2016年4月

2016年04月25日(18:31)

生活の中の造形芸術が好き

ふだん、ほとんど美術から遠い生活を送っていますが、北海道にゆかりのある作家で、自分が好きな方はいるんですよ。
 
 
本郷 新>最も有名なのは「わだつみの像」でしょうか。札幌には本郷新の彫刻がいろんなところに置かれており、宮の森地区には特に多いですね。美術館もあってお気に入りです。というかほしいです。大きいのでもいいです。家の前に置きます!
http://www.hongoshin-smos.jp/
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瀧口 政満>阿寒湖温泉鶴雅にいくと、瀧口氏の木彫が迎えてくれます。埋もれ木を彫り込んだ非常に味わいの深い彫刻です。あまりに素晴らしくて、阿寒に仕事に行った帰りに1点衝動買いしたほど。瀧口氏の彫刻の近くにいると、気持ちが柔らかくなるのが感じられます。いまでもわが家の玄関に飾られております。
http://www.tsuruga.com/gallery/bijyutsukan.html
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竹下 青蘭>書道の先生であり、前衛書家でもある方。額縁店で竹下先生の作品に触れ、衝撃を受けました。勢いを感じたのです。版画を購入し、自分の部屋に掛けております。
じつは、弊社の新聞の題字は竹下先生の書です。
https://www.iesu.co.jp/column/2009/06/01090649.html
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photo:
本郷新の作品の中でこれがほしい。盗まれたら犯人は白井だと思ってください(笑)。photoはグーグルストリートビューから
鶴雅のホームページからいただきました。優しい感じが好きです
竹下先生だけ当社がらみというのも申し訳ないかしら・・

カテゴリ:北海道・札幌 |

2016年04月18日(19:26)

ファッションの春と季節感

この時期、着衣について話題になることがあります。
先日、東京から転勤で札幌に来られた方から「なぜコートを着ないの? もうマフラーはしないの? みんな家でこたつに入ってないの」
と質問されました。

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札幌市立大学・斉藤先生の研究室の調査によると、外気温に大きな違いがある熊本と札幌で、季節感はほぼ同じというアンケート結果が出ております。
例えば4月は、熊本にとっては春の終わり、札幌にとっては春の後半という違いはありますが、季節感は変わりない。外気温に関係なく着衣量も比較的似てくるのです。

不思議ですね。北海道の4月は、首都圏でいえばまだ冬の気温。なにせ桜はいまだ咲いていませんので、暖かくないのです。それにもかかわらず、ダウンのコートはもう着ない。スーツ類も春物に替わります。
手袋はしてもマフラーはしない春仕様。

この現象を以前から不思議に思っていたのですが、「季節感」という言葉とアンケート調査で、白井的には納得しました。
札幌とは言え4月は春の季節感なのです。

一方、家の中は完全な冬仕様ですよね。暖房を止めている家はほとんどないはず。寒くなればスイッチオンです。

室内は冬仕様、外出は春仕様。
これが北海道の春の姿です。

さて、比較調査先としてあげた熊本および九州が今、たいへんなことになっています。
「いつも心をひとつにしている」
そういう気持ちを持ち続けること、そして住宅断熱技術の九州への普及がボクにできることかなと思っています。

カテゴリ:日記 |

2016年04月07日(10:27)

「決めてくれない」のは、お客さまのせいではない

春でございます。今年一月以降、住宅購入予定者から住宅会社さまへのお問い合わせが増えていると感じます。

白井がお手伝いしている会社様のホームページアクセス状況を見ると、今年1月からアクセス数が前月比で20%程度伸びています。そして、ホームページの問い合わせフォームからユーザーが会社に問い合わせる件数はそれまでの1.5倍以上になっているのです。

ホームページのアクセス数は3月に入って落ちついてきましたが、問い合わせはまったく減りません。
この1ヵ月でホームページからの問い合わせが16件に達した会社もあります。
16件のうち資料請求が13件、モデルハウス見学の申し込みが3件。2日に1件以上の問い合わせです。このほかに直接電話で「ホームページを見ました。おじゃましたい」という問い合わせが来るそうです。

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こんな話を先日、ある会合で紹介したら、
「でも決まらないんでしょ。まわりの工務店に聞くと、問い合わせはあるが決まりにくいと聞いている」とおっしゃる方がいました。

ありがたいことに、そんなことはございません。「会社のファンになったうえで問い合わせをくれるので、コミュニケーションが取りやすい」そうです。
その1例が『会社を訪問したい』という電話問い合わせです。

