札幌で開催されたビジネスEXPOで展示された3層構造ドア。表面材にはカラマツやトドマツのツキ板などが使われ、デザインも多様なニーズに対応できる |
(株)岡田建具製作所では、フラッシュドアのデザイン性はそのままに、芯材を道産材の3層構造とすることによって無垢ドアや框ドアと同等の高い強度・耐熱性を持たせた室内ドア「3層構造ドア」を開発し、昨年から販売を開始。今月札幌市内で行われたイベント・ビジネス
EXPOにも出展し、大勢の来場者から注目を集めた。
3層構造ドアは、少子高齢化が進む現代社会で、建具も安全性や防災性が重要との発想から生まれた室内ドア。芯材を道産のトドマツ・ストローブマツの3層構造とし、表面にはカラマツやエゾマツ、トドマツ、カツラなどのツキ板を使うことで、地産地消を進めると同時に高い強度と耐熱性、遮音性を確保した。耐熱性に関しては一般的なフラッシュドアの燃焼時間5分程度に対し、3層構造ドアでは27分程度となっている。
意匠性も高く、住宅に適したスタンダードなデザインはもとより、幼稚園や学校などにも適した遊び心のあるデザインにも対応可能。仕上げはすべてドイツの健康塗料であるオスモ製品。
基本サイズは幅80センチ高さ200センチだが、サイズ、デザインなどは自由にオーダーできる。価格はデザインや表面材の材質によって異なり、写真の展示商品は左からカラマツツキ板仕様10万2000円、トドマツツキ板仕様11万円、エゾマツツキ板仕様13万円、シナベニヤ仕様21万円(消費税別・枠別途)。
問い合わせは同社(Tel.0123・32・2805、Fax.0123・33・1257)へ。 |