メンテ不要が決め手 |
マイホームきだ 高価格でも満足リフォーム |
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10年前の新築当時の外観。レンガ調サイディングも使用
リフォーム後の外観。レンガの微妙な色合いで高級感が増した
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(有)マイホームきだ(上富良野町、黄田稔社長)は、上富良野町内で10年前に新築した住宅の外壁リフォームに、本物のスライスレンガと断熱板、下地合板を一体にしたカナダ製のレンガパネル外装材「パンブリック」(発売元・岡本インターナショナル(株))を採用、「耐久性の高いものを」というオーナーの希望に応えた。
再塗装より貼り替え
リフォームした住宅は同社が平成六年に新築したもので、延床面積約五二坪の新在来木造構法。断熱は外壁部がグラスウール24K100ミリ充てん、第三種換気、先張りシート工法なども採用しており、現在の高断熱・高気密住宅と比べてもそん色ない。
ところが外装に関しては、新築後7、8年経った頃から窯業系サイディングのコーキングの切れや釘の浮き、北面ではサイディング自体が波打つなどの不具合が目立ちはじめた。塗装もあせてきたので、再塗装の見積もりをとったら、100万円を超える価格にオーナーはびっくり。「10年ごとに百何十万もかかるのは耐えられない」と今回は多少費用がかさんでも今後安心できる外装材はないかとオーナーに相談され、同社ではパンブリックを勧めた。今回は予算とデザインの点でパンブリックは1階のみ使用し、2階は金属サイディング張りにしている。
工事内容は、外装材の全面貼り替え、ウッドバルコニーと屋根の再塗装などで、内装や設備は全くいじっていない。外装材の貼り替えは、既存のサイディングをいったん剥がして下地の状態を細かくチェック。木部の傷みはなかったが透湿・防水シートに一部破れがあり補修した。その後、通気胴縁を取り除き、透湿・防水シートの上からパンブリックを直貼りした。気密性がしっかりしているため通気層なしで使うことにより充てんプラス外張りのダブル断熱のメリットを期待できると判断した。
パンブリックは外壁に要求される耐久性・耐候性に優れたレンガをパネル化して乾式工法化したもの。パネルは本物のレンガを13ミリ厚にスライスし、41ミリ厚の硬質ウレタン、合板と一体化。レンガ本来の高級感ある外装仕上げとなるほか、経年変化で味わい深い外観になる特徴もある。パネルを突きつけた際にウレタン層にエアホールを作って浸水を止める形状になっており、シーリングレスで施工可能。
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出窓まわりのおさまりもきれいに仕上がっている
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製品プロフィール
製品名 |
パンブリック |
部位等 |
住宅の外装用 |
価格 |
問い合わせのこと |
問い合わせ |
岡本インターナショナル(株)
兵庫県加古郡稲美町北山2-65
0794-92-0280
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カナダで耐久性に高評価
カナダでは約30年前からこの製品が使われており、27年前にパンブリックで仕上げた住宅の増改築の際にパンブリックの劣化状況を調査したところ、ほとんど劣化が見られず、目地部分にも浸水した跡がないなど優れた耐久性が確認されたという。
施工費は、屋根の塗り替えなど全て込みで420万円ほど。オーナーは「塗り替えの手間と費用を考えるとメンテ不要のパンブリックは決して高くないし、断熱性能もさらに向上したのが嬉しい。レンガの素晴らしい質感が気に入り、家に帰ってくるとき遠くから自分の家を眺めるのが楽しみ」と話している。
同社では、「当社が初めて施工したときはビデオマニュアルもまだなかったが、1棟手がけたら要領がわかり、以後は何の問題もなく施工できている。10年前と比べ外装材の選択肢は少しずつ増え、パンブリックのような優れた商品がでてきたので今回提案させていただいた。もっと多くのお客さまに使って欲しい」と話している。
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