ホームページからの問い合わせももちろん重要ですが、電話くださるお客さまはファンになったから電話くださるのです。

これの違いを生むのは、戦略です。ホームページにどれだけの魅力があるかによって、お客さまの行動が変わるのです。
このことはなかなかわかってもらえないのですが、
「白井が言うのだからだまされてみるか」程度のノリで問い合わせていただければと思います。

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4月21日(木)札幌で、POP広告、営業トーク訓練、そしてホームページ戦略の勉強会を開催します。
今回は懇親会もいっしょにセットして、「話はわかった。で何をしてくれるのさ」という部分にまで踏み込んだセミナー後のお話しができればと考えています。

申込書はこちら。
2016_0421flyer.pdf
心よりお待ち申し上げております。

カテゴリ:一般 |

2016年04月03日(14:54)

マリリン(本橋麻里さん)ってすげーなと思った件

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3月末にカーリングの女子世界選手権が開かれ、
知っている方も多いと思いますが、
日本代表のロコ・ソラーレ北見が、スコットランドやカナダといった世界の強豪を次々倒して、
ついに表彰台に乗りました。世界第2位・銀メダルです。

ボクはといえば、カーリングのルールすら知らず、
世の多くの男性と同じく、女性カーラーのファンです。
ハウスと呼ばれるサークルに向けて彼女たちがストーンを投げ込む、その映像をカメラが正面からとらえます。
彼女たちはカメラをにらみつけるような真剣なまなざしで大写しとなり、
ストーンの結果で、ガッツポーズが出たり、暗い顔になったり。
そのしぐさがたまらなく愛らしいわけで。

そのボクは、あまりマリリン(本橋麻里さん)が好きではありませんでした。
ちょっと人気が出て、写真集なんか出して勘違いした揚げ句、
わがままを通すために自分のチームを作った女(それがLS北見です)、程度に考えていました。

しかし、違いますね。
そんなハンパな考えなら、マイナー競技でチームを6年も存続させることができるわけもありません。
チーム創設から5年間日本代表になれず、心中はものすごいつらかったはずです。
そして2015年春、自分とポジションのかぶる、年齢は下でも実績ははるかに上の藤澤五月ちゃんを連れてきた。
マリリンは、カーリングを通じて人間的に成長したんですね。
それもものすごく!
ボクはすっかり好きになりました。

藤澤五月ちゃんは中部電力にいるころから気になっていましたが、
実力をつかみかねた。
昔からチームの内紛がうわさされていたし、ものすごい生意気そうな表情でカーリングやってるし。

藤澤五月ちゃんは、チームで最後に石を投げる最終投者であり、戦略を考える責任者でもある「スキップ」です。ソチオリンピック前まで日本選手権を3連覇していました。
しかし、中部電力のチーム藤澤はソチオリンピック出場の夢を北海道銀行のチーム小笠原に断たれます。チームメートが去り、2014-15は失意のシーズンを過ごしたようです。
 
その後LS北見に来て、わずか数ヵ月でチームはまとまり、北海道銀行に完勝して世界戦の切符を手に入れた。
今回の世界選手権は、今まで見たこともない自然な表情でカーリングし、喜び、そして泣いた。
実力と人間性を結果で証明して見せた。再起の舞台に立てたことで、やはり人間的に成長したのでしょう。
彼女の移籍から1年もたっていないのです。選手を選抜してチームを編成することがムリと言われるほどにチームの熟成が重要とされるカーリングで、スキップ藤澤がキャリア半年、支えるバイススキップの吉田知那美がキャリア1年半。
このチームにいったい何が起きたのか!

北海道銀行のチーム小笠原創設メンバーで、ソチオリンピック後に戦力外通告されLS北見に入った吉田知那美ちゃんも、
オリンピックよりもずっとはじけていた。
彼女のコメントは本当にしびれた。
決勝でスイスに負けて、「この悔しさを大切に、焦ることなく、おごらず、 ひたむきに・・」とか、
ボクには言えませんね。
特にこの3人はカーリングによって人間的に大きく成長したんですね。
 
挫折をバネに取り組んでいることを口に出して話す。チームで常に声を出し合う。重圧よりゲームをする楽しさを感じる精神状態を維持する。
このチームは非常に勉強になります。

ただ、国内には北海道銀行チームがおります。
こちらも簡単にあきらめるわけはありません。
熾烈なオリンピック指名競争が勃発するでしょう。

北海道銀行のチームが好きなんだけど、
今回でLS北見に心を奪われてしまいました。
どうしましょ!

