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未来の森を、みんなでつくろう!

ライター 柴田美幸 | 家づくりの基本 | 記者の目 | 2009.05.29

拓友建設株式会社では、環境活動の一環として植樹を行っています。土と風のにおいを感じ、鳥たちの声に包まれながら、木を植える活動に記者も参加させていただきました。

5月16日、午前10時。三笠市の「太陽の森」には抜けるような青空が広がっています。遠くからウグイスのさえずりが聞こえてきました。気温もぐんぐん上がりそうです。

NPOの活動に拓友建設らが協力

takuyu02_img01.jpg「太陽の森」では毎年5月、NPO法人三笠森水遊学舎の主催で植樹活動が行われています。森にはかつて炭鉱で働く人々が多く住み、そののちはスキー場として利用されてきました。   しかし長く放置され荒れた状態になっていたため、もとの森に戻す試みが2007年からスタート。拓友建設は、当初からこの植樹活動に協賛・参加し、妻沼澄夫社長が会長を務める地場工務店グループ・北海道SHS会の会員企業も加わっています。 <写真:カミネッコンを使った植樹方法を説明中>   takuyu02_img02.jpg「今年で3回目となり活動も定着してきました。楽しみにしている方も多いんですよ」と妻沼さん。今回も大型バスにほぼ満員で札幌を出発し、現地で合流した地元の方々と合わせると100名ほどの参加となりました。 <写真:みんなカミネッコンづくりに夢中>   「みなさん、豊かな森を想像しながら、心をこめて植えてくださいね」という三笠森水遊学舎・高篠和憲理事長のあいさつのあと、いよいよ作業開始です。 植樹には「カミネッコン」というポットを使います。これは再生紙段ボールでつくられたポットで、その中に苗を植えます。ポットは自然に土に還るので、穴を掘って埋めなくても地面に置くだけで根づかせることができます。   takuyu02_img03.jpgまずカミネッコンを組み立てることから始めるのですが、これがなかなか一度の説明では覚えられません。一緒のテーブルで作業していた親子は2回目の参加とのこと。8歳の女の子は手際よくポットを組み立てていきます。大人たちは「次はどうするんだっけ?」と近くの人と教え合って、ようやく完成させていました。   ポットには、三笠の森に自生する木々の苗を植えていきます。用意されたのはアカイタヤ・カツラ・ヤマモミジ・ミズナラ・エゾヤマザクラ・トドマツ・ヤチダモ・シラカンバ・ハンノキ、コブシの10種類で、主に落葉広葉樹と呼ばれる木々です。好きな木を選んでポットに植えたら、さっそく森の中へ。・・・といっても、まだ森にはなっていません。2年前と去年植えた場所には、ひょろっとした枝のような木がぽつぽつと生えていました。 <写真:カミネッコンを組み立て中>  

1本の植樹が未来をつくる

takuyu02_img04.jpg以前参加した方々は、自分が植えた場所を探して一喜一憂。「ちゃんと育ってるよ!」「あーっ、枯れてる~」などの声が聞こえます。 植樹場所には杭が立てられ、そのまわりに間隔をあけてポットを5~6個置いていきます。チップでポットを覆ったら植樹終了。杭には自分の名前や日付を書き込むことができ、次に来るときの目印にもなります。   「去年も孫4人と来ました」という男性が、植え終わった苗を前にこんなことをおっしゃいました。「子どもは、今はなにもわからないかもしれないけど、木を植えたことをずっと覚えていると思うんだ。自分で植えると、木の種類にも自然に興味を持つしね。ここが森になるころには、きっと恋人と一緒に来るんだろうなあ」。   1本の木を植えることは、未来をつくることになる。そう感じた瞬間でした。 <写真:植樹は、置いて上からチップをかけるだけ>  

かたちとして残る環境活動を 拓友建設株式会社 代表取締役 妻沼澄夫(つまぬま・すみお)さん

takuyu02_img05.jpg地球温暖化防止が叫ばれている近年、木に携わる企業としてなにかしたい、という思いがずっとありました。そんなとき学生時代の知り合いだった高篠さんと再会し、三笠の森をもとに戻す植樹計画を知りました。   環境に関する活動は、たとえばレジ袋削減や節電などがありますが、かたちで残るものにしたかった。今すぐ結果が見えるものではありませんが、何十年か先に生きてくる、そんな活動をしたかったのです。植樹を通して、環境への意識が芽生えるきっかけになればと思います。   植樹には、森をつくりたいという思いに賛同してくださるならどなたでも参加できます。来年5月は、私たちと一緒に木を植えてみませんか。 興味のある方は、拓友建設(℡011-773-2888)までご連絡ください。 <写真:記念の標柱を建てた妻沼社長>  

豊かな森の再生を目指して takuyu02_img06.jpgNPO法人三笠森水遊学舎 理事長 高篠和憲(たかしの・かずのり)さん

私たちは主に、川や湖でのカヌー、ラフティングなど、アウトドアを通した自然体験活動を行っています。川の源は森ですから、森を再生することはとても大切。特に地域に自生する落葉広葉樹は、豊かな森づくりに欠かせません。   カミネッコンを使った植樹では、約20~25年で立派な森が再生できる予定です。今後は植樹だけでなく、ロープを使った木登りや、間引き体験も考えています。ちょっとスリリングな体験になるはずなので、お楽しみに。 <写真:高篠理事長>
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