?アシスト企画(札幌市、岡本勝社長、tel.011-764-5150)では、半永久的に遠赤外線を放射し空気中のマイナスイオンを増加させる”遠赤外線放射波動水溶液“を、クロスの糊やパテなどに混合することで、室内空気中の有害化学物質を分解するとともに、活性酸素を抑制して居住者の体質を改善(抗酸化)する「RD遠赤抗酸化工法」(特許出願中)を開発、このほどモデルハウスでその効果が確認され、今後、同社では標準仕様として普及を進める考えだ。
遠赤外線放射波動水溶液は、人体に最も有益な周波数帯とされる10プラスマイナス4ミクロンの波長の遠赤外線(育成電磁波)を放射する液体に海藻などの成分を混合したもの。この水溶液をクロスの糊やパテに混ぜる水の代わりとして使用したり、直接内装下地などに塗布することにより、室内壁面から遠赤外線を放射、ホルムアルデヒドなど有害化学物質を分解・無害化するとともに、活性酸素抑制による体質改善効果やリラクゼーション効果のあるマイナスイオンを発生させ、居住者の健康促進を図る仕組みだ。
ホルムアルデヒドなども大幅に抑制
モデルハウスで行った北大工学部の大友詔雄氏(工博)や大阪の遠赤外線応用研究会による遠赤外線の測定では、従来仕様の住宅と比べ10~15%ほど多くの遠赤外線が壁面から放射されていることが確認され、同じく同研究会の試験結果からは、同水溶液を塗布した石膏ボード・クロスが一定の熱量を持つと、塗布しない場合よりマイナスイオンが2~4倍多くなることが報告されている。
また、今年2月に新潟大学が室内の有害化学物質を測定したところ、ホルムアルデヒドなど4物質の濃度がいずれも国の指針値を大幅に下回り、TVOC(34物質)も国の暫定値の半分。セントラル換気設備が作動していたこともあるが、同時に測定したほぼ同じ規模の従来仕様の住宅と比較しても明らかに濃度は低く、同工法の効果は明らかだという。
なお、遠赤外線放射波動水溶液は同社のグループ会社である?アシスト理研(tel.011-764-5508)が取り扱っており、道内ではリフォーム用途として、道外へは新築用途も含めて販売していく予定。 |
特殊水溶液をフロアに塗布する
クロスから発生する遠赤外線は明らかに増えている |