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良いモノは残し住性能を強化したリフォーム/江別市・Sさん

ヨシケン一級建築士事務所

ライター 山田淳子 | オーナー体験談 | バリアフリー | リフォーム | 断熱・省エネ・zeh | 自然素材 | 2010.07.22

オフホワイトの塗り壁とダークブラウンの下見板の外観。色とりどりの草花で賑わう庭のあるS邸は、まるで雑貨屋かカフェのような佇まいです。お話を聞くまで、このお宅が築23年だとは思いもよりません。

「自然素材をふんだんに使っているところが気に入っています。昔、抱いていたログハウスの夢が叶ったような気分です」とSさん。玄関周りの照明やドア、縦ラインのルーバーなど、細やかなデザイン性が光る外観。リフォーム前の特徴的なフォルムを生かしている
「自然素材をふんだんに使っているところが気に入っています。昔、抱いていたログハウスの夢が叶ったような気分です」とSさん。玄関周りの照明やドア、縦ラインのルーバーなど、細やかなデザイン性が光る外観。リフォーム前の特徴的なフォルムを生かしている
塗り壁と下見板によく似合うスウェーデン製の木製サッシ。庭に咲く草花が引き立つ外観が目を引く
塗り壁と下見板によく似合うスウェーデン製の木製サッシ。庭に咲く草花が引き立つ外観が目を引く
2種類のガラスを用いた玄関。玄関入口部分となる手前のガラスはクリアに、リビング側には乳白色のガラスを使用し、玄関や廊下、階段に光を取り入れています。これによって開放感と清潔感も生まれている
2種類のガラスを用いた玄関。玄関入口部分となる手前のガラスはクリアに、リビング側には乳白色のガラスを使用し、玄関や廊下、階段に光を取り入れています。これによって開放感と清潔感も生まれている
階段を上った共有スペースの壁一面に設けられた造作本棚。両面になっており、壁裏のご主人の部屋にも同じ本棚がある。お子さんが小さい頃に読んで聞かせた本など、階段側は奥様のコレクション。裏面はご主人の本がずらりと並んでいる
階段を上った共有スペースの壁一面に設けられた造作本棚。両面になっており、壁裏のご主人の部屋にも同じ本棚がある。お子さんが小さい頃に読んで聞かせた本など、階段側は奥様のコレクション。裏面はご主人の本がずらりと並んでいる
「良いものは残す」と階段はじゅうたんを交換し、仕上げをきれいにしただけでそのまま使用。この家の歴史を覚えておいてくれる生き証人だ
「良いものは残す」と階段はじゅうたんを交換し、仕上げをきれいにしただけでそのまま使用。この家の歴史を覚えておいてくれる生き証人だ
手前がリビング、奥がキッチン。ダイニングテーブルとペチカで窮屈だったリフォーム前に比べ、リフォーム後は仕切りの壁も取り払われて開放的に明るく生まれ変わった。今はLDKにダイニングテーブルとソファを置くスペースも生まれた
手前がリビング、奥がキッチン。ダイニングテーブルとペチカで窮屈だったリフォーム前に比べ、リフォーム後は仕切りの壁も取り払われて開放的に明るく生まれ変わった。今はLDKにダイニングテーブルとソファを置くスペースも生まれた

暮らしの不便を解消したい

Sさんの家は今回のリノベーション(大規模リフォーム)を入れると3度目になります。最初は30年ほど前、現在の土地に建つ中古住宅を購入、その約10年後にハウスメーカーで建て替え。ハウスメーカーを選んだ理由は「構造的に信頼できる」から。新築当時は構造も実用面も十分納得がいくものだったと言います。

しかし、年数が経つにつれ室内の寒さを感じるようになりました。2階は特に寒く、ストーブを後から買い足しましたが解消しませんでした。加えて木をふんだんに使った風呂場は老朽化が早く、これまで2回も大規模な修繕をしています。

「年を取るにしたがって仕切りやフロアにある段差も辛くなりましたし、退職して60代以降の私たちの暮らしに合わせた快適な家にしたい」と、大規模リフォームを決断しました。


長期優良住宅が気になって


今回、Sさんが施工を依頼したのは「ヨシケン」ことヨシケン一級建築士事務所。同社は新築・リフォーム両方で長期優良住宅に積極的に取り組んでいます。リフォームは長期優良住宅先導的モデル事業の一つである「北海道R住宅」にも参加しています。

