2016年2月

2016年02月29日(14:18)

超低金利の超追い風で笑顔多し

2016_0229post.jpg
〈通販商品も入っちゃう壁付けの大型ポスト!〉
 
札幌では今月17日から3月10日まで4週連続で大手建材問屋による春の商品展示即売会が開かれています。
白井は先週のクワザワ・丹波屋・キムラの展示会を見てまいりました。
この展示会に参加すると、今年の仕事状況が肌感覚でわかります。人出の多い/少ない、声が大きい・笑いが多い/少ないなどです。ホントに肌感覚です。今年は人出が多くかつ笑顔が多かった。全体として好況とみていいと思います。
 
「なんで?」という疑問があるかもしれません。ゼロ金利からマイナス金利へ移行し景気を刺激せざるを得ないほど日本の景気指標は悪化しているのに。
じつはそのマイナス金利が恩恵をもたらしている妥当というのが多くの見方です。
住宅は長いローンを組んで購入する商品です。なので金利が下がることは住宅価格の値下げに等しく、またこれだけ金利が低いと貯金してから建てるより先に建ててローンを支払ったほうが正解だと、誰でも思うからにほかなりません。
何せ、10年固定の銀行ローンで金利1.05%! ものすごい低金利です。
http://www.hokuyobank.co.jp/person/loan/house/shinki/index_a.html#anchor02
 
 
消費税率アップ前の駆け込みはどうかと申しますと、今の段階ではないようですし、このぶんだと超低金利効果が強いので駆け込み効果は薄いかもしれません。
 
ちなみにボク、10年固定でローンを借りて、11年目以降については金利交渉をしまして(借り換えではなく銀行を変えずに金利交渉!)けっこうお安くなりました。住宅ローンを抱える皆さまにとってもこの超低金利はありがたいですね。

カテゴリ:日記 |

2016年02月21日(17:15)

経済産業省がZEH登録制度を発表しましたね。

2016_0221zeh_toroku.jpg

1.ZEHビルダーでないと補助金は受けられない。
2.2020年度における年間のZEH建築(改修)割合を50%以上とすることを目標として各年度の目標値を設定・公表すること
3.公募開始時期については、平成28年4月上旬~中旬を予定
この3点がポイントでしょう。
http://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/zeh_builder/
〈画像は経産省のホームページをキャプチャーしたもの〉

やり方がじつにエグイですね。
義務化よりよっぽど高度な戦略と言えるかもしれません。

しかし、よく考えると、これは太陽光発電を住宅に設置することをなかば義務化する政策です。しかもその費用は国民負担。

いろいろな意味で今後議論が起きるでしょう。
ただ、背を向けるわけにはいきません。

カテゴリ:ie家 |

2016年02月19日(17:38)

「どっち?」「ぜっち!」というほど話題沸騰のZEH(ゼッチ)

今年は「ZEH」という言葉で年が明けました。
住宅内で使うエネルギーを削減した上で、その全量を自家発電でまかなう住宅=ネットゼロエネルギー住宅。略してゼッチZEHです。
 
2016_0219zeh.jpg
 
住宅内で使うエネルギーは何がどのくらいか。地域によって差があります。
札幌は全エネルギーのうち約6割が暖房、2割が給湯、残り2割が照明や家電、調理です。
そして、暖房が多い分、全国平均と比べると使うエネルギーが1.5倍以上になるので、がんばって省エネしてもたくさん自家発電しなければなりません。
 
意外と誤解されているのが冷房です。冷房は想像以上にエネルギーの使用量が少なく、全国平均では棒グラフの棒が見えないくらいしか使っていないのです。
暖房はマイナス温度から20℃以上まで30度くらい温度を上げるのに対して、冷房は35℃の日でも冷やす温度は10度以下。しかも住宅は間欠冷房なので、常時使うわけではない、ということのようです。
 
寒い地域ほどうんと省エネして、それでもたくさん自家発電しなければいけない。それがネットゼロエネルギー住宅です。
 
昨年末、経済産業省が2020年までにZEHを新築の5割以上にするとぶち上げました。しかも達成度合いをチェックするとも。
 
このことで、年明けから寒冷地北海道は大きな騒ぎになっているのです。
 
国土交通省の2020年度省エネ義務化なんて吹っ飛んでしまいましたね。省庁同士のつばぜり合いというか、どの業界の利益代表なのかというか、まあまあ・・・。

カテゴリ:ie家 |

PROFILE

編集長 白井 康永

家づくりを変えたいという野望を持ち、北海道住宅新聞、札幌良い住宅jp を中心に、少子化の激流のなかでわれわれが日本を導きます.時にひょうひょうと(笑).
北海道・札幌市生まれ54歳。血液型O型.新卒1年、専門学校に通う娘たち、高校を卒業した息子あり. 休日にやってること:のろまジョギングとテレマークスキー.

月別アーカイブ

リンク