平成18年11月25日号から
高い安全・防災性
岡田建具製作所 芯材が3層構造の室内ドア

札幌で開催されたビジネスEXPOで展示された3層構造ドア。表面材にはカラマツやトドマツのツキ板などが使われ、デザインも多様なニーズに対応できる
 (株)岡田建具製作所では、フラッシュドアのデザイン性はそのままに、芯材を道産材の3層構造とすることによって無垢ドアや框ドアと同等の高い強度・耐熱性を持たせた室内ドア「3層構造ドア」を開発し、昨年から販売を開始。今月札幌市内で行われたイベント・ビジネス EXPOにも出展し、大勢の来場者から注目を集めた。
 3層構造ドアは、少子高齢化が進む現代社会で、建具も安全性や防災性が重要との発想から生まれた室内ドア。芯材を道産のトドマツ・ストローブマツの3層構造とし、表面にはカラマツやエゾマツ、トドマツ、カツラなどのツキ板を使うことで、地産地消を進めると同時に高い強度と耐熱性、遮音性を確保した。耐熱性に関しては一般的なフラッシュドアの燃焼時間5分程度に対し、3層構造ドアでは27分程度となっている。
 意匠性も高く、住宅に適したスタンダードなデザインはもとより、幼稚園や学校などにも適した遊び心のあるデザインにも対応可能。仕上げはすべてドイツの健康塗料であるオスモ製品。
 基本サイズは幅80センチ高さ200センチだが、サイズ、デザインなどは自由にオーダーできる。価格はデザインや表面材の材質によって異なり、写真の展示商品は左からカラマツツキ板仕様10万2000円、トドマツツキ板仕様11万円、エゾマツツキ板仕様13万円、シナベニヤ仕様21万円(消費税別・枠別途)。
 問い合わせは同社(Tel.0123・32・2805、Fax.0123・33・1257)へ。


高省エネ住宅の視点9
住宅文化は育ってきたか?
ジェイベック(株)・道券 純三会長に聞く
 一歩進んだ省エネ住宅に取り組む挑戦者・識者らに、それぞれの視点から省エネのあり方を語っていただくこの連載も、好評のうちに今回をもって年内は終了。2006年の締めくくりは省エネ化を20余年にわたり資材面からリードしてきた道券純三氏に、自身の思想について語っていただいた。

1円の援助も
 海外旅行をする度に「食」は“日本が世界一”を思い知らされますね。「衣」も(着る人を除いて)コンプレックスを感ずることは、全くありません。
 「衣・食・住」という言葉があります。衣の文化、食の文化、住の文化。北海道の『住宅文化』の激変期に生き、その渦中で体験したことを踏まえた話なら、少し出来そうです。
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