暖房・給湯設備の設計・施工をメインに、パネルヒーターの輸入販売も展開している?畑商会(伊達市)では、パネルヒーターなどの放熱量を制御するサーモバルブ「TP3000」をスペインのポリベンション社から輸入、販売している。電気を使わず機械的に作動するシンプルな構成で、故障が少なく優れたセンサー機能を持っており、床暖パネルや、床埋め込み方法で施工しているヒーターの制御に最適と好評だ。
製品はプラスチックカバーBox内にバルブとサーモヘットだけで、電気配線などは一切不要だ。まず、間仕切り壁などに取り付け、暖房の配管を延長してBox内のバルブに接続・配管する。室温設定は一度居住者が行った後は自動制御する。床暖房や床埋めヒータなどの暖房空間にひとつずつ取り付け、空間ごとに個別制御する。
サーモの仕組みは、先端の温感部に室内の空気が触れるとガスエレメント内のガスが反応して膨張、バルブ内の流量調節弁を押し出して流量を変化させる。無段階調整タイプで室温を感知して常に調節弁を制御するが、細かい部材などがないため故障しにくいのが特長のひとつだ。
Boxの規格寸法は縦185×横130×奥行き90mm。設計価格は1個16,000円。
詳細の問い合わせは同社(伊達市松ヶ枝町58-98、tel.0142-23-2876)へ。 |
サーモバルブ本体
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