2015年2月

2015年02月24日(16:40)

プカプカ浮かぶ流氷を間近で見る

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中標津出張の翌日、地元の方に誘われて標津町から野付半島に行きました。
少しかすんでいましたが、国後(くなしり)島がハッキリ見える天気。野付半島を付け根に向けて走ると、国後島が徐々に大きくなってきます。それほど近いところに国後島はあるのです。
海には流氷が浮かんでいます。
網走あたりは流氷がギッシリ浜に押し寄せていますが、こちらは蓮の葉状。それを間近で見ることができます。流氷砕氷船・ガリンコ号に乗ったことはありますが、何か久しぶりに流氷を間近で見ました。

中標津は、日本最東端の中核都市として、ビザなし交流などに深く関わっているそう。ただ、根室が「返せ北方領土」なのに対し、中標津はロシア住民との共存を目指している面もあるのだとか。例えば香港のような。

地元の方に案内していただいて、すべてが勉強になる2日間でした。

ちなみに札幌-中標津の道路は、高速で足寄まで走り、そこから阿寒経由で向かいます。阿寒横断道路のくねくね道が緊張しますが、それ以外は走りにくい道はありません。燃費もすごくよかったです。ただし、バクダン低気圧による暴風雪によってものすごい量の雪が積もっています。

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2015年02月23日(16:02)

中標津の暖房技術

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2月20日(金)・21日(土)と東北海道の中標津(なかしべつ)町に取材出張に行ってまいりました。
車で約400km、札幌とほぼ同緯度の北緯43度ですが、ここは亜寒帯。その寒さの中で輻射暖房の新しいシステムに取り組んでいる会社があります。
温風暖房にもかかわらず、窓下のダウンドラフトを防止する窓下吹き出し・輻射暖房を可能にする仕組みです。

分かりやすく表現すると、温水パネルヒーターに温水ではなく空気を流す、という説明がわかってもらいやすいと思います。

その実験住宅を兼ねたお試し移住用のログハウスに泊まらせていただきました。
翌朝は気温-17.4℃、中標津空港は-19℃以下に下がったそう。
この状況で窓面の冷気を感じさせない真空ガラスと暖房システム、をして湿度を保った室内の空気が快適でした。
〈写真は初期型ですが、空気暖房パネルとは何かがとても分かりやすい。下のダクトが行きと戻り空気。上部のスリットから暖かい空気がジワリ放出される〉

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2015年02月09日(18:42)

料理しないキッチン

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2月9日(月)は原稿待ちのタイミングで、どんどんブログを書いています。
日本の豊かな食生活は、災害も多いけれど雨や日照り、そして雪のおかげ。激しすぎるくらいの気象条件の中、日本はおいしいお米と野菜類、そして海の幸に恵まれています。

魚を焼いたり煮魚にしたり、ときには空揚げにしたりぬか漬けにしたり。ワンパターンな食卓にならないように昔の人はいろいろな調理法を考えました。

野菜が食べたくなるとサラダにするのが現代ですが、炒めたりゆでたり、酢みそとあえたり。これまたいろいろな食べ方をしてきました。

最近は、これらをスーパーやコンビニで手に入れることができます。主婦の多くが働くようになって、昔のように夕食の調理に時間がとれない、という統計も出ています。

その結果、キッチンの稼働率が落ちているようです。魚焼きのないコンロも発売されています。

そんな時代だからこそ、お魚教室が人気なのでしょうか。
お魚料理はどことなくそば打ちと共通する「趣味性」があるように感じます。
焼き魚には趣味性はありません。しかし、寿司店の板さんや割烹の板長が尊敬されるように、魚を扱う職人はどことなくかっこいいものです。
そのかっこいい人になりたいという気持ちは、男子の夢でもあるでしょう。

そんなわけで、めずらしく小生も魚をさばいてニシンの切り身をつくってみたのです。
女房がおもしろがって動画を撮ってくれました。


ニシンの刺し身はとてもおいしいです。今が旬ですから、ぜひ食べてみてくださいませ!!
多くの男性には3枚おろしがわからないと思います(自分も知りませんでした)。3枚とは、半身を2枚と残りの骨付きが1枚の状態をいいます。
刺し身ってけっこう手間がかかっているものなんですね。


