年も押し迫った12月のある日曜日、サンケイ建匠さんの完成現場見学会に行ってきました。
札幌良い住宅.jp編集部から「同じ家で見学会を2度やる住宅会社があるよ」と紹介されたときは「どうして2度もやるのかしら?勧誘の作戦かな……」と少し身構えがちになったわたし。
ですが、「百聞は一見にしかず」。訪ねてみればちゃんとした意味があったのです。
次々と現れるドアの秘密は?
エコカラットのタイルが素敵な、全体的にオフホワイトカラーを基調とした外観の家。割とスタンダードな印象です。玄関に入って目に入ったのは、フローリングのリビングに対面式のキッチン、それに2階への吹き抜け。特に変わった様子はありません。しかし、よく見ると玄関の小上がりにはもう1つのドアが......
こちらを開けてみてびっくり!部屋っぽくないフロアが縦長に広がっていたのです。「奥さんがお仕事をされているので、そのオフィスになるんですよ」。教えてくれたのは、サンケイ建匠・部長の入山さん。フロアの奥にはドアがあり、開けてみるとトイレや洗面所があります。その左にまたドアが。
「あれ?」そこを開けると、最初に見えたリビングの対面式キッチンにつながっていました。つまり、1階全体がグルッとまわる回遊式の動線になっていたわけです。これなら事務所に来たお客様は気兼ねなくトイレを使うこともできるし、奥さんはキッチンでお茶を沸かしてすぐに出すこともできますね。機能的だなぁと感心してしまいました。
サンケイ建匠が契約前に出す「条件」
2階へ上っていくと、すぐ脇にはおしゃれなカウンタースペースがありました。半円形のように区切られていて、ちょっとしたワンルームの広さといってもいいほど。「こちらはご主人のパソコンスペースです」と入山さん。オーナーさんが希望したこの空間を確保するため、少し吹き抜けに張り出すような形に工夫をしたそうです。吹き抜けの窓から差し込む日差しが明るく、居心地も良さそう......
このように細部まで考えられた間取りやデザインは、サンケイ建匠さんとコラボレートしている建築家の塚本高正氏がオーナーさんときっちり細かいところまで打ち合わせし、納得してもらったうえで着工したのだそうです。
そのためにも、サンケイ建匠さんが契約を考えているお客さんに必ずお願いしていることがあります。それは、実際に建てられた家の「構造現場見学会」と「完成現場見学会」を見てもらうこと。同じ家で2度見学会を行うというのは、このことだったのですね。
家づくりの過程を見て安心・納得
実を言えば、わたしにとって完成見学会は2度目の訪問でした。まだ雪降る前の11月にも「住宅構造見学会」を見に行っていたのです。
その時は「構造見学会」という言葉さえよく分からなかったわたし、ブルーシートに覆われた工事中の家におじゃまするのかな、汚れてもいい服で行くのかなと思っていたのですが、訪ねてみると既にサイディングを施された完成後のような外観。内部は木材などがむき出しになっているものの、整然と片づけられていて歩き回るのに危険や不自由は感じません。
まず家の中では、壁材を張る前の白く泡立ったような断熱材を見せてもらいました。手触りはモコモコ。専門業者による吹き付けで、木材のところまですき間なく詰まっています。
断熱材の中には、年を経るとすき間ができるものもあるとか。そうなると、気密や断熱の性能維持が難しくなるそうです。さらに結露によって木材の腐食につながる可能性もあるとか。怖いですね......
また、2階で天井上にある熱交換式の換気扇やダクト、サイクルファンを見上げながら、換気の説明もしてもらいました。
外からの空気を天井のサイクルファンで取り込み家の中で循環させます。汚れた空気は排出しても空気の持つ熱は逃さず、外から取り入れた空気に受け渡すエコロジーなシステムになっています。
このシステムと、先ほどわたしも目で確認したしっかりとした断熱・気密で、家のどこにいても遠赤外線を受けているような暖かさを感じられるのだとか。
これらは、完成見学会ではまったく見えなくなっていた部分。でも、何気ない壁や天井の裏には工夫されたシステムがあって、住宅の暖かさやクリーンな空気を支えてくれているんだなあ。そんなふうに思うと、家へのさらなる安心感や愛着が得られる気がします。
構造見学会ではその高い性能に感心していたものの、どんな間取りや部屋になるのかは分からないままでした。ところが完成見学会に来てみて、ここまでオリジナリティの高い家になっていたことに、わたし自身かなりの驚きを感じました。「オーナーさんの希望を採り入れることについては、うちは割と安くできると思いますよ」と湯浅社長。完成見学会と構造見学会、両方来てみなければわからないものだと実感しました。
記者の目
モデルハウスなどではつい見た目に気を取られがちですが、家の中身を知ることができた構造見学会の後には、自分でも住宅に対する選択基準がさらに加わって絞り込みの役に立つように感じました。加えて完成見学会では、より家を持つときのイメージをつかみやすいと思います。住宅会社の姿勢を知ることができるという意味でも、機会があればいろんな構造見学会を訪ね歩いてみたくなりました。
編集部からの一言
地域密着の不動産会社であり、同時にファース工法で住宅性能を追求する地場工務店でもある。
新築住宅は年間12棟限定、施工エリアは半径30kmにこだわるのはアフターフォローを重視するため。
建築家などの専門家との連携などにも取り組んでいる。
オーナーがこの会社を選んだ理由
建築総額の傾向

社長インタビュー
我が家を建てるために、中古住宅を売ったり、土地を買ったりといった不動産取引が必要になるケースは多いと思います。希望に叶う土地に良い家が建ってこそ「良い住宅」が実現できる。サンケイ建匠の湯浅社長に話を伺いました。
[記事全文を読む]会社情報
| 企業データ | サンケイグループは30周年を迎えた不動産・住宅のトータル提案企業 |
|---|---|
| 社内体制 | 社長・建築士4名、ファイナンシャルプランナー1人、宅地建物取引主任者2名 |
| 過去の実績 | 累計300棟 過去3年間では新築約30棟 |
| 社名 | サンケイ建匠株式会社 |
|---|---|
| 住所 | 〒063-0869 |
| TEL | 011-709-7711 |
| FAX | 011-709-7621 |
| HP | http://www.sankei-lead.co.jp/kensyou/ |
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