完成した新築住宅やリフォーム後のイメージ写真の制作・プレゼンテーションシステムなどを開発・提供している(株)ヴイ・アール・エスではこのほど、完成イメージ写真に使う建材などのカラーやテクスチャーを、ユーザーと打ち合わせしながら自由に変えることができるプレゼンテーションシステム「未来写真VR3」を発表した。
未来写真は、契約しているSOHO(在宅事業者)が図面や施工前の写真を元に制作した外観や内観の仕上げのイメージ写真を、パソコン上などでプレゼンテーションできるシステム。ビルダーの説明やカタログ・サンプルだけではなかなかわかりにくい内外装の仕上がりなどを、実際に完成した状態の写真の形でユーザーに見てもらうことにより、施工前と施工後のイメージギャップをなくすことが可能で、インターネットの利用と専任の画像制作者の確保によって、同じシステムを提供する大手メーカーの十分の一程度の低価格を実現している。
今回発表された未来写真VR3は、従来品をバージョンアップしたもので、建材やインテリアなどのカラーや素材をパソコン上で変更できるようになり、ユーザーが自分で好きなデザインを考えることが可能になった。変更する建材等のデータはインターネットを通じてダウンロードでき、現時点で使える建材等のデータは、市販品の10%程度をカバー。また、画像制作の依頼に使用する通信ソフトも高速化が図られている。
制作された写真は、実寸大で表示することができるリアルスタジオや、完成後の住宅の室内や外廻りをパソコン上でウォークスルーできるデジタルパンフレットというソフトにも利用できる。
利用は月々4万2000円の5年リースとなっており、写真の製作料はその都度別途かかる。
問い合わせは同社(Tel.011・726・7777、Fax.011・726・7770)へ。 |
パソコン上の操作画面。左上のメニューから部位を選択し、下に表示されている建材のデータから任意のカラー・素材を適用することで、様々な完成イメージを確認できる |
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