いい家造り隊 理想の我が家を探す

vol.1 外断熱っていいの?

Vol.1

1.外断熱っていいの?

●2×4と外断熱は音が響く?


U男U男
「内断熱でも柱と梁は露出させられるよ。まあ、外壁に面した部分や真壁は難しいけどね。それより外断熱とツーバイは室内の音がカンカン響いてうるさいよ。二世帯住宅には向かないね」
「そういう言い方はどうかと思うよ」
F美F美
T介 T介
T介 T介
「ツーバイは防音工法が確立しているから、ちゃんとやれば在来の比じゃなく静かな家ができるの知ってる?。アメリカじゃアパート・マンションもツーバイだからね。技術の蓄積が違いますよ」
さっき が『どんな工法でも出来は工務店の技術次第』って言ったでしょ。内断熱=腐るって発想はやめてくれないかなあ」
U男U男
編集長
「なんかちょっとけんか腰になってきたね。それぞれプッシュしたい工法が違うのはわかるけれど、最初に言ったように長所もあれば弱点もある。その点を踏まえてほしいな」
「じゃ、それぞれどういう住宅に向いているんですか」
F美F美
T介 T介
U男U男
編集長
「それぞれの工法がどういう住宅に向いているか、という話ではないと思うんだ。ツーバイでは日本の伝統建築は作れない、というのは当たり前の話だけど、住宅として考えれば、どの工法を採用しても同じ性能のほぼ同じ間取りの家ができる。ボクはね、違いは頼もうとしている住宅会社がどの工法が得意で、消費者側はどんな工法が好きか、ということだと思う」
「またわかりにくい話になってきましたよ」
F美F美
編集長
「今までの議論では出てこなかったけど、地震や火災といった、まれにしか起きないけれども、一度起きると大変な災害に対して、それぞれの工法がどんな特徴を持っているかということもチェックしておかなければならない」
「どうなんですか」
U男U男
F美F美
T介 T介
「一般的に言って、地震や火災に強いのはツーバイ」
「ツーバイは強いが、在来が地震や火災の時に逃げ遅れるほど弱いわけではない。ただ、地震のあとの補修費はおそらくツーバイが一番少ないでしょう」
編集長
U男U男
F美F美
「でも釘とベニアで家を造るのはどうも好きになれないな」
「そういう考えもあるね。でも在来軸組も最近は似たようなもんだよ」
T介 T介
U男U男
「そうなんだよね」
「そう。好みの問題もあるけれど、最近はそれぞれの工法がいいところを取り入れてだんだん変化している。ハイブリッド化というやつだね。ツーバイだって梁を使うし、在来軸組みも合板を使う。また内断熱でも断熱強化のために外張り付加断熱というのが登場している」
編集長
F美F美
T介 T介
U男U男
「でも好みの問題は残るよね」
「そうだな。それと、大切なのは住宅会社選びだな」
編集長
F美F美
T介 T介
U男U男
「それって次の話題ですね。ところでに最後の質問。はどの工法が好きですか」
「ボクはね、同じ性能を実現できる工法のうち、一番安いのがいいな」 編集長

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