トップ > Q1.0・200mm断熱住宅オーナー座談会.1
冬は気温がマイナス20℃以下になる北海道旭川市。この厳しい気象条件の中、 NPO新住協旭川支部では快適で健康な暮らしを犠牲にせずに暖房エネルギーを 半減する『Q1.0(キューワン)・200ミリ断熱住宅』の建設を進めています。 エネルギー価格の高騰が続く今日、これからマイホームを建てる人にとって、 外壁の断熱材の厚さを一般的な住宅の2倍・高性能グラスウール200ミリとした この住宅の住み心地や実際の光熱費は大いに気になるところです。そこで 『Q1.0・200ミリ断熱住宅』のオーナー夫妻3組に、これまでの暮らしを語って もらいました。(平成20年6月29日、上川郡鷹栖町で収録)
前列左から道心英一さん、道心千恵さん、渡邊秀人さん、
渡邊芳江さん、小中和彦さん、小中美紀さん。
後列左から芦野組社長・芦野和範さん、新濱建設社長・新濱壽男さん、
會田建設専務・立野幸雄さん
―まず最初に、NPO新住協の旭川支部長である曾田建設専務の立野さんから200ミリ断熱に ついて、簡単に説明していただけますか。
曾田建設(株)専務・立野幸雄さん:きっかけは硝子繊維協会さんとの話し合いからなんですよ。 省エネ、リサイクルを趣旨に活動されていて、それは新住協の家づくりとも一致します。 しかも200ミリ断熱には驚くべき性能があり、自信を持ってお客様に薦める事ができる、と。
―なるほど、そういうきっかけだったのですね。 小中さんは平成18年の11月に、曾田建設さんで新居を建てられたそうですが。
小中和彦さん:ええ。僕はとても凝り性なので、毎週子供を連れて、公開されている住宅を見て 回りました。曾田建設さんの「理想の住宅」に辿り着くまで半年かかりましたよ。
―小中さんの考える「理想の住宅」とは?
小中和彦さん:僕が基本的に住宅に求めるのは、メンテナンスフリーと暖かさです。それと、住宅 巡りをしているうちに「自分は気を遣うような家や、凝った造りは好きではない」というのが段々 わかってきたんですね。
―やはり見学するのは大事ですね。
小中和彦さん:そうですね。で、ある方から、新住協さんの『百年住宅を目指して』というパンフ レットをもらって読んでいるうちに、あっという間に「新住協ファン」ですよ(笑)。「150ミリ断 熱が最強」と結論を出していたんですが、「200ミリ断熱の方が断然いい」と。
―道心さんはいかがでしたか?
道心英一さん:同僚や家内の友人が大手ハウスメーカーでどんどん家を建てたので、「自分が家を 建てるときも、きっとテレビで見るようなメーカーさんに頼むんだろうなぁ」と。
―その考えが変わったきっかけは?
道心英一さん:旭川に引っ越してきた頃に、家内が新聞である勉強会をみつけまして。「少しは勉 強しなければ」と参加してみたら、目から鱗が落ちるような事をたくさん勉強させてもらいました。
―渡邊さんはいかがですか?
渡邊秀人さん:30歳の時、「40歳までに、自分達の家を建てたいね」っていう事を2人で話し合っていたんです。10年間転勤先で、もう、見ていない所はないというくらいにいろんな住宅を見て回りましたが、僕は大手住宅メーカーさんのモデルハウスはちょっと合わなかったんです。一番高価なモデルハウスに入っても、目が痛くなったりしました。でも新濱建設さんの家に実際に入ってみると、今までのモデルハウスの中で一番丁寧に作られていて、目も痛くない。そして空気がすごく澄んでいたんですね。
(有)新濱建設社長・新濱壽男さん:実は当社がQ1.0・200ミリ断熱を初めて手掛けたのが、渡邊さんのお宅だったんです。NPO新住協の代表理事で室蘭工業大学教授の鎌田紀彦先生と「準備も整ったので、そろそろお客様に勧めてもいいのではないか」と話していた時でしたから。
渡邊秀人さん:実は「200ミリ断熱」っていうのには
、正直こだわっていなかったんですよ。
渡邊芳江さん:私は、入居す
るまで気がつかなかった…(笑)。
(株)芦野組社長・芦野和範さん:それって問題アリなんじゃないの?(一同爆笑)。
- 小中和彦さん(38歳) 奥様の美紀さんとお子 さん2人の4人家族。 平成18年11月に Q1.0・200ミリ断熱住宅 に入居
- 小中美紀さん(36歳)
- 道心英一さん(44歳)奥様の千恵さんとお子さん2人の4人家族。平成18年10月にQ1.0・200ミリ断熱住宅に入居
- 道心千恵さん(43歳)
- 渡邊秀人さん(42歳)奥様の芳江さんと長男のお子さんとの3人家族。平成18年9月にQ1.0・200ミリ断熱住宅に入居
- 渡邊芳江さん(41歳)
- 會田建設専務
立野幸雄さん
- 芦野組社長
芦野和範さん
- 新濱建設社長
新濱壽男さん