多くの市民で埋まった講演会場
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NPO法人新木造住宅技術研究協議会(鎌田紀彦代表理事、室蘭工業大学教授)では10月23日に帯広、29日旭川、30日札幌と道内3会場で市民セミナー「そうだったのか高断熱住宅2005」を開催。多くの一般市民が講師で代表理事の鎌田教授の講演に耳を傾けた。
このセミナーは同法人が掲げる“第二次高断熱・高気密住宅運動”の一環として一般市民を対象に高断熱・高気密を中心とする現在の住宅技術とこれからの提案としての省エネ技術などをわかりやすく解説するもので、旭川はもちろん、集客が難しいとされる札幌でも100名を超す盛況となった。
講演する鎌田教授
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住宅技術の進歩で寒さの解消と省エネの両立、吹き抜けなどの開放的空間の実現など大きく変わってきた戸建住宅の現状を説明したほか、見た目には高断熱・高気密住宅と変わらなくても技術力には差があることを指摘、ユーザーはわかりやすい説明に真剣に耳を傾けていた。
また、同会の北海道ブロックが展開中のQ1.0住宅についても触れ、コストアップを抑えながらCO2排出と灯油消費を大幅に減らす取り組みを紹介した。
当日はセミナー会場内でQ1.0住宅のための主要建材・設備の展示や同住宅に取り組む会員工務店各社の紹介も行われた。
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