(株)エコテックでは小型の電気ボイラーを使ったアパート・マンション用電気温水暖房システムを新発売した。
2DKから3LDK程度の小規模住宅に向いた小型の電気ボイラー「パワーホットマン」とパネルヒータ3~5枚でセントラルヒーティングを行う。
アパートやマンションは暖房や給湯にガスを使っているケースが多く、ランニングコストが高い。また、暖房は分譲マンションでセントラルが進みつつあるが、そのほかでは依然としてストーブによる局所暖房が主流。このため表面結露やそれによるクロス・建具の汚れ、カビの発生を防ぎきれず、年がたつごとに家賃を低くせざるを得ないという問題がある。
電気温水暖房は、セントラル化によって結露を抑制し、居住環境を高めることで物件の資産価値を高めるとともに、ランニングコストも抑制する。限られた設置スペースで設置できることから、アパート・マンションには最適なシステムだ。
同社によると、パワーホットマンを使った電気温水暖房システムは、給湯・調理と合わせてオール電化住宅とし、電灯・暖房・給湯を合わせたランニングコストは、3LDKで15万円程度。電気蓄熱暖房器を使ったオール電化よりは若干高くなるが、ガス給湯・灯油暖房の住宅よりおよそ5万円、ガス暖房・給湯の住宅よりおよそ10万円安くなるという。
熱源となるパワーホットマンは、高さ460×幅170×奥行80ミリと超小型で、奥行105ミリの間仕切壁内部にも収まってしまうほどコンパクト。
ヒータ容量は2キロワットタイプと3キロワットタイプの2種類あり、循環ポンプ一体型。最大でおよそ80平方メートルまで暖房できる。
ボイラーは5年保証、アフターは関連会社のアルティ(株)が24時間態勢で行う。
価格など詳細はエコテックへ(本社=札幌市東区北38条東7丁目、Tel.011・751・1616)。 |