新聞記事

2010年08月16日

雪庇防止技術の協力者募集

 住宅の換気排熱をロードヒーティングに利用する技術を開発した川本清司氏が、このほど、その応用技術として雪庇防止、スノーダクトの縦トイ・横トイの凍結防止をロードヒーティングといっしょに実現する手法を開発。現在、施工実験に協力してくれる住宅会社を募集中だ。

 建築基準法の改正により、住宅などの建築物は1時間当たり0・5回の換気を行うことが義務となっており、暖房を行う冬場は換気とともに捨てられる熱の再利用が課題となる一方、雪国で安全・安心に暮らすために雪処理の問題はいまも変わらず大きなテーマだ。
 換気排熱を利用したロードヒーティングは、両方の課題をいっぺんに解決できる技術として、考案者の川本氏と本間弘達氏(伊藤組土建)が特許を取得したほか、(社)日本建築学会北海道支部の技術賞も受賞。技術を応用した商品としてエコロードヒーティング「ゆうらく」が販売されている。
 今回はその技術を屋根に発生する雪庇防止と、スノーダクトのトイ防止にも活用しようという試みで、その実証実験に協力してくれる住宅会社を募集している。
 条件は、札幌市内に今年11月末をメドに新築・完成する40坪以上の木造住宅。建築との取り合い確認や見積もり作業などの時間を見込む必要があるため、応募〆切は9月3日(金)。
 条件など詳しい問い合わせは、実験を実施する川本氏へ((有)北欧住宅研究所、電話011・712・0331)。


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