この事業では、長く安心して暮らせるための性能向上リフォームと改修後の住宅性能・品質表示や維持管理まで行うことで、施主が国からリフォーム工事費の1割を補助金として受けられます。

このことを知ったSさんは、リフォームを考え始めた頃に近所で施工中だった同社の現場で「看板に書かれた『長期優良住宅』の文字が目に入った」と言います。そこで同社ホームページを探しだし、同社専務である吉田純治氏のブログを読みました。

そこには家づくりに自然素材を多用していることが書かれているほかに、森林公園などをよく散歩するというプライベートな話題が「自分のライフスタイルとよく似ていることから親近感がわきました」とSさん。そこで後日、現場にいた吉田専務に声をかけ、リフォームを相談。家の状態を調査してもらい、見積もりとプランを提出してもらいました。


要望に耳を傾けてくれたビルダー


「前はダイニングキッチンのスペースが大きく、その分、脱衣所やお風呂が小さくて使いづらかったのです。しかもダイニングの広さは中途半端で食卓はリビングに移動して使っていました。広さはあるのに常にみんなが居るのはリビング。スペースが有効に使われていなかった」とSさん。

そんな暮らしの不便さを察したヨシケンのプランでは、ユーティリティスペースを広くキッチンスペースを狭くし、リビングは隣にあった和室と一体化。広いリビングダイニングが生まれたのです。

「ユーティリティとキッチンの間にあった柱を移動し壁をずらしても、構造的にまったく問題はありません。S邸は柱と梁以外に壁を合板で面補強し、高い耐震性も実現しています。ちゃんと壁量計算も実施して裏付けも取っています」(吉田氏)。

実はSさんは他社からも相見積もりを取っていました。しかし、その会社はリフォームの要望のひとつだったユーティリティスペースの拡張に消極的で費用を比べる前にプランの点で見劣りがしたそうです。


リフォームでより快適さを実感


ヨシケンでは既存のS邸を調査した上で評価し、現代でも通用する勾配の緩やかな階段など良い部分は壊さず残しています。「S邸はしっかり建ててあり、23年前には最先端の高性能住宅だったと思います。特に基礎の部分や屋根などは全く問題なく、まだまだ十分に使えるますので、そのまま残しました」と吉田さん。

一方で、性能面は新築住宅と同等レベルの「北海道R住宅」仕様に改良、断熱性、気密性の向上に重点を置き、部屋の隅々まで暖かくて省エネを目指しています。「オール電化は初めてですが、暖房費が相当安くなると聞いていますので、この冬が楽しみです」と奥様。さらに傷んだ柱の交換(家の角・窓・水回り)と耐震補強、全配管の交換など耐久性を高める工事も行っています。

「新築と違って、リフォームでは今まで住んでいたからこそ家の利点や不都合が明確になります。そういった部分がうまく反映できたのではないかと思います」と、新築とリフォームの両方を経験されたSさん。今回のリフォームにより、さらなる暮らしの満足を得たようです。


記者の一言


新しくなったS邸では、基礎や屋根のほかに玄関の下駄箱や階段も既存のものを使用していました。それは吉田専務が提案されたことだと聞きました。「長年過ごしたご家族の想い出を大切にしたい」という吉田さんの家に対する思いが窺えたような気がしました。

ヨシケン一級建築士事務所の企業データ

作品例

編集部からの一言

先代から引継ぎ、社歴43年の特定建設業
オーナーの事情に応じた丁寧なプランづくり
15名の専属直営大工によるレベルの高い施工
無垢材やレンガなど本物素材を活かした味のある家

建築総額の傾向

愛着を感じる本物素材の家

母体は、ゼネコン、デベロッパー、大手ハウスメーカー、公共工事などを請け負う特定建設業。発注者の要求品質基準や厳しいマニュアルに沿って長年たくさんの住宅施工を続けている工務店です。でも、年間数棟だけ建築家兼工務店として、住宅購入希望者の要望に応えて、自社で設計施工を行い、心を込めて素材重視、オーナーの想い重視の住宅を建てています。ヨシケン一級建築士事務所です。

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会社情報

企業データ

昭和45年 設立 資本金3000万円
丸作 吉田建産株式会社
平成11年 設計、施工の別部門として
ヨシケン1級建築士事務所 設立

社内体制

社長、専務、社員2名、パート1名、専属大工15名

過去の実績

累計約500棟

社名 ヨシケン一級建築士事務所
住所

〒003-0876
札幌市白石区東米里2083-86

TEL 011-875-0877
HP http://www.daichinoie.co.jp

アクセス

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