地元ビルダー8社のブースに多くの来場者が訪れ、新築やリフォームの相談でにぎわった |
網走地域で家づくりを行っている工務店の家づくり・リフォーム相談コーナーや、ユニットバス・キッチンなどの展示コーナーなどによって最新の住宅関連情報を地元ユーザーに提供する「住まいるフェア2006」が、(株)メタルワーク(網走市、工藤弘満社長)の主催により7月22、23日の2日間、網走市内のエコーセンターで開催され、800名近い来場者でにぎわった。
このフェアは網走地域の新築住宅の約4割が大手ハウスメーカーや北見など近隣の工務店の受注となっている中、地元工務店も元気に家づくりを行っていて、大手や他の地域の業者にも負けない技術力やノウハウを持っていることを地元ユーザーにアピールすることを目的として企画されたもの。昨年、東京で行われたジャパンホームショーを見学したメタルワーク・工藤社長が、活気のある住宅関連イベントを網走でもできないかと考えたのがきっかけで、地元工務店8社が賛同し準備を進めてきた。事前に各工務店にチラシを100枚渡して配ってもらったところ、羅臼や中標津のユーザーからも行ってみたいという声があったほど、前評判は良かったという。
会場内には多くの住設機器やサッシ・ドアなども展示された
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お祭り気分で地域が元気に
当日は開場前から並ぶ人が出るほどで、訪れた地元ユーザーは各工務店のブースで家づくりについて説明を受けたり、リフォームについて相談を行ったりしたほか、展示されたキッチンやユニットバス、サッシ、玄関ドア、外装材、エクステリア製品などを熱心に見学。ユーザーからは「気軽に会場に入れて、地元のいろいろな工務店の情報を得ることができた。相談もしやすい雰囲気でとても良かった」という声が聞かれた。
また、住宅業界に限らず網走地域全体が元気になるよう誰もが気軽に参加できるイベントとして、STVテレビ・釣~りんぐ北海道の出演者によるトークショーや東京在住の占い師による無料鑑定会、地元の美味しいケーキ販売、スキンケア商品の相談・販売なども行い、好評を博していた。
メタルワークの工藤社長は「今回のフェアは地元工務店のPRの場を作りたかったのがきっかけだったが、景気がなかなか上向かない中、出展企業にも来場者にもお祭り気分で騒いでもらい、網走地域全体で元気を出してもらえればと考えた」と話しており、出展社のうち光輝建設(網走市、福井政義社長)の澤田利昭専務は「無料占いやトークショーなどお祭りイベント的なものであったにもかかわらず、新築やリフォームを考えている人が多かった。網走では実際にキッチンやユニットバスなどの住設機器を見て、触れる機会がなく、工務店各社の工法や使用材料も見るのと聞くのとではだいぶ違うので、ほとんどの人が高い関心を示していた」と話している。 |