平成18年12月15日号から
シックハウスで裁判
計画換気うたいながら換気0.1回/h以下
 平成15年のシックハウス新法施行後に新築した住宅で、換気不良などによってシックハウスになったとして建設会社を訴える裁判が札幌で起こされた。訴えを起こした被害者側の資料によると、換気回数は建築基準法が定める0.5回/hを大きく下回り、0.1回にも満たない状況だという。訴えられた建設会社は強制ファンによる『計画換気』を販促資料にうたっている。

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低価格モデル発売
ダッチウェスト 裾野広げて需要拡大狙う

低価格で本格的な機能を備えた
「ダッチウェスト・エントリー」
 ダッチウェストジャパン(株)(本社帯広市、吉田昌弘社長)は、北米・CFMマジェスティック社の薪ストーブ「ダッチウェスト・エントリー」を12月1日から発売した。標準価格を15万円以下に抑え、薪ストーブ愛好者の裾野を広げることを狙っている。
 ダッチウェスト・エントリーは、これまでのローエンド機種「マジェスティック・プリマス」よりも装備が充実して実質8万円割安となる。エントリー機種ながら、煙を二次燃焼させて煙を完全燃焼させる「クリーンバーン」方式を採用、燃焼効率を高めて排気をクリーンにした。「DUTCH WEST」の文字が刻まれた、重厚感あふれる前面ドアは鋳物製。
 安全性を確保するため、オプションで3万円相当のリアヒートシールド、ボトムヒートシールドを標準装備し、壁や床に熱が伝わるのを最小限に抑えている。このため床面はレンガ積みなどの耐火処理が不要だ。
 ヒートシールド内部では対流熱が発生し、ストーブ本体の輻射熱と合わせて室内を広く暖めることができるメリットもある。
 オプションでファンキットを用意、リアヒートシールド内で発生する対流熱を強制的に前面に出してより有効に活用できる。
 最大熱出力は6600kcalで、暖房面積は最大約28坪。最大燃焼時間は約7時間。本体寸法は幅57.2×高さ61.9×奥行50.5センチで重量は 79キログラム。適用煙突径は6インチ(152ミリ)。本体価格は14万8000円(税別、煙突などの資材、工事費別)。
 なお、同社ではこの秋から本社1階をショールームとして大改装し、一般客向けにオープンしている。同社のマジェスティック、ダッチウェスト各ブランドの薪ストーブを多数展示しているほか、電気暖炉も展示している。営業時間は午前9時から午後9時まで。日・祝日定休。
 問い合わせは、同社(帯広市大通南28丁目4、Tel.0155・24・6085)へ。



簡単操作で耐震診断
J建築システム「耐震診断Pro-J」 建防協の評価認定も取得

一般診断法(左)と精密診断法(右)のモニター表示
 J建築システム(株)(本社札幌市、手塚純一社長)では、誰でも簡単な操作で耐震診断・耐震補強設計ができるソフトウェア「耐震診断Pro-J」を好評販売中だ。
 このソフトはインテグラルが開発、J建築システムが技術協力を行った耐震診断ソフト「耐震診断Pro」をベースに、箱型・門型のフレームで開口部を耐力壁化するJ-耐震開口フレームと、アラミド繊維を使ったJBRAシートで木造軸組接合部を補強するJBRA-1システムの入力にも対応させたもの。日本建築防災協会が発行する2004年改訂版『木造住宅の耐震診断と補強方法』と現行の建築基準法に準拠し、同協会の木造住宅耐震診断プログラム評価認定も取得している。
 基礎・地盤の状態や壁の配置バランスなどの状態をチェックして、「倒壊しない」から「倒壊する可能性が高い」まで4段階で判定を行う一般診断や、所定の調査票に基づいて実施した綿密な現地調査のデータをコンピュータに入力し「安全です」から「倒壊の危険大」までの4段階で判定を行う精密診断が可能で、誰でも簡単に入力できる直感的なインターフェースにより、現地調査結果があればわずか10分で診断を行うことができる。


CGアニメで補強前と補強後の建物の状態をわかりやすく示してくれる
補強計画も自動作成
 また、診断結果に基づいて耐震補強の設計も行うことができ、耐震診断の判定基準となる評点の目標値と、補強範囲、補強方法を設定すれば、理想的な補強プランを自動的に生成してくれる。
 実際に建物に地震の力が加わった時の状態を3次元のCGアニメーションで再現できるので、補強前と補強後の地震時の様子を施主にもわかりやすく示すことが可能。建築基準法上の壁量計算、偏心率計算、平面4分割法、柱頭柱脚金物算定(N値計算※オプション)にも対応しており、これらの計算書は新築・増改築の確認申請の添付書類としても使うことができる。
 このほか、オプションにより限界耐力計算やプレゼンボード・見積書の作成にも対応する。
 ウィンドウズ98・Me・2000・XP対応で定価は16万5750円。柱頭柱脚金物算定(N値計算)機能付きは19万57500円(いずれも年間サポート・消費税含む)。
 なお同社では「耐震診断Pro-J」の販売のほかにも、ハウスメーカーや工務店・設計事務所、エンドユーザーから耐震診断の依頼も受け付けている。
 問い合わせはJ建築システム本社(Tel.011・573・7779、FAX011・573・7811、担当/二川)へ。


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