太田代表理事
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北海道ブローイング断熱工事業協同組合では去る3月25日、札幌のホテル・リラにおいて、第18回通常総会を開催。平成17年度へ向けた事業計画や収支予算案などを討議した。
冒頭の挨拶で、代表理事を務める(株)ダンネツ太田吉四朗社長は「京都議定書が採択されたことで、我々の仕事は地球温暖化防止対策の上からも一段と重たいものになった。従来と違った視線で仕事を掘り起こし、ユーザーにとってなくてはならない業界であるように、みんなで力を合わせて頑張ることが必要だ」と述べた。
昨年度の事業報告では、同組合の事務所移転、支部長会での取り組み報告、吹き込み検査中の傷害保険・賠償責任保険への加入についての説明があった後、決算報告が行われ、了承された。
会場では組合の運営について活発な意見が交わされた
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17年度の事業方針として、組合員のさらなる結束と、京都議定書を踏まえてブローイングの質を高め市場拡大を図ることを打ち出し、 今年度の事業計画では、ブローイング工事のジョイントベンチャー、共同検査事業の継続、施工者の教育指導、国から認定されている28業種の建設業の中にブローイング工事も認めてもらう運動などを展開する。
建設業として認めてもらうには、同組合単独では難しいところもあるため、セルローズファイバー・ロックウール吹き込み・ウレタン吹き付け業界が一体となり、関連業種の一元化を図って国交省へ働きかける考えだ。他にも、支部・組合員の親睦を図るための福利厚生、組合を周知する広告やポスターの利用も検討された。質疑応答では参加者から質問や意見が活発に交わされた。
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