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太陽熱を使った床下暖房&ロードヒーティングで暖かくエコな3世帯の家

イゼッチハウス北海道株式会社

ライター 高橋明子 | 断熱・省エネ・zeh | 2015.12.27

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暖かく快適に暮らせる家を求めて、道内はもとより本州からの移住者にも支持されている札幌のイゼッチハウス北海道さん。建てる住宅は、世界的に見ても厳しいといわれる「札幌版・次世代省エネ基準」のスタンダードレベルとトリプルガラスサッシが標準で、最高級のトップランナーレベルに相当する住宅も手掛けています。
そんな確かさに惹かれて、イゼッチハウス北海道で3世帯住宅を建てられたSさん。「暖かくて、雪かきの必要もなく、しかもエコなんです」。その言葉に、手稲区のお宅へ取材に伺ってみました。

暖かくて雪かきの必要がない家、しかもエコ?

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「うちは、車が3台あるんですよ。雪かきをしなくていいのは本当に助かります」と話すのは40代、会社員のSさん。看護士をしている奥さんと3人のお子さんがいらっしゃいます。それまでは石狩市に住んでいましたが、手稲区にあった奥さんの実家を建て替えて、1人暮らしだったお母さんと6人で住むことになりました。
「もう、贅沢なぐらいに暖かいですよ」と話すお母さん。「今までは足が冷たくなることがあったけれど、この家に引っ越してからはまったく感じませんね」とも。奥さんも「トイレやお風呂まで、家の中がどこも暖かいんです」とうれしそうに話してくれました。

太陽熱利用は太陽光発電と比べて効率が約3倍以上!!

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この家は、床下を暖めて床面全体と床通気口を通して暖かい空気が伝わってくる仕組みです。しかし、Sさん邸の南面に設置されているのは、太陽光発電パネルではありません。
Sさん邸を手掛けた、イゼッチハウス北海道の鏡原社長にお話を伺いました。「あれは、太陽集熱パネルといいます。太陽光発電パネルのように、いちど電気に変えてからまた熱に変えるのではなく、Sさんの住宅では太陽の熱をそのまま家の下に蓄えているんですよ」。鏡原社長によれば、太陽光で電気を生み出すエネルギー効率は20%以下。一方で、太陽の光から熱をつくるシステムでは3倍の60%以上にもなるそうです。

国の省エネルギー住宅プロジェクトで共同開発

イゼッチハウス北海道さんは、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が全国で行っている「太陽熱エネルギーを活用した省エネ型住宅」の実証研究に参加し、札幌市内に実験棟を建築して、研究者とともにデータ測定を行ってきました。

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〈実験棟のサーモ画像。道路部分は2度だがロードヒーティングは18度で完全に雪が溶けている〉

太陽集熱パネルからの熱は、住宅の床下2ヵ所にためられます。ロードヒーティング用の熱は夏場の太陽熱を床下のさらに下の層にためこみ、雪の降る時期にその熱を取り出すという地球を利用した蓄熱型のロードヒーティング!かかるコストは、温水を循環させるためのポンプ代だけなので、冬場でも14,000円以下で済むそうです(100日で計算)。ガスも灯油も必要ありません。
暖房は冬の太陽熱を床下にためこんで利用します。実験では、冬でも晴れた日は50℃以上の温水が作れるため、高断熱住宅を暖房するにはじゅうぶん。暖房に必要な熱の約7割を太陽熱でまかなうことができます。

収納たっぷり、家族の希望がかなえられた住まい

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「お金はかからないし、環境にもやさしいし、メンテナンスも簡単と聞いていますので、とてもありがたいですね」とSさん。造作のダイニングテーブルには、Sさんたっての希望だった焼肉用の排気フードを設置しました。四季を問わず、家の中で家族団らんのバーベキューを楽しめます。

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リビングから続くたたみの小上がりスペースも、Sさんご家族のお気に入り。仏壇を置くために大きな床の間もあります。

