トップ > 良い施工で高い断熱性能をグラスウール充填断熱工法 「マイスター認定制度」

良い施工で高い断熱性能をグラスウール充填断熱工法 「マイスター認定制度」

住まいの断熱性能は、材料も重要ですが、施工の品質が省エネ効果などに大きな影響を及ぼします。全国の住宅会社が技能向上を目指して日々努力している重要なポイントなのです。 断熱材の供給メーカーグループが住宅施工の現場レベルで施工技術・品質向上をサポートするという、グラスウールの充填断熱工法「マイスター認定 制度」が業界内でも数少ない取り組みとして注目を集めています。 ガラス繊維メーカーの業界団体「硝子繊維協会」が主催、建築環境・省エネルギー機構(IBEC)が後援し実施している制度で、断熱施工の注意点 などを講習したり、認定試験を実施するなどの取り組みを行っています。

正しい施工技術の普及へ

グラスウールは欧米や日本で主流の断熱材ですが、断熱に隙間があったり、防湿が不十分だと室内の水蒸気が壁の中に侵入し内部結露が発生す る恐れがあります。内部結露は建物の腐朽の原因となります。また結露はカビやダニなどが発生する原因にもなります。正しく施工することが こうした不安を解消し、長期にわたる省エネ性能を発揮する快適な住まいにつながります。 硝子繊維協会では、お施主様が安心して断熱施工を任せることができる断熱施工技術者の育成をめざし、05年4月、「マイスター認定制度」を発足しました。

悪い施工例 A.床合板との間に隙間ができている B.床と壁の取り合い部に気流止めがなかった例 C.床の間や物入れの床部分に断熱材を施工し忘れた例
A.床合板との間に隙間ができている
B.床と壁の取り合い部に気流止めがなかった例
C.床の間や物入れの床部分に断熱材を施工し忘れた例

マイスター認定制度の概要

全国の住宅会社で断熱施工を行う施工者を対象に、グラスウール断熱を行う場合の注意点、断熱欠損の発生しやすい事例などを学ぶほか、実際に断熱施工を行います。講習会終了後は修了証が手渡され、施工現場の審査などの認定試験を実施。合格すると「マイスター認定証」が発行されます。
講習会修了者は08年7月現在で1392名、マイスター認定者は
146名を数えています。

D.マイスター認定証 E.認定証カード F.ステッカー
D.マイスター認定証
E.認定証カード
F.ステッカー

様々なグラスウール断熱材

住宅用グラスウール断熱材には、床・壁・天井などに一般的に使われるフェルトタイプのもの、主に床に使われるボードタイプのもの、また吹 き込み工法専用のものなどがあります。通常フェルトタイプには使用する場所に合わせて自由にカットできる裸品と、施工しやすい防湿層付き (袋入り)のものがあり、必要な断熱性能や部位によって最適な断熱材が選べるよう厚さや密度の違う製品が揃っています。

1.フェルトタイプ(裸品)2.フェルトタイプ(袋入り)3.ロールタイプ(裸品)4.ボードタイプ5.吹き込み用グラスウール6.吹き込み式天井断熱施工7.フェルトタイプ(袋入り)を使用した壁の断熱施工8.ボードタイプを使用した床の断熱施工
1.フェルトタイプ(裸品) 2.フェルトタイプ(袋入り)
3.ロールタイプ(裸品)  4.ボードタイプ
5.吹き込み用グラスウール 6.吹き込み式天井断熱施工
7.フェルトタイプ(袋入り)を使用した壁の断熱施工
8.ボードタイプを使用した床の断熱施工
硝子繊維協会
〒105-0004 東京都港区新橋2-12-15田中田村町ビル6階 03-3591-5406
http://www.glass-fiber.net

このページのトップへ

トップページへ戻る
洞爺湖サミット連動特集 「環境」と「家計」にやさしい住宅大研究! 硝子繊維協会 北海道住宅新聞社