 

いや、どうもしないし!
勝手に悩んでろって話ですよね。

写真はロコソラーレ北見のFacebookページから拝借しました。
こちら
https://www.facebook.com/Team-LocoSolare-1518031541788373/
http://www.locosolare.jp/
 

カテゴリ:日記 |

2016年04月01日(18:13)

申し込み殺到!札幌版次世代住宅補助

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基準を改定して使いやすくなった札幌版次世代住宅基準の補助申し込み第1回が締め切られ、応募多数で抽選となりました。
どのくらい応募多数かというと、以下のように
 
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スタンダードレベルの補助20件に対して119件の応募、すなわち募集倍率6倍です!
 
まずは大成功といえるでしょう。
http://www.city.sapporo.jp/toshi/jutaku/10shien/zisedai/zisedaihojo.html
時代の後押しもあり、札幌市の基準改定が受け入れられた結果だと思います。
抽選にもれた約100件が全部スタンダードレベルで建つわけではないと思いますが、仮に1/3が建ち、補助物件と合わせて50件のスタンダードレベルの住宅が建つとなると、これはすごいことです。
札幌の一般個人住宅は年間に4500件くらい。そのうち3月末の申込分で50件以上がスタンダードレベルとは!
 
今後は、ベーシックをもう少し減らしてでも、スタンダードを手厚く補助したほうが良いのではないかな、と白井は思いました。
 
この点とあわせて、もう一つ検討したらいいなと思うのは、スタンダードの抽選にもれた人は、ベーシックの抽選会に参加できるようにしてはどうかと思うのです。もう一歩進んで、スタンダードに漏れた人がベーシックの抽選において優先権を持ってもいいのではないかと。
 
というのも・・・
第1に、高い目標に向かって投資する意欲ある市民を、補助のかたちでサポートするために、ベーシックを希望する市民よりスタンダードを希望する市民を優遇していい。
 
第2に倍率はそのときによって異なるでしょうから、スタンダードに応募が集中したときに、はずれた人とベーシックが当たった人との間にただよう何となくの不公平感は解消されたほうが良い。
 
第3に、今の選考方法だと、住宅事業者の中にはスタンダードに10棟以上申し込んで1棟も当たらない会社もある一方、ベーシックに5棟以上申し込んで全部当たる会社もでてきてしまう。これは「残念だね」で肩をたたいて済む問題ではない気がする。
 
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制度がさらに改善され、みんなが納得して取り組める仕組みになるように、札幌市には引き続きがんばってほしいと思います。
 
※写真は札幌市のHPからお借りしました

カテゴリ:エコ化 |

2016年04月01日(10:51)

電力自由化スタート.わが家は安くなる?

4月1日(金)です。
世にエープリルフールと言われる日で、かわいいウソをついてもいいらしいです。
でも、かわいいウソのさじ加減がわからないので、本音だけでマジメに生きている白井です。

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今日から電力自由化がスタート。
わが家は、お客さまはどの選択が安くなるのか!?
いろいろな解説記事や比較サイトがありますが、
ボクも含めあまり字を読みたくない人へ、非常にざっくりと対応をまとめます。

知人の専門家によりますと
1.月300kWh以下の使用量の家庭、つまり電気を標準よりも使わない家庭は、電力会社を変えるメリットは少ないようです。なので、急ぐ必要はなさそうです。

2.オール電化メニューを利用している家庭は、新規参入会社にオール電化用メニューを持っている会社がないので、変更せずにとどまるべきです。

3.そもそも現状の電気料金高止まりの原因の一つは、再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)が、使用電力量1kWhにつき1.58円かかっており、5月からは値上げになって2.25円になるそうです。ですので、電力使用量そのものを減らすことが節約につながります。

ということになるようです。

4月1日といえば・・・
四月朔日さんという名字の方おられますよね。
読みは「わたぬき」だそうです。
「旧暦の四月一日に着物などの綿を抜くところからきている」とネットに書かれていました。

2016年度もよろしくお願いいたします。

カテゴリ:日記 |

PROFILE

編集長 白井 康永

家づくりを変えたいという野望を持ち、北海道住宅新聞、札幌良い住宅jp を中心に、少子化の激流のなかでわれわれが日本を導きます.時にひょうひょうと(笑).
北海道・札幌市生まれ54歳。血液型O型.新卒1年、専門学校に通う娘たち、高校を卒業した息子あり. 休日にやってること:のろまジョギングとテレマークスキー.

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