どんな料理をするか、はキッチンのあり方にかなり影響を与えるようです。

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魚を捕る漁師もかっこいい。2月8日(日)のお魚料理教室は、厚田のイケメン漁師・中井健太さんにニシンを捕る網を持って来てもらいました。網にからまっているのはみーやんこと木村光江さん。

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2015年02月07日(16:05)

自己責任ではない

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気になることを書いてみたいと思います。
後藤健二さんという方を含む2名がイスラム国と呼ばれる組織に拉致され、この2人を人質として日本政府に身代金の要求がありました。
後藤健二さんはフリーのジャーナリストだったそうで、生前の仕事ぶりを私は存じません。
今回の一件がなければ名前を知る機会はなかったかもしれません。

そして今回、「後藤さんは自己責任だ」という言葉が聞かれました。その意味するところはこうだと思います。
『イスラム国が支配する地域に行くという判断は、自分の命にかかわる危険が迫っても、日本政府を含む公権力は何もする必要はない(あるいはちょっと何かしておけばいい)』

じつは、わが家の息子もテレビを見ながら「自己責任だ」と話すので、ボクは自分の考えを伝えました。

「イスラム国という犯罪組織が人質を取って日本政府をゆすった段階で、この問題は日本という国家の問題になっている。後藤さんらの命は日本をゆするための道具であり、個人の行動が自己責任だったか否かという問題ではなくなっている」のだと。

この問題は、ご存じのように2人が殺害される事態となりました。安倍首相は「これから日本人に指一本触れさせない」と述べたといいます。
とても勇ましい発言です。勇気がわきます。
これらの発言を知って、思い出した人物が1人います。9.11テロのあと、アフガン攻撃、さらにイラクに兵を進めたアメリカのブッシュ元大統領です。「ならず者国家」などの発言で知られる人です。

このことに関連するかどうかわかりませんが、ボクは昔から気になることがあります。
浴室事故で死亡する人の数は、交通事故死者数の数倍に上る。
浴室事故を引き起こす原因は、寒さによる血圧の急激な上下にあると、ほぼわかってきました。
これを「ほぼ」わかっていながら対策を打たない日本国は、国民の安全を守る意識に欠けているのではないかと。

最近、ようやく国が動こうとしています。が、まだまだ時間がかかるでしょう。そうしている間にもこの冬、浴室事故死が起きるのです。
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話は変わります。
今週はミニセミナーをしたあとに懇親会というセットが2回あり、何となく酒にやられた感じだったので、きのうの夜、健康づくりセンターで走ってきました。ここはランニングマシンのほかにラン&ウオーキングデッキがあります。

冬場のランで腰を痛めてから屋外を走るのが怖くなり、昨年12月からときどき通っています。
寒さで故障することはないので安心ですが、室内がボクにはチト暑い。特にランニングマシンは風をもらうことができないのでへばります。

がおかげで酒は抜け、いい汗かいて寝ることができました。今日はかなり好調!

カテゴリ:ひと |

2015年02月05日(14:57)

北海道住宅視察ツアー真っ盛り

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2月になると、本州から多くの人が北海道の住宅を視察するために訪れます。
白井も、2月4日(水)から6日の3日間で20人以上をご案内します。

北海道の住宅をご覧いただくと、多くの人が驚きます。今まで見たことがない技術やモノを普通に使っているからです。今回はパッシブ換気やぶ厚い断熱などが大注目でした。
ボクらにとっての常識は、本州では非常識・未知のことです。

お昼にいったん会社に戻り午後からの準備をしていると、東京のテレビ番組制作会社から電話。
北海道の常識が関東圏では未知のことであり、それを取材したいと。
さっそく手配をはじめました。

さあ、これから2日目のプレゼンです。

カテゴリ:ie家 |

PROFILE

編集長 白井 康永

家づくりを変えたいという野望を持ち、北海道住宅新聞、札幌良い住宅jp を中心に、少子化の激流のなかでわれわれが日本を導きます.時にひょうひょうと(笑).
北海道・札幌市生まれ54歳。血液型O型.新卒1年、専門学校に通う娘たち、高校を卒業した息子あり. 休日にやってること:のろまジョギングとテレマークスキー.

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