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戸建住宅の杭は心配ないのだろうか?

白井

住宅 | 2015.10.21

大手デベロッパーが分譲した横浜のマンションが傾き、調べてみたら地盤に打ち込む杭(くい)が本来到達しているべき地盤(支持層と言います)まで届いていないため傾いたとわかり、大きな問題となっています。

あってはならないことですが、偶然の事故ではないはず。
事故の背景にはたくさんのヒヤリやハッとがあると言われます。
「このくらいなら傾かない」「書類が読めなくなったけどだいたい把握している」
そんな小さなミスやムリ、ごまかしの積み重ねによって起きているはず。
住民はお気の毒としかいいようがありません。自分も被害者になる可能性があると、今回は感じました。

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さて、戸建ての住宅はどうなのでしょうか。

地盤の悪い住宅地では、杭を打つことがよくあります。

支持層が地中5-6mなら、そこに届く杭を打ちます。しかし、例えば札幌市の北東部の地域には、支持層が20mよりも深い場合があります。
そのような場合、コンクリート建物と比べてはるかに軽量で規模も小さい木造では、支持層まで届かなくても建物を支えられる杭を使うことが多くあります。

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支持層に届いていないなら全部欠陥工事、ではないのです。
住宅の重さを支えるための技術はなかなかに奥が深く、いろいろな方法があります。
なので、まずはよく説明を聞くこと。不安に思ったら調べること。この2点が重要だと思います。

木造住宅にコンクリートの杭が使われるようになる前は、土を掘って丸太を井桁上に組んで、その上に住宅を建てた時代があるそうです。
感覚的に表現すると、「家は浮かんでいる」わけです。
支えるか浮かぶか、その中間か。なかなかに奥が深い・・。

〈photo上:木造住宅を建てる前の地盤調査風景。下:札幌北東部の地盤沈下。地盤が沈むのは家の下だけではない。道路などの地盤も沈むために、橋げたが高くなったように見える〉

白井 | 住宅 | 2015.10.21 |

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