わが家の落ち着き先03 出会いは運と縁!!編
| 予算・面積などの条件 | 土地さがし | 記者の目 | 2009.09.23
「今回ばかりは自分の希望で独走することはできない」そう自分に命じていたボクでしたが、運命の土地と出会います。
土地に掘り出し物なし
ボクが土地選びで気にしていたのは、方位と前面道路、そして周辺の雰囲気でした。
方 位:
札幌はほとんどが南東、南西、北西、北東に向いた土地です。角地は希望していませんでした。ただ、できれば南東がほしかった。理由は、部屋に朝日が差してほしいからです。夫婦の部屋と食卓は朝日が入る位置に置きたいという間取り上の希望を叶えるには、札幌のような土地事情では南東向きの土地が有利です。逆に希望が叶えば南東にはこだわっていませんでした。
もう1点、冬の日陰は春の訪れが遅くなります。夏はともかく冬の日当たりは自分にとってとても重要でした。その意味で太陽との関係がとても大切でした。
前面道路:
除雪はほとんどの道路に入ります。問題は除雪した雪をどこに捨てるのか、つまり排雪・堆雪スペースの問題。4m道路がきついというのは第1回に触れました。ぜいたくを言えばきりがないので、6m以上、できれば8mという基準で土地を探していました。
土地探しの中で知ったことは、「土地に掘り出し物なし」という言葉です。
土地のもともとの所有者?は地球です。そこを線引きして売っているわけですから、すべてが一品ものではありますが『新商品』は絶対にあり得ません。
もうひとつ、土地の価格は実に合理的に決まっていることを知ったのです。安いということは、ふつうの物差しで測れば価値が低いということです。すなわち掘り出し物とは、その人にとっての掘り出し物であって、市場価値で測れば低いわけです。
掘り出し物見つける
話を元に戻します。ボクは掘り出し物を見つけました。
敷地が100坪以上、方位は南東、前面道路が6.8m、価格もほぼ予算内。問題は坪単価が安すぎて過去に何かあったのではないかと怖かったこと、そして家が建つのか、という点、つまり『きわもの』の土地だったのです。
土地は変形です。めちゃめちゃ変形です。道路に面している部分、つまり間口は6.8m程度しかなく、奥に入るとこんどは横に細長い。よく言われる旗竿なのですが、竿が太く旗が横に細長いという状態。
インターネットでそこを見つけて、所在地がほぼわかりました。たまたま土地勘があったのです。写真を頼りに一人でこっそり見に行ってみました。すぐに見つかったのですが、敷地の境界がわからない。札幌市内では、空き地は雪捨て場になり土地の状況など確認できないのです。ですから図面を頼りにするしかありません。
(はじめて見に行ったときに道路方向から撮った写真。土地のかたちがまるでわからない)
不動産屋さんに電話してみました。とても誠実そうで信頼できると感じました。最初に尋ねたことは「この土地、過去に何か悪いことがあったのですか?」という疑問です。
不動産屋さんの答えはおよそ以下のようなものでした。
「そういうことはありません。相続で売りに出た土地で、売り主側が複数なので少々やっかいですが、契約に障害はありません。
この土地は坪単価が安いのでとても問い合わせが多いのですが、かなりの斜面であることなどを説明すると皆さんあきらめてしまうようです。見に行った方も現地を見るとあきらめるようです」
実に率直に状況を教えてくれました。ただ、もう一つの問題、すなわち家が建つのかどうかは大きな問題です。
土地の図面をすぐに建築士のNさんに送りました。返事は「厳しいんじゃないですか」というつれない答え。それでも1月末の日曜日、いっしょに見に行くことになりました。
いざ現地視察へ

女房はボクがすごく気に入っていることで、多少興味を持ったようです。
全員ながぐつを用意し、子供たちは雪遊びのつなぎを着て現地へ。どんより雪曇りの札幌の冬の1日でした。
意外にもNさんの意見は「これならいいと思います」というものでした。どういう家を建てるかもすでに頭にできているようです。このときの基本プランが、多少姿を変えて、1年後にわが家となりました。
(家が建つかどうかを最初に確認してもらったプラン)
土地を見学したあと、わが家によっていただきました。Nさんは、女房の希望する街中に3階建てを建てる場合はどんな家になるか、その日見てきた土地に建てたらどんな家になるか、それぞれ説明してくれました。街中でも屋上に菜園を作ることができることなど、土地が狭くてもできることがあるという説明でした。しかし、その先はあなたたち夫婦で考えてください、という立場でした。







