熱効果も高いという。


写真
スリムな最新型AURA


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