2015年07月16日(16:12)

旅の風景.函館-北見-美瑛-東神楽

7月9日から14日の出張でカメラを構えた風景を紹介します。

2015_0716nichiro.jpg
講演会場となった函館国際ホテルのとなりに建つ、ニチロビルディング。目を引いたのは、1階のアーチと2階以上の窓の引っ込み具合。表情が乏しくなりがちなオフィスビルに丸型と凸凹によって表情を与え、道行くボクの目を楽しませてくれました。
資料によると1934年の建築。北洋漁業最盛期のニチロ漁業が建てた巨大なオフィスビルの1つで、1号館はいまの函館国際ホテル建築に当たり解体され、写真の2号館がボクの目を楽しませてくれた。

2015_0716futoh.jpg
早朝の函館・万代埠頭です。朝ランに出発し、海岸線陸橋を埠頭まで走ると、丸太が山積みされていました。これは出荷なのか入荷なのか? そもそも樹種は? ボク、ニオイをかいだらだいたいわかるのですが、ランニング中で臭覚が低下しているのか鼻がきかない。ただ、強い香りを放つスギやヒバでないことは確か。木肌から見るとカラマツでしょうかね。とすると出荷待ちかな。

2015_0716kanamori.jpg
埠頭から折り返して金森倉庫へ。それまでベイエリアには雲海がかかっていたのですが、日が昇るにつれて霧が晴れ、函館山に少しかかるだけになりました。その瞬間の写真です。

2015_0716tatsumi.jpg
飛んで北見市内。夕食は講師の先生と事務局で近所の焼肉店「龍巳」へ。この店、到着前から大いに話題となりました。というのも「北見焼肉マップ」なる資料によると煙の量が「超高」とあるのです。炭焼きのお店はほかにあるけど、煙が超高はここだけ。みんな上着をホテルにおいて出発です。そしてたどり着いたのがこの路地。何ともいい風情の焼肉店です。安い・うまい・ちょっと煙い! 最高です。

2015_0716tosyu.jpg
翌朝、この日は小雨交じりでしたが朝ランを決行。向かったのは北見市内を流れる無加川の土手です。ここはとても走りやすい道でした。適当なところまで行って折り返すつもりでしたが、ちょうどいい場所に頭首工(巨大なえん堤)があったので、その上に行ってみました。水量が少なくややよどんだ水流でした。
資料によると、常呂川第二頭首工だそうです。

2015_0716biei.jpg
最終日の午前中は、山本亜耕さんといっしょに美瑛・東神楽へ。美瑛は、黄金色の麦の穂とラベンダー、そしてジャガイモの花。最高の季節を迎えておりました。地元のボクらが見ても素晴らしい景観。ただこの景観は農家の努力のみによって保たれていることを改善しなければ、おそらく20年後にはもうなくなっているでしょう。この風景を20年後も楽しむためにどうしたらいいのか、みんなで考えませんか。

2015_0716takumi.jpg
最後にシャッターを切ったのが旭川家具・匠工芸の本社・工場。旭川で設計業のキャリアをスタートさせた山本亜耕さんにとって、工房まわりは大切な仕事だといいます。そこにはいろいろな職人とデザイナーがいて、「こんなのつくってみたんだけど」という試作品が静かに眠っている。それを見ることで作り手同士の創作につながっていく。例えば「造りつけの家具に使ってみたい」とかアイデアの泉だそう。工房めぐりからアイデアが生まれる。なるほど、地場のものづくりとのつながりが重要だという言葉の意味が少しだけわかった気がしました。

カテゴリ:日記 |

コメント

コメント

PROFILE

編集長 白井 康永

家づくりを変えたいという野望を持ち、北海道住宅新聞、札幌良い住宅jp を中心に、少子化の激流のなかでわれわれが日本を導きます.時にひょうひょうと(笑).
北海道・札幌市生まれ54歳。血液型O型.新卒1年、専門学校に通う娘たち、高校を卒業した息子あり. 休日にやってること:のろまジョギングとテレマークスキー.

月別アーカイブ