2016年04月03日(14:54)

マリリン(本橋麻里さん)ってすげーなと思った件

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3月末にカーリングの女子世界選手権が開かれ、
知っている方も多いと思いますが、
日本代表のロコ・ソラーレ北見が、スコットランドやカナダといった世界の強豪を次々倒して、
ついに表彰台に乗りました。世界第2位・銀メダルです。

ボクはといえば、カーリングのルールすら知らず、
世の多くの男性と同じく、女性カーラーのファンです。
ハウスと呼ばれるサークルに向けて彼女たちがストーンを投げ込む、その映像をカメラが正面からとらえます。
彼女たちはカメラをにらみつけるような真剣なまなざしで大写しとなり、
ストーンの結果で、ガッツポーズが出たり、暗い顔になったり。
そのしぐさがたまらなく愛らしいわけで。

そのボクは、あまりマリリン(本橋麻里さん)が好きではありませんでした。
ちょっと人気が出て、写真集なんか出して勘違いした揚げ句、
わがままを通すために自分のチームを作った女(それがLS北見です)、程度に考えていました。

しかし、違いますね。
そんなハンパな考えなら、マイナー競技でチームを6年も存続させることができるわけもありません。
チーム創設から5年間日本代表になれず、心中はものすごいつらかったはずです。
そして2015年春、自分とポジションのかぶる、年齢は下でも実績ははるかに上の藤澤五月ちゃんを連れてきた。
マリリンは、カーリングを通じて人間的に成長したんですね。
それもものすごく!
ボクはすっかり好きになりました。

藤澤五月ちゃんは中部電力にいるころから気になっていましたが、
実力をつかみかねた。
昔からチームの内紛がうわさされていたし、ものすごい生意気そうな表情でカーリングやってるし。

藤澤五月ちゃんは、チームで最後に石を投げる最終投者であり、戦略を考える責任者でもある「スキップ」です。ソチオリンピック前まで日本選手権を3連覇していました。
しかし、中部電力のチーム藤澤はソチオリンピック出場の夢を北海道銀行のチーム小笠原に断たれます。チームメートが去り、2014-15は失意のシーズンを過ごしたようです。
 
その後LS北見に来て、わずか数ヵ月でチームはまとまり、北海道銀行に完勝して世界戦の切符を手に入れた。
今回の世界選手権は、今まで見たこともない自然な表情でカーリングし、喜び、そして泣いた。
実力と人間性を結果で証明して見せた。再起の舞台に立てたことで、やはり人間的に成長したのでしょう。
彼女の移籍から1年もたっていないのです。選手を選抜してチームを編成することがムリと言われるほどにチームの熟成が重要とされるカーリングで、スキップ藤澤がキャリア半年、支えるバイススキップの吉田知那美がキャリア1年半。
このチームにいったい何が起きたのか!

北海道銀行のチーム小笠原創設メンバーで、ソチオリンピック後に戦力外通告されLS北見に入った吉田知那美ちゃんも、
オリンピックよりもずっとはじけていた。
彼女のコメントは本当にしびれた。
決勝でスイスに負けて、「この悔しさを大切に、焦ることなく、おごらず、 ひたむきに・・」とか、
ボクには言えませんね。
特にこの3人はカーリングによって人間的に大きく成長したんですね。
 
挫折をバネに取り組んでいることを口に出して話す。チームで常に声を出し合う。重圧よりゲームをする楽しさを感じる精神状態を維持する。
このチームは非常に勉強になります。

ただ、国内には北海道銀行チームがおります。
こちらも簡単にあきらめるわけはありません。
熾烈なオリンピック指名競争が勃発するでしょう。

北海道銀行のチームが好きなんだけど、
今回でLS北見に心を奪われてしまいました。
どうしましょ!

 

いや、どうもしないし!
勝手に悩んでろって話ですよね。

写真はロコソラーレ北見のFacebookページから拝借しました。
こちら
https://www.facebook.com/Team-LocoSolare-1518031541788373/
http://www.locosolare.jp/
 

カテゴリ:日記 |

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PROFILE

編集長 白井 康永

家づくりを変えたいという野望を持ち、北海道住宅新聞、札幌良い住宅jp を中心に、少子化の激流のなかでわれわれが日本を導きます.時にひょうひょうと(笑).
北海道・札幌市生まれ54歳。血液型O型.新卒1年、専門学校に通う娘たち、高校を卒業した息子あり. 休日にやってること:のろまジョギングとテレマークスキー.

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