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住宅設計を目指す若手の登竜門、JIA・テスク設計コンペがチカホで開催

高橋

住宅 | 地域 | 札幌市内 | 2017.08.17

「札幌良い住宅」編集長・白井も審査員として参加
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チカホで真剣!建築プロの目の前でプレゼンする若手応募者たち
7月23日、暑い夏でもホッと涼しい札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)で、日本建築家協会(JIA)北海道支部と、外断熱工法で有名な(株)テスクの主催による「2017年JIA・テスクチャレンジ設計コンペ」の公開審査が行われました。
"学生の登竜門"とも称されるようになったこのコンペ、8回目になる今年も学生を中心に60を超える応募作品が集まりました(応募は社会人もOKです)。

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ショッピングや地下鉄乗り換えの人、旅行者などたくさんの人が行き交うチ・カ・ホ。

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「あれ、何だろう?」という感じで、人々が足を止めていきます。そのまま、会場の席に座る人も。公開審査なので通りがかりでもウェルカム!なのです。

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なんだか、熱気にあふれた空間が・・!コンペの一次審査通過者16名による、5分間プレゼンテーションが行われています。

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写真の手前が一次審査の通過者。パソコン画面を見ながら、会場の前面に映し出される作品のプレゼンテーション映像を説明しています。審査は委員長の北海道大学の菊田弘輝先生、JIA北海道支部長の遠藤謙一良氏をはじめ、建築のプロフェッショナルのメンバー5名。

今回は、審査員に北海道住宅新聞・札幌良い住宅.jpの白井編集長も参加しました。
審査員の目は真剣そのもの! 応募者は緊張のなか、一生懸命プレゼンしております。皆さんかなり事前の練習を積んでいるようで、時間内にしっかりプレゼンが終了します。しかし、少し伸びて5分間の制限時間になれば、途中でも「チーン」。はい終了! というほど無慈悲ではありませんが、審査の中では時間オーバーが影響するらしいです。

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シビアな公開審査ですが、すぐ隣は大通ビッセといった、カジュアルな空間と隣り合っているのもチ・カ・ホならでは。
二次審査の通過者が発表された後には、審査員との質疑応答を浴びるという、さらにハードな最終審査が行われます。皆さん、頑張って!
最終審査は審査員がテーマや地域性について応募者に質問。その質疑応答の中で作品の意図や表現しきれなかった背景などについて、会場全体が共有するかたちとなるのがこの設計コンペのだいご味ですね。


2017年のテーマは「水のうつろい」。個性にあふれたデザインが!
外断熱工法のテスクさんが主催するだけあって、環境的な視点からのデザインが問われるこのチャレンジコンペ。毎年決められるテーマも
・「寒冷地の仮設住宅」~真冬に巨大地震が起きたら・・。寒冷地における極限状態での生活を強いられるとしたら、どんな仮設住宅をつくりますか?
・「五感リノベ」~身体感覚を活かしたリノベーションで北国のポテンシャルを引き出せ!
などなど、"どんなデザインが出てくるのだろう?"とワクワクするお題ばかり。

2017年のテーマは「水のうつろいを活かした空間」。カタチにするにはちょっと難しそうなお題ですが、建物に限定されない自由な発想のデザインがたくさん集まりました。

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通りかかった人たちも、会場の両脇にあるポスターに見入っています。一次審査の通過者だけでなく、コンペに参加した作品がすべて展示されているのも応募者にはうれしいですね。

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こちらは、「チカホお天気便り」。チ・カ・ホに木々のある"スルーホール"を造って、地上のお天気や自然が感じられる空間を演出します。

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屈斜路湖で有名な、凍結した湖面が隆起する神秘的な「御神(おみ)渡り」を人工的にデザインするというアイディアも。すべての応募作品には、審査員2名の講評が添えられています。アドバイスを元に、次回もチャレンジ!

長時間のコンペを経て最優秀賞、優秀賞が決定!
午前から始まったこのコンペ、厳しい三次審査を経て午後4時ごろに結果が発表されました。

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最優秀賞は、「分かつ屋根の水景」の北海学園大学大学院・修士2年の河中宗一朗さん。しかも2年連続とのこと。おめでとうございます!

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白井は「自分が期待していた雨を楽しむ家になっていた。冬になって雨が雪に変わっても、きっと雪景色を楽しめるのではないか」と話していましたよ。

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優秀賞は「大地の謌」の南嗣美さん(北海道科学大学大学院2年)、そして「水脈に差しこむ壁」の山縣彩さん(北海道大学大学院・修士1年)、樫村圭亮さん(同2年)、横山翔太さん(同2年)共作の2作品に決定しました。最優秀賞は15万円の商品券、優秀賞は5万円の商品券も贈られます。
優秀賞について、白井は「大地の謌が提案する納骨堂に自分も入りたいと思った。素晴らしい。水脈に差しこむ壁はプレゼンの完成度が高く素直にかっこよかった」と説明しております。

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何よりも、建築業界の一線で活躍するプロフェッショナルたちから、作品が認めてもらえるのはうれしいことではないでしょうか。当社の白井編集長も、応募者の皆さんを応援する気持ちで頑張ったそうですよ。

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当日は7月21~23日の期間で「JIA北海道建築展」もチ・カ・ホで行われていて、学生さんからご夫婦、ショッピング中らしい女性や高齢の方まで、精巧に作られた建築模型や数々の展示を興味深そうに見学していました。

建築や、デザインというと敷居が高そうですが、札幌市民にも身近なチ・カ・ホでちょっと立ち寄って見ていると「この建物は素敵だな」「こんな家に住みたいな」と親しみもわいてくるもの。JIA・テスクチャレンジ設計コンペも、力作ぞろいだった今年に引き続き、来年も期待しています!

高橋 | 住宅 | 地域 | 札幌市内 | 2017.08.17 |

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