奥さまは、収納をたっぷりつくってもらったことに満足。キッチン収納もスライドドアでたくさん入るお気に入りのものを選びました。お風呂や脱衣所、トイレなどのユーティリティーはゆとりのある広さに。飾り棚のニッチも多めにして好きなものをディスプレイしています。

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2階は、3人の子ども部屋とSさんご夫婦の寝室があります。ホールを利用したミシンコーナーも。

お母さんの部屋は、1階リビングから入ったところにあります。部屋には、リビングからは想像がつかないほど奥行きのあるクローゼットスペースもありました。「母の形見の桐たんすと、洋たんすセットを置いています。洋たんすセットは、私が結婚して初めて家を建てた時に買ったもの。どちらも私にとっては宝物ですから、置ける場所を作ってもらえて本当に良かったです」。

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お母さんの部屋を開けると、リビングにいる娘さんやお孫さんたちの姿を見ることができます。「おばあちゃんは、いっしょにバドミントンをしてくれるし、買い物にも連れて行ってくれるの」と、とても仲良しの様子。車で習い事の送り迎えをすることもあるそうです。

無駄なエネルギーを使わないで暖かく、安心した暮らし

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〈暖房機がないのに暖かい2階。大好きな手づくりの机の前で〉

「うちは母も含めて全員働いているし車も使うので、ロードヒーティングというのはすごくありがたいですね。それも、夏に集めた太陽の熱を使うので、家計にも大助かりです」と奥さん。Sさんも、「今の時代、なるべく無駄なエネルギーを使わない方向に来ているじゃないですか。だから、より効率的に自然のエネルギーを利用するという大洋建設の考えに共感しました」と話します。
お風呂や料理などの給湯や、家で使う電気は別になりますが、それでもトータルの年間光熱費は20万円以下で済むとか。まだお住まいになって1カ月とのことですが、毎月の光熱費を見るのも楽しみにしているそうです。

記者の目

約4年後の2020年に住宅の省エネルギー化が義務付けされ、2030年には新築住宅がゼロエネルギー標準になることを国が目指しています。そんな時代の流れの中で、イゼッチハウス北海道さんの「太陽熱利用暖房・給湯/ロードヒーティングシステム」は、選択肢の大きな一つとして広まってくるかもしれません。「北海道での太陽熱利用住宅は無理」という声も少なくなかったそうですが、専門家とタッグを組みながら開発に挑戦してきた鏡原社長の果敢な姿勢と、実際にSさん邸におじゃまして感じた、Tシャツ一枚でも十分なほどの暖かさに、イゼッチハウス北海道さんのこれからを見守っていきたい気がします。

イゼッチハウス北海道株式会社の企業データ

作品例

編集部からの一言

光熱費負担が小さい家でお客さまにたくさん喜んでいただくため、断熱や蓄熱などさまざまな技術を取り入れる。基礎工事から仕上げまで、すべてを直営で工事し、品質を常に一定に保つ努力を続ける。

※(株)大洋建設は、地球環境保護と家計負担の削減を進めるため、光熱費ゼロ生活(収支ゼロ)を実現する住宅会社を目指し、2017年7月からイゼッチハウス北海道(株)のグループ中核企業になりました。

建築総額の傾向

会社情報

企業データ

設立年:1992年(社名変更2017年)
資本金:3650万円
施工エリア:札幌市・近郊、砂川、余市、千歳
定休日:毎週水曜・祝日・年末年始・ゴールデンウィーク

社内体制

営業5人、設計3人、現場管理4人、社員大工4人、アフターサービス専任1人、全22人(2015年12月)

過去の実績

2016年:48棟
2015年:47棟
2014年:48棟
(大洋建設)

社名 イゼッチハウス北海道株式会社
住所

札幌市東区北43条東19丁目2-2 大洋ビル2F

TEL 011-780-1008
FAX 011-784-1009
HP https://zeh.jp/

アクセス

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