壁を壊さず窓を更新 |
リフォーム専用樹脂窓「リプラウインドウ」 |
(株)ケーアイサッシサービスでは、積水化学北海道(株)、三和シャッター工業(株)と共同で、リフォーム専用のプラスチック(PVC)サッシ「リプラウインドウ」を開発、三和シャッターを販売窓口として発売を開始した。既存の外壁材を壊すことなくPVCサッシに簡単に変更できる工法として、札幌で開かれた展示即売会などでも好評だった。
既存のアルミサッシからPVCサッシに取り替える場合、規格寸法が異なることやサッシ枠が外壁に飲み込まれているため、一般的には外壁はつり、撤去、仕上げなどでコスト高になるだけでなく、そのコストがハッキリしないためユーザーがなかなか踏み切れないケースもある。また、施工技術によって仕上がり具合がバラつく問題もあった。リプラウインドウはこれらの問題を一挙に解決するもの。
製品はPVCサッシ本体と、PVCサッシと外壁の取り合いの断熱性能と強度を維持するPVC製ビルトインフレームで構成されており、既存のアルミサッシの寸法を測りオーダーメードで生産する。
まず、既存のアルミサッシを枠だけ残して撤去、そこにPVCサッシとビルトインフレームを室外側から同時にはめ込む。室内側はPVCサッシ枠を既存の窓枠に木ねじで止め、室外側はビルトインフレームを既存のアルミ枠にビス止めすることで室内・外両側からPVCサッシを支える。ビルトインフレームと外壁の取り合いはコーキング処理して、外側から化粧カバーで被覆して完了。室内側は別売の廻り縁、化粧木枠を窓枠に取り付けて仕上げる。
断熱性能(熱貫流率)は一般のPVCサッシと同じ(Low―Eガラス仕様で2.0W)。
設計価格は、掃き出し窓対応の中央Fix+左右外開き(高さ2,190~2,230×幅1,726~2,635㎜)のLow―Eガラス仕様で349,800円。
詳細の問い合わせは、販売窓口の三和シャッター工業(tel.011-231-8081)へ。 |
既存のアルミサッシ枠に
リプラウインドウをはめ込む(模型) |