2016年04月18日(19:26)
ファッションの春と季節感
この時期、着衣について話題になることがあります。
先日、東京から転勤で札幌に来られた方から「なぜコートを着ないの? もうマフラーはしないの? みんな家でこたつに入ってないの」
と質問されました。
札幌市立大学・斉藤先生の研究室の調査によると、外気温に大きな違いがある熊本と札幌で、季節感はほぼ同じというアンケート結果が出ております。
例えば4月は、熊本にとっては春の終わり、札幌にとっては春の後半という違いはありますが、季節感は変わりない。外気温に関係なく着衣量も比較的似てくるのです。
不思議ですね。北海道の4月は、首都圏でいえばまだ冬の気温。なにせ桜はいまだ咲いていませんので、暖かくないのです。それにもかかわらず、ダウンのコートはもう着ない。スーツ類も春物に替わります。
手袋はしてもマフラーはしない春仕様。
この現象を以前から不思議に思っていたのですが、「季節感」という言葉とアンケート調査で、白井的には納得しました。
札幌とは言え4月は春の季節感なのです。
一方、家の中は完全な冬仕様ですよね。暖房を止めている家はほとんどないはず。寒くなればスイッチオンです。
室内は冬仕様、外出は春仕様。
これが北海道の春の姿です。
さて、比較調査先としてあげた熊本および九州が今、たいへんなことになっています。
「いつも心をひとつにしている」
そういう気持ちを持ち続けること、そして住宅断熱技術の九州への普及がボクにできることかなと思